2007/01/01 - 2007/01/01
725位(同エリア897件中)
のださん
1月1日も後半に突入です。
遊覧船を降り、蘇堤を少し南下して、続いてのチェックポイント「曲院風荷」(Winery Yard and Lotus Pool)を見に行くことにします。
ここから入っていくようです。
PR
-
北側を眺めます。
このブロックは西湖の中でも「岳湖」と呼ばれているそうです。
蓮なんて見かけないなあ。
やっぱこの季節だから無理だろうな。 -
ちょっと裏手の方に回ってみます。
ここは雰囲気がいい。
散歩に適していると思います。 -
枯れ果てています。
やはりここには初夏辺りに来るべきでしょうね。
北山路という道路の向こう側に、岳王廟があります。
そちらの方に行ってみることにします。 -
次は岳王廟に入るつもりですが、14時くらいなので、腹ごしらえします。
見つけた飯屋に入ってみます。
無難に麺類を選択。
「大排」と書かれているものにします。
いわゆるパーコー麺でしょう。
8元。
まあ普通にうまいです。
ここには、他にもご飯におかずを2、3品選ぶような定食もあり、安いので、それでも良かったかもしれません。 -
通り(北山路)の向こう側に岳王廟が見えます。
しかしこの通りの車道と歩道の間には柵があります。
どうやって渡ればいいのでしょうか?
乗り越えて行けというのでしょうか? -
ちょっと東に進んだら、地下道の入り口を発見しました。
ここをくぐって行けということですね。 -
入場料は25元。
結構高いな。
入ると、岳飛様が見下ろしています。
この像は思ったよりでかいです。
せいぜい2mくらいかなと想像していましたが、4mくらいはありそうです。
現代も中国人のヒーローであり続ける岳飛。
参拝客は絶えません。
しかし、ここで有名なのは、岳飛像ではなく、秦檜ら4人が跪いている像です。
どこにあるのでしょうか? -
ぐるっと回って、岳飛墓にたどり着きました。
暗くて申し訳ない。
相変わらずデジカメを使いこなせていない私です。
もう出口は近いです。
あれ、秦檜たちはどこにいるの?
マジで。 -
いました!
墓を見る形で跪いています。
右側が秦檜、左側が夫人です。
つばを吐きかけたりしている者はいませんでした。
多分タイ辺りのツアー客の1人が、夫人の頭や乳房を触っています。
汚ねえ・・・
つばや小便が思いっ切りつきまくっているのに。
秦檜やその部下はともかく、夫人は何か関係があるのかな、と思いましたが、秦檜が岳飛を殺したのは、夫人の進言によるものという話もあります。 -
墓から向かって右手に、部下2人がいます。
秦檜は現実主義者で、宋を守るためにやるべきことをやっただけだと思いますが、それでも岳飛に冤罪をかけて謀殺するというのは、やはり一般受けはしませんね。
岳飛=善、秦檜=悪というのはわかりやすい構図ですが、実際はそう単純なものではないと思われます。
しかし、私のような者があれこれ言っても仕方ありません。 -
廟を出ました。
それにしてもちょくちょく入場料を取られるけど、基本的に高いんだよね。
岳王廟なんてせめて15元くらいにしてくれないかな。
私が出発してから雨は降っていないが、車道が濡れています。
歩道は乾いているということは、わざと水を撒いているということですね。
これはよくあることなのでしょうか?
埃が舞わないように、とか?
それよりも排ガス対策をなんとかしろよ。 -
「武松の墓」という掲示を見つけました。
ありゃ? これはガイドブックには載っていないぞ。
面白そうだから見てみよう。
行ってみると・・・ありました!
「宋義士武松之墓」とあります。
宋とは宋江のことでしょうか?
それとも宋代?
別に隠す必要はないが何を隠そう前を隠そう、私が水滸伝のキャラクターで好きなのは武松です。
まあ彼は主人公に近い扱いを受けていますし、好きな人は多いでしょうから、意外性も何もありません。
潘金蓮の首を掻き切るシーンとか最高ですよね。
それはいいとして、武松は確か山東省出身ですよね?
梁山泊も山東だし。
なぜこの杭州にこのようなものがあるのでしょうか? -
"Wu Song became a monk in Hangzhou."
