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2007/07/26(木)第19日目:ブカレスト3日目<br />【宿泊:一等寝台列車】<br /> 22:45発の急行列車(寝台)でティミショアラ着7/27の6:50(30分遅れの7:20に到着)<br />ヴィクトリア通りの正教会、百貨店ヴィクトリアでショッピング、聖Vineri通りのシナゴーグ見学、統一広場のミュージックショップでショッピング、大学広場近くの聖ニコラエ教会(Student Church)、国立美術館(2006年に訪れているので再訪)<br /><br />通算6日目ともなると、さすがにブカレストも───いや、ブカレストの場合は、観光したいところが減ります。<br />この後の旅程では、明日のティミショアラ観光後、寝台車で戻ってくるあさってと、その翌日の出国日の午前中、つまりブカレスト観光はあと1日半できます。<br />他の町へ日帰り旅行をしたいところですが、今晩は寝台車を予約していますし、あさっては2晩続けて寝台車を利用した後であり、帰国前夜でもあるので、ブカレストから離れるのは時間的・体力的に不安です。<br /><br />もっとも、ブカレストには、再訪したい博物館はいくつもあります。本日は、国立美術館再訪をメインイベントにしました。<br />それから、Lonely Planetの記述から気になっていた、大学広場近く聖ニコラエ教会も、本日あたり見学しておかないと、機会を逃すかもしれません。<br />ただ、それらも半日あれば十分でしょう。<br />ふと、ルーマニア国営観光局(Romanian National Tourist Office)のサイトで紹介されていた、ブカレスト観光としてはやや珍しそうなところを訪れたくなりました。<br />それが、シナゴーグです。<br /><br />ブカレストには、いやルーマニアには、いや東欧には、20世紀初頭までたくさんのユダヤ人コミュニティがありました。<br />残念ながら、第二次世界大戦中のファシズム的独裁政治のときに、ルーマニアではナチス・ドイツと組んだユダヤ人迫害があり、多くのコミュニティが衰退しました。<br />そんな数少ない生き残りのユダヤ人コミュニティの中心であるシナゴーグが、ブカレストにはまだ3つあるそうです。<br />そのうちの2つは、現在でも礼拝が行われている現役のシナゴーグだそうです。<br />ルーマニア国営観光局のサイトにそのうちの1つだけ写真が載っていました。なかなかステキな建物だったので、時間があるなら見に行きたくなりました。<br />現役のシナゴーグでは内部見学はできないかもしれませんが、建物の写真を撮るだけでも、ぜひ。<br /><br />ただし、3つとも、住所は分かっていても、具体的にどこにあるかは分かりませんでした。<br />出発前にこのシナゴーグに注目していたら、ネットでもっと詳しく場所を調べていたでしょう。<br /><br />しかし、Lonely Planetの地図をにらめっこしているうち、一番興味のわいたコーラル・テンプルは、統一広場に近い、メインストリートからちょっと外れたところにありそうだと見当つけることができました。<br />Lonely Planetの地図でも全ての道路の名前が載っている訳ではなく、地図にこのシナゴーグの住所の道路が載っていたのは本当にラッキーでした。<br />見つかればもうけもの───そんなつもりで、探してみました。<br />都会の中の教会は、周辺が広場にでもなっていればともかく、建物の間にひっそりと埋もれるように存在していることが多いですから。<br />同じようなところをぐるぐる回ったり、近くのショッピングモールの誘惑に負けて買い物をしてしまったり。<br />すっかりくたくたになり、あきらめて探すのを止めようとした時に見つけることができました。<br />私の直前にフランス人の団体が見学していたため、私もそのまま見学させてもらうことができました。<br />若干のお布施と引き替えに。<br /><br />2つ目のシナゴーグは、もう観光を終え、探す気がないときに見つかりました。<br />人生、そういうものかもしれません。<br />マゲル通りを歩いているときに、見つけました。<br />中には入れませんでしたが、建物の写真を撮ることはできました。<br /><br />「ユダヤ人のブカレスト<br /> ブカレストには、ルーマニアの中でも最も古く最も重要なユダヤ人コミュニティが存在しています。16世紀に、セファルディ・ユダヤ人(主にスペインからのユダヤ人)がやって来ました。17世紀始め、コサック蜂起の頃、ウクライナやポーランドからアシュケナージ・ユダヤ人(主に東欧に住み着いたユダヤ人)がやって来ました。1715年、宗教組合、慈善施設や聖所が正式に登録されました。シナゴーグの一部は18〜19世紀に建てられ、宗教的沐浴(ミクヴェ)を行うところでもありました。1832年まで、シナゴーグは10ヶ所ありました。19世紀末にはその数は急激に増え、ほとんどのシナゴーグには専属のラビと宗教儀式執行者がいました。20世紀初頭、ブカレストのユダヤ人の人口は40,000人、寺院やシナゴーグは70ヶ所ありました。これだけの数のうち、歴史の残虐行為──ファシズムと共和主義──を生き延びたのは、わずかでした。今日、2ヶ所のみ、ユダヤ人コミュニティのために機能しています。」<br />(ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

