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40を迎えて、一人渡豪した中年の、シドニー生活をはじめとする周遊紀行。日々の苦闘や発見から、タズマニア、ウエストオーストラリア、カンガルー島、北部クイーンズランド、ウルル国立公園、メルボルン、キャンベラ、そしてブリスベンとレディエリオット島への旅。2003年ラグビーワールドカップまでの、なつかしき幸せの日々を、内省や写真とともにつづる。

不惑のオーストラリア紀行NO1

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2002/10 - 2003/06

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wethurl

wethurlさん

40を迎えて、一人渡豪した中年の、シドニー生活をはじめとする周遊紀行。日々の苦闘や発見から、タズマニア、ウエストオーストラリア、カンガルー島、北部クイーンズランド、ウルル国立公園、メルボルン、キャンベラ、そしてブリスベンとレディエリオット島への旅。2003年ラグビーワールドカップまでの、なつかしき幸せの日々を、内省や写真とともにつづる。

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  • シドニーに住む<br />2002年秋に、わたしはシドニーに向かうことになった。凡そ1年の予定で、あちらの某機関で研修を送れることになったのである。受諾を得たときは、心身が小躍りした。これほどうれしい気持ちになったことは、ひさしくなかった。期待と不安が交錯し、まだ見ぬ憧れの地に心が飛ぶことがしばしばあった。<br />4月に概要がきまってからは、あわただしい準備が始まった。一人身とはいえ、海外で生活するとなるとさまざま手続きが必要である。日本での生活を一次中断するのにも、官公庁を始め、査証の申請、勤務先への申請など、いろいろと手続きが要る。すべて初めての体験で、インターネットで情報を集めながら、かなり気を使った。がんらい几帳面なほうなので、段取りをきちんと進めないと、どうも落ち着かない性質なのである。<br />いよいよ出発が近い9月中は、それこそ渡豪に向けて、まさしくあわただしい生活であった。はじめての外国暮らしにむけて、準備に明け暮れた。40才近くにしての海外一人暮らし、海外での部屋探しや海外銀行口座開設など、興味深く感じることも多かった。シドニー生活を経験した今では、随分遠くに過ぎてしまったことだが、市役所での手続き、ビザ申請のための健康診断、郵便局や公共機関への契約解除、仕事関係の連絡や異動届、エトセトラ、さまざまわずらわしいこともあった。何か一つでも手落ちがあると大変だ、という気持ちで、かなり気が張っていたことは間違いない。<br />

    シドニーに住む
    2002年秋に、わたしはシドニーに向かうことになった。凡そ1年の予定で、あちらの某機関で研修を送れることになったのである。受諾を得たときは、心身が小躍りした。これほどうれしい気持ちになったことは、ひさしくなかった。期待と不安が交錯し、まだ見ぬ憧れの地に心が飛ぶことがしばしばあった。
    4月に概要がきまってからは、あわただしい準備が始まった。一人身とはいえ、海外で生活するとなるとさまざま手続きが必要である。日本での生活を一次中断するのにも、官公庁を始め、査証の申請、勤務先への申請など、いろいろと手続きが要る。すべて初めての体験で、インターネットで情報を集めながら、かなり気を使った。がんらい几帳面なほうなので、段取りをきちんと進めないと、どうも落ち着かない性質なのである。
    いよいよ出発が近い9月中は、それこそ渡豪に向けて、まさしくあわただしい生活であった。はじめての外国暮らしにむけて、準備に明け暮れた。40才近くにしての海外一人暮らし、海外での部屋探しや海外銀行口座開設など、興味深く感じることも多かった。シドニー生活を経験した今では、随分遠くに過ぎてしまったことだが、市役所での手続き、ビザ申請のための健康診断、郵便局や公共機関への契約解除、仕事関係の連絡や異動届、エトセトラ、さまざまわずらわしいこともあった。何か一つでも手落ちがあると大変だ、という気持ちで、かなり気が張っていたことは間違いない。

  • 結局住居は着いてから探すことにして、しばらくは機関近くの安宿で生活することに決めた。手配はインターネットで行い、メールのやり取りをした。受け入れ先の許可や勤務先の申請、ビザも無事終了し、最低限の荷物を送る準備もし、細かな生活情報やヒントも、ネットで得た。ちなみにインターネット上には、シドニー生活について紹介したさまざまな公的及び個人サイトがあり、これらからたいてい必要な情報が得られた。このことは、多くの日本人が住んでいるということを意味するのに加え、皆が自分の言葉で他の人に語りたくなるような、そんな魅力を持った都市だからなのだろう。<br />私の一番の心配は英会話であるが、4ヶ月間集中して民間のスクールに通った。多少なりともヒアリングとスピーキング力がアップしたと、出国前には感じていたのではある。しかし、この幻想はただちに崩れることになる。<br />

    結局住居は着いてから探すことにして、しばらくは機関近くの安宿で生活することに決めた。手配はインターネットで行い、メールのやり取りをした。受け入れ先の許可や勤務先の申請、ビザも無事終了し、最低限の荷物を送る準備もし、細かな生活情報やヒントも、ネットで得た。ちなみにインターネット上には、シドニー生活について紹介したさまざまな公的及び個人サイトがあり、これらからたいてい必要な情報が得られた。このことは、多くの日本人が住んでいるということを意味するのに加え、皆が自分の言葉で他の人に語りたくなるような、そんな魅力を持った都市だからなのだろう。
    私の一番の心配は英会話であるが、4ヶ月間集中して民間のスクールに通った。多少なりともヒアリングとスピーキング力がアップしたと、出国前には感じていたのではある。しかし、この幻想はただちに崩れることになる。

  • ニュータウンのBP<br />さて、成田を夜に立ち、9時間あまりでシドニーのキングストン空港へ着く。エコノミー席ではなかなか眠れず、とにかく予約してあった宿にむかう。しかし、貧乏中年は有名ホテルというわけに行かず、生活費きり詰めのため、研修機関近くのビラボングガーデンと言う名の場所に決めてあった。<br />タクシーの運転手が「どの道をとおるか?」と言うような意味でしゃべりかけるが、「始めてなので任せます」と答えた。英語が良く聞き取れず、持っていた地図で行き先を継げた。シドニーは多民族都市で、タクシーはその象徴だ。さまざまな民族の移民が、ハンドルを握るのである。空港近くはお世辞にも綺麗な町並みではなく、なんだか先が思いやられた。<br />宿はニュータウンという若者の町にあった。そんなことはつゆ知らず、ネクタイジャケット姿で、2階建てのBP(バックパッカ‐の略、バッグを担いで旅をする、すなわち安い塒を意味する)に入った。裏通りにある、こじんまりした宿で、リュックやバッグを担いだ若者が、次々チェックアウトしている。レセプションでは、30分近く待たされたが、親切そうなオージー娘が対応してくれた。通された部屋はだだっ広く、壁は赤いレンガ作りで、おまけ程度の小さいベランダがある。しかし見える景色は向かいの家の窓。部屋にはシャワーしかなく、内外の音や声がまるきこえだ。とにかくも、飛行機の疲れがあり、昼頃まで休むことにして、ぐったりとベッドに体を沈めた。<br />

    ニュータウンのBP
    さて、成田を夜に立ち、9時間あまりでシドニーのキングストン空港へ着く。エコノミー席ではなかなか眠れず、とにかく予約してあった宿にむかう。しかし、貧乏中年は有名ホテルというわけに行かず、生活費きり詰めのため、研修機関近くのビラボングガーデンと言う名の場所に決めてあった。
    タクシーの運転手が「どの道をとおるか?」と言うような意味でしゃべりかけるが、「始めてなので任せます」と答えた。英語が良く聞き取れず、持っていた地図で行き先を継げた。シドニーは多民族都市で、タクシーはその象徴だ。さまざまな民族の移民が、ハンドルを握るのである。空港近くはお世辞にも綺麗な町並みではなく、なんだか先が思いやられた。
    宿はニュータウンという若者の町にあった。そんなことはつゆ知らず、ネクタイジャケット姿で、2階建てのBP(バックパッカ‐の略、バッグを担いで旅をする、すなわち安い塒を意味する)に入った。裏通りにある、こじんまりした宿で、リュックやバッグを担いだ若者が、次々チェックアウトしている。レセプションでは、30分近く待たされたが、親切そうなオージー娘が対応してくれた。通された部屋はだだっ広く、壁は赤いレンガ作りで、おまけ程度の小さいベランダがある。しかし見える景色は向かいの家の窓。部屋にはシャワーしかなく、内外の音や声がまるきこえだ。とにかくも、飛行機の疲れがあり、昼頃まで休むことにして、ぐったりとベッドに体を沈めた。

  • 11時過ぎに目覚め、活動を開始した。さて、一歩外に出ると一つ一つがまさしく初体験で、たとえば、駅の切符の買い方、キャッシュカードのおろし方、店で買い物、電話のかけ方、などなど、慣れていない事ばかりだ。当たり前のことが、まずは戸惑いと、失敗の連続だった。自分なりに此方の地理感や、生活観に慣れるために、まず歩き、見て、可能ならばしゃべろう、と心を決めていた。ただし、日本の英会話スクールや自己流の努力で身につけた自信が、その後すぐに儚くも崩れることになるのだが。実際にこの時点で、英語(オージー英語)が分からないし、通じないことが、実感されたのである。<br />到着後の活動は、知り合いもないまま一人でやったにしては、これはこれで上出来だっただろう。とにもかくにも、どこをどう動いて良いのかまったく見当のつかぬまま、キングスロードをニュータウンの駅まで歩いた。なにやら多国籍の飲食店が並び、雰囲気はアジアチックだ。決して綺麗とは言えない駅で電車に乗り、シティに向かった。まず、一つづつ駅に降り、次の駅で乗ったり降りたりを繰り返す。ウインヤード、サーキュラキー、タウンホールと、歩く、そして階段を上がる、下がる。空腹で、ジョージ通りの廻りすし店に入ってみる。高めのまずい巻き寿司を食らい、飲み物を買う.方向感覚と場所感が少し沸いてくる。こうした動きのなかで、やっと何かをつかみかけた気がした。<br />改札もないニュータウンの駅から出て、途中多くの店が開くのを見る.ここは夜の街なのである。たくさんの、飲食店、タイ店、中華料理店.まさしくエスニックである。若者が繰り出して、どの店もにぎやかだ。比較的すいているカレー店で、チキンカレーをテイクアウエイなどして、なんとかやれそう、と自分を励ます。心細い中、路地にある公衆電話から、なれない硬貨を入れて家に電話してみる.宿には部屋に電話もなし、明日電話カードを買わなくては、と思う。ここは何しろニュータウン、夜はうるさいこと、この上ない。音は筒抜けで、世界から来た若者達はこうして友好を深めるのか、と感じた.<br />

