欧州鉄道の旅（★世界文化遺産：ウイーン Wien）

2007/04/24 - 2007/04/27

ウイーン

●世界ふれあい町歩き
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/arukikata/080925.html

ドナウ河畔に開かれた町で、紀元前１世紀頃古代ローマ帝国軍がこの地を駐屯地としたことに始まる。
１５２９年と１６８３年の２度にわたり、オスマン帝国の大軍に包囲され陥落寸前となった。しかし２度の危機を乗り切って、オスマン帝国軍の圧力から解放されると、ウイーンには平和と安定が訪れる。
この時代に建てられたのがベルヴェデーレ宮殿に代表される数々のバロック様式建築です。王の居城であった、王宮も、この時代に華麗に装飾された建物に増改築されていった。又郊外に建てられたシェーンブルン宮殿もこの時代のものです。

ハイドン、モーツｱルト、ベートーヴェンのウイーン古典派の三大巨匠初めワルツやポルカのヨハン・シュトラウス２世、２０世紀のシェーンベルク等偉大な音楽家を数多く輩出したほか文学、美術などヨーロッパ文化史のさまざまな分野において、常に重要な役割を果たしてきた町である。

活気あふれる魅力いっぱいの町ですが、観光客には落とし穴もありここでは有名な偽ポリスに遭遇。
この時点で欧州の旅も１ヶ月以上を経過していたこともあり妙にこの時ばかりは落ち着いてましたが、手口はこうでした。
①２人組の一人が私と同じ観光客になりすまし道を尋ねるふりをする。
②そこへタイミング良く主役のポリス登場！この時点でウイーン＝偽ポリスでビビッときてました。
③来るや否やいきなり麻薬の取締中を口実にパスポートの提示を要求。
④観光客を装った最初に登場した人物がいとも簡単にパスポートを見せてこちらを誘導。
※ポリスがパスポートの提示を求めることは無いし仮に本物のポリスであってもパスポートを見せるのはポリスへ行ってからと決めてましたので・・この時はパスポートは所持していないを通しました。
⑤次にポリスが要求したのは財布の中身（ここにコカインが隠されているケースが多いという事で・・）ここで私の偽ポリスは確信に変わりました。
これまた最初の男が簡単に財布を広げ堂々と見せて誘導している。
⑥私の方はこれまた財布は持ってないを繰り返す。ポリス行きますかと逆にチェックを入れる。

普通であればここで追及が厳しくなる筈なんですが、用済みになった後は消えるのも早かったですね。２人とも逆方向に去っていきましたが、５～６歩進んで振り返った時に曲がり道も無い直線の道だったのですが、２人同時にきれいに忍者のように消えました。恐らく建物（住居）のどこかに・・
場所は中心から郊外へ移動する死角になった静かな住宅地でした。

落とし穴はどこにあるかわかりませんので、例え安全と言われる所であっても油断大敵ですね。

●鉄道パス
http://www.ohshu.com/n_rail/top_rail.html（欧州エクスプレス）
http://www.his-hotel.com/rail/index.htm（HIS）

■欧州鉄道の旅 Map 　comevaの足跡
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=XOUpBJXEmNEcUnvWgN.4TmcJ8AkkosGfZQ--

エリア ウィーン(オーストリア)

• 交通手段: 鉄道

いたちのデザインのオーストリアの列車

ウイーン西メトロ駅

宿泊場所もこの駅から目と鼻の先

市内観光への移動はここから・・
７２時間券/１２ユーロ

王宮

『ホーフブルク王宮』の名で親しまれているハプスブルク家の居城。
１３世紀に建設されて以来２０世紀初頭まで増改築が繰り返されてきた。中でも１８世紀初頭の改築では建物の規模が大きく拡張され、バロック様式の華麗な宮殿へと姿を変えた。
その代表的なものがフィッシャー・フォン・エルラッハが手がけた『国立図書館』や『スペイン乗馬学校』又ルーカス・フォン・ヒルデブラントの『宰相宮』などがある。