2007年ルーマニア旅行第19日目(1):通算6日目のブカレストの教会とシナゴーグめぐり

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2007/07/26 - 2007/07/26

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まみ

まみさん

2007/07/26(木)第19日目:ブカレスト3日目
【宿泊:一等寝台列車】
 22:45発の急行列車(寝台)でティミショアラ着7/27の6:50(30分遅れの7:20に到着)
ヴィクトリア通りの正教会、百貨店ヴィクトリアでショッピング、聖Vineri通りのシナゴーグ見学、統一広場のミュージックショップでショッピング、大学広場近くの聖ニコラエ教会(Student Church)、国立美術館(2006年に訪れているので再訪)

通算6日目ともなると、さすがにブカレストも───いや、ブカレストの場合は、観光したいところが減ります。
この後の旅程では、明日のティミショアラ観光後、寝台車で戻ってくるあさってと、その翌日の出国日の午前中、つまりブカレスト観光はあと1日半できます。
他の町へ日帰り旅行をしたいところですが、今晩は寝台車を予約していますし、あさっては2晩続けて寝台車を利用した後であり、帰国前夜でもあるので、ブカレストから離れるのは時間的・体力的に不安です。

もっとも、ブカレストには、再訪したい博物館はいくつもあります。本日は、国立美術館再訪をメインイベントにしました。
それから、Lonely Planetの記述から気になっていた、大学広場近く聖ニコラエ教会も、本日あたり見学しておかないと、機会を逃すかもしれません。
ただ、それらも半日あれば十分でしょう。
ふと、ルーマニア国営観光局(Romanian National Tourist Office)のサイトで紹介されていた、ブカレスト観光としてはやや珍しそうなところを訪れたくなりました。
それが、シナゴーグです。

ブカレストには、いやルーマニアには、いや東欧には、20世紀初頭までたくさんのユダヤ人コミュニティがありました。
残念ながら、第二次世界大戦中のファシズム的独裁政治のときに、ルーマニアではナチス・ドイツと組んだユダヤ人迫害があり、多くのコミュニティが衰退しました。
そんな数少ない生き残りのユダヤ人コミュニティの中心であるシナゴーグが、ブカレストにはまだ3つあるそうです。
そのうちの2つは、現在でも礼拝が行われている現役のシナゴーグだそうです。
ルーマニア国営観光局のサイトにそのうちの1つだけ写真が載っていました。なかなかステキな建物だったので、時間があるなら見に行きたくなりました。
現役のシナゴーグでは内部見学はできないかもしれませんが、建物の写真を撮るだけでも、ぜひ。

ただし、3つとも、住所は分かっていても、具体的にどこにあるかは分かりませんでした。
出発前にこのシナゴーグに注目していたら、ネットでもっと詳しく場所を調べていたでしょう。

しかし、Lonely Planetの地図をにらめっこしているうち、一番興味のわいたコーラル・テンプルは、統一広場に近い、メインストリートからちょっと外れたところにありそうだと見当つけることができました。
Lonely Planetの地図でも全ての道路の名前が載っている訳ではなく、地図にこのシナゴーグの住所の道路が載っていたのは本当にラッキーでした。
見つかればもうけもの───そんなつもりで、探してみました。
都会の中の教会は、周辺が広場にでもなっていればともかく、建物の間にひっそりと埋もれるように存在していることが多いですから。
同じようなところをぐるぐる回ったり、近くのショッピングモールの誘惑に負けて買い物をしてしまったり。
すっかりくたくたになり、あきらめて探すのを止めようとした時に見つけることができました。
私の直前にフランス人の団体が見学していたため、私もそのまま見学させてもらうことができました。
若干のお布施と引き替えに。

2つ目のシナゴーグは、もう観光を終え、探す気がないときに見つかりました。
人生、そういうものかもしれません。
マゲル通りを歩いているときに、見つけました。
中には入れませんでしたが、建物の写真を撮ることはできました。

