2011.2米子・松江・福岡出張旅行4-小泉八雲旧居，武家屋敷，「ふなつの出雲そば」

2011/02/17 - 2011/02/17

1300に塩見縄手に．小泉八雲旧居をみたあと記念館に，また武家屋敷を見る．小泉八雲旧居と武家屋敷に共通する，江戸時代中級武士の生活様式が妙に懐かしく感じる．私の母方の実家は江戸時代初期からの薬屋だったが，その戦前からの家に同じにおいを感じていた．商家か武家かの違いはあるが，商家にもこの武家にも，我々の生活の源がある気がする．様式の生活が入ってきているが，このような家屋にすっと入っていける日本人特有の感覚はこれからも大切にしたい．災害が多い日本だからこそ，日本人の生活様式を守って行ければとも感じてしまう．よって両方の場所ともたくさんの写真で解説してしまった．その後1356のレイクラインにのり，四十間堀川でおり，中国山地蕎麦工房ふなつで，玉子焼きと地主さんそばを食べる．なぜ地主さんかわからないがとてもおいしかった．麺がおいしい出雲そば．そばのあげ餅，そばぜんざい付き！お勧めの店だ！

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 交通手段: 高速・路線バス 船 ANAグループ JRローカル

1300に城山から降りて武家屋敷のある塩見縄手に，稲荷橋を越える．

なんともしゃれた店だ

手前が小泉八雲記念館，向こうが旧居

まず旧居から，もう20年前かな．．1991年だ．松江で学会があってこの辺り歩いたな．．

根岸家から借りた．1891年5-11月の半年住んだに過ぎない武家屋敷．

第1の庭，小さな庭が3カ所もある

書斎として使用

北側の庭が好きだったそうだ

狭い家だが，典型的な日本の家の良いところの粋を集めたようだ

1317　今度は記念館に，こちらは撮影禁止

島根県尋常中学校の礎石

入り口，こちらはそれほどおもしろくなかった．ギリシャ人でアイルランドに移り，フランスとイギリスで教育を受け，アメリカに渡り，日本に来た．15年過ごした．きっと孤独だった人の魂のよりどころが日本になったのだろう．

次は武家屋敷に行こう

歩いて2分ほど，1338

1733年の大火で焼失後再建，築275年．

玄関，家族の私用の出入り口

式台　客用の玄関と次の間

座敷，いわば応接室だ

裏へ回る，家族部屋，つくりは座敷に比べ質素

当主居間．いかにも中級武士という感じ

奥方居間，お歯黒道具もある．

当主居間，奥方居間付近

小間

茶の間

茶の間付近

庭園も質素

もう一つの小間

仏間があるのもおもしろい．向こうは最初の小間

納戸

長四畳　台所の隣だ．配膳でもした部屋なのか

湯殿

台所，これと端の雪隠で全ての部屋　いまで考えると4DK+2玄関+1納戸+2小間，1仏間とけっこう立派な家．何かとても懐かしい．我々の生活感覚は江戸時代の中級武士の住宅の様式が明治以降庶民にもひろがったなかでつくられた気がする

仏間から台所を撮影

井戸

裏山に，「どう」が展示されていた．

松江市の伝統行事「どう行列」　大太鼓の音聞いてみたい

長屋門脇の中間部屋

長屋門より外へ

全体の見取り図，雪隠以外全ての部屋を紹介．中に入れないのが惜しい．もう少し細かく見たかった

武家屋敷の外，アスファルトでなければ江戸時代にタイムスリップしたようだ

堀端の歩道をふさぐ松がおもしろい

1352

1356小泉八雲記念館前でレイクラインに乗り，4つめの四十間堀川で降りる．

1402おめあての中国山地蕎麦工房「ふなつ」

店の雰囲気はいい

まずビール．地ビール「ヘルン」を飲んでみる．おいしいピルスナーだ．

どれにしようか．まずつまみに玉子焼きを．

この玉子焼き，絶品だった．一緒に蕎麦のあげ餅．大根と醤油で食べる．ビールが進んでしまう．2本目．おっと今日の夜は仕事だ！自制！自制！

蕎麦は「地主さんそば」1000円にした．

辛み大根のおろしそば，やわらか豆腐と栗田のせりそば，あたたかいみぞれそば．どれもおいしかったがおろしそばが最高！そばぜんざいつき！おなかいっぱい大満足！推薦の店だ．少し観光地から離れているのが惜しい．1454あとにする．