2009/07/18 - 2009/07/20
893位(同エリア1104件中)
たす姉さん
高野山奥の院の入り口近くにあるアットホームな宿坊。
http://kumagaiji.com/main
〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山501番地
Tel.(0736)56-2119 Fax.(0736)56-2119
熊谷寺は法然上人、親鸞上人、熊谷蓮生法師の御旧跡、法然上人二十五霊場の番外札所。
初代住職は弘法大師(空海)の孫弟子、真隆阿闍梨。桓武天皇の皇子、葛原親王(かずらわらしんのう)が837年に創建されたお寺です。
熊谷寺は奥の院入り口まで徒歩2分程度と程近いので、朝のお勤め前に起きて参道を散策をしました。奥の院は非常に観光客が多く込み合ってきますが、早朝ですと人気も非常に少ない。ウグイスと蝉が鳴く杉並木は神妙な空気を漂わせており、緑の香りもいっそう清々しく清楚感に溢れていました。
朝食・夕食共に全て精進料理。
1品1品がとても丁寧に作られており、非常に美味しいので、ご飯が何杯も食べられることでしょう。沢山食べても胃にもたれず、かといって腹持ちは意外に良かったです。近頃の食事は食べるとすぐに満腹感が感じるのでしょうが、精進料理はじわじわと後から満腹感に満たされてくるのかもしれません。なのでお肉がない夕食も全く苦になりませんでした。食べると次々に胃に消えてしまうので、頬張るたびにとても悲しくなる食事。食べないと風味は味わえないし・・・・食べたいような、食べたくないような、、、途中で非常に困ってしまう美味しい精進料理。特に豆腐!ごま豆腐、揚げ出し豆腐が絶品で、お出汁もいい味です。とってもとっても美味しい。
朝の勤行を終え、客室に戻るとお布団が片付けられ、朝食の用意が整っております。夕食も、小坊主さんが次々に食事を運んでくださり、丁度いい具合に片付け、お布団を引いて下さいます。高校や大学に通いながら住み込みで修業をしている小坊主さんがとにかく一生懸命に働いており、とても感心することでしょう。1人1人の宿泊客の行動を見ており、旅館よりもとても寛げます。「僕ぅ〜、いくつぅ?」「頑張ってるわね」「実家はどこぉ〜?」とすっかりオバサンになって声をかけたくなってしまいました。
宿泊客は午前6:30からの朝のお勤め(勤行)の読経に参拝者として参加できますので、お持ちであれば数珠(袈裟もあれば)を持参されて下さい。お勤めの後には気さくで明朗なご住職が高野山の由来や歴史、本堂にある絵巻(地獄極楽絵解き曼荼羅)を説明しながら仏教をとても分かり易く説いて下さいました。1泊目は個人客のみ、2泊目はヨガ道場の先生方ツアーとご一緒でしたが、宿泊客のメンバーによって興味が持てる内容をお話して下さっていました。30分は法話を伺ってたように思いますが、時にクスッっと笑いながらも、あっという間に終ってしまいました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
-
夕食 1泊目
ご飯、お吸い物、お漬物、お茶
・胡麻豆腐
・野菜の天ぷら
・大豆の甘煮
夕食は精進料理の定式「五味五法五色」の献立
五味<辛、酸、甘、苦、塩>
五法<生、煮、焼、揚、蒸>
五色<青、黄、赤、白、黒>
1品、1品の食感も様々で、とてもリズム良く食べられる。泣けるほどに美味しかったのが、高野山の名産「胡麻豆腐」。とろりとした柔らかいお豆腐は、まるでプリンのよう。口の中はほんのりと甘い胡麻の風味が広がります。 -
夕食 1泊目
・高野豆腐
・酢の物
・しぐれ煮
・茄子のお浸し
・桃
高野豆腐は出汁がよく染み込んで美味しい。いくつでも食べられそう。
主人は茄子を一口食べて言葉にならない満足を唸りながら表現。よっぽど美味しかったらしい。私の茄子も食べる。私はお腹一杯になってしまって桃も奪われる。 -
高野豆腐
-
自家用車5台とバス3、4台が駐車できる。
-
円光堂
法然上人二十五霊場番外札所
法然上人、親鸞聖人、熊谷蓮生の自らが像を彫った御尊像を奉安しているお堂。蓮如聖人のお像も奉安。 -
表門
-
表門より玄関を歩む
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不動明王と八大童子
霊宝館(博物館)に安置されている国宝八大童子のレプリカ -
広庭
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-
広庭から客室東雲を見る
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中庭
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客室: 龍華
中庭より -
朝食 1泊目
ご飯、お味噌汁、味付け海苔、お漬物、お茶
・飛龍頭(ひりゅうす)がんもどきの一種
・切り干し大根の煮物
・ほうれん草の胡麻和え
一汁三菜
日本の伝統食文化、質素倹約を重視した朝食がこの宿坊で楽しめる。
食べながらも自分のレパートリーに取り入れれそうと考える主婦もいるかも?!? -
弘法大師像
真言宗開祖 空海(弘法大師) -
熊谷蓮生法師の像
熊谷直美(くまがいなおざね 1141-1207)
源頼朝に仕えた御家人。その後、法然上人に帰依し僧侶となった戦国時代の武士。
我が子と同じ年頃の若武士・平敦盛の討たざるおえず、後に後悔と懺悔の念で心苦しむ。出家の道を選び、法然上人をたずね弟子となって出家。後に浄土宗のお寺を数多く開基したことでも知られる僧侶です。
1141.02.15. 埼玉県誕生 幼名を弓矢丸
1155.07.11. 元服し熊谷次郎直実と名乗る
1159. 平治の乱に出陣。平重盛と戦い敗れる
1169. 長男、直家が生まれる
戦
1190.頃 法然上人を訪れ仏門に入る。 蓮生房と名乗る
1190. 14年間山に留まり念仏に専心
1204. 法然、親鸞らと共に高野山にて衆生済度の大願
1204.06.23. 上品上生の夢を見て、祈願状を残す
1206.10.02. 上品上生の夢を見て、夢記を残す。
1207.09.04. 上品上生を予告し、往生する。 -
夕食 2泊目
ご飯、お吸い物、お漬物、お茶
・南瓜の前菜
・山芋の天ぷら
・ミニ饅頭
・野菜の味噌和え -
-
夕食 2泊目
・野菜鍋(ポン酢)
・大根ステーキ -
夕食 2泊目
・ゆば
・山芋と胡瓜の酢の物
・みかん -
朝食 2泊目
ご飯、お味噌汁、味付け海苔、お漬物、お茶
・揚げ出し豆腐
・蓮根
・キャベツの胡麻和え -
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この旅行記へのコメント (2)
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