「ユダヤ人のブカレスト
 ブカレストには、ルーマニアの中でも最も古く最も重要なユダヤ人コミュニティが存在しています。16世紀に、セファルディ・ユダヤ人(主にスペインからのユダヤ人)がやって来ました。17世紀始め、コサック蜂起の頃、ウクライナやポーランドからアシュケナージ・ユダヤ人(主に東欧に住み着いたユダヤ人)がやって来ました。1715年、宗教組合、慈善施設や聖所が正式に登録されました。シナゴーグの一部は18〜19世紀に建てられ、宗教的沐浴(ミクヴェ)を行うところでもありました。1832年まで、シナゴーグは10ヶ所ありました。19世紀末にはその数は急激に増え、ほとんどのシナゴーグには専属のラビと宗教儀式執行者がいました。20世紀初頭、ブカレストのユダヤ人の人口は40,000人、寺院やシナゴーグは70ヶ所ありました。これだけの数のうち、歴史の残虐行為──ファシズムと共和主義──を生き延びたのは、わずかでした。今日、2ヶ所のみ、ユダヤ人コミュニティのために機能しています。」
(ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

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  • バルチェスク大通りの教会<br /><br />都会の狭間に建つ教会はいつも、街中に出現する異空間のようです。

    バルチェスク大通りの教会

    都会の狭間に建つ教会はいつも、街中に出現する異空間のようです。

  • バルチェスク大通りの、去年も訪問したルーマニア正教会<br /><br />歴史博物館の隣にある正教会です。<br />ゴシック調な装飾ふんだんなイコノスタシスと、聖人・聖女のステンドグラスがきれいです。<br />壁や天井のフレスコ画や模様はすすで真っ黒でよく見えないのは残念でしたが、時代の重みと風格が感じられました。<br /><br />関連の写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335774/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335775/<br />関連の旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(1):ブカレスト最後の散策」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10157594/

    バルチェスク大通りの、去年も訪問したルーマニア正教会

    歴史博物館の隣にある正教会です。
    ゴシック調な装飾ふんだんなイコノスタシスと、聖人・聖女のステンドグラスがきれいです。
    壁や天井のフレスコ画や模様はすすで真っ黒でよく見えないのは残念でしたが、時代の重みと風格が感じられました。

    関連の写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335774/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12335775/
    関連の旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(1):ブカレスト最後の散策」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10157594/

  • バルチェスク大通りルーマニア正教会<br />キリストの洗礼場面を描いた正面モザイク

    バルチェスク大通りルーマニア正教会
    キリストの洗礼場面を描いた正面モザイク

  • 1つ目のシナゴーグ<br />聖ヴィネリク通り(Str. Sfanta Vinerig)のコーラル・テンプル(Templul Coral/Choral Temple)<br /><br />はじめは中に入れないだろうと外から写真を撮っていたのですが、観光客団体らしき人たちが出てきたのを見て、入れ替わりに入ってみました。<br />門のそばの守衛さんには何も言われなかったのをいいことに、おっかなびっくり@<br /><br />「建築された赤レンガの寺院(すばらしいイスラム風の小塔、コーラス隊の席やオルガンで有名)は、建築1857年、ブカレストでもっとも活動が行われているシナゴーグです。礼拝は毎日午前8時と午後7時に行われます。日曜日は午前8時半と午後7時に行われます。」<br />(ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

    1つ目のシナゴーグ
    聖ヴィネリク通り(Str. Sfanta Vinerig)のコーラル・テンプル(Templul Coral/Choral Temple)

    はじめは中に入れないだろうと外から写真を撮っていたのですが、観光客団体らしき人たちが出てきたのを見て、入れ替わりに入ってみました。
    門のそばの守衛さんには何も言われなかったのをいいことに、おっかなびっくり@

    「建築された赤レンガの寺院(すばらしいイスラム風の小塔、コーラス隊の席やオルガンで有名)は、建築1857年、ブカレストでもっとも活動が行われているシナゴーグです。礼拝は毎日午前8時と午後7時に行われます。日曜日は午前8時半と午後7時に行われます。」
    (ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

  • シナゴーグの前のメノーラ(7枝または9枝の燭台)の彫刻<br /><br />ここ数年の東欧旅行で街に残るシナゴーグをいくつか目にしましたが、前庭にデーンとメノーラ(あるいはメノラー)があるのは珍しいかも。

