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2007/07/20(金)第13日目:マラムレシュ地方からブコヴィナ地方へ(w/現地ガイド)<br />【宿泊:Pension Corlatan(グラ・フモールルイ郊外)】<br />村の市場見学、ドラゴミレシュティ修道院の12使徒の日の特別のミサを見学、プリシュロップ峠でコーヒーブレイク、青のヴォロネツ修道院(「最後の審判」のフレスコ画が一番鮮明に残っている)<br /><br />今日は山越えをしてブコヴィナ地方へ向かいます。<br />マラムレシュ地方ではガイドのニコラエさんのペンションのとこめで4泊しましたが、いよいよお別れです。<br />マラムレシュ地方にまだまだ未練がありますが、いまはブコヴィナ地方で待ち受けているものへの期待に胸が膨らみます。<br />ニコラエさんには、今日の移動を含め、あと2日半ガイドしてもらうことになっています。<br /><br />移動は半日を予定していますが、途中で興味深いところが何ヶ所かあるというので、そのたび車をストップさせてくれました。<br />その1つめが、オンシェスティ村とブルサナ村の間で、毎週金曜日に行われる市場です。<br />動物市場のように動物も取引されますが、食糧、雑貨などもある、比較的規模の大きい総合市場で、たいていの日用品はここでそろうそうです。<br />特に買い物したいものはなかったけれど、マラムレシュ地方の人々の暮らしの一端を見たいと思い、覗きに行くことにしました。<br /><br />今日は7月20日。<br />子供たちは夏休みですが、大人もこの日は祝日(確か12使徒の祝日)でお休みです。<br />道行く人々は、今日は農作業に出かけるのではなく、近くの教会へお洒落をして祝日のミサに行くか、市場に行くか───だいたいこの2つに分かれるようです。<br />きれいな格好をしていればきっとミサへ、普段着だったら市場に行くのだと分かります。<br />あるいはミサの後に市場に行く人もいるかもしれません。<br />市場に行く人は、手ぶらの人もいますが、売り物を荷馬車や荷車で運んでいる人もいます。<br />博物館で見たような、伝統的な大きな袋をかついでいる女性たちもいました。<br />重い荷物から腰を守るために、伝統的な革の腹巻をしているおじいさんもいました。<br />そんな人たちの中でも、ニコラエさんが気付いて、2人でひとしきり笑ったのが、子豚を市場に連れていこうとしていた女性。<br />彼女は小さな荷車を引いて歩いていましたが、見ると荷車の中は空で、その後を、子豚が必死になって追いかけているのです。<br />きっと子豚は荷車から落ちてしまったのでしょう。女の人は気付かず、すたすた歩いていました。<br />子豚は売り物でしょうし、買い手がついたらほどなく食べられてしまう運命でしょうに、親を求めるような子豚の必死さが、可愛らしくもあり可笑しくもあり、そして哀れでした。<br /><br />マラムレシュ地方のとある動物市場の様子<br />関連の旅行記<br />「2007年ルーマニア旅行第11日目(1):シゲット・マルマッツィエイの動物市場」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10195171/

2007年ルーマニア旅行第13日目(1)マラムレシュ地方:金曜市場に寄り道して

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2007/07/20 - 2007/07/20

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まみ

まみさん

2007/07/20(金)第13日目:マラムレシュ地方からブコヴィナ地方へ(w/現地ガイド)
【宿泊:Pension Corlatan(グラ・フモールルイ郊外)】
村の市場見学、ドラゴミレシュティ修道院の12使徒の日の特別のミサを見学、プリシュロップ峠でコーヒーブレイク、青のヴォロネツ修道院(「最後の審判」のフレスコ画が一番鮮明に残っている)

今日は山越えをしてブコヴィナ地方へ向かいます。
マラムレシュ地方ではガイドのニコラエさんのペンションのとこめで4泊しましたが、いよいよお別れです。
マラムレシュ地方にまだまだ未練がありますが、いまはブコヴィナ地方で待ち受けているものへの期待に胸が膨らみます。
ニコラエさんには、今日の移動を含め、あと2日半ガイドしてもらうことになっています。

移動は半日を予定していますが、途中で興味深いところが何ヶ所かあるというので、そのたび車をストップさせてくれました。
その1つめが、オンシェスティ村とブルサナ村の間で、毎週金曜日に行われる市場です。
動物市場のように動物も取引されますが、食糧、雑貨などもある、比較的規模の大きい総合市場で、たいていの日用品はここでそろうそうです。
特に買い物したいものはなかったけれど、マラムレシュ地方の人々の暮らしの一端を見たいと思い、覗きに行くことにしました。

