2007/08/18 - 2007/08/19
5075位(同エリア10248件中)
前日光さん
薄皮饅頭に続き、今回もう一つのおいしい饅頭を発見!
その名は、柳津名物「あわまんじゅう」
とても柔らかくて、ほどよい甘さ、ただし日持ちは2日間
というのが、唯一の弱点か。
ここのお店も感じがよくて、なんだか福島はどこに行っても
心地よい思いをさせていただきました。
また猫の版画で有名な斉藤清氏がこの町の出身ということも
知り、絶景を見渡せるポイントに立つ美術館にも行ってみま
した。
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圓蔵寺を出て、狭い坂道を下って行くと、
町中に「あわまんじゅう」という幟があり
気になって、目に付いた店に入ってみまし
た。
写真の店は、「小池菓子舗」といいます。
「あわまんじゅう」を購入した所、日持ち
がしない旨を説明しながら、お一つどうぞ
と、試食させてくれました。麦茶に漬け物
までついていたのです。
柏屋さんといい、このお店といい、気前が
よくて、愛想がよくて、そのサービス精神
には頭が下がります -
この「あわまんじゅう」を始めとする土産物屋
さんが並ぶ一角です。
写真だと分かり難いのですが、けっこうな坂道
でした。 -
右側の黄色のほうが「あわまんじゅう」、左側の
茶色のほうは「栗まんじゅう」です。
今からおよそ180年前、圓蔵寺とその界隈が
大火災にあって、当時の喝厳(かつがん)和尚
が二度と災難に「アワ」ないようにと粟を用い
てまんじゅうを作ることを考えたと言われてい
ます。その後おまんじゅう屋さんの努力によっ
て、今日の美味しいあわまんじゅうが誕生した
とのことです。
・・・ 説明書より
薄皮饅頭の表面をしっとりとさせて、大福より
ももっと饅頭に近い食感、う〜ん、うまく説明
できません。とにかく初めての食感でした。
おいしかったですよ〜(^-^) -
坂道を下って、ほんの少し行くと、圓蔵寺の
裏参道に出ました。
この近くにも、小さな駐車場があり、ここから
菊光堂に登って行くこともできるのです。
私たちは、上の方に車を置いて、下に向かって
下りたわけですが、こちらから登って行くと、
また異なる印象になったかもしれません。 -
石段を途中まで登って振り返ると、只見川
と「柳津橋」が、このように見えます。
同じように、登ってくる人もいました。 -
門を潜ってから、またシャッターを押して
みました。
垂れ幕の向こうの緑の木々と、川に沿った
赤い手すりが美しいコントラストを見せて
います。 -
これは、裏参道の近くにある「龍蔵権現」と
呼ばれる社です。
詳しいことはわかりません。 -
さきほど、菊光堂から見えていた「観月橋」を
渡ってみることにしました。 -
橋を渡ってから車を置いて、橋の真ん中に
出てみることにしました。
こちらから、菊光堂がどのように見えるのか
確認してみようということになったのです。 -
川をはさんで、このような眺めが目の前に
飛び込んできました。
う〜ん、どちらから見てもステキです(^O^) -
川には、おもちゃのような遊覧ボート(?)が
行ったり来たりしていました。
後ろに見える橋は「柳津橋」です。 -
会津が生んだ版画家、斉藤清画伯の美術館
は、道の駅に隣接しています。
平成12年には、皇太子・同妃殿下も行啓さ
れたとのことです。
今年は、生誕100年ということで、12月
まで記念企画展が開催されているようです。 -
美術館を、側面から見た所です。
-
美術館は2棟あって、その2つの建物は2階
部分の通路によって繋がれています。
外から見ると、このように通路の下には
涼しそうな水が張ってありました。 -
外には、このような郷愁を呼ぶ像が点在
していました。
ただしこれらの作品は、斉藤画伯のもの
ではないようです。
これは子守をする女の子の像です。 -
子守の像は、このような位置にあります。
-
これは、篭を背負った少年です。
昔のこのような少年の顔は、もっと素朴
だったかも・・・ -
これも着物姿の、明治、大正、昭和の戦前と
戦後のちょっとした時期の子どもの姿と思わ
れます。 -
さて、美術館の中ですが、この風景は
展望のきく美術館の中から写したもの
です。
作品は撮影禁止ですが、室内から外の
風景を撮るぶんには、問題はないよう
です。
里山と呼ぶにふさわしい風景が、目の
前に広がっていました。 -
なんと、目の前に「瑞光寺橋」、橋のアーチ
の中にはよく見ると、「福満虚空蔵尊圓蔵寺」
(本当はこう呼ぶようです。)の「菊光堂」が
見えるではありませんか!