    シナゴーグの前のメノーラ(7枝または9枝の燭台)の彫刻

    ここ数年の東欧旅行で街に残るシナゴーグをいくつか目にしましたが、前庭にデーンとメノーラ(あるいはメノラー)があるのは珍しいかも。

  • シナゴーグてっぺんの十戒の石版(あるいはトーラかも)と美しいバラ窓<br /><br />美しいシナゴーグです。<br />ブカレストやプラハ、ベルリンなどにあったのとまた違いますね。<br /><br />ブカレストの大シナゴーグのある旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(8)ブダペスト:大シナゴーグのある夜景と、翌々朝の大シナゴーグ」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10120606/<br />「2004年夏のブダペスト・ウィーン・チェコ旅行20日間  (1)ハンガリー編(続き)ブダペスト観光 長めの感想(ハイライトその2)」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10038942/<br /><br />てっぺんの石版、私はモーゼの十戒かとずっと思っていましたが、ふと、ユダヤ教にとっての聖典「トーラ(律法)」かもしれないといまごろ気付きました。<br />いままでシナゴーグの建物のコメントでこのような石版を見つけたとき、コメントに十戒の石版、と書き続けてきた気がします。<br /><br />トーラとは、「モーセ五書」と呼ばれる、旧約聖書最初の五書(創世記(Genesis)、出エジプト記(Exodus)、レビ記(Leviticus)、民数記(Numbers)、申命記(Deuteronomy))のみです。<br />ユダヤ教では聖書のこの5つのみを聖典としています。

    シナゴーグてっぺんの十戒の石版(あるいはトーラかも)と美しいバラ窓

    美しいシナゴーグです。
    ブカレストやプラハ、ベルリンなどにあったのとまた違いますね。

    ブカレストの大シナゴーグのある旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第14日目(8)ブダペスト:大シナゴーグのある夜景と、翌々朝の大シナゴーグ」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10120606/
    「2004年夏のブダペスト・ウィーン・チェコ旅行20日間  (1)ハンガリー編(続き)ブダペスト観光 長めの感想(ハイライトその2)」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10038942/

    てっぺんの石版、私はモーゼの十戒かとずっと思っていましたが、ふと、ユダヤ教にとっての聖典「トーラ(律法)」かもしれないといまごろ気付きました。
    いままでシナゴーグの建物のコメントでこのような石版を見つけたとき、コメントに十戒の石版、と書き続けてきた気がします。

    トーラとは、「モーセ五書」と呼ばれる、旧約聖書最初の五書(創世記(Genesis)、出エジプト記(Exodus)、レビ記(Leviticus)、民数記(Numbers)、申命記(Deuteronomy))のみです。
    ユダヤ教では聖書のこの5つのみを聖典としています。

  • シナゴーグ内部<br />ステンドグラスと祭壇<br /><br />団体さんが出てくるのと入れ違いに、中に入ってみました。<br />教会の人がいましたが、快く見学させてくれました。<br />そして、あんまりすてきなので写真を撮ろうと許可を求めまたら、あっさりOKが出ました。<br />教会の人がフランス語で説明してくれました。<br />私がもっとフランス語が分かれば、もっとたくさん話したそうでした。

    シナゴーグ内部
    ステンドグラスと祭壇

    団体さんが出てくるのと入れ違いに、中に入ってみました。
    教会の人がいましたが、快く見学させてくれました。
    そして、あんまりすてきなので写真を撮ろうと許可を求めまたら、あっさりOKが出ました。
    教会の人がフランス語で説明してくれました。
    私がもっとフランス語が分かれば、もっとたくさん話したそうでした。

  • シナゴーグ内部<br />2階は女性陣の席に注目<br /><br />シナゴーグは、女性席が2階なのでたいてい2階建てですが、このシナゴーグは珍しく3階まであります。<br />相当大きなユダヤ人コミュニティがあったことがうかがえます。

    シナゴーグ内部
    2階は女性陣の席に注目

    シナゴーグは、女性席が2階なのでたいてい2階建てですが、このシナゴーグは珍しく3階まであります。
    相当大きなユダヤ人コミュニティがあったことがうかがえます。