    11時過ぎに目覚め、活動を開始した。さて、一歩外に出ると一つ一つがまさしく初体験で、たとえば、駅の切符の買い方、キャッシュカードのおろし方、店で買い物、電話のかけ方、などなど、慣れていない事ばかりだ。当たり前のことが、まずは戸惑いと、失敗の連続だった。自分なりに此方の地理感や、生活観に慣れるために、まず歩き、見て、可能ならばしゃべろう、と心を決めていた。ただし、日本の英会話スクールや自己流の努力で身につけた自信が、その後すぐに儚くも崩れることになるのだが。実際にこの時点で、英語(オージー英語)が分からないし、通じないことが、実感されたのである。
    到着後の活動は、知り合いもないまま一人でやったにしては、これはこれで上出来だっただろう。とにもかくにも、どこをどう動いて良いのかまったく見当のつかぬまま、キングスロードをニュータウンの駅まで歩いた。なにやら多国籍の飲食店が並び、雰囲気はアジアチックだ。決して綺麗とは言えない駅で電車に乗り、シティに向かった。まず、一つづつ駅に降り、次の駅で乗ったり降りたりを繰り返す。ウインヤード、サーキュラキー、タウンホールと、歩く、そして階段を上がる、下がる。空腹で、ジョージ通りの廻りすし店に入ってみる。高めのまずい巻き寿司を食らい、飲み物を買う.方向感覚と場所感が少し沸いてくる。こうした動きのなかで、やっと何かをつかみかけた気がした。
    改札もないニュータウンの駅から出て、途中多くの店が開くのを見る.ここは夜の街なのである。たくさんの、飲食店、タイ店、中華料理店.まさしくエスニックである。若者が繰り出して、どの店もにぎやかだ。比較的すいているカレー店で、チキンカレーをテイクアウエイなどして、なんとかやれそう、と自分を励ます。心細い中、路地にある公衆電話から、なれない硬貨を入れて家に電話してみる.宿には部屋に電話もなし、明日電話カードを買わなくては、と思う。ここは何しろニュータウン、夜はうるさいこと、この上ない。音は筒抜けで、世界から来た若者達はこうして友好を深めるのか、と感じた.

  • 翌日は、職場に初剣山である。といっても、始めての場所であるから、あらかじめインターネットからダウンロードした地図を片手に、迷いながら指示された建物を見つけた。構内は人もいない、ただ広い公園のようで、あまり整備されていない感じもする。あちこちで工事中の様子があり、さまざまな建築物がつらなっている。その近くには、ブロードウエイとよばれる幹線道路、別名パラマータロードとも言う、が走るが、名前のごとくただ広い道であった.敷地の中にカフェもあるはずなのに、それさえも見出せず、暑さの中、ただ歩いたのであった.緊張の中、ボスになる上司に会い、不慣れな英語で挨拶する。秘書が親切にお茶を出してくれる。いろいろとシステムを話してくれるが、「まあのんびり楽しむように」とも言われ、ほっとする。窓の外には紫の花が咲く南半球の木、ジャカランタが満開であった。<br />

    翌日は、職場に初剣山である。といっても、始めての場所であるから、あらかじめインターネットからダウンロードした地図を片手に、迷いながら指示された建物を見つけた。構内は人もいない、ただ広い公園のようで、あまり整備されていない感じもする。あちこちで工事中の様子があり、さまざまな建築物がつらなっている。その近くには、ブロードウエイとよばれる幹線道路、別名パラマータロードとも言う、が走るが、名前のごとくただ広い道であった.敷地の中にカフェもあるはずなのに、それさえも見出せず、暑さの中、ただ歩いたのであった.緊張の中、ボスになる上司に会い、不慣れな英語で挨拶する。秘書が親切にお茶を出してくれる。いろいろとシステムを話してくれるが、「まあのんびり楽しむように」とも言われ、ほっとする。窓の外には紫の花が咲く南半球の木、ジャカランタが満開であった。

  • その後、約束をしていた日系不動産会社に行った。ノースシドニーまでタクシーで行ったが、始めてハーバーブリッジをわたり、感激した。マウントストリートの歩行者道路は、明るいビジネスマンでいっぱいだ。まるで東京のオフィス街だ。高層ビルに入り、オフィスの入り口で会社名を確認する。受付などはいないが、大きなフロア‐に幾つかのスタッフが働いている。日本人の女性に笑顔で迎えられる。地図を見て、これから下見する物件を教えてもらうが、どうも距離感が分からない。一つはチャツウドという北の大きめな町にあり、屋や古いが便利なところという。日本人はシドニーの北側に住むことが多い。治安や雰囲気が良いという理由だ。もう一つは、ニュートラルベイという町で、バス停にもスーパーにも近いという。家賃は予算ぎりぎりか、若干高めである。<br />通常こちらの不動産屋は、日本と違い物件に車でつれていってなどくれない。毎週土曜の昼頃に、物件を空けて立て看板を立て、希望者はそこを訪れ、一斉に内覧をする。気に入ったら早い者勝ちである。そう言うしくみなので、こうして慣れない日本人を車で案内してくれるのは、まさしく日系不動産のおかげだ。車の中で、シドニーの生活や、賃貸物件の注意点など、親切に教えてくれた。彼女は既に4年近くこちらに住んでいて、自宅は3BRで、シエアメイト(いわゆる間借り)2人と住んでいるという。こちらでは住宅費が高いので、こうしたシェアという形態が当たり前なのだ。<br />案内された物件を見て、すぐ決断した。2物件見せてもらったが、最初は3ルームで広すぎたし、おまけにバス停から遠すぎた。車もないので、公共交通機関が近くないとどうにもならない。2つ目は、スーパーや日本食屋にも近く、バス停も至近、おまけにモダンで、家具付きである。2階で暗いのと、窓から隣のスーパーのレンガ壁しか見えないのは悲しかったが、このときはもう良いやという雰囲気で、早いとこ寝床を決めたかった。契約期間は、良く考えて半年にする.日当たりの悪さ、どう見ても洞窟のようだったから、心にひっかっかったのである。<br />

    その後、約束をしていた日系不動産会社に行った。ノースシドニーまでタクシーで行ったが、始めてハーバーブリッジをわたり、感激した。マウントストリートの歩行者道路は、明るいビジネスマンでいっぱいだ。まるで東京のオフィス街だ。高層ビルに入り、オフィスの入り口で会社名を確認する。受付などはいないが、大きなフロア‐に幾つかのスタッフが働いている。日本人の女性に笑顔で迎えられる。地図を見て、これから下見する物件を教えてもらうが、どうも距離感が分からない。一つはチャツウドという北の大きめな町にあり、屋や古いが便利なところという。日本人はシドニーの北側に住むことが多い。治安や雰囲気が良いという理由だ。もう一つは、ニュートラルベイという町で、バス停にもスーパーにも近いという。家賃は予算ぎりぎりか、若干高めである。
    通常こちらの不動産屋は、日本と違い物件に車でつれていってなどくれない。毎週土曜の昼頃に、物件を空けて立て看板を立て、希望者はそこを訪れ、一斉に内覧をする。気に入ったら早い者勝ちである。そう言うしくみなので、こうして慣れない日本人を車で案内してくれるのは、まさしく日系不動産のおかげだ。車の中で、シドニーの生活や、賃貸物件の注意点など、親切に教えてくれた。彼女は既に4年近くこちらに住んでいて、自宅は3BRで、シエアメイト(いわゆる間借り)2人と住んでいるという。こちらでは住宅費が高いので、こうしたシェアという形態が当たり前なのだ。
    案内された物件を見て、すぐ決断した。2物件見せてもらったが、最初は3ルームで広すぎたし、おまけにバス停から遠すぎた。車もないので、公共交通機関が近くないとどうにもならない。2つ目は、スーパーや日本食屋にも近く、バス停も至近、おまけにモダンで、家具付きである。2階で暗いのと、窓から隣のスーパーのレンガ壁しか見えないのは悲しかったが、このときはもう良いやという雰囲気で、早いとこ寝床を決めたかった。契約期間は、良く考えて半年にする.日当たりの悪さ、どう見ても洞窟のようだったから、心にひっかっかったのである。

  • オフィスに帰る途中、こちらに来たことのうれしさと、日本での大変さについて話しになった。彼女も、<br />「こっちもいろいろ大変ですよ。仕事上、ストレスも多くて、以前は頭痛や肩こりがひどかったんですが、最近は上手く乗りきれるようになりました」<br />「ストレスというと、どんな点が大変ですか?」<br />「たとえば、日本の方は、あちらの不動産の借方になれています。でもオーストラリアの不動産屋は、オーナーの代理と言う立場ですので、中立と言うわけには行きません。それに、日本の物件のように、メインテナンスがすべて上手く行かないことも多く、何事も対応が遅くなりますから。その辺が、オーナーとテナントの間で、結構大変なんですよ」<br />「なるほど。ついつい日本のやり方が通じると、思いこんでしまいますからね。こちらに住むなら、こちらのやり方に合わせないとね。」<br />結構会話が弾み、知人のいない僕に、またいろいろ教えてくれるよう、お願いをして別れた。<br />

    オフィスに帰る途中、こちらに来たことのうれしさと、日本での大変さについて話しになった。彼女も、
    「こっちもいろいろ大変ですよ。仕事上、ストレスも多くて、以前は頭痛や肩こりがひどかったんですが、最近は上手く乗りきれるようになりました」
    「ストレスというと、どんな点が大変ですか?」
    「たとえば、日本の方は、あちらの不動産の借方になれています。でもオーストラリアの不動産屋は、オーナーの代理と言う立場ですので、中立と言うわけには行きません。それに、日本の物件のように、メインテナンスがすべて上手く行かないことも多く、何事も対応が遅くなりますから。その辺が、オーナーとテナントの間で、結構大変なんですよ」
    「なるほど。ついつい日本のやり方が通じると、思いこんでしまいますからね。こちらに住むなら、こちらのやり方に合わせないとね。」
    結構会話が弾み、知人のいない僕に、またいろいろ教えてくれるよう、お願いをして別れた。

  • そのあとで、またシティへ電車で戻る。日本で契約してあったANZ銀行でキャッシュカードを受け取り、こちらのシステムを説明してもらった。振り込みと言う制度がないので、バンクチェックやマネーオーダーを使うわけだが、慣れないうちは直接現金をテラー(窓口)に持ってくることになる。ハイド公園を歩き、例のごとくニュータウンに戻る。すっかり夕方になってしまい、電車には柄の悪そうな変な若者達が途中で乗り込む。夕飯をとろうとぶらつくが、どうも一人でレストランにははいりにくい。結局決断できず、7・11でサンドイッチとジュースを買った。おまけにこの夜は、夜通し若者が騒いでいた。<br />翌朝レセプションに文句を言うも、どうにもならない。もし他に移るなら、6日分の予約量のうち、1晩のみレファウンドするという。このやろう!と、いかりこみあげ、その勢いで全日空ホテルに泊まることにする。1台しかない公衆電話から50セントを入れ、予約をなんとかとりつけた。高い、痛い出費だ!