王宮

「ホーフブルク王宮」の名で親しまれハウスブルク家の居城。
１３世紀に最初の宮殿が建設されて以来、２０世紀初頭に到るまで増改築が繰り返されてきた。
中でも１８世紀初頭の改築では、建物の規模が大きく拡張され、バロック様式の華麗な宮殿へと姿を変えた。

王宮内

ヨーゼフ２世像の後方は国立図書館プルンクザール（ヨーゼフ広場より）

ここも１８世紀初頭の同時期にフィッシャー・フォン・エルラッハが手がけた所です。

ブルク公園と新王宮

国立オペラ座

ケルントナー通り

天満屋の看板が・・・レストランのようだ。

カプツｲーナー教会

ハプスブルク家の代々の棺を安置。

聖シュテファン大聖堂

１２世紀に建てられた聖堂が起源。
１３世紀半ばに西正面などが、１４世紀には三廊式の身廊をはじめとする主要部分がゴシック様式に建てかえられ、１４５０年頃にほぼ現在の姿になった。
身廊の全長は約１０７Mで、南塔の高さ１３６.７M、北塔は６８．３Mで１６世紀ルネサンス様式のドーム屋根がつけられた。
内陣に安置された祭壇は、１８世紀にバロック様式で造られたもの。

又ここの北の広場は、古代ローマ時代に築かれた駐屯地跡で、ウイーン最古の場所である。

聖シュテファン大聖堂

期待通りで見ごたえのある聖堂です。

モーツｱルトハウス・ウイーン

モーツｱルトが１７８４年から８７年まで住んだ家。ここでオペラ『フィガロの結婚』が作曲された。
生誕２５０年の昨年にリニューアル。

いつも賑やかなグラーベン通り

グラーベン通りにあるペスト記念柱

町で見つけたオブジェ

１６世紀創業のエンゲル薬局

壁に描かれた天使像はオスカー・ラスケ作

ベートーベン像
♪image〜♪歓喜の歌　交響曲第九番
http://www.youtube.com/watch?v=SKWm4SWzDjg&feature=player_embedded
♪image〜♪Tempest Sonata mvt. 3
http://www.youtube.com/watch?v=LfjD-DQ5REk&feature=player_embedded
♪image〜♪fur Elise
http://www.youtube.com/watch?v=4n5ZSqMU0Jw&feature=player_embedded

市立公園内にあるヨハン・シュトラウス像

♪image〜♪Radetzky March
http://www.youtube.com/watch?v=FHFf7NIwOHQ&feature=player_embedded
♪image〜♪美しく青きドナウ
http://www.youtube.com/watch?v=J9OBaaErzCc&feature=player_embedded

市立公園内にあるシューベルト像

市立公園

リングシュトラーセ建設にともなう都市改造により１８６２年に完成。
ウイーン初の市立公園で園内にはドナウ川から水を引いた運河や池があります。

郵便貯金局

ウイーン分離派の建築家オットー・ワーグナーの代表作で１９０６年完成
合理性と機能性を追求した建物で、天井全面にすりガラスをはめ込んだ中央ホールが有名。

官庁

クンストハウスウイーン

ここから少し手前の場所で偽ポリスに遭遇しました。

クンストハウスウイーン

フンダートヴァッサーハウス

フンダートヴァッサーハウス

フンダートヴァッサーハウス

フンダートヴァッサーハウス

ヴォテｲーフ教会

ウイーン市庁舎

１８７２年に着工、１８８３年に完成。
中央にそびえる高さ９８Mの尖塔を特徴とするネオ・ゴシック様式の建物。

ブルク劇場

ヨーロッパの一流中の一流の劇場と言われている。

国会議事堂

１８７３年着工、１８８３年完成。
正面の円柱は民主主義発祥の地アテネにちなみ古代ギリシャの神殿様式を模して建てられたもの
正面にはアテネの泉と呼ばれる噴水と知恵の女神像がある。