  • シナゴーグ内部<br />天井のシャンデリアから祭壇へ

    シナゴーグ内部
    天井のシャンデリアから祭壇へ

  • シナゴーグ内部<br />祭壇脇の美しいろうそく立て

    シナゴーグ内部
    祭壇脇の美しいろうそく立て

  • シナゴーグ内部<br />祭壇の上、シャンデリアと美しい天井模様<br /><br />天井画もシャンデリアも建築当初のオリジナルだそうです。

    シナゴーグ内部
    祭壇の上、シャンデリアと美しい天井模様

    天井画もシャンデリアも建築当初のオリジナルだそうです。

  • シナゴーグ内部<br />祭壇を横から<br /><br />アーチを形作る柱の美しさにも注目。

    シナゴーグ内部
    祭壇を横から

    アーチを形作る柱の美しさにも注目。

  • シナゴーグ内部<br />シャンデリアのアップ<br /><br />正教会に負けず劣らず、壁一面の模様もすばらしいです。<br />影響を受けているかもしれません。

    シナゴーグ内部
    シャンデリアのアップ

    正教会に負けず劣らず、壁一面の模様もすばらしいです。
    影響を受けているかもしれません。

  • シナゴーグ内部<br /><br />3階建であることをはっきりさせるように撮ってみました。

    シナゴーグ内部

    3階建であることをはっきりさせるように撮ってみました。

  • 1つ目のシナゴーグ、コーラル・テンプルの外観の一部<br /><br />去る前にもう1枚@<br />ここがルーマニアでなく、どこかイスラム圏のようです。<br />いや、シナゴーグなんですけどね。

    1つ目のシナゴーグ、コーラル・テンプルの外観の一部

    去る前にもう1枚@
    ここがルーマニアでなく、どこかイスラム圏のようです。
    いや、シナゴーグなんですけどね。

  • ロシア正教会の学生教会(Biserica Ortodoxa Sfantul Nicole / Biserica Studentilor)<br /><br />ロシア正教会ということもあり、私はこの教会を見て、モスクワの赤の広場のワシリー寺院を連想しました。<br />よく比べると、そんなにそっくりというわけではないのですが、ルーマニアで見かけたのは珍しいのと、このタイプの教会を見るのは久しぶりだったので@<br />同じ正教会でも建物の印象がずいぶん変わります。<br />いままでルーマニア正教会のほとんどは、マラムレシュ地方の木造教会を除き、白っぽい清楚な印象の建物ばかりでした。<br />17〜18世紀に石造りで建て直されたルーマニア正教会の建築様式の流行がそれだったのでしょう。<br /><br />「学生教会の玉ねぎ型ドームが大学広場の南側から覗けます。このロシア正教会は1905〜9年にさかのぼります。」<br />(Lonely Planet(3rd edition)より私訳)<br /><br />ワシリー寺院ほかロシアのお菓子の家のような教会の写真のあるブログの記事<br />「博物館シリーズその13──クラクフ市歴史博物館のショプカたち」<br />http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2006/03/13_9185.html<br />(ブログ「まみ’s Travel Diary」より)

    ロシア正教会の学生教会(Biserica Ortodoxa Sfantul Nicole / Biserica Studentilor)

    ロシア正教会ということもあり、私はこの教会を見て、モスクワの赤の広場のワシリー寺院を連想しました。
    よく比べると、そんなにそっくりというわけではないのですが、ルーマニアで見かけたのは珍しいのと、このタイプの教会を見るのは久しぶりだったので@
    同じ正教会でも建物の印象がずいぶん変わります。
    いままでルーマニア正教会のほとんどは、マラムレシュ地方の木造教会を除き、白っぽい清楚な印象の建物ばかりでした。
    17〜18世紀に石造りで建て直されたルーマニア正教会の建築様式の流行がそれだったのでしょう。

    「学生教会の玉ねぎ型ドームが大学広場の南側から覗けます。このロシア正教会は1905〜9年にさかのぼります。」
    (Lonely Planet(3rd edition)より私訳)

    ワシリー寺院ほかロシアのお菓子の家のような教会の写真のあるブログの記事
    「博物館シリーズその13──クラクフ市歴史博物館のショプカたち」
    http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2006/03/13_9185.html
    (ブログ「まみ’s Travel Diary」より)

  • 学生教会の入口<br /><br />手前に花を入れ、非対称で撮ってみました。<br />アーチを形作る柱の浮彫の豪華なこと!

    学生教会の入口

    手前に花を入れ、非対称で撮ってみました。
    アーチを形作る柱の浮彫の豪華なこと!