    そのあとで、またシティへ電車で戻る。日本で契約してあったANZ銀行でキャッシュカードを受け取り、こちらのシステムを説明してもらった。振り込みと言う制度がないので、バンクチェックやマネーオーダーを使うわけだが、慣れないうちは直接現金をテラー(窓口)に持ってくることになる。ハイド公園を歩き、例のごとくニュータウンに戻る。すっかり夕方になってしまい、電車には柄の悪そうな変な若者達が途中で乗り込む。夕飯をとろうとぶらつくが、どうも一人でレストランにははいりにくい。結局決断できず、7・11でサンドイッチとジュースを買った。おまけにこの夜は、夜通し若者が騒いでいた。
    翌朝レセプションに文句を言うも、どうにもならない。もし他に移るなら、6日分の予約量のうち、1晩のみレファウンドするという。このやろう!と、いかりこみあげ、その勢いで全日空ホテルに泊まることにする。1台しかない公衆電話から50セントを入れ、予約をなんとかとりつけた。高い、痛い出費だ!

  • 翌日は上司夫妻がオペラに招待してくれた。憧れのオペラハウスである。といっても土曜で電車はニュータウンに走らず、バスの乗り方もまだわからないため、セントラルまで歩いていく。大学の中を通るも広すぎて道に迷い、結構時間ぎりぎりになって、やっとオペラハウスに着く.すばらしいビュー、雰囲気、綺麗な青い空、緑の対岸、茶色の屋根、白いヨット、美しいコントラストだ。夫妻と、カルメンを見て、オペラバーで世間話をする。カルメンは、ちょっとコミカルでは合ったが、歌声はすばらしかった。その夜は、ベトナム料理屋でワインを飲み、フォーを食べ、春巻きをとり、そして帰宅した。良い夜だった.さてこれからどうなることやら、、、。期待と不安が交錯する。

    翌日は上司夫妻がオペラに招待してくれた。憧れのオペラハウスである。といっても土曜で電車はニュータウンに走らず、バスの乗り方もまだわからないため、セントラルまで歩いていく。大学の中を通るも広すぎて道に迷い、結構時間ぎりぎりになって、やっとオペラハウスに着く.すばらしいビュー、雰囲気、綺麗な青い空、緑の対岸、茶色の屋根、白いヨット、美しいコントラストだ。夫妻と、カルメンを見て、オペラバーで世間話をする。カルメンは、ちょっとコミカルでは合ったが、歌声はすばらしかった。その夜は、ベトナム料理屋でワインを飲み、フォーを食べ、春巻きをとり、そして帰宅した。良い夜だった.さてこれからどうなることやら、、、。期待と不安が交錯する。

  • シティ探訪<br />この前後のことは良く覚えている.なにしろはじめてのシドニー、シティ探訪である。裏通りのBPを朝に出て、タクシーで全日空ホテルへ移動後、チェックインまで時間があるため、ロックスを歩く。免税店近くの近代的な住宅と、古めかしい歴史的建造物が混在する。大きなアーチ型のトンネルは、岩をくりぬいてできたものである。昼は、空いているパブでフィシュアンドチップスを食らう。白身の魚のフライにケチャップとレモンをかけ、フレンチフライドポテトがついている。10ドル以上したのは、個々が観光地価格である証拠だ。<br />午後はガラリービクトリアビルからモノレールに乗った。ダーリングハーバー、コックルベイ、タウンホール、QVB、などを順に廻った.この当たりは、まさしく新しいトレンドのスポットで、観光客も多い。しゃれたレストランやショッピングモールがつらなり、ハーバーには船が行き来する。周りにはカジノや大型ホテルが囲む。チャイナタウンまで続く整備された公園には、子供連れがくつろぐ。サーキュラキーが大人の落ち着いた雰囲気なら、ここは若夫婦やおのぼりさんの雰囲気だ。日本ほど込み合っていないのはとにかく助かる。<br />午後はサウナにはいって、くつろいだ.その夜は確か、バスでダーリングハーバーまで行き、回転すし屋に行った.夜のハーバーで、無料ラテンコンサートをやっていた。たくさんの人が、楽しそうにくつろいでいた。それは、連休の始まりだった。出店売りの、ちょっと高いバカルディカクテルも飲んだ。なんだかうきうきしていた。<br />

    シティ探訪
    この前後のことは良く覚えている.なにしろはじめてのシドニー、シティ探訪である。裏通りのBPを朝に出て、タクシーで全日空ホテルへ移動後、チェックインまで時間があるため、ロックスを歩く。免税店近くの近代的な住宅と、古めかしい歴史的建造物が混在する。大きなアーチ型のトンネルは、岩をくりぬいてできたものである。昼は、空いているパブでフィシュアンドチップスを食らう。白身の魚のフライにケチャップとレモンをかけ、フレンチフライドポテトがついている。10ドル以上したのは、個々が観光地価格である証拠だ。
    午後はガラリービクトリアビルからモノレールに乗った。ダーリングハーバー、コックルベイ、タウンホール、QVB、などを順に廻った.この当たりは、まさしく新しいトレンドのスポットで、観光客も多い。しゃれたレストランやショッピングモールがつらなり、ハーバーには船が行き来する。周りにはカジノや大型ホテルが囲む。チャイナタウンまで続く整備された公園には、子供連れがくつろぐ。サーキュラキーが大人の落ち着いた雰囲気なら、ここは若夫婦やおのぼりさんの雰囲気だ。日本ほど込み合っていないのはとにかく助かる。
    午後はサウナにはいって、くつろいだ.その夜は確か、バスでダーリングハーバーまで行き、回転すし屋に行った.夜のハーバーで、無料ラテンコンサートをやっていた。たくさんの人が、楽しそうにくつろいでいた。それは、連休の始まりだった。出店売りの、ちょっと高いバカルディカクテルも飲んだ。なんだかうきうきしていた。

  • 次の日はのんびりとフェリーを初体験するために、サーキュラキーに向かった。休日(オーストラリアは祝日が少ないが、その数少ない連休)のため、思ったよりも本数は少なく、ピアも簡素である。それはそれで大都会とは思えぬ自然な感じではあるが、夜はちょっと怖そうだ.昼はサーキュラキーの西側の芝生にあるベンチで過ごすが、日本人の青年がなんと、英語のひきがたりでがんばっていた。SGなど英語の歌も、高い声できれいに歌っていた.ついつい聞きほれてしまった.午後は現代美術館を見てから、バルメイン、バーチグルーブといった、もしかしたら部屋を探すことになった場所へむかう。結構古い港に面したアパートがいくつかあった。バスまで遠いのは困ったものだが、このようなシドニーらしいところに住むのも悪くないのかも。大都会であるが、自然の多いシドニーである。部屋にこもらず外に出よ!釣りやら、ジョギングやら、ぶらっと散歩やら、などと自分に言い聞かせたりしつつも、結局ホテルの快適さを味わった。その夜はバーで一休みし、明日の出勤に備えた。しかし夕食は確か、モノレールチケットについていた無料ハンバーガーだった。

    次の日はのんびりとフェリーを初体験するために、サーキュラキーに向かった。休日(オーストラリアは祝日が少ないが、その数少ない連休)のため、思ったよりも本数は少なく、ピアも簡素である。それはそれで大都会とは思えぬ自然な感じではあるが、夜はちょっと怖そうだ.昼はサーキュラキーの西側の芝生にあるベンチで過ごすが、日本人の青年がなんと、英語のひきがたりでがんばっていた。SGなど英語の歌も、高い声できれいに歌っていた.ついつい聞きほれてしまった.午後は現代美術館を見てから、バルメイン、バーチグルーブといった、もしかしたら部屋を探すことになった場所へむかう。結構古い港に面したアパートがいくつかあった。バスまで遠いのは困ったものだが、このようなシドニーらしいところに住むのも悪くないのかも。大都会であるが、自然の多いシドニーである。部屋にこもらず外に出よ!釣りやら、ジョギングやら、ぶらっと散歩やら、などと自分に言い聞かせたりしつつも、結局ホテルの快適さを味わった。その夜はバーで一休みし、明日の出勤に備えた。しかし夕食は確か、モノレールチケットについていた無料ハンバーガーだった。

  • 我が家はニュートラルベイ<br />ニュートラルベイは、シティからブリッジを渡り、バスで5‐10分程度、大変良い場所だ。大きいスーパー、日本食や、さまざまなショップ、すべてそろっている手ごろな町だ。そこのほぼ中心にあるアパートメントに、シングルの部屋(スタヂオ)を借りた。下には、焼肉や、クリーニングや、八百屋があり、向かいにはそばや、居酒屋、CD屋、カラオケもある。まるで日本だ。でも人はさまざま、カフェには、日中からオージーがくつろいでいる。大通りには車があふれ、バスもひっきりなしにとおる。通勤には、行きはバスの乗り継ぎ、帰りはバスでサーキュラキーまで行って、そこからフェリーでニュートラルベイワーフへ。これがまたくつろぐ。天気が良い日は最高の帰り道だ。オペラハウスを見て、高層ビル外にさよならし、ブリッジの下をくぐり、ノースショアーの緑へ。ここの夜景もまた、美しいのである。<br />

    我が家はニュートラルベイ
    ニュートラルベイは、シティからブリッジを渡り、バスで5‐10分程度、大変良い場所だ。大きいスーパー、日本食や、さまざまなショップ、すべてそろっている手ごろな町だ。そこのほぼ中心にあるアパートメントに、シングルの部屋(スタヂオ)を借りた。下には、焼肉や、クリーニングや、八百屋があり、向かいにはそばや、居酒屋、CD屋、カラオケもある。まるで日本だ。でも人はさまざま、カフェには、日中からオージーがくつろいでいる。大通りには車があふれ、バスもひっきりなしにとおる。通勤には、行きはバスの乗り継ぎ、帰りはバスでサーキュラキーまで行って、そこからフェリーでニュートラルベイワーフへ。これがまたくつろぐ。天気が良い日は最高の帰り道だ。オペラハウスを見て、高層ビル外にさよならし、ブリッジの下をくぐり、ノースショアーの緑へ。ここの夜景もまた、美しいのである。