新王宮

オイゲン公騎馬像と新王宮

マリア・テレジア像と自然史博物館

自然史博物館は美術史美術館とともに１８７２年に着工され、１８９１年に完成。ゴットフリート・ゼンパーとカール・フォン・ハーゼナウアという２人の建築家が設計を手がけた、ネオ・ルネサンス様式の建物である。

美術史美術館

歴代ハプスブルク家の王族が、１３世紀から２０世紀初頭にかけて収集した膨大な美術品を収蔵するために建てられたもの。１９世紀末、ウイーンの代表画家グスタム・クリムトらによって天井画や壁画が装飾された。

ベルヴェデーレ宮殿

ハプスブルク家に仕えたプリンツ・オイゲンが、当時の代表的な建築家であるヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントに、夏の離宮として造らせたもので１７１４〜１６年にかけて下宮、１７２０〜２３年にかけて上宮が建設された。

プリンツ・オイゲンの死後、１７５２年にハプスブルク家のマリア・テレジアに売却された。

現在はオーストリア絵画館になっており、オーストリアで２番目に大きな美術館である。

この旅行記へのコメント （9）

• とよとよさん 2013/03/07 18:06:08

  カラフルでステキ

  comevaさん
  
  こんにちは。
  
  いつもご訪問そしてご投票ありがとうございます。
  
  欧州鉄道の旅だなんて、憧れます。
  ヨーロッパは今まで一度も行ってことがないので
  少し長めの休みがとれたら、是非行ってみたいです！
  
  ウィーン、素敵なところですね。
  特にフンダートヴァッサーハウスはカラフルでキレイな建物。
  
  街並みを見るだけでもワクワクしますね。
  
  とよとよ
  

  comevaさん からの返信 2013/03/09 23:52:04

  RE: カラフルでステキ

  > comevaさん
  >
  > こんにちは。
  >
  > いつもご訪問そしてご投票ありがとうございます。
  >
  > 欧州鉄道の旅だなんて、憧れます。
  > ヨーロッパは今まで一度も行ってことがないので
  > 少し長めの休みがとれたら、是非行ってみたいです！
  >
  > ウィーン、素敵なところですね。
  > 特にフンダートヴァッサーハウスはカラフルでキレイな建物。
  >
  > 街並みを見るだけでもワクワクしますね。
  >
  > とよとよ
  
  とよとよさん 　こんばんは。
  こちらこそいつも有難うございます！
  
  童話三匹の子豚の次男と三男ではありませんが、やはり木造の家に住む日本人にとって石造りの欧州の建造物は新鮮ですね。
  他の大陸に比べても落とし穴こそあれ、治安は良いですし機会があればぜひまたお出かけください。
  
  C

• bawkazanさん 2013/02/27 17:28:19

  投票ありがとうございました

  初めまして。
  
  トルコの旅行記に投票をいただきありがとうございました。
  
  ウィーンの写真と旅行記、すてきですね！
  そして何より、偽ポリス情報にびっくりで、心して読ませていただきました。
  冷静に対応されていてさすがだと思います。
  
  これからも楽しい旅をされますように。
  
  また、フォートラベル内では今後もどうぞよろしくお願い致します。
  
  bawkazan
  
  

  comevaさん からの返信 2013/03/01 11:47:13

  RE: 投票ありがとうございました

  > 初めまして。
  >
  > トルコの旅行記に投票をいただきありがとうございました。
  >
  > ウィーンの写真と旅行記、すてきですね！
  > そして何より、偽ポリス情報にびっくりで、心して読ませていただきました。
  > 冷静に対応されていてさすがだと思います。
  >
  > これからも楽しい旅をされますように。
  >
  > また、フォートラベル内では今後もどうぞよろしくお願い致します。
  >
  > bawkazan
  