今日は7月20日。
子供たちは夏休みですが、大人もこの日は祝日(確か12使徒の祝日)でお休みです。
道行く人々は、今日は農作業に出かけるのではなく、近くの教会へお洒落をして祝日のミサに行くか、市場に行くか───だいたいこの2つに分かれるようです。
きれいな格好をしていればきっとミサへ、普段着だったら市場に行くのだと分かります。
あるいはミサの後に市場に行く人もいるかもしれません。
市場に行く人は、手ぶらの人もいますが、売り物を荷馬車や荷車で運んでいる人もいます。
博物館で見たような、伝統的な大きな袋をかついでいる女性たちもいました。
重い荷物から腰を守るために、伝統的な革の腹巻をしているおじいさんもいました。
そんな人たちの中でも、ニコラエさんが気付いて、2人でひとしきり笑ったのが、子豚を市場に連れていこうとしていた女性。
彼女は小さな荷車を引いて歩いていましたが、見ると荷車の中は空で、その後を、子豚が必死になって追いかけているのです。
きっと子豚は荷車から落ちてしまったのでしょう。女の人は気付かず、すたすた歩いていました。
子豚は売り物でしょうし、買い手がついたらほどなく食べられてしまう運命でしょうに、親を求めるような子豚の必死さが、可愛らしくもあり可笑しくもあり、そして哀れでした。

マラムレシュ地方のとある動物市場の様子
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第11日目(1):シゲット・マルマッツィエイの動物市場」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10195171/

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  • 青い花と<br /><br />夏のルーマニアは野花であふれていました。<br />よく見かけた青い花が市場の手前に咲いていたので、すぐにカメラを構えてしまいました。<br /><br />市場を見ると、やっていない屋台もちらほら見かけたました。<br />ニコラエさんの様子からすると、思ったより盛況ではなかったようです。<br />今日は祝日なのでお休みにしている屋台があるのかもしないし、あるいは市場は昼までやっているので、これから準備されるのかもしれないとのこと。

    青い花と

    夏のルーマニアは野花であふれていました。
    よく見かけた青い花が市場の手前に咲いていたので、すぐにカメラを構えてしまいました。

    市場を見ると、やっていない屋台もちらほら見かけたました。
    ニコラエさんの様子からすると、思ったより盛況ではなかったようです。
    今日は祝日なのでお休みにしている屋台があるのかもしないし、あるいは市場は昼までやっているので、これから準備されるのかもしれないとのこと。

  • ピンクの花とレースフラワーと<br /><br />このピンクの花は、さきほどの青い花と同じタイプです。<br />青はよく見かけたのですが、ピンクは珍しかったので、すかさずシャッターを切りました。

    ピンクの花とレースフラワーと

    このピンクの花は、さきほどの青い花と同じタイプです。
    青はよく見かけたのですが、ピンクは珍しかったので、すかさずシャッターを切りました。

  • まだ小さい豚。紋があります。

    まだ小さい豚。紋があります。

  • 荷台で客を待つ少年

    荷台で客を待つ少年

  • つながれた子牛がぐるぐる<br /><br />そして案の定、身動きがとれなくなっていました。

    つながれた子牛がぐるぐる

    そして案の定、身動きがとれなくなっていました。

  • 子牛はミルクを欲しがって、オーナーのおばさんの手を甘噛み<br /><br />私が子牛の写真を撮っているのをみて、おばさんもポーズをとってくれました。

    子牛はミルクを欲しがって、オーナーのおばさんの手を甘噛み

    私が子牛の写真を撮っているのをみて、おばさんもポーズをとってくれました。

  • ボク、子牛がおしっこしているところを見てるのかな

    ボク、子牛がおしっこしているところを見てるのかな

  • カラフルな靴が並ぶ屋台<br />「うーん、どれにしようかしら」<br /><br />婦警さんだってお洒落をしますよね。<br />靴カラフルさは、ちょっとどぎついほど。<br />これがいまのルーマニアン・モードかしら@

    カラフルな靴が並ぶ屋台
    「うーん、どれにしようかしら」

    婦警さんだってお洒落をしますよね。
    靴カラフルさは、ちょっとどぎついほど。
    これがいまのルーマニアン・モードかしら@

  • これからスカートになる布とシャツ

    これからスカートになる布とシャツ

  • スカーフ売り<br /><br />スカーフは、日常でも女性は身につけるし、教会の中では必ずつけるそうです。<br />というのも、聖書には、女性は「頭を覆わなければならない」とあるからです。

    スカーフ売り

    スカーフは、日常でも女性は身につけるし、教会の中では必ずつけるそうです。
    というのも、聖書には、女性は「頭を覆わなければならない」とあるからです。

  • ヒヨコと、もう少し大きくなった鶏<br /><br />尾も吊りの屋台のヒヨコ売りを<br />思い出しました。<br />もこもこ動いている姿が愛らしい@<br />下のカゴの鶏たちも、窮屈そうです。

    ヒヨコと、もう少し大きくなった鶏

    尾も吊りの屋台のヒヨコ売りを
    思い出しました。
    もこもこ動いている姿が愛らしい@
    下のカゴの鶏たちも、窮屈そうです。

  • 赤い香辛料の量り売り

    赤い香辛料の量り売り

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