  • 部屋には、一通りのものはそろっている。それでも、食料品やら、洗剤やら、洗面具やら、下着やら、やはり生活を始めるには、必要なものがある。また、電話と電気は、連絡しなくてはならない。英語の連絡は、やはりまだまだ緊張する。クリーニングを出すのも初めてで、ちょっと戸惑った。日本から持ってきたコンピューターとモデムで、ネットをつなぐ。やっと通じたと思ったネットが、これまたちょっとしたミスか、メーラーが不能になる.何とかネットだけは何とかなったが、気落ちする。

    部屋には、一通りのものはそろっている。それでも、食料品やら、洗剤やら、洗面具やら、下着やら、やはり生活を始めるには、必要なものがある。また、電話と電気は、連絡しなくてはならない。英語の連絡は、やはりまだまだ緊張する。クリーニングを出すのも初めてで、ちょっと戸惑った。日本から持ってきたコンピューターとモデムで、ネットをつなぐ。やっと通じたと思ったネットが、これまたちょっとしたミスか、メーラーが不能になる.何とかネットだけは何とかなったが、気落ちする。

  • 翌日は、在留届を出すためマーチンプレイスの領事館に向かうが、場所がわからず、苦労する。<br />最近、アイデンティティについて考える。日本ということ、個人ということ、はなれてわかる祖国の重要さ、及びもしその国がだめになったときのよりどころの欠如などである。結局、自分を支える屋台骨たる特性は、日本人ということに多くが集約され、それを肯定する要因は、日本の歴史や文化、伝統である。もし言葉がその中で大きく位置を占めるとしたら、ある特定の機能にすぎないはずなのに、例えば英語を母国語としない民は、なすすべがない時が多い。グローバルスタンダードとも言い換えられるかもしれない。<br />よりどころとしての国、民族、歴史とは何だろうか。オーストラリアはたかだか200年の歴史で、だからこそアボリジニの文化を大事にしようとしている。NZにしてしかり。先住民への敬意を大事にしている。日本食にありついているオージーを見る時、その向こうにある、妙な優越意識を感じる時もある。結局は個の問題、教育、文化、につきるだろう。日本人特有のの繊細な国民性が故に、感じてしまう、といってしまえばそれまでだが。

    翌日は、在留届を出すためマーチンプレイスの領事館に向かうが、場所がわからず、苦労する。
    最近、アイデンティティについて考える。日本ということ、個人ということ、はなれてわかる祖国の重要さ、及びもしその国がだめになったときのよりどころの欠如などである。結局、自分を支える屋台骨たる特性は、日本人ということに多くが集約され、それを肯定する要因は、日本の歴史や文化、伝統である。もし言葉がその中で大きく位置を占めるとしたら、ある特定の機能にすぎないはずなのに、例えば英語を母国語としない民は、なすすべがない時が多い。グローバルスタンダードとも言い換えられるかもしれない。
    よりどころとしての国、民族、歴史とは何だろうか。オーストラリアはたかだか200年の歴史で、だからこそアボリジニの文化を大事にしようとしている。NZにしてしかり。先住民への敬意を大事にしている。日本食にありついているオージーを見る時、その向こうにある、妙な優越意識を感じる時もある。結局は個の問題、教育、文化、につきるだろう。日本人特有のの繊細な国民性が故に、感じてしまう、といってしまえばそれまでだが。

  • フェリーでサウスヘッドへ<br />10月13日<br />今日はネットがまたトラぶり、結局日本のアクセスポイントにかけてつないだ.そのあと、洗濯をして、乾燥機をかけた。こちらでは屋外の洗濯物を干さないので、乾燥機が一般的に使用される。昼には近くの中華テイクアウエイの店でワンタンを食べた。6ドルで満腹だ。午後は、バスでサーキュラキーに出て、西部方面のフェリーに乗る。ワトソンベイに向かい、途中高級住宅地を眺める。二十分程度で、ワトソンベイにつく。休日を家族で過ごす人々で賑わい、公園にはオージーが日光浴でくつろいでいる。そこをぬけてすぐに、絶景のギャップを見た.サウスヘッドと呼ばれるシドニーハーバーの南の端は、それはそれできれいだった.まさしく断崖絶壁で、遠くに南アメリカ大陸があると思うと、なんだか呆然となった。

    フェリーでサウスヘッドへ
    10月13日
    今日はネットがまたトラぶり、結局日本のアクセスポイントにかけてつないだ.そのあと、洗濯をして、乾燥機をかけた。こちらでは屋外の洗濯物を干さないので、乾燥機が一般的に使用される。昼には近くの中華テイクアウエイの店でワンタンを食べた。6ドルで満腹だ。午後は、バスでサーキュラキーに出て、西部方面のフェリーに乗る。ワトソンベイに向かい、途中高級住宅地を眺める。二十分程度で、ワトソンベイにつく。休日を家族で過ごす人々で賑わい、公園にはオージーが日光浴でくつろいでいる。そこをぬけてすぐに、絶景のギャップを見た.サウスヘッドと呼ばれるシドニーハーバーの南の端は、それはそれできれいだった.まさしく断崖絶壁で、遠くに南アメリカ大陸があると思うと、なんだか呆然となった。

  • そのあと、ローカルバスでボンダイビーチに行く。さすがにサーフィン発祥の地、結構南の感じで、なんだか湘南のような雰囲気だ.海は綺麗だったが、雰囲気がやや危ない感じもあった。実際、昨年の夜若者達が酔って暴れる事件もあったという。昼間は年よりもいたので、大丈夫とは思ったが、ねんのため引ったくりなどには注意した。こちらの東部は、またそれなりの雰囲気があり、シティが見渡せる丘に住宅があり、郊外の閑静なところだ.ボンダイジャンクションは、いかした町の雰囲気がした。日曜となると電車も少なく、日本と違いひととおりが少ない.みな、車で出かけるか、それぞれの場所で週末を過ごしているのか.<br />

    そのあと、ローカルバスでボンダイビーチに行く。さすがにサーフィン発祥の地、結構南の感じで、なんだか湘南のような雰囲気だ.海は綺麗だったが、雰囲気がやや危ない感じもあった。実際、昨年の夜若者達が酔って暴れる事件もあったという。昼間は年よりもいたので、大丈夫とは思ったが、ねんのため引ったくりなどには注意した。こちらの東部は、またそれなりの雰囲気があり、シティが見渡せる丘に住宅があり、郊外の閑静なところだ.ボンダイジャンクションは、いかした町の雰囲気がした。日曜となると電車も少なく、日本と違いひととおりが少ない.みな、車で出かけるか、それぞれの場所で週末を過ごしているのか.

  • ノーザンビーチへ<br />10月21日<br />今日は北に向かった.ビーチ遍路だ.Lの付いたリミティッドストップの2両編成バスに乗る。途中は蛇腹でつないである。景色を見ていると、思ったよりすぐにナランビーンのバス停までついた。一応となりのオージーに、場所を確認して降りる。日差しの強い日だった.ナラビーンは、湖と海がありラグーンになっている.ビーチに向かって、静かな住宅地をあるく。砂浜に出る。低草がおいしげる中、砂の小道が続く。ビーチはとにかく長い.車がないととても動けない.しかし、砂は薄茶色で綺麗だ.海も澄んでいる.サーファーは多い.日陰がないのがたまに傷だが、こちらの人はみな紫外線を浴び放題だ.しばし散歩し、バス停へ戻る。このあたりの住宅は、海も近く、静かだ。それにしても、赤と青のコントラストは不思議な浜で、簡素である。<br />

    ノーザンビーチへ
    10月21日
    今日は北に向かった.ビーチ遍路だ.Lの付いたリミティッドストップの2両編成バスに乗る。途中は蛇腹でつないである。景色を見ていると、思ったよりすぐにナランビーンのバス停までついた。一応となりのオージーに、場所を確認して降りる。日差しの強い日だった.ナラビーンは、湖と海がありラグーンになっている.ビーチに向かって、静かな住宅地をあるく。砂浜に出る。低草がおいしげる中、砂の小道が続く。ビーチはとにかく長い.車がないととても動けない.しかし、砂は薄茶色で綺麗だ.海も澄んでいる.サーファーは多い.日陰がないのがたまに傷だが、こちらの人はみな紫外線を浴び放題だ.しばし散歩し、バス停へ戻る。このあたりの住宅は、海も近く、静かだ。それにしても、赤と青のコントラストは不思議な浜で、簡素である。

  • 運良くローカルバスが来て、コラロイへ。ここもバス停からすぐそば.がけになっていて、下にプールがあり、庶民的な浜だ.ここには一応公共のビーチハウスがあり、トイレやキオスクもある。子供達が、ロックプールで波を浴びて泳ぐ。しばし浜を歩き、またバスに乗る。

    運良くローカルバスが来て、コラロイへ。ここもバス停からすぐそば.がけになっていて、下にプールがあり、庶民的な浜だ.ここには一応公共のビーチハウスがあり、トイレやキオスクもある。子供達が、ロックプールで波を浴びて泳ぐ。しばし浜を歩き、またバスに乗る。

  • デーファイの浜までは、かなり道から距離がある.高級感ただよう高層マンションや、ちょっとした商店街もあり、今までのビーチの町より、栄えている。その分ビーチは洗練された感じもして、人も圧倒的に多い。ここまで歩くとかなりつかれる.整備された浜には、やはり赤い砂と、色とりどりのサーファーが多い。帰りは、バスに時間があるので、カフェでジュースを飲む。北のビーチは、なぜか、ローカル感が満ちており、新潟の浜を少し思い起こさせた。

    デーファイの浜までは、かなり道から距離がある.高級感ただよう高層マンションや、ちょっとした商店街もあり、今までのビーチの町より、栄えている。その分ビーチは洗練された感じもして、人も圧倒的に多い。ここまで歩くとかなりつかれる.整備された浜には、やはり赤い砂と、色とりどりのサーファーが多い。帰りは、バスに時間があるので、カフェでジュースを飲む。北のビーチは、なぜか、ローカル感が満ちており、新潟の浜を少し思い起こさせた。