なんという絶景ポイントに、この美術館はある
のでしょうか(^O^) -
斉藤画伯の作品は、猫ばっかりだろうと
思いこんでいた私ですが、猫はほんの一部で
本当は会津を描いた物が、たくさんあるのです。
以下、絵はがきを写してみました。
これは「会津の冬」三嶋町 間方(1994) -
「柿の会津」(1987)
-
「会津の冬」 塔寺(1995)
-
「凝視(二匹の猫)」(1952)
-
「梅雨、鎌倉」(1985)
このほかにも、鎌倉や京都を描いたものが
たくさんありました。 -
美術館を出て、隣の道の駅で、遅い昼食と
なった「博士そば」というものを食べました。
(普通のざるそばです。)
なぜ、博士そばなのだろう??と色々煩悶
しましたが、この時はわかりませんでした。
山を越えて、会津田島に出ようと車を走らせ
ました。カーナビが案内してくれる道は、と
てもマニアックで、未だ通ったこともない山
道へとどんどん入って行くのです。
柳津町、会津高田町、昭和村との合流地点に
あった山が「博士山」で、さっきの「博士そば」
の謎が解けました。この辺りで採れたそばなの
で、「博士そば」だったんですねぇ。
途中の地名も「琵琶首」なんて所があったり
して、おもしろそうだなぁと思いました。
またこの写真のようなトンネルもたくさん
あって、山深い所でした。 -
山中に、時々このような集落もあり、桃源郷
のようだと思いました。
実際に暮らしたら、たいへんでしょうね。
特に冬は雪が深そうですし。 -
これも同じ集落です。
-
途中に「西山温泉」というのがありました。
6軒ほどの旅館があるようです。
ちょっとだけ回り道をして、西山温泉に
行ってみました。 -
やっぱり冬は、斉藤清画伯の絵のような
風景になるのでしょうね。 -
途中にトンネル工事中の所があり、ナビが
示す方向と会津田島方面への道が逆の様な
気がして(ナビを信じなかったのですねぇ)
車を進めた所、やっぱり反対方向に進んだ
らしく、30分ほどの時間のロスをしてしまい
ました。
おかげで、このような道野辺の石仏に出会えま
した!車の窓を開けて撮ったので、傾いていま
すが、いい感じの朽ち方をしていると思いませ
んか? -
これも同じ場所にありました。
日本では、いまでも山あいの小さな村に
ひっそりとこんな風に石仏が佇んでいた
りするのです。
今回の福島の旅は、1日半だった割には
今まで来たことのない福島を見ることが
できて、有意義なものとなりました。
素敵な所は、本当にたくさんあるものです。
ますます日本が好きになりました。
それにしても、「美しい国」というのは、
こういう所にまで目の届く政治をしてゆく
ことなんじゃないだろうか?とつくづく
思った次第です。
完
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この旅行記へのコメント (8)
-
- 旅猫さん 2007/10/06 21:21:59
- 斉藤清画伯!
- 前日光さん、こんばんは!
お久しぶりです。
PCの故障で、しばらく4トラから離れていました。
只見川越しの菊光堂、この景色は有名ですね。
一度見てみたいのですが、なかなか行きづらく。
斉藤清画伯、東京で開催された展覧会(かなり昔)に行ったことがあります。
優しい感じの雪の景色が気に入り、画集を買ってしまいました。
猫の絵も描かれていたとは知りませんでしたが。
これは、いつか訪れないといけませんね(^^)
旅猫
- 前日光さん からの返信 2007/10/07 00:18:30
- RE: 斉藤清画伯!
