2000/07/21 - 2000/07/21
9位(同エリア13件中)
koiさん
ミイラの棺(エジプト考古学博物館)
カイロにあるエジプト考古学博物館には、エジプト国内で発掘された貴重な遺物が展示保存されている。
この中には、ツタンカーメンの秘法やラムセス二世のミイラそれに沢山の棺などがある。
エジプトは、博物館などほとんどの場所で写真を写すことが出来ますが、事前に撮影チケットを買い求めておかないと入口でチェックされます。しかし、展示物の保存の為にストロボは一切使用出来ませんので高感度フィルムを入れておかないとほとんど映りません。また二台のカメラを持って入りますと2台分を払わないと注意されます。スチールカメラは、10〜15ポンド程度ですがビデオは100〜150ポンドと非常に高くつきます。
最近は、カメラマンのマナーが悪くなりこれらの撮影が出来なくなったと聞いています。
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- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ツタンカーメンの黄金のマスク (エジプト考古学博物館)
ツタンカーメンの墓は、近年「王家の谷」で発見されましたが、小規模な墓であったため1922年の発見まで盗掘されずに残っていました。
現在、このツタンカーメン墓の墓は、誰でも見学できますが、ここは一切撮影禁止のため入口でカバンの中までチェックされます。
上記のマスクは、22金で作られた少年王のマスクで、頭にはハゲワシのネクベト女神とコブラのウアジェト女神が飾られ、このニ神は上エジプトと下エジプトをあらわしていて上下のエジプトを統一した王であることを証明しています。
ツタンカーメン墓については、早稲田大學の吉村作治先生らをはじめ現地エジプトの考古学者により調査されていますが、この発掘に関わった人達が次々に謎の死を遂げているようです。
現在もツタンカーメン像のミイラは、王家の谷の入り口近くの墓に入っているので入り口ですべてカメラチエックされバッグも持って入れなく入り口で預けなくてはなりません。
ただここだけは、特別に入場料が別に必要ですが一見する価値があります。2007年だったかツタンカーメンがどの様な死に方をしたのか調査するためミイラをMRIだったかで映し出した映像が放映されていました。その結果、殺されたのではなくて何かの病気で亡くなったのではないかといわれていたように記憶しています。
いずれにしても、このツタンカーメンの謎の死が解明されるのは、何時になるのかエジプト史上一番注目されている人物の一人といえるでしょう。 -
ミイラを作っている壁画
上記の壁画は、アヌビス神がミイラを作っている所です。
エジプトでの人達は、死者ガ再生・復活すると考えていた。このため死者をミイラにして現世と変わらぬ身体で生活出来るように家具や食べ物などの副葬品が墓に納められた。
このため葬祭儀礼はミイラ作りからはじまった。左記の壁画は、横たわっている死者を、ミイラにしているところであり、中央の真中にある四つの卵型の入れ物は、死者の内臓を入れる「カノプス壷」という入れ物です。 -
死者の内臓を入れる「カノプス壷」(カイロ博物館)
「カノプス壷は、ミイラを作るときに取り出された内臓を入れる壷で、材質は石と陶器がある。
上部の蓋には、人間と守護神形で作られている。
私は、この壺に大変興味を持ったので土産物店でミニチュアを2個買い求めてきました。意志で造ったずっしりとした物でなかなかのものです。色んな顔を掘られた上部が蓋になっていて、その中に死者の臓器を分けていれるものです。
エジプトでは、私語の世界でも生きているという思想の元で保存するための容器です。カイロ博物館にある死者の内臓を入れる「カノプス壷」は、大きさが50センチから60センチ程でしょうか大変立派なものです。 -
「カノプス壷」エジプト考古学博物館
墓から出土した宝物類や装飾品なども飾られている。
死者の内蔵を入れる器。死者は死後の世界でも生きているという思想から生まれたもの。 -
エジプト考古学博物館
発掘された石棺内部櫃の人型棺
見事に彫刻された人型棺。この棺の中にミイラが入っている。
ミイラ棺によっては、この人型棺が何重にも重なった中にミイラを入れた物も多くあります。
ミイラに入れる物として「フンコロガシ」「スカラボ」を再生復活のために入れられます。フンコロガシは、心臓の所に置いておかれるようです。この為におみやげ物としてこの2種がアクセサリーとして裏里程手人気商品となっています。 -
エジプト考古学博物館
発掘された石棺内部櫃の人型棺
見事に彫刻された人型棺。この棺の中にミイラが入っている。 -
エジプト考古学博物館
発掘された石棺内部櫃の人型棺
見事に彫刻された人型棺。この棺の中にミイラが入っている。
現代においても綺麗な色がそのまま残っているのは、凄い物ですね。顔料は勿論のこと保存方法も良かったのでしょうね。 当時の様子が今でも息づいているようです。展示されている中でこの棺が一番綺麗でした。
絵柄は、独特の模様で当時の人達の様子が鮮明に描かれています。 -
エジプト考古学博物館
発掘された石棺内部の櫃
見事に彫刻された櫃。この櫃の中にミイラが入っている。その石棺内部の色の綺麗なことといったら信じられないほどのものです。どの様な顔料が使われていたのか当時の技術が如何に優秀であったかが判ります。
最近は(2007年)、カメラマンのマナーが悪くなり撮影禁止となり入り口でカメラのチェックが行われるようになったようです。大変残念です。博物館なのに堂々とストロボのフラッシュを焚いて鑑賞者のじゃまをしたり、貴重なエジプトの財産を強烈なフラッシュで破壊しているからのようです。
最近では、数年に一回の割で「エジプト展」が日本で開催されていますので日本人にとって珍しくもなくなったのですが、エジプト考古学博物館の膨大な発掘品は、さすが凄い物が多くありますので半日で廻り切れません。 -
エジプト考古学博物館
発掘された石棺の人型棺
見事に彫刻されたの人型棺。この棺の中にミイラが入っている。 -
お土産のパピルスに書かれた「太陽神のアテン」を拝む
壁画
太陽神のアテンを拝むアメノフィス四世。アメノフィスが欲したのは、世界に対する太陽との力と太陽が人間に保護を与えることを信じるということであった。つまりファラオは、軍隊の先頭に立って戦争をするということを避け、思索的な神官を優遇し人類最初の改革者となった。
この神官は、日本の神道における神主と同じものです。左上の模様は象形文字で、右下の絵はパピルスの葉です。中央の人物は、アテン神です。 -
お土産のパピルスに書かれた「太陽神のアテン」壁画
色合いといい人物の描き方といい紀元前に書かれた物だけに現代人の私たちに何かを訴えているような気がします。 -
エジプトのお金
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