  • そこからバスでシティに戻る。王立植物園に行き、歩きついでにマクマフォリーポイントまで歩を進める。さすがにこの公園は広さといい植物といい、圧倒的だ。<br />

    そこからバスでシティに戻る。王立植物園に行き、歩きついでにマクマフォリーポイントまで歩を進める。さすがにこの公園は広さといい植物といい、圧倒的だ。

  • 11月11日<br />昨日エアポートラインでドメスティック空港からメルボルンへむかう。さすがにメルボルンはシドニーよりも寒い。1年ぶりのこの都市は、トラムが走っている。まずは予約してある安宿に向かう。パブに併設されている民宿で、部屋は結構綺麗でおしゃれだ。シャワーもあり、1階の応接には果物、飲み物、新聞など完備されている。迎えてくれたおじさんも静かなオージーだ。フィッツロイ公園を抜けて、会場となるヒルトンへ向かう。さすがにきれいに整備された公園のような都市、ヨーロッパ的でもある。<br />

    11月11日
    昨日エアポートラインでドメスティック空港からメルボルンへむかう。さすがにメルボルンはシドニーよりも寒い。1年ぶりのこの都市は、トラムが走っている。まずは予約してある安宿に向かう。パブに併設されている民宿で、部屋は結構綺麗でおしゃれだ。シャワーもあり、1階の応接には果物、飲み物、新聞など完備されている。迎えてくれたおじさんも静かなオージーだ。フィッツロイ公園を抜けて、会場となるヒルトンへ向かう。さすがにきれいに整備された公園のような都市、ヨーロッパ的でもある。

  • 裁判所の写真<br />公園近くの会場でコングレス、休み時間にふらっとリラックスです。

    裁判所の写真
    公園近くの会場でコングレス、休み時間にふらっとリラックスです。

  • 朝早くからツアーバスに乗り,グレートオーシャンロードへむかう.一人のたびは寂しいが,外人のだけのバスツアー中でも、もうなれたものだ。運転手の英語は分かりやすく、アジア人は中国人、マレーシア人くらいで、あとはコケージアンだ。モーニングティーは、静かな川べりで、ベジマイトのクラッカー付だ。長丁場のバスのたび、こちらではのんびりとお茶を飲むのも、楽しみのうち。ぎゅうぎゅう詰めの日本のツアーとは一味違う。<br />最初に訪れるのは、海沿いの町、ジーロングだ。ここにはちょっとした町並みがあり、シーフードの店、お土産や、マリンスポーツの店などが並ぶ。しかし、ローカル色豊かだ。まだまだ風の強いうみを眺め、アイスクリームをほおばった。ランチは、ブレッド、ハム、サラダ、チーズのセッとだ。<br />

    朝早くからツアーバスに乗り,グレートオーシャンロードへむかう.一人のたびは寂しいが,外人のだけのバスツアー中でも、もうなれたものだ。運転手の英語は分かりやすく、アジア人は中国人、マレーシア人くらいで、あとはコケージアンだ。モーニングティーは、静かな川べりで、ベジマイトのクラッカー付だ。長丁場のバスのたび、こちらではのんびりとお茶を飲むのも、楽しみのうち。ぎゅうぎゅう詰めの日本のツアーとは一味違う。
    最初に訪れるのは、海沿いの町、ジーロングだ。ここにはちょっとした町並みがあり、シーフードの店、お土産や、マリンスポーツの店などが並ぶ。しかし、ローカル色豊かだ。まだまだ風の強いうみを眺め、アイスクリームをほおばった。ランチは、ブレッド、ハム、サラダ、チーズのセッとだ。

  • 行きはよいよいで、暑いくらいだったのに,肝心の国立公園のところでは強い雨かぜ、が始った。ユーカリの森には、野生のコアラが眠っていた。肝心の12の使徒では、傘を持ってくれば良かったほどの豪雨とかぜ。なかなか良い天気に恵まれることは少ないようだ。しかし、その眺望は中々のものだ。南極に近いことを感じさせる荒荒しい波。岸壁と幾つかの巨岩。低い木々と砂。これは自然の生んだ芸術品だ。ロンドンアークに着いたときには、既に土砂降りで、結局バスの中で雨を見てすごした。あとは、ちょっとしたビーチと,海岸の景色と,北の風の強い平原と,そして絶壁が続く。トイレタイムでよった、ビクトリアンの田舎町はのんびりしていたが、夕食は貧弱であった。メルボルンについたのは既に8時を廻っていた。長い長いバスのたびであった。

    行きはよいよいで、暑いくらいだったのに,肝心の国立公園のところでは強い雨かぜ、が始った。ユーカリの森には、野生のコアラが眠っていた。肝心の12の使徒では、傘を持ってくれば良かったほどの豪雨とかぜ。なかなか良い天気に恵まれることは少ないようだ。しかし、その眺望は中々のものだ。南極に近いことを感じさせる荒荒しい波。岸壁と幾つかの巨岩。低い木々と砂。これは自然の生んだ芸術品だ。ロンドンアークに着いたときには、既に土砂降りで、結局バスの中で雨を見てすごした。あとは、ちょっとしたビーチと,海岸の景色と,北の風の強い平原と,そして絶壁が続く。トイレタイムでよった、ビクトリアンの田舎町はのんびりしていたが、夕食は貧弱であった。メルボルンについたのは既に8時を廻っていた。長い長いバスのたびであった。

  • 西オーストラリア<br />12月20日シドニー空港を経つ。メルボルン行きと同じく、例のごとくドメスティック空港で寿司パックを食べる.パースまでは5時間あまり、かなりかかる。バージンブルー航空ははじめてだ.かなりポップでカジュアルな航空会社だ。やっと到着したパースは、熱く、時差がありまだ2時半だ(シドニー時間で5時)。レンタカーを始めて借り,恐る恐る町へ出る。車は新車で快調だ.トヨタの4ドアだ.エアコンも良く効く.道も広くて走りやすい。CDもかかるとは、何か持ってくれば良かった。FMでも十分満足だ。なんだかうきうきする。まずハングリージャックのハンバーガーで腹ごしらえし(6ドル),フリーマントルへむかう。道は分かりやすく、市内でちょっと迷ったが、ギャラリーに到着。大きな街ではないが、静かで落ち着いている.次のプリズンではツアーでゆっくりと回る.外国人に混じって,というかこちらが外人だが,英語で牢獄を回る.ここは歴史の古い移民の地で、この監獄はその歴史をしのばせる。壁にはアボリジニの絵なども書かれている。

    西オーストラリア
    12月20日シドニー空港を経つ。メルボルン行きと同じく、例のごとくドメスティック空港で寿司パックを食べる.パースまでは5時間あまり、かなりかかる。バージンブルー航空ははじめてだ.かなりポップでカジュアルな航空会社だ。やっと到着したパースは、熱く、時差がありまだ2時半だ(シドニー時間で5時)。レンタカーを始めて借り,恐る恐る町へ出る。車は新車で快調だ.トヨタの4ドアだ.エアコンも良く効く.道も広くて走りやすい。CDもかかるとは、何か持ってくれば良かった。FMでも十分満足だ。なんだかうきうきする。まずハングリージャックのハンバーガーで腹ごしらえし(6ドル),フリーマントルへむかう。道は分かりやすく、市内でちょっと迷ったが、ギャラリーに到着。大きな街ではないが、静かで落ち着いている.次のプリズンではツアーでゆっくりと回る.外国人に混じって,というかこちらが外人だが,英語で牢獄を回る.ここは歴史の古い移民の地で、この監獄はその歴史をしのばせる。壁にはアボリジニの絵なども書かれている。

  • 街中に入ると道に迷うが,そのままラウンドハウスにつく.ふるい港町である.ゆったりと古い町並みを通り,エスペラネードホテルへむかう.なかなか感じの良い3階建てのホテルだ.古い建物をそのままのこし、広い敷地にはプールやサウナもある.ロビーはクリスマスでデコレイトだ.チェックインして、早速町を歩く.目抜き通りは1本で,カフェ,パブ,レストランがひしめき,決して猥雑ではない.マーケットもこじんまりと,かわいい感じだ.タウンホールから駅に出て,港に回る.ここも綺麗に整備されたレストランが並び,しゃれた良い雰囲気だ.公園を歩き、ホテルにもどる。暇なので、サウナとジャグジーを一人浴びる.苦い地ビールを飲み,ベランダからとおりを眺める。夜は近くのフードコートの様な場所で、トムヤンクンを食う(8ドル).なかなかの味だ.手ごろな多国籍の店が連なる。夜は酔っ払いがうるさかったが,時差のせいで翌日は7時には起きた.

    街中に入ると道に迷うが,そのままラウンドハウスにつく.ふるい港町である.ゆったりと古い町並みを通り,エスペラネードホテルへむかう.なかなか感じの良い3階建てのホテルだ.古い建物をそのままのこし、広い敷地にはプールやサウナもある.ロビーはクリスマスでデコレイトだ.チェックインして、早速町を歩く.目抜き通りは1本で,カフェ,パブ,レストランがひしめき,決して猥雑ではない.マーケットもこじんまりと,かわいい感じだ.タウンホールから駅に出て,港に回る.ここも綺麗に整備されたレストランが並び,しゃれた良い雰囲気だ.公園を歩き、ホテルにもどる。暇なので、サウナとジャグジーを一人浴びる.苦い地ビールを飲み,ベランダからとおりを眺める。夜は近くのフードコートの様な場所で、トムヤンクンを食う(8ドル).なかなかの味だ.手ごろな多国籍の店が連なる。夜は酔っ払いがうるさかったが,時差のせいで翌日は7時には起きた.