  • 浮彫がすばらしい、入口アーチ門の上部

    浮彫がすばらしい、入口アーチ門の上部

  • 入口の柱の浮彫に注目

    入口の柱の浮彫に注目

  • 学生教会の前庭のトロイツァ<br /><br />ルーマニア版道祖神、道端の十字架ともいうべきトロイツァ。正教会にも必ずあるそうです。<br />なら、ロシア正教会でも同じなのでしょうか。<br /><br />トロイツァについての説明コメントのある写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025468/<br />関連の旅行記<br />「2007年ルーマニア旅行第11日目(4)マラムレシュ地方:ボティザの司祭宅とカーペットと木造教会」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10197613/<br /><br />2006年度の初めてのルーマニア旅行で初めて目にしたトロイツァの写真<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11857735/<br />関連の旅行記<br />「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目シギショアラ(2):ティルナヴァ・マーレ川沿いのルーマニアの教会」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10128522/

    学生教会の前庭のトロイツァ

    ルーマニア版道祖神、道端の十字架ともいうべきトロイツァ。正教会にも必ずあるそうです。
    なら、ロシア正教会でも同じなのでしょうか。

    トロイツァについての説明コメントのある写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025468/
    関連の旅行記
    「2007年ルーマニア旅行第11日目(4)マラムレシュ地方:ボティザの司祭宅とカーペットと木造教会」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10197613/

    2006年度の初めてのルーマニア旅行で初めて目にしたトロイツァの写真
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/11857735/
    関連の旅行記
    「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第17日目シギショアラ(2):ティルナヴァ・マーレ川沿いのルーマニアの教会」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10128522/

  • 入口を斜めから<br />見学を終えた後に撮影<br /><br />中は修復中でしたが、見学できなくもありませんでした。<br />イコノスタシスがなかなか時代がかっていてかっこよかったです。

    入口を斜めから
    見学を終えた後に撮影

    中は修復中でしたが、見学できなくもありませんでした。
    イコノスタシスがなかなか時代がかっていてかっこよかったです。

  • マゲル大通り近くの2つ目のシナゴーグ<br />タシェ・イオネスク通り9番の(Str. Tache Ionescu 9)のイェショア・トヴァ・シナゴーグ(Yeshoah Tova Synagogue)<br /><br />マゲル大通りを歩いていたら、ふと脇道に見つけました。<br />建物の前の道路がそれほど広くない上に路上駐車の車だらけで、なんとか撮れたのがこの一枚。<br /><br />「マゲル大通りからアムゼイ広場(Piata Amzei)に向かって進むと、市内でコーラル・テンプル以外に唯一機能しているもう一つのシナゴーグが賑やかな脇道にあります。礼拝は毎金曜日から土曜日の夕方にかけての安息日の時間帯に行われます。」<br />(ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

    マゲル大通り近くの2つ目のシナゴーグ
    タシェ・イオネスク通り9番の(Str. Tache Ionescu 9)のイェショア・トヴァ・シナゴーグ(Yeshoah Tova Synagogue)

    マゲル大通りを歩いていたら、ふと脇道に見つけました。
    建物の前の道路がそれほど広くない上に路上駐車の車だらけで、なんとか撮れたのがこの一枚。

    「マゲル大通りからアムゼイ広場(Piata Amzei)に向かって進むと、市内でコーラル・テンプル以外に唯一機能しているもう一つのシナゴーグが賑やかな脇道にあります。礼拝は毎金曜日から土曜日の夕方にかけての安息日の時間帯に行われます。」
    (ルーマニア国営観光局(http://www.romaniatourism.com/)のブカレスト観光情報から私訳)

  • 2つ目のシナゴーグ<br />扉の鉄細工と豪華なトーラの浮彫に注目<br /><br />このように獅子に抱かれた書物という図柄だと、これをモーセの十戒と誤解することなく、トーラ(律法)だな、と気付けるのですが。<br />ユダヤ教の博物館などに行くとトーラを収める入れ物のコレクションがあり、それがこんな風にものすごく豪華だったりします。

    2つ目のシナゴーグ
    扉の鉄細工と豪華なトーラの浮彫に注目

    このように獅子に抱かれた書物という図柄だと、これをモーセの十戒と誤解することなく、トーラ(律法)だな、と気付けるのですが。
    ユダヤ教の博物館などに行くとトーラを収める入れ物のコレクションがあり、それがこんな風にものすごく豪華だったりします。

  • 2つ目のシナゴーグ<br />扉に注目<br /><br />ダビデの星をモチーフにした扉の模様と、メノーラをモチーフにした鉄細工がすばらしいです。<br />残念ながら扉は閉まっていて中は見学できませんでした。

    2つ目のシナゴーグ
    扉に注目

    ダビデの星をモチーフにした扉の模様と、メノーラをモチーフにした鉄細工がすばらしいです。
    残念ながら扉は閉まっていて中は見学できませんでした。

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