  
  bawkazanさん　こんにちは〜初めまして。
  こちらこそご訪問にコメントと有難うございます！
  
  今回はウイーンでしたが、お隣のチェコやハンガリー等中欧から東欧と呼ばれる地域に限らずですが、落とし穴はどこで待ち受けているかわかりませんね。
  
  しばらく海外御無沙汰ですが、今はこちらの４トラで楽しまさせていただいています。今後とも宜しくお願い致します。
  
  C

• katsu nagoyaさん 2007/11/21 08:32:33

  ウイーンには行くべきかな

  ヨーロッパには一度も行っていないので、来年こそ行こうと思っています。
  ウイーンは歴史があり、特別な街ですね。
  なんだか街全体が美術館の趣です。
  画像が綺麗です。

  comevaさん からの返信 2007/11/21 22:05:18

  RE: ウイーンには行くべきかな

  katsu nagoyaさん
  
  こんばんは。
  コメント有難うございます。
  ヨーロッパですが、歴史や美術芸術と言う事であればウイーンはじめどこへ行っても面白いと思います。オーソドックスなパリやローマ、フィレンツｴあたりでも十分堪能できますし温暖化でいずれは水没してしまうと噂されるベネツｲアあたりも個人的にはお気に入りですが、自然でしたら花の綺麗な夏のスイスや湖・滝の素晴らしいクロアチアのプリトヴィッツｴ等もお薦めですね。
  良い所がありすぎて絞るのはなかなか難しいですね。
  
  後は好みの問題でしょうか・・
  

• Maiさん 2007/11/14 09:37:39

  ４０ヶ国も訪問されてらっしゃうるのですね！

  comevaさん 、はじめまして！
  
  Maiと申します！
  
  40ヶ国も訪問されてらっしゃるのですね！
  どの旅行記もきれいに整理されており、素晴らしいですね。
  
  その中から、Maiが大好きなウィーンの旅行記にお邪魔しています〜。
  Maiがウィーンを訪れたときは、あいにくの雨交じりの曇り空。
  
  comevaさん の旅行記を拝見して、晴れの日ですと、
  オットーワーグナーの建築をはじめ、ウィーンの美しい建物、
  景色たちも、あんなに綺麗なのだと気づきました。
  
  今は、ヨーロッパは出張でしか行っていませんが、
  いつかのんびり訪れたいと思いました。
  
  またお邪魔させてください。
  
  Mai
  
  

  comevaさん からの返信 2007/11/14 18:42:34

  はじめまして・・

  Maiさん
  
  こんばんは。
  ご訪問にコメントそして投票まで頂きまして有難うございました。
  ヨーロッパへ出張なんて随分羨ましい話ですが、業界の方かと思いきや会議等で行かれているんですね。
  ウイーンは活気のある大きな町ですね。歴史のある建造物が豊富で見ていて飽きません。
  さすがに徒歩だけでまわり切れませんのでここでは地下鉄やトラムを利用しました。まだまだゆっくりしたかったのですが、あらかじめ行程を決めてましたので急ぎ足の観光になってしまいました。
  
  これからも宜しくお願いします♪
  
  
  

  Maiさん からの返信 2007/11/15 01:39:37

  RE: はじめまして・・

  comevaさん、こんばんは〜。
  
  コメントありがとうございます！
  
  > ウイーンは活気のある大きな町ですね。歴史のある建造物が豊富で見ていて飽きません。
  
  そうですよね〜。
  大きな町なのですが、どのお店、どの建物をとっても
  何か惹かれるものがある。
  町中が美術館みたいだと思いました〜。
  
  海外出張は、担当のお仕事の関係で行っています。
  それも、あと１，２年で終わり・・。
  たいへんですが、貴重な体験でもあるので、楽しもうと思ってます。
  
  comevaさんの旅行記、丁寧につづられていますので、
  とても参考になります。
  
  また、お邪魔させてください〜
  
  Mai