  • さて、今日は長丁場の運転だ.気を引き締めていこう。まず海沿いの道を通り,フリーウエイに入る.ロッキンガハムまでなるべく海沿いを行く.車が少なく、100キロで飛ばせる。途中のスタンドで腹ごしらえし(3ドル),早くもロッキングハムだ。まだ8時30分のせいか,海は果てしなく綺麗だ。人もいないし、砂はほんとに白い。これはすごい。途中でも、いくつかの海辺をその都度止まって見渡す。田舎の綺麗な浜、白い砂、人のいない海、静かな夏の朝だ。道は10号へ入り、9時にはマンジュラの手まえへに来る.ここも海沿いを巡り,街中で降りてみる.なかなかの高級住宅街だ.湖をめぐってまるで入り江のように新興分譲地ができている.海は矢張り青く、浜はまさしく白い。人気もなく,静かなところだ。

    さて、今日は長丁場の運転だ.気を引き締めていこう。まず海沿いの道を通り,フリーウエイに入る.ロッキンガハムまでなるべく海沿いを行く.車が少なく、100キロで飛ばせる。途中のスタンドで腹ごしらえし(3ドル),早くもロッキングハムだ。まだ8時30分のせいか,海は果てしなく綺麗だ。人もいないし、砂はほんとに白い。これはすごい。途中でも、いくつかの海辺をその都度止まって見渡す。田舎の綺麗な浜、白い砂、人のいない海、静かな夏の朝だ。道は10号へ入り、9時にはマンジュラの手まえへに来る.ここも海沿いを巡り,街中で降りてみる.なかなかの高級住宅街だ.湖をめぐってまるで入り江のように新興分譲地ができている.海は矢張り青く、浜はまさしく白い。人気もなく,静かなところだ。

  • さて、ここから100kmあまりのブンバリーへむかう.この道は110kで飛ばせる.さすがにオーストラリアという感じで、景色が変わってくる.乾いたユーカリの木と,赤土,平原,ブッシュ,そしてカンガルーの死体.途中店も何もない場所では、ちょっと寂しくなる.ぽつぽつとセルフスタンドが見えると、安心する.オーストランドをとおり、意外とこじんまりしたバンバリーにつく.街は店がありそうだが,大した風景でなく.埠頭を巡り,バッセルトンへ向かう.これまた同様のブッシュ、ユーカリの林を通り,バッセルトンへ.ここは良い感じのタウンだ.綺麗にデコレートされた目抜きとおりを抜けると,憧れのピアへ.NHKのテレビ番組で紹介された、長い長い桟橋だ。これが見たくてここまで来たと言っても過言でない。実際、これはすごい,何キロあるのか,海の向こうまで果てしなく続く.上には線路があり,釣り人がいる.青い海の上を果てなく歩く.途中で風が吹くと怖いが、遠浅の海をここまでピアがあるとは.テレビで見たとおりで,火事で焼けたところから先も、今は再生している.これは来て良かった,見て良かった、歩いて良かった。

    さて、ここから100kmあまりのブンバリーへむかう.この道は110kで飛ばせる.さすがにオーストラリアという感じで、景色が変わってくる.乾いたユーカリの木と,赤土,平原,ブッシュ,そしてカンガルーの死体.途中店も何もない場所では、ちょっと寂しくなる.ぽつぽつとセルフスタンドが見えると、安心する.オーストランドをとおり、意外とこじんまりしたバンバリーにつく.街は店がありそうだが,大した風景でなく.埠頭を巡り,バッセルトンへ向かう.これまた同様のブッシュ、ユーカリの林を通り,バッセルトンへ.ここは良い感じのタウンだ.綺麗にデコレートされた目抜きとおりを抜けると,憧れのピアへ.NHKのテレビ番組で紹介された、長い長い桟橋だ。これが見たくてここまで来たと言っても過言でない。実際、これはすごい,何キロあるのか,海の向こうまで果てしなく続く.上には線路があり,釣り人がいる.青い海の上を果てなく歩く.途中で風が吹くと怖いが、遠浅の海をここまでピアがあるとは.テレビで見たとおりで,火事で焼けたところから先も、今は再生している.これは来て良かった,見て良かった、歩いて良かった。

  • さてガソリンを入れ,ホットドッグを食いつき,いよいよ南へ.ドンスボロウまでは,かなりの山道,ヤリンガップはサーファーが多い.ハメリンベイは人のいない寂しいリゾート、でも海は綺麗,ちょっと南の島を思い出す位の穴場.途中でレイクケイブ(どうくつ)で綺麗な幻想的体験,このあたりは何千もの洞窟があるそうだ.ここもきてよかったという綺麗さ.さて時間オーバーであせりつつもオーガスタへ.ここはとにかく風が強い.南極の風は、海を荒らして,木を低くさせていた.でも、静かで落ち着いたカントリータウンだ.いずれにせよ,あちこちのインフォによったが,みな親切ではあった.さて帰りは急いでマーガレットリバー経由で、ジオグラフィックベイにむかう.夜の7時について,これまた綺麗なビーチを歩き,プールで泳ぎ.ジャグジーを浴び,フィシュチップを食らう

    さてガソリンを入れ,ホットドッグを食いつき,いよいよ南へ.ドンスボロウまでは,かなりの山道,ヤリンガップはサーファーが多い.ハメリンベイは人のいない寂しいリゾート、でも海は綺麗,ちょっと南の島を思い出す位の穴場.途中でレイクケイブ(どうくつ)で綺麗な幻想的体験,このあたりは何千もの洞窟があるそうだ.ここもきてよかったという綺麗さ.さて時間オーバーであせりつつもオーガスタへ.ここはとにかく風が強い.南極の風は、海を荒らして,木を低くさせていた.でも、静かで落ち着いたカントリータウンだ.いずれにせよ,あちこちのインフォによったが,みな親切ではあった.さて帰りは急いでマーガレットリバー経由で、ジオグラフィックベイにむかう.夜の7時について,これまた綺麗なビーチを歩き,プールで泳ぎ.ジャグジーを浴び,フィシュチップを食らう

  • 翌日も7時半に置き,チェックアウト、「宿はどうだい?」ときかれ、「not bad」と答える。フリーマントルまでひとっ走り,途中スピードカメラに採られ、実はあとから罰金となる。順調に11時には到着し、途中でスタンドによったりして、駐車場に着く。にぎわうマーッケトで氷ジュースを飲み、Tシャツを買う。さてフリーマントルはすっかりなじんだが、橋を渡りパースから北へむかう。71号を基本に、コッテロ、シティ、そしてスカボローと巡る。とにかくこれまた延々と続く綺麗な青い海、そして白い浜。これはすごく、確かに良いところだ。海沿いにはいくつものパーキングやパーク、住宅がたち、カフェなどもあり,車を所々とめ,写真を取る。北のヒラリーまで来ると、ひと段落。ほとんど腹も減らず,水族館を見て,さらに北へ車を飛ばす。最果ての道が途切れると,新興住宅地とラウンドバウトと砂山が残されていた。ここで道を完全に失ったが,とにかく北へ向かった。これまた車のない,南とはちょっと違ったブッシュ,木々,ワイルドライフである。どちらかというと埃っぽくて乾いていて,道はとにかく広い。ヤンチャップで一休みし,ツゥーロックまでくると、もう人の気配もなかった。

    翌日も7時半に置き,チェックアウト、「宿はどうだい?」ときかれ、「not bad」と答える。フリーマントルまでひとっ走り,途中スピードカメラに採られ、実はあとから罰金となる。順調に11時には到着し、途中でスタンドによったりして、駐車場に着く。にぎわうマーッケトで氷ジュースを飲み、Tシャツを買う。さてフリーマントルはすっかりなじんだが、橋を渡りパースから北へむかう。71号を基本に、コッテロ、シティ、そしてスカボローと巡る。とにかくこれまた延々と続く綺麗な青い海、そして白い浜。これはすごく、確かに良いところだ。海沿いにはいくつものパーキングやパーク、住宅がたち、カフェなどもあり,車を所々とめ,写真を取る。北のヒラリーまで来ると、ひと段落。ほとんど腹も減らず,水族館を見て,さらに北へ車を飛ばす。最果ての道が途切れると,新興住宅地とラウンドバウトと砂山が残されていた。ここで道を完全に失ったが,とにかく北へ向かった。これまた車のない,南とはちょっと違ったブッシュ,木々,ワイルドライフである。どちらかというと埃っぽくて乾いていて,道はとにかく広い。ヤンチャップで一休みし,ツゥーロックまでくると、もう人の気配もなかった。

  • せっかくなので,ソレントビーチで一休みし,その北のピナルーポイントというまさしく静かな白い浜と青い海で30分ほど泳ぐ.ここは動物も入れるビーチで、はじめは冷たかったが,気持ち良い.5時というのに日差しは侮れない.正式な名前は、ホワイトフォードビーチ、もしくはムラルービーチだったか。しかし,こうした穴場はすばらしい.車のおかげである。70ドルは高くないか.さてこの夜は、スーパーですいか,あいす、ハムをしいれ、ビールを買い、部屋で食べ、そして花火など見てぶらりすごす。<br />

    せっかくなので,ソレントビーチで一休みし,その北のピナルーポイントというまさしく静かな白い浜と青い海で30分ほど泳ぐ.ここは動物も入れるビーチで、はじめは冷たかったが,気持ち良い.5時というのに日差しは侮れない.正式な名前は、ホワイトフォードビーチ、もしくはムラルービーチだったか。しかし,こうした穴場はすばらしい.車のおかげである。70ドルは高くないか.さてこの夜は、スーパーですいか,あいす、ハムをしいれ、ビールを買い、部屋で食べ、そして花火など見てぶらりすごす。

  • 翌日はロトネスト島へ向かう.フリーマントル港まで行き、8時半についたので、車を止め,フェリーに乗りこむ。快適だ。自転車を借りるまでいろいろあったが,とにかく水を買い,ややわかりりにくい道を一回りする。焼け付く太陽ととにかくハエハエ,こいつには苦しめられた。ただし、景色は限りなく綺麗で、気持ち良い。アップダウンもそれほどでなく,途中いくつか訪れる、プライベートビーチは圧巻。リーフもあり,出来たらのんびりシュノーケルでもしたかった。島の端まで行く気力はうせたが,ビーチはついつい泳ぎたくなるくらい美しさであった。帰りの道はかなりきつく、座席の尻が痛い。かなりへとへとで、途中オージーから、「大丈夫か」と声をかけられた。根性で自転車を走らせ、クオーカも見られた。昼は,唯一のホテルのバーで、スワンミッドをのみほし(4ドル)、フィシュバーガーを食らう.時間が余ったので,買い物でもすれば良かったが,そこまで頭が回らなかった.今度はゆっくりきたいものです。

    翌日はロトネスト島へ向かう.フリーマントル港まで行き、8時半についたので、車を止め,フェリーに乗りこむ。快適だ。自転車を借りるまでいろいろあったが,とにかく水を買い,ややわかりりにくい道を一回りする。焼け付く太陽ととにかくハエハエ,こいつには苦しめられた。ただし、景色は限りなく綺麗で、気持ち良い。アップダウンもそれほどでなく,途中いくつか訪れる、プライベートビーチは圧巻。リーフもあり,出来たらのんびりシュノーケルでもしたかった。島の端まで行く気力はうせたが,ビーチはついつい泳ぎたくなるくらい美しさであった。帰りの道はかなりきつく、座席の尻が痛い。かなりへとへとで、途中オージーから、「大丈夫か」と声をかけられた。根性で自転車を走らせ、クオーカも見られた。昼は,唯一のホテルのバーで、スワンミッドをのみほし(4ドル)、フィシュバーガーを食らう.時間が余ったので,買い物でもすれば良かったが,そこまで頭が回らなかった.今度はゆっくりきたいものです。