- 旅猫さん こんばんは〜
そうですか、PCの具合が悪かったのですね、
当方も仕事が忙しくて、今やっと4トラに向かうことができて
うれしいです。
自宅持ち帰り仕事が、やっと一段落したものですから。
(まぁ、能力が無いからなのですが(>_<))
斉藤清画伯の画集を買われたのですか。
たしかに会津の雪景色などは、旅猫さんの好みかもしれませんね。
美術館も、本当にすばらしい場所にあって、菊光堂と只見川の
コントラストには驚くばかりでした。(予備知識が全くなかったもので)
もう少しすると紅葉の季節ですから、またまたどんな風景に
なるのでしょうか。
もう一度ゆっくり行ってみたい所です。
これから旅猫さんの旅行記にお邪魔しようと思っています。
ではでは〜
-
- rokoさん 2007/09/23 23:16:25
- 会津の旅
- 一日半の福島の旅
楽しく見せていただきました。
一緒に旅行気分になれる前日光さんの旅記
解説が丁寧で、こころに伝わってきます。
お仕事の忙しい合間をぬっての旅
素敵なホテルライフを楽しまれ
また素朴な山里風景に癒され
おいしいお饅頭付きで
いい旅でしたね。
山間の小さな村にひっそりと野仏が
こんな風景、とっても癒されます。
日本大好き
roko
- 前日光さん からの返信 2007/09/24 21:19:27
- RE: 会津の旅
- rokoさん こんばんは
コメントありがとうございます。
福島は、お隣の県で東北自動車道を北上すれば、
すぐに行けるので、本当によく行っています。
県内の足利市などは、興味があるのに、なかなか
行く機会に恵まれませんが、どうしたわけか、
福島は相性がいいのかもしれません。
不思議なものですね。
関西も興味津々なんですが、車で…というわけには
いきませんからねぇ。
秋の京都・奈良を始めとするそちらの方面は、もちろん
行ってみたいに決まっているのですが。
せめて、素敵な写真を見せてくださいね。
今は、それで我慢しますので。
-
- morino296さん 2007/09/21 00:09:13
- 心地よい福島
- 奥日光さん
お邪魔します。
福島はどこに行っても心地よくいい所なのですね。
でも、奥日光さんから受ける印象が良いからかも知れませんよ。
私は、福島を良く知らないのですが、行ってみたくなりました。
またお祭りの話になってしまいますが、
会津田島には子供歌舞伎があるようで、一度観てみたいと思っているのですが、
カーナビがバグっちゃうとは、随分山奥(失礼!)になるのでしょうか?
美しい国、私も同じ意見です。
まだまだ、行ってみたいところが沢山あって、時間が一杯必要ですね。
有難うございました。
morino296
- 前日光さん からの返信 2007/09/21 23:09:03
- RE: 心地よい福島
- morino296さん こんばんは
今回の福島の旅は、思いがけない所に行けて
とても楽しかったです。
会津田島は、関東から行くのなら、決して山あいの道では
ありませんので、誤解なきよう。
好んで、山道を行っただけのことですから。
今後通ることがないだろうと思うような道って、楽しい
じゃないですか!
どうしても車で出かけることが多いのですが、思いがけない
道を辿ることができるのが、車の旅の醍醐味ですね。
列車の旅もいいなぁと思うのですが、時間のない私には
車はよき友、よき味方です。
そういえば、会津田島の子供歌舞伎って、義臣さんが
詳しいブログを作っておられますよね。
ご覧になられましたか?
たしか7月頃に開催されるものだと思いますが、自分の目で
見てみたいと私も思います。
morino296さんも、ぜひ福島行ってみてください。
お奨めです(^_^)v
- morino296さん からの返信 2007/09/21 23:40:40
- 鹿沼、蕎麦の花が満開
- 前日光さん
有難うございます。
会津田島の子供歌舞伎、いつか行ってみたいです。
今日、NHKテレビで、鹿沼の蕎麦の花が満開だと紹介されていました。
あっ!前日光さんの近くだと、見ていました。
とても綺麗でしたよ。
収穫は、10月中旬とか。
新蕎麦も美味しいですね。
morino296
- 前日光さん からの返信 2007/09/22 08:46:06
- RE: 心地よい福島
- おはようございます!
実は夕べ、私も同じ画面を見ていました。
鹿沼市は、けっこう面積だけはあるので、
どこなんだろうね?と同居人と話していたところです。
旧粟野町(私が「田園の風景」という旅行記をUPした
辺りです。)にも、蕎麦のおいしい所がありますし、
私の通勤途中にも似たような景色があるんですよねぇ。
でも鹿沼市といえば、私を連想していただいてありが
とうございます。
素朴な風景という点では、どこにも負けないだろうと
自負しております。(笑)
今日も暑い日になりそうですね。
どちらに行かれ、どのような旅行記ができあがるのか
楽しみです(^-^)
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