出家したのは杭州だそうです。
後ほど手に入れる杭州パンフレットの日本語版によると、武松も魯智深も六和寺で最期を迎えたそうです。
ということは、武松に看病してもらった林冲もかな?
杭州で最期を遂げた好漢も多いみたいです。
杭州は方臘討伐の舞台だったようですね。
好きといっても、浅学な私はこの程度の知識です。
※追記
水滸伝に登場する、実在した最重要人物は、北宋第8代徽宗。
その息子の高宗は南宋初代皇帝で、秦檜が宰相です。
岳飛と武松がここにいるのは、何かの縁でしょうか?
考えすぎでしょうね。 -
ひたすら歩き続けます。
この一帯を中山公園というそうです。
ここら辺でもボートのおっさんたちが客引きです。
うっせーんだよ!
客が欲しけりゃ英語くらいしゃべれ!
まあ仏の顔(以下略)
楼外楼を素通りです。
「楼外楼」は名店だそうです。
私が通ったときは営業時間外だったようです。
続いてのチェックポイント「平湖秋月」(Autumn Moon over the Calm Lake)に着きました。
ここは夜に来ないといけないのでしょうね。
しかも満月が見られる中旬に。
そうでなければ、ここは特にビューポイントでもありません。
しかしながら、湖の穏やかな様子を見て落ち着くのは、確かにここが適しているかもしれません。 -
白堤にさしかかりました。
唐の大詩人白居易、字は楽天。
楽天という会社名は白居易からきているのでしょうか?
受験生時代だったか、「白居易(白楽天)」みたいな記述を目にして、単にどっちでもいいんだ、という理解しかしていませんでした。
字(あざな)を知って、ああ、そういうことか、と思いました。
詩人として有名な彼ですが、杭州知事だったんだそうですね。
人が多くて多くて。
皆さん他にすることがないのでしょうか?
お前は? なんて突っ込みは無しの方向で。 -
これは橋が架かっているのでしょうか?
よくわかりません。
上のほうまで来てみました。 -
橋(と思われるところ)を降りてきました。
チェックポイント「断橋残雪」(Lingering Snow on the Broken Bridge)です。
雪が降っていないので話になりません。
というか「橋」と言うくらいだから、さっきのところがビューポイントだったのでしょうか?
まあ何でもいいや。
もうこの辺では、歩き疲れていたのと、飽きっぽい性格の私には西湖の景色がいささか食傷気味だったので、早く西湖天地辺りで休みたい、という思いでいっぱいでした。
16時はとうに過ぎていたころだったと思います。
結局、美しいと言われる夕日を見ることはできませんでした。
昼間は雨上がり、夕方に太陽が顔をのぞかせる、といった天気がベスト、かもしれません。 -
なぜこのような写真を撮ったのでしょうか?
ここを入っていけば西湖天地だとでも思ったのでしょうか?
実際行ってみても大して何もありません。
そもそも白堤からは近すぎます。
休みたいという思いが強かったのでしょうね。 -
もう17時くらいです。
(多分)湖浜公園を通ってきて、やっと西湖天地に着きました。
掲示があったから間違いありません。
ここで休むとしましょう。 -
新個人旅行に掲載されていた「澳斯多納滋」という店があると思われるところは空き家でした。
つぶれたのでしょうか?