  • 最終日,いよいよ市街地運転だ。道はかなり迷ったが、迷ったなりにキングスパークに着いていたというおかしさ。なかなかの公園だ.とにかく広く、景色も最高だ.スワン川,市街、そして海まで見渡せる。そのままサウスから街を眺め,レイクモンガーへ。たいしたことのない湖だったが,黒いスワンを見て,ガソリンを入れ,車を返す。<br />

    最終日,いよいよ市街地運転だ。道はかなり迷ったが、迷ったなりにキングスパークに着いていたというおかしさ。なかなかの公園だ.とにかく広く、景色も最高だ.スワン川,市街、そして海まで見渡せる。そのままサウスから街を眺め,レイクモンガーへ。たいしたことのない湖だったが,黒いスワンを見て,ガソリンを入れ,車を返す。

  • さてここからキャットバスで駅へむうかう。街は人でごった返し,クリスマス商戦真っ盛り。買い物もしないのであまり興味もないが,いちおうアーケードを回る.寿司パックを食い,いくつかの見所を見て,美術館へ。これはなかなかみごたえがあった。カフェでアイスコーヒーにありつき,結局あるいてミントまで。金の鋳造を見たのははじめてであった。そしてホテルに帰り,例のごとくひとりサウナとスパでリラックス。夕刻、一人繁華街をとおって、人気のない7時の街を抜け,クリスマスイブなのにやっている寂しげな日本料理屋でラーメンをくう。これまた人気のない公園で夕日を見て,旅の終焉を実感する。これまで経験のない、南半球で過ごす、一人きりの年末。ホテルのバーでビールを飲み、部屋でやっと静かに寝られた。<br />

    さてここからキャットバスで駅へむうかう。街は人でごった返し,クリスマス商戦真っ盛り。買い物もしないのであまり興味もないが,いちおうアーケードを回る.寿司パックを食い,いくつかの見所を見て,美術館へ。これはなかなかみごたえがあった。カフェでアイスコーヒーにありつき,結局あるいてミントまで。金の鋳造を見たのははじめてであった。そしてホテルに帰り,例のごとくひとりサウナとスパでリラックス。夕刻、一人繁華街をとおって、人気のない7時の街を抜け,クリスマスイブなのにやっている寂しげな日本料理屋でラーメンをくう。これまた人気のない公園で夕日を見て,旅の終焉を実感する。これまで経験のない、南半球で過ごす、一人きりの年末。ホテルのバーでビールを飲み、部屋でやっと静かに寝られた。

  • 2月 弟とタスマニア周遊サバイバル<br />朝早くシドニー空港へむかうと,既に弟はついている。旅とは思えない格好で、まさしく仕事がえりのスーツ姿だ。まずバスにてドメスティックへ乗り継ぎ,荷物をロッカーへ預け,飛行機をチェックイン。結構時間が取られる.ふたたびエアポートシャトルで市内へ向かう。サーキュラキーまで行く間、車窓から簡単な観光案内をする。ロックスでおり,オブザベートリーパブにてビールとフィッシュチップスでランチ(二十ドル)、サーキュラーキーをちょっと歩いて、電車でエアポートへ、しかしかなり時間ぎりぎりになった。<br />カンタスにて、簡単にランセストンにつくが,空港でMはブザーがなった。ポケットにデジカメを入れている。慌てものだ。さて、空港で早速レンタカーを借り,一路東海岸へむかう。それにしても今回はマニュアル車だ。まずは道を間違え、未舗装道に出る。たとえ様のない景色。薄茶色の荒れ果てた草原と、たまにある木々,転々としているのは何と羊だ。車もなく,村もない、人も歩いていない。数件の村には、あれ果てた古いチャーチ。今まで出逢ったこともない、寂しいような、乾いたような、でも自然な風景が続く。山を越えて、海に出るとちょっとほっとする。次第に綺麗な海岸が見えてくるが,どこか寂しい。はなやいだところはなく、つかの間の夏に、静かな海が広がる。砂はなにか薄いコンクリート色、岩は鉄分で赤い。走行するうちに、やっと今晩の宿であるビシェノへつく。

    2月 弟とタスマニア周遊サバイバル
    朝早くシドニー空港へむかうと,既に弟はついている。旅とは思えない格好で、まさしく仕事がえりのスーツ姿だ。まずバスにてドメスティックへ乗り継ぎ,荷物をロッカーへ預け,飛行機をチェックイン。結構時間が取られる.ふたたびエアポートシャトルで市内へ向かう。サーキュラキーまで行く間、車窓から簡単な観光案内をする。ロックスでおり,オブザベートリーパブにてビールとフィッシュチップスでランチ(二十ドル)、サーキュラーキーをちょっと歩いて、電車でエアポートへ、しかしかなり時間ぎりぎりになった。
    カンタスにて、簡単にランセストンにつくが,空港でMはブザーがなった。ポケットにデジカメを入れている。慌てものだ。さて、空港で早速レンタカーを借り,一路東海岸へむかう。それにしても今回はマニュアル車だ。まずは道を間違え、未舗装道に出る。たとえ様のない景色。薄茶色の荒れ果てた草原と、たまにある木々,転々としているのは何と羊だ。車もなく,村もない、人も歩いていない。数件の村には、あれ果てた古いチャーチ。今まで出逢ったこともない、寂しいような、乾いたような、でも自然な風景が続く。山を越えて、海に出るとちょっとほっとする。次第に綺麗な海岸が見えてくるが,どこか寂しい。はなやいだところはなく、つかの間の夏に、静かな海が広がる。砂はなにか薄いコンクリート色、岩は鉄分で赤い。走行するうちに、やっと今晩の宿であるビシェノへつく。

  • ここはこじんまりとした、海沿いの街で、2−3のスーパーとカフェがあるのみだ。近くに、簡単な見所である塩吹き岩を廻り、今日の宿ダイヤモンドビレッジへ。これまた地味なリゾートだ。しかし、部屋はロッジ風で快適である。浜まで降りると,そこには風の強いペンギンの戻る海があった。テレビもない部屋で弟はとにかくくつろぎ、僕はプールで泳いだ。庭とも敷地ともいえるようなだだっ広い草原を歩き、外には馬が一匹のんびりと歩いている。そのあと食事、これは意外にもきちんとしており,すばらしい味。メインはラムと野菜、すーぷ、赤ワインは東海岸のピノアールもので、満足した。ロッジのマスターである中年夫婦が落ち着いてサーブしてくれる。予想以上においしい食事の後は、ここの浜にて催行されるペンギンツアーに参加、暗い中でペンギン立ちを観察し、早寝とする。

    ここはこじんまりとした、海沿いの街で、2−3のスーパーとカフェがあるのみだ。近くに、簡単な見所である塩吹き岩を廻り、今日の宿ダイヤモンドビレッジへ。これまた地味なリゾートだ。しかし、部屋はロッジ風で快適である。浜まで降りると,そこには風の強いペンギンの戻る海があった。テレビもない部屋で弟はとにかくくつろぎ、僕はプールで泳いだ。庭とも敷地ともいえるようなだだっ広い草原を歩き、外には馬が一匹のんびりと歩いている。そのあと食事、これは意外にもきちんとしており,すばらしい味。メインはラムと野菜、すーぷ、赤ワインは東海岸のピノアールもので、満足した。ロッジのマスターである中年夫婦が落ち着いてサーブしてくれる。予想以上においしい食事の後は、ここの浜にて催行されるペンギンツアーに参加、暗い中でペンギン立ちを観察し、早寝とする。

  • 翌朝は早くおきて、寂しい草原を散歩する.早速にフリシネ国立公園へ向かう.フリシネにはいると、木々が増える。岩山と、さまざまな木々、しだ、そしてユーカリが半島に茂る.時に鳥に出会い,あとは枯れた木々。激しい岩山をまず上り、ルックアウトでワイングラスベイを望む.絶景である.人かげもなく弧を描くベイ、その向こうの半島。一休みして、下りに入るが,これはきつい.この時点でかなる疲れている。やっと着いた実際のベイは、上空から見るのと違い意外とワイルドで、波も高かった。この後、湿地帯の半島を横切り,反対のハザードビーチへ出る.半島の東西で、植物が随分と異なる。これまた長い人のいない静かなビーチ.薄茶色の綺麗な浜を15分も歩き,いよいよ山を伝って原生林に入り込む.これは聞きしに勝るワイルドさ、既に疲れ果てた足を引きつり、途中自然のわらビーに会い,何度も谷と山を超え,ロックを伝い,約3時間の歩行程は終わった。<br />そこから東海岸をつたい、南下する。途中スワンシーで昼休み、海を見ながらばーがーをくらう(3ドル).オルオードで運転交代し,そこから川沿いに山に入る.渓流とは違うが、道は以外とカーブする。意外と早くリチモンドへ着く.ここはプチヨーロッパという感じの綺麗な村で,田舎街の雰囲気だ。街中は観光バスも乗りつけ、土産屋も多い。こぎれいなカフェで、アイスコーヒーをいただく.名物の石橋を見た後は、一路ホバートへ。

    翌朝は早くおきて、寂しい草原を散歩する.早速にフリシネ国立公園へ向かう.フリシネにはいると、木々が増える。岩山と、さまざまな木々、しだ、そしてユーカリが半島に茂る.時に鳥に出会い,あとは枯れた木々。激しい岩山をまず上り、ルックアウトでワイングラスベイを望む.絶景である.人かげもなく弧を描くベイ、その向こうの半島。一休みして、下りに入るが,これはきつい.この時点でかなる疲れている。やっと着いた実際のベイは、上空から見るのと違い意外とワイルドで、波も高かった。この後、湿地帯の半島を横切り,反対のハザードビーチへ出る.半島の東西で、植物が随分と異なる。これまた長い人のいない静かなビーチ.薄茶色の綺麗な浜を15分も歩き,いよいよ山を伝って原生林に入り込む.これは聞きしに勝るワイルドさ、既に疲れ果てた足を引きつり、途中自然のわらビーに会い,何度も谷と山を超え,ロックを伝い,約3時間の歩行程は終わった。
    そこから東海岸をつたい、南下する。途中スワンシーで昼休み、海を見ながらばーがーをくらう(3ドル).オルオードで運転交代し,そこから川沿いに山に入る.渓流とは違うが、道は以外とカーブする。意外と早くリチモンドへ着く.ここはプチヨーロッパという感じの綺麗な村で,田舎街の雰囲気だ。街中は観光バスも乗りつけ、土産屋も多い。こぎれいなカフェで、アイスコーヒーをいただく.名物の石橋を見た後は、一路ホバートへ。

