中国・広西(１)【広州から徳天瀑布へ】

2008/04/27 - 2008/04/29

　何年か前、広西壮族自治区に、『徳天瀑布』と言う風景区があるのを知りました。
また別の機会に、同じく広西には『大石囲天坑』と言う、デカイ竪穴があるらしいと。・・・うん、行ってみよう！

今は、PCで簡単に旅行情報も見れて、ホント便利な時代になったもんですね。周遊順に調べてみると、色んな観光地があるみたい。
ついでに、もうひと昔になる桂林も最後に寄ってみたいなぁ〜と、どんどん候補地が増えてしまった。

で、結局・・・
徳天瀑布-緑島行雲-沙屯畳瀑-明仕田園-通霊大峡谷-旧州-鵝泉-
大石囲天坑-穿洞天坑-桂林-陽朔-興坪っと､全12日間で巡ってきました｡
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日程
D1　 KIX1010-広州1320(JL605)、広州16:57-南寧+05:47(火車寝台)
D2　 南寧北大站0700-大新0915(BUS)、大新1000-碩龍鎮1110(ﾐﾆﾊﾞｽ)
--　 碩龍鎮1115-徳天瀑布1140(三輪)【徳天瀑布観光】
D3　 【徳天瀑布、緑島行雲、黒水河･沙屯畳瀑、明仕田園観光(包車)】
--　 碩龍1040-通霊路口1135(BUS)【通霊峡谷観光】1525-靖西1610
D4　 靖西0730-旧州0750(BUS)【旧州観光】0915-0940(三輪)【鵝泉観
--　 光】鵝泉1015-靖西北站(三輪)､靖西1110-百色1420(BUS)､
--　 百色1610-楽業1930(BUS)
D5　 楽業0830-大石囲0905(BUS)
--　 【大石囲天坑群：流星天坑、大石囲天坑、白洞天坑、神木天坑観光】
D6　 楽業0810-穿洞天坑路口0840(BUS)
--　 【大石囲天坑群：穿洞天坑、大石囲天坑博物館観光】
--　 楽業1250-百色1620(BUS)、百色1640-南寧北大站1940(BUS)
D7　 南寧江南客運站0900-桂林1400(BUS)
--　 【桂林：漓江、正陽歩行街、伏波山、工人文化宮】
D8　 【桂林： 市容、西城路歩行街、丹桂大酒店、杉湖】
D9　 【桂林：畳彩山】桂林1050-陽朔1210(BUS)【陽朔：高田方面､西街】
D10　InterNet、陽朔1145-興坪1240(BUS)、
--　 【興坪：興坪古街、竹筏船:浪石奇観、20元人民幣背景、古街】
D11 【興坪：老寨山、20元人民幣背景、竹筏船:漁村、興坪古街 】
--　 興坪1530-1615陽朔(BUS)、陽朔1620-桂林1740(BUS)、
--　 桂林2148-（火車寝台）
D12　-広州+0834着(火車)、広州1445-KIX1935(JL606)

エリア 中国

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: JAL

すごく大雑把ですが、今回の全体ルートです。

関空1010-広州1320(JL605)、ほぼ定刻に到着。切符はここまで。これからは毎度ながら、全て現地調達です。

先ずは、何が何でも明日早朝には、南寧に着きたい。
飛行機はチト高いので、方法は２つ。

今夕の特急列車か、夜行寝台バス。
ただ、寝台列車は大好きだけど、寝台バスってのは大キライ！なぜか一睡もできないんです。
勿論、夜行の硬座も好きじゃない。

取り急ぎ、空港バスで広州駅へ。
机場1355-民航広州1445

←広州駅は、いつもの混雑振り。

もう15時、急がないと。南寧までは1657発の実質1日1本。

広州駅に入ると･･･予想通りと言うか、10以上の窓口全てに30〜40人は並んでる。
中国人相手じゃ、最悪40分程度はかかりそう･･･。一目見て諦め。

グルッと見回すと、構内の公安警察官がいた。
ちょっと丁寧に、思いっ切り外国人丸出しにして、
『あのぅ、夕方の南寧行き寝台の切符買いたいんですけど･･･、どこで売ってます？』
「どの列でも買えるよ。」とだけ。。。
『うわぁ！！ホントにこれに並ぶんですかぁ？』
「う〜ん･･･。3番窓口に行って下さい。」と。

