杭州 一日游・春天

2023/03/12 - 2023/03/12

なんと主要な観光地の入場料金が2023年3月末まで無料というので久しぶりに杭州にやってきた。冷たい雨と風に見舞われて午前中は散々だったが、中国人観光客に負けずしっかりと逞しく巡ってきた記録。

エリア 杭州(中国)

上海から高鉄に乗って杭州にやってきた。観光で来るのはほんと久しぶりだが、河坊街で迎えてくれたのは冷たい雨とビチャビチャの弥勒菩薩様。

河坊街 その他の店舗

有名な薬屋があり、看板代わりの役目を果たしているのがこの壁。

河坊街に隣接して博物館があり、それを横目に丘を登っていくと呉山城閣がある。ここから西湖を一望できる。入場料30元が無料。

呉山城隍閣 城・宮殿

小雨が降るせいであまり景色が映えへんがな。風も強くて寒いでんがな。

1階はちょろっとした博物館になっていて宋の時代の街並みを再現したジオラマがある。

西湖のほとりにある銭王祠にやってきた。入場料15元が無料。

923年に吴国を作った銭王様が祀られている祠で1077年に建てられた。

サイドの建物はちょっとした博物館になっており銭王様がどのようにして時の権力者となり杭州の発展に寄与したのか学ぶことができる。ありがたや。

しかし今日の西湖は風が強く肌寒い。柳の葉もなびき甲斐があるってものよ。写真から枝のように心も折れそうなことが伝わるでしょうか。

柳浪聞鶯 広場・公園

気を取り直して腹ごしらえ。昼は葉馬茶楼というレストランで食事。人気店なので20分程度順番待ちしないといけなかった。

小さなエビを龍井茶の葉で炒めた龍井虾仁。お茶の香りがほんのり。

糖醋排骨という料理で豚の肋骨を甘酸っぱく痛めている料理。酢豚に近くこれも美味。

石锅海胆豆腐というウニ入り石焼豆腐見た目の割に辛くなくて、寒い日はスープ代わりにも良い。看板メニューの一つでみんなこれを注文していた。

腹ごなしに六和塔へやってきた。いつの間にかポカポカ陽気。ここは度重なる銭塘江の水害を治めるために建てられた塔。入場料20元が無料。

六和塔 建造物

遠くから見ても一際存在感を放っているが近づくとよりその大きさに圧倒される。

追加料金10元を払えば塔の上に登ることができる。バカもおだてりゃ木に登るって、登らないぜ。

タクシーに乗って霊隠寺風景区にやってきた。ロープウェイは休日かつ観光施設の無料開放期間(観光船やロープウェイは有料)とあってかすごい人だかりである。

寺に入る前に甘いものを食べて体力を回復させる。本当は龍井茶のソフトクリームが良かったのだが残念だが見当たらない。余談だが各地の地名のステッカーが貼られた竹筒に入ったパフェを食べている人が多いがあれは田舎から来たミーハーが食べるものだと思う。

インド人僧侶によって326年に創建されたという霊隠寺に入る。ここは前から杭州に来た際には一度訪れたいと思っていたがなかなか来れなかった場所。入場料は45元が0元。

霊隠寺 寺院・教会

飛来峰に刻まれた立派な仏像様の数々を眺める。この手の崖に仏像を掘るという発想は日本では発達しなかったが、中国は各地で大小様々なものが見られる。

飛来峰 自然･景勝地

山肌にずーっと続いていく。歩くのも疲れたので眺めるだけにしておく。

入場料が無料だというのに線香も無料で配布していた。信仰心が強い人はもちろん別途線香を購入しても良い。

大きな大雄宝殿を備えるこのお寺。中国最大の木造座像や金色釈迦尊像などがあることで有名。

中国禅宗における代表的なお寺の一つなので非常に多くの人が参拝？に訪れている。

南無阿弥陀仏の般若心経が刻まれている。自分の望ましいと感じる漢字を触ると良いらしい。人の手の脂で磨かれツルツルピカピカである。

ナンを焼く時の窯のようなもので作る焼き餅。中の餡は餃子の具のような感じ。

タクシーはなかなか捕まらないし渋滞がひどいので、観光バスで来ていないなら公共バスが便利。7番のバスでさっと西湖周辺や市内に帰ることができる。

渋滞にやられながらも間に合った夕暮れ。午前中と打って変わって穏やかな表情を取り戻した西湖のサンセット。シンデレラオヤジなので暗くなる前に上海に帰ります。

断橋残雪 建造物

最悪なことに上海戻りのカボチャの馬車、ではなく高速鉄道チケットが深夜までずーっと満席。なんとか3時間後のチケットを購入できたがコロナ感覚でいた自分が憎い。

杭州東駅 駅

ヘトヘトになりながら上海に帰ってきた。地下鉄無くなってからの高鉄駅はタクシー乗り場が超絶混雑するので少し歩いて空港のタクシー乗り場に並ぶと良いです。もうコロナは終わった。次は帰りのチケットは事前に抑えるよう気をつけたい。

上海虹橋国際空港 (SHA) 空港