  • 市内に近づくと、家や道が大きくなり,港街のたたづまいである。道を間違いつつも、ネルソン山に登り、眼下を一望する。ここまで来ると、大都会と言う感じさえする。バッテリーポイント、サラマンカをみて、ホテルに向かう。ハードリーズはすばらしいホテルであった。ゴージャスな部屋で休みつつ、早速港の街へ繰り出す。港,サラマンカ,パブでの生ビール、ローカルとの会話を楽しみ、すっかりご機嫌だ。そしてレストラン探し。やっと入ったシスコで,うまい牡蠣を食う.ジャンズのスパークリングもいい.ちょっと飲みすぎて,そのままノックアウトだ。<br />翌朝は、これまた格式高そうなレストランで、きちんとした朝飯をくらい、最高の宿を後にする.余裕の今日はホバートを写真に取り,川伝いにブライトンへ。なんだか手作り風のひなびた動物公園で、自然の動物とタスマニアンデビルに会う。さて一路ダーウエントへ北上だ。これといったもののない山道を伝うと、レイクセントクレアに至る。ここで飯を食い、大きな湖を伝う.静かな美しい湖畔である。遊歩道を歩き、カモノハシなどを見る。川は渓流で、釣りは出来なかったが,宿に早速入る.まだ3時。やどはばっくぱっか−、これは失敗か.気落ちするも、裏の川沿いを散策し、世界遺産の山道をドライブし,蚋に食われつつ、やどで一服する。夕暮れの山々はまさしく世界遺産の雄大さだ。人っ子一人いない宿の周りも、なんだか静かだ。時間は早いが、パブで生のボーグを,レストランでシャルドネを飲む。ここの夕食も中々だ。夜に川に出ると,虫が多い.そのまま部屋に帰り,うるさい中で眠りにつく。<br />

    市内に近づくと、家や道が大きくなり,港街のたたづまいである。道を間違いつつも、ネルソン山に登り、眼下を一望する。ここまで来ると、大都会と言う感じさえする。バッテリーポイント、サラマンカをみて、ホテルに向かう。ハードリーズはすばらしいホテルであった。ゴージャスな部屋で休みつつ、早速港の街へ繰り出す。港,サラマンカ,パブでの生ビール、ローカルとの会話を楽しみ、すっかりご機嫌だ。そしてレストラン探し。やっと入ったシスコで,うまい牡蠣を食う.ジャンズのスパークリングもいい.ちょっと飲みすぎて,そのままノックアウトだ。
    翌朝は、これまた格式高そうなレストランで、きちんとした朝飯をくらい、最高の宿を後にする.余裕の今日はホバートを写真に取り,川伝いにブライトンへ。なんだか手作り風のひなびた動物公園で、自然の動物とタスマニアンデビルに会う。さて一路ダーウエントへ北上だ。これといったもののない山道を伝うと、レイクセントクレアに至る。ここで飯を食い、大きな湖を伝う.静かな美しい湖畔である。遊歩道を歩き、カモノハシなどを見る。川は渓流で、釣りは出来なかったが,宿に早速入る.まだ3時。やどはばっくぱっか−、これは失敗か.気落ちするも、裏の川沿いを散策し、世界遺産の山道をドライブし,蚋に食われつつ、やどで一服する。夕暮れの山々はまさしく世界遺産の雄大さだ。人っ子一人いない宿の周りも、なんだか静かだ。時間は早いが、パブで生のボーグを,レストランでシャルドネを飲む。ここの夕食も中々だ。夜に川に出ると,虫が多い.そのまま部屋に帰り,うるさい中で眠りにつく。

  • 翌朝は朝飯もないまま、雨フルさみしい西海岸へ走る。クイーンズタウンは、寂しい山道を降りると現れる、赤茶けた鉄鋼の街だ。くるくるまわる細い道、山道をぬけ、湖をかいま見つつ、クレイドルマウンテンへ歩みを進める。途中チュラのスタンドでトイレ休憩し、コーヒーをブレイクだ。さて心地よい道を抜けると、クレイドルバレーだ。舗装もされていない、細くてがたがたのものすごい山道をゆっくりとレイクまで向かう。あいにくの霧で山頂は望めないが,それなりの寒さと絶景だ。観光客も多い。みな小雨の中、山歩きに精を出している。クレイドルの全体像をつかみ、再び山を降りる。<br />

    翌朝は朝飯もないまま、雨フルさみしい西海岸へ走る。クイーンズタウンは、寂しい山道を降りると現れる、赤茶けた鉄鋼の街だ。くるくるまわる細い道、山道をぬけ、湖をかいま見つつ、クレイドルマウンテンへ歩みを進める。途中チュラのスタンドでトイレ休憩し、コーヒーをブレイクだ。さて心地よい道を抜けると、クレイドルバレーだ。舗装もされていない、細くてがたがたのものすごい山道をゆっくりとレイクまで向かう。あいにくの霧で山頂は望めないが,それなりの寒さと絶景だ。観光客も多い。みな小雨の中、山歩きに精を出している。クレイドルの全体像をつかみ、再び山を降りる。

  • ダーウエントリバー

    ダーウエントリバー

  • 途中のモーレで、軽いランチ(ソーセージパイ2ドル)を取り、Mが運転する。ケーブ観光に向かうが、道は山に入る。いいかげん運転も飽きてきたが,モーレクリークの洞窟ツアーに参加する。そのあと、Mが田舎道をすすみ、ハプスパンで交代し、ランセストンに入る。こじんまりとした街を通り、こぎれいなコロニアルインを見つける。弟は相変わらずパスポートで本人確認が手間取る。それほど写真と実物が違っている。

    途中のモーレで、軽いランチ(ソーセージパイ2ドル)を取り、Mが運転する。ケーブ観光に向かうが、道は山に入る。いいかげん運転も飽きてきたが,モーレクリークの洞窟ツアーに参加する。そのあと、Mが田舎道をすすみ、ハプスパンで交代し、ランセストンに入る。こじんまりとした街を通り、こぎれいなコロニアルインを見つける。弟は相変わらずパスポートで本人確認が手間取る。それほど写真と実物が違っている。

  • ここで一休みし、街へ出る。静か、人が歩いていない。土産もの屋を見つけ、パブに入る。TABでは、ドッグレースをやっている。そのあと、有名なステーキ屋へ行く。おいしいスコッチフィレを食らい、カベルネを飲み、その日も日は暮れる。ゆっくりと寝て、翌朝はカラクト渓谷を見て、埃だらけで1000k以上乗った車を返却し、小さな空港へ帰る。<br />

    ここで一休みし、街へ出る。静か、人が歩いていない。土産もの屋を見つけ、パブに入る。TABでは、ドッグレースをやっている。そのあと、有名なステーキ屋へ行く。おいしいスコッチフィレを食らい、カベルネを飲み、その日も日は暮れる。ゆっくりと寝て、翌朝はカラクト渓谷を見て、埃だらけで1000k以上乗った車を返却し、小さな空港へ帰る。

  • 戻ったシドニーは、熱い、暑い。まずは部屋で休んで、街へ出る。オーストラリアホテルでカンガルーピザを食い、パブでのみ、近くの居酒屋で旅の打ち上げだ。<br />全体として、漠然と寂しい土地だった。華やぎはないが、地道な自然が息づく、そんな場所だ。人々は地味だが親切で、自然は豊富、山歩きにぴったり。いずれまたおとすれたい場所のひとつ。<br />

    戻ったシドニーは、熱い、暑い。まずは部屋で休んで、街へ出る。オーストラリアホテルでカンガルーピザを食い、パブでのみ、近くの居酒屋で旅の打ち上げだ。
    全体として、漠然と寂しい土地だった。華やぎはないが、地道な自然が息づく、そんな場所だ。人々は地味だが親切で、自然は豊富、山歩きにぴったり。いずれまたおとすれたい場所のひとつ。

  • 連休にアデレードからカンガルー島へ<br />under construction

    連休にアデレードからカンガルー島へ
    under construction

  • 拠点のグレネルグはいまいちだったが、ホテルではゆっくり出来た。結構町を歩いて疲れたが、アデレードはたいしたことのない地方都市だった。翌朝の早起きには参ったが、フェリー、バスと乗り継いで、ストークスベイ、シールベイ、動物園と廻った。

    拠点のグレネルグはいまいちだったが、ホテルではゆっくり出来た。結構町を歩いて疲れたが、アデレードはたいしたことのない地方都市だった。翌朝の早起きには参ったが、フェリー、バスと乗り継いで、ストークスベイ、シールベイ、動物園と廻った。

  • アメリカンリバーは静かな村で、自然の木々と鳥たちがあちこちに居た。<br />島はブッシュと低木のヤッカ、鳥、羊、とにかく車も人もない、空は雲一つなく、涼しいくらいのいい気候だった。ただし風は強いのだろう、木々は曲がっていた。海も海草の漂う塩の匂いがきつい。シールベイは南極近い、壮大な場所だった。翌朝のリマーカブルロック、アドミラルアーチ周辺のフリンダーズチェイス公園は、木々の広がり、海岸線の壮大さ、いずれも中々の壮観だ。

    アメリカンリバーは静かな村で、自然の木々と鳥たちがあちこちに居た。
    島はブッシュと低木のヤッカ、鳥、羊、とにかく車も人もない、空は雲一つなく、涼しいくらいのいい気候だった。ただし風は強いのだろう、木々は曲がっていた。海も海草の漂う塩の匂いがきつい。シールベイは南極近い、壮大な場所だった。翌朝のリマーカブルロック、アドミラルアーチ周辺のフリンダーズチェイス公園は、木々の広がり、海岸線の壮大さ、いずれも中々の壮観だ。

  • 翌日のエミュエアでは、遅延に泣かされたが、何とかシドニーについたのは幸運につきる。英語で職員と交渉したのが、今では信じられない。

    翌日のエミュエアでは、遅延に泣かされたが、何とかシドニーについたのは幸運につきる。英語で職員と交渉したのが、今では信じられない。

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