で、3番窓口へ。。。2人居るだけで、誰も並んでいない。そう、チベット族専用窓口でした。
「運いいね、最後の1枚だわ」と、2分程度で硬臥をゲット。但し、最後だけあって上段。

まあ、上段でも硬臥車両なら、下段への変更が楽なんでうれしい。
最悪は、硬座から寝台への変更を覚悟していたんで、助かった。

広州1657-南寧+0547(火車2571/2574,R173)

硬臥ベット変更は、広州駅発車直後に、予想通り即できました。上段と下段の料金差13元支払い。

大好きな下段をゲットできたんで、熟睡。

←南寧駅に、定刻0547に到着しました。

南寧駅前の様子

ミニバスで南寧北大站へ。南寧駅から15分。

徳天瀑布へは、先ず「大新」へ行き、乗り換えて「碩龍鎮」へ行き、更に三輪バイク車で到着って感じです。

＊南寧は、さすが広西の省都だけあって、大きな町です。
大きなバスターミナルでも５ヵ所（北大站と江南站と埌東站と安吉と金橋）。
「大新」行きは、全て北大站から出ています。

南寧北大站

「大新」へはノンストップ直行バスが頻発しています。

←見にくいですが、切符売り場の窓口ガラスに時刻表が書かれてます。
WEBだと：http://www.bhcts.com/files/2006_8_1/200681174227826188765.asp

始発の0630発に間に合ったが、なぜか寝台バス。
寝台バスは遠慮して、1本あと、7時発のを購入。

南寧北大站0700-大新0915(BUS175km,R45)

南寧〜大新

南寧〜大新

道は綺麗な舗装路。
本当にノンストップです。何しろ信号も渋滞もありませんから。

一般道ですが、70-80ｋｍでぶっ飛ばして行きます。

南寧〜大新

車窓風景は、さほどの景観ではないですが、緑の山々に囲まれながら進んで行きます。

＊大新から先、碩龍鎮までの風景は美しいらしい。

大新までは175ｋｍ。まあ3時間はかかるだろうと予想していたが、2時間15分で着いてしまった。
まるで高速道路並みです。

碩龍鎮への乗換えミニバスは、意外にもバスターミナルでなく、2-3ｋｍ離れた所から出ている。

大新からのバスのドアを出た所で、オート三輪のおばちゃんたちが寄ってくる。
「碩龍まで」って言うと、碩龍へ行くミニバス乗場まで運んでくれる。三輪代2元。

着くと、発車間際のミニバスがあったが、パス。
運転席横の座席を是非とも確保したいため、次の車にした。
←満席になるまで、30分近く待ちました。

大新1000-碩龍鎮1110(ﾐﾆﾊﾞｽ,65km,R10)

＊ミニバスの行き先は「下雷」です。全車「碩龍」を経由します。

大新の街の様子（ミニバス乗場付近）

大新の街の様子（ミニバス乗場付近）

大新〜碩龍鎮

道は、同じくよく整備されていて、順調な高速走行です。

・・・何と言っても、景色が確かにキレイ♪

大新〜碩龍鎮

大新〜碩龍鎮

大新〜碩龍鎮

黒水河の「沙屯畳瀑」の横を通過しました。

大新〜碩龍鎮

「徳天瀑布まで18ｋｍ」のカンバンが。碩龍はその大分手前なので、もうすぐ到着です。

大新〜碩龍鎮

大新〜碩龍鎮

碩龍と徳天瀑布への分かれ道。
右が碩龍で、もう歩いても行けるくらいです。

左は徳天瀑布へ。
＊碩龍の町をそのまま真っ直ぐ抜けても、徳天瀑布へ向かう道に出れます。

碩龍鎮に到着しました。碩龍鎮1110着。
65ｋｍを1時間10分、道路状況の良さが解ります。

道中の景色に見とれて、あっと言う間でした。

←前に見えるオート三輪の所で停車。
　この三輪に乗り換えて、徳天瀑布に向かいます。

碩龍鎮の様子（ミニバス停留所で）

碩龍〜徳天

乗合いオート三輪は、すぐ出発ＯＫだったが、ちょっと斜め向かいへのトイレ休憩。

徳天瀑布へは≒8ｋｍ。お客さんは3人、一人3元でした。

碩龍鎮1115-徳天瀑布1140(三輪R3)

