2010/11/28 - 2010/11/28
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旅人のくまさんさん
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稲沢市・祖父江町の銀杏の黄葉紹介の続きです。
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太子山・祐専寺の文字が刻まれた石碑です。太子山が祐専寺の山号でした。聖徳太子を連想させる山号です。京都には、聖徳太子に因んだ太子山もあるようです。
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側面から眺めた祐専寺の本堂の破風の光景です。瓦に近い部分には銅葺の部分が見えます。板の部分が風雨に曝され難くしたものでしょうか。
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同じく、本堂の甍のアップです。中々立派な作りです。想像ですが、祖父江のギンナンが有名になったことで、お寺への寄進が増えたのでしょうか。
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本堂の側面光景です。折りたたみ式の木製の戸が開けられた部分のガラスに、薄っすらと銀杏の黄葉が写り込んでいました。
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正面の門の近くから眺めた本堂の甍の光景です。左端に見えている瓦は、その正門の屋根のものです。
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少し高くなった、本堂から眺めた正門の光景です。身動きが取れないほど混み合っていました。殊に、屋台が並んだ門の外の混雑は大変でした。
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境内が特に混み合ったのは、イベントの時間帯でした。今混み合っているのは、津軽三味線の実演が始まったからです。
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前方まで進んで写真を撮ることは無理でしたから、後方からズームでの撮影です。津軽三味線以外のイベントもあったようです。
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祐専寺の本堂の軒下から眺めた、祐専寺イチョウの黄葉です。イベント開始前の撮影です。祖父江町のギンナン生産の元となった樹ですから、当然ながら雌の樹です。
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稲沢市の教育委員会名の立札、『祐専寺イチョウ・一樹』です。稲沢市指定の天然記念物の銀杏は、高さ20m、胸高囲3mです。平成17年に指定されました。
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黄葉したイチョウの葉の間から眺めた祐専寺の本堂光景です。イチョウの黄葉は、気温が低くなると葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れてきて、その下に隠れていた黄色の色素(カロチノイド)が表面に出てくるためとされます。
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イチオシ
祐専寺イチョウの幹のアップです。イチョウの表記の一つ、『公孫樹』の語源は中国語にあります。植樹してから、孫の代になってギンナンの実が食べられるという意味です。『公」は祖父の尊称です。また、ギンナンの『銀杏』の感じ表記は、実の形が杏(アンズ)に似て、色が銀白のためです。
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これで、祐専寺イチョウとは一旦お別れです。祐専寺の周囲には屋台が出ていましたが、余りの混みように、その場所は避けることにしました。暖かい日江したから、境内では酒盛りも始まりました。
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祐専寺の見学の後は、祖父江町の街並みと銀杏の黄葉の見学です。祐専寺の銀杏に負けないくらいの大樹もありました。ギンナンの収穫は、既に済んでいました。
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イチオシ
ギンナンは、低血圧、高血圧、喘息や咳止めなどに効果があるとされます。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。このため、子供は年の数以下、大人は40個以下の目安があります。成分として含まれるアルカロイドの働きとされます。
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ギンナンを採取しやすくするため、背丈を抑えた剪定としてあるようです。横に広く枝が伸びていました。
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銀杏の木の頭の部分のアップです。ギンナンの収穫は10年目あたりから始まり、20年木では、反当り本数が10本、1本当り100キロの収量があります。換算すれば、1トン/反となります。
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収獲量の話しの続きです。明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められましたので、そこから1反=約991.74平方メートルとなりました。約10アールとなります。1アールは100平方メートルです。
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銀杏の果樹園です。苗木専門店のHPでは、『喜平』と呼ばれる品種の20年木の大きさ別の収獲量は、3Lが60−70%、2Lが30−35%、Lが数%と総括していました。『藤九郎』では3L玉の割合は少なく、『久寿』では更に少なくなるとされます。
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イチオシ
ギンナンは、東北から九州まで、ほぼ全国で生産されています。その中で生産高一位が愛知県、二位が大分県、三位が福島県です。ギンナンの主成分は、タンパク質、脂質と糖質(炭水化物)です。その他の栄養素としては、カロチン、ビタミンB1・C、カルシウム、カリウムなどです。
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このギンナン果樹園も見事な黄葉でした。中国では、ギンナンは長年に亘り漢方薬の原料として使用されてきたとされます。焼く、煮る、スープなどにして食べても、気管支炎や咳止め効果があります。
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散り敷いたイチョウの葉のアップです。 イチョウの葉や乳液に触れるとかぶれる人は、少なからずいます。これは、イチョウにアレルゲン性物質が含まれるためです。イチョウの葉に含まれるのは、ギンコール酸を始めとするアルキルフェノール誘導体とされます。
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屋根の上から頭を出した銀杏の黄葉です。この光景が祖父江町の『屋敷ギンナン』の名の元になったようです。
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地上近くで幹が分かれているのは、背丈を出来るだけ低くするための剪定の結果でしょうか。実が生る雌木は、雄木に比べて葉が大きく、括れがはっきりしているのが見分け方のポイントとされます。
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黄葉のアップです。ギンナン(銀杏)名前の由来は、『銀杏(ぎんあん)』が訛って『ぎんなん』になったとされます。『銀杏』は、イチョウとも読みますが、イチョウには、『公孫樹』の表記もあります。
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ギンナン採取のために栽培されている銀杏の根元の光景です。敷き藁が丁寧に敷かれていました。他の果樹園と比べ、ギンナン果樹園は、比較的手入れが容易なようです。生きる化石と言われる生命力のためでしょうか。
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畑の横の銀杏の黄葉です。雀を避ける目的でしょうか、畑にはカラフルな風車やペットボトルの細工がありました。田圃ではありませんから、雀以外の鳥除け目的かも知れません。
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鳥除けの風車のアップです。風が止まった時の撮影ですが、風が吹いた時には、勢いよく回っていました。
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まだそれほど大きな木には育っていない銀杏の果樹園ですが、隙間なく畑に散らした落葉は、一人前です。
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摂り入れが済んだ田圃の先に広がるギンナン果樹園です。どの樹も見事な黄葉を迎えていました。右手には、次世代用の苗木も混じっていました。
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旅行記グループ 2010年秋、祖父江町の公孫樹
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