気軽に休めそうなところで、近くのスターバックスに入ることにしました。
中国まで来て何でスターバックスやねん! という感じですが、やっぱ俺ほどコーヒーの湯気が似合う男もいないしな、などとまたもやわけのわからん言い訳です。
本日のコーヒー、みたいなもののSを注文しましたが、12元。
全然安くない。
屋外に出て一休み。
上海の新天地には全く食指が動かず、実際行ってもいませんが、ここはのんびり過ごすには適していますね。
憩いの場として楽しむ人々も多いそうです。
よくここまで歩いたな、という感じです。
足裏には水ぶくれができていて、歩くと当然痛いです。
自分の足はまだしも、靴にはホントに申し訳ない。
休みなしで履き続けていますからね。 -
ぱらぱらと弱い雨が降ってきましたので、早めにユースホステルに戻ることにします。
もっと暗くなると、ここはライトアップされて夜景を楽しめるようですので、時間に余裕があれば是非夜に来てみたいところです。
ユースホステル到着は17時半を過ぎていました。
西湖一周は、じっくり景色を楽しみながらであれば、ほぼ一日がかりですね。
自転車を使うと楽だし、時間を短縮できます。
歩きだとかなりの体力を消耗することは覚悟した方がよさそうです。
しかし、私は歩きでしたが、その価値は十分にありました。
杭州まで来て良かったと思います。 -
一旦部屋に戻ります。
案の定、干していた洗濯物は全く乾いていません。
明日はここから西塘に向かう予定です。
行き方を小姐たちに聞いてみます。
杭州から西塘への直行バスはなく、東バスターミナルから嘉善まで行き、そこから西塘行きに乗り換える、ということです。
地球の歩き方に「東バスターミナルから西塘行きのバスが出ている」とありますが、これは嘉善行きということなのでしょう。
これだと誤解してしまいますね。
東バスターミナルへバスで行くには、呉山広場ターミナルからK35のバスに乗ればよい、ということです。
下見がてら呉山広場に行ってみます。
雨は上がっています。
ユースホステルからは意外と遠く、15分くらい歩きます。
バス乗り場はすぐにわかりました。
ぐるっと見て、夕食も摂ることにします。 -
結構大き目の繁華街で、にぎやかです。
杭州の旅行情報センターを見つけました。
パンフレットが置いてあるので、もらっていくことにします。
ここにいる小姐は英語が話せませんでした。
仮にも観光客を相手にしている局なのに、こんなことでよいのでしょうか? -
今更もらっても仕方ないかもしれないが、日本語版と英語版をもらってきました。
表紙を見てもわかるように、単に中国語を日本語や英語に翻訳しているだけではなく、それぞれ内容は独自のようです。
今旅行記で、十景に関しては、英語の方が意味をつかみやすい場合もあると考え、英語表記を併記しました。
英語表記は、この英語版パンフレットから借用したものです。
道路標識の看板にも使用されているため、多分これが正式な英語表記だと思われます。
ちなみに十景のうち残り2つは、「南屏晩鐘」(Evening Bell Ringing at Nanping Hill)と「双峰挿雲」(Twin Peaks Piercing the Cloud)です。 -
通りの東の端まで歩いてきました。
戻ることにします。 -
面白いものを見つけました。
「忠義亭」と書かれていますが、誰でしょうか?
関羽様です!
三国時代、ここら辺一帯は呉の国だったはずなんですよ。
なぜここに関羽なのでしょうか?
呉に捕らわれて殺されたからでしょうか?
っていうか、中国に関羽の像っていくつくらいあるのでしょう?
中国人って、脈絡もなくただ建てりゃいいくらいに思っとりゃせんだろうか?
あまり乱立すると価値も低くなると思いますよね。
尊大な性格で、同僚を蔑み、殺され、死後神として人々に崇められる・・・
こうして見ると、関羽と岳飛って、似ていると言えなくもない。
そう思えば、ここにいるのも納得がいく。
そう思わないとやってられない。 -
通りの端まで戻ってきましたので、ここで食事を摂ることにします。
写真が暗くて申し訳ありません。
年も明けたのにメリークリスマスだそうです。
上海でもメリークリスマス表示を見かけたんですよ。
中国では旧暦だからということでしょうか?
だとしたら、クリスマスはいつなのでしょう?
メニューを見ても発音がわからないので、紙に書いて見せることにします。
炒飯、春巻き、小龍包にしましょう。
しめて17元。
レジの小姐もウエイトレスも、相変わらず客に対してえらそーだな。
武松に斬られてしまえ。 -
春巻きの中には、日本で言う高菜漬けみたいなものが入っています。
私は大して舌が肥えているわけではありませんが、どれもこれもうまくはない。
ユースホステルのバーで、18元〜20元くらいで定食が食べられるんですけど、写真を見る限りではそちらの方がよっぽどうまそうです。
しかし先日の上海のフードコートに比べたらはるかにマシだから、そこそこ食べて腹を満たしました。
腹を下さなければとりあえずはOK、そんな境地に達しています。
この後はユースホステルに戻り、バーでジンジャーティーを頂きました。
体が温まり、冬にはなかなかいい飲み物です。
バーにいた日本人女性とちょっと話し、早めに寝ることにしました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28