碩龍〜徳天

オート三輪なので、後方の景色を見ていました。

碩龍〜徳天

オート三輪は、途中から「帰春界河」に沿って、遡って行きます。

向こう岸はベトナムです。

徳天瀑布1140

碩龍鎮からオート三輪で、≒30分で到着しました。

←観光用の門です。

徳天瀑布

三輪を降りた所は、広めの駐車場になっていて、周囲をズラ〜っと、ミニホテルが並んでいます。いわゆる中国版民宿ですね。

各建物の１階は、食堂か、みやげ物売り場。
なかなか生活しやすい環境です。

＊徳天瀑布の入口は、左端のホテルから30-40ｍ先、近いです。

徳天瀑布の宿「臨港賓館」

シングル60元。（108元→80元→＊60元となった。）

場所：徳天瀑布の入口に近い所。

＊入口の中に、「徳天山荘」と言う、滝が見えるホテルがあるんだけど、安っぽい宿なのに、なんと500元だと！
まあ、経費処理するお客さん相手って感じです。

徳天瀑布の宿「臨港賓館」

部屋はこんな感じ。

【設備】エアコン、TV、24時間ホットシャワー、洋式トイレ、洗面セット。タオルは無し。

徳天瀑布

←入口を入って、すぐの所に展望台（観景台）がありました。

入場料80元。駐車場の所に入場券売り場があります。

徳天瀑布は、入口から滝に向かう川側と、山側の2本の遊歩道が整備されています。

滝の更に上流もコースになっていて、その先には、ベトナムとの国境を示す「中越53号界牌」も観光スポット。
＊今回は、「中越53号界牌」へは進入禁止になっていて行けませんでした。

＊全体の遊歩コースは、このブログの最後の写真をご参照下さい。
滝までは15分程度です。2-3時間でゆっくり観光できます。

徳天瀑布

入口から下に降りる「川側コース」から進んで行きました。

徳天瀑布

滝まで半分くらい進むと、滝を正面から見れるように、川に桟橋が作られてました。（門票5元）

徳天瀑布

桟橋から。

徳天瀑布

ちょっとズームアップ。

徳天瀑布

左にある滝。こちらはベトナムです。

徳天瀑布

いかだに乗って、滝の前まで行くことができます。

徳天瀑布

徳天瀑布

滝の横を通って。

徳天瀑布

滝の上に来ました。

中越53号界牌へ

滝の上を少し進むと、「中越53号界牌」が有るんですが、手前で通行禁止のカンバンが。

最近、急に通行禁止になったそう。

どうやら、北京オリンピック終了までの、国境警備の影響みたい。

確かに、「中越53号界牌」あたりで、向かい側（ベトナム）へ簡単に散策できるらしいので。
ちょっと残念。

徳天瀑布ベトナム

滝の上流側は、結構簡単に向こう岸に渡れそう。
所々、板も渡してあるし。。。

←向こう岸は中国です。。。ひみつ.

徳天瀑布ベトナム

ベトナム人。

近づいて（と言うか彼も来て）、話てみましたが、中国語は通じなかった。。

徳天瀑布

山側から眺めてみました。

徳天瀑布

山側から。

徳天瀑布２日目

今日は、明仕田園か通灵大峡谷へ移動するつもり。

だが、、、ホテルからすぐだし、見納めに朝7時半に再入場しました。40分ほど名残り観光。

＊再入場は、昨日に入口で了解をもらった。

徳天瀑布２日目

山側から散策しました。


＊昨日はカメラの画像サイズが変だったので、修正しました。

徳天瀑布２日目

徳天瀑布２日目

徳天瀑布２日目

徳天瀑布２日目

さほど距離は無いんだが、乗る人はいるんだろうな。

徳天瀑布２日目

山のてっぺん付近に監視小屋。

そうか、ここは国境なんだ。。。

昨日のベトナム進入も、一部始終見られてたかも。

徳天瀑布案内板

全体の遊歩コースが判ります。

＊8時10分に見納め観光を終えて、ホテルをチェックアウト。