2007/09/26 - 2007/10/01
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sunnyさん
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中央アジアのウズベキスタン&トルクメニスタンを13日間で旅してきました。
トルクメニスタンから戻り、ブハラとサマルカンドを訪問。ブハラでは生アザーンに、サマルカンドではシャヒズンダ廟に心奪われました。
旅行記は全部で3部にまとめました。
Vol.1 ヒヴァ
Vol.2 ブハラ&サマルカンド
Vol.3 タシュケント&サマルカンド郊外
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- アシアナ航空
-
トルクメニスタンとの国境から乗合タクシーでブハラに着いたのは夕方だった。
遠くからでもはっきり見えたブハラのシンボル、カラーンミナレット。
ラビハウズ(池)近くで空きのあったB&Bに泊まる。私以外、フランス人団体さんがいた。 -
部屋にはTVがあったが、ロシア語とウズベク語のニュースオンリー。
ここ、旧市街ではネットは遅すぎて使えず、国際電話できる場所もない。
今頃日本はどうなっているのだろうか?
こっちへ来て以来まったく日本のニュースが入ってこない。
B&Bでの朝食。
バラの香りのハチミツがおいしかった。 -
ブハラ旧市街の中心、ラビハウズ。
周りにはレストランやチャイハネ(喫茶店)が並んでいる。
気分はよさそうだが、観光客だらけ。ここでは一度も食事をしなかった。 -
偶像崇拝を否定するイスラムの教えに反し、真ん中に顔が描かれたメドレセ(神学校)。
-
細かなモザイクが施された柱。
-
3つのタキ(バザール)のうちのひとつ、タキ・サラファン。以前は両替がされていた場所。
そのほかに、ザルガラーン・宝石、テルプクフルシャーン・帽子が取り扱われたタキがある。
今は、観光客相手の土産物屋が立ち並ぶ。 -
マゴキ・アッターリー・モスク。
発掘前までは、ほとんどが土の中に埋もれていた。
壁面は3層に分かれている。 -
ウルベルク・メドレセ。
向かいにあるアブドゥルアジズ・ハーンのメドレセは修復中だった。 -
道端で気持ちよく眠るワンコ。
日中は日差しが強いので半そででも暑いくらい。
日本を出てから、雲ひとつない晴天が続いている。 -
カラーンモスクの中庭。
この周辺のみやげ物売りの子供がウズベクで唯一感じが悪かった。
心にない日本語のお世辞を並べ立ての客引きはひどい。 -
カラーンモスクとカラーンミナレット。
-
モスクの中にある回廊のアーチが美しい。
柱の影で祈りをささげる信者の姿があった。 -
アミール・アリム・ハーンのメドレセ。
内部は今は図書館として利用されている。
丸屋根の部屋で手をたたくと不思議な音の反応を楽しめる。 -
絨毯バザール。
色あざやかな赤いじゅうたん。
家庭では床に敷いたり、壁に飾ったりして使われていた。 -
午後、ブハラで楽しみにしていたバハウッディンへ向かう。
路線タクシーの中で出会った、美人ママと息子さん。
澄んだ瞳でじっと見つめられるとどきどきする。
持っていたロシア語指差し会話帳を見ながら乗客と身振り手振りの会話を楽しむ。 -
中央アジアの人にとってメッカに次ぐ聖地と言われるバハウッディン。この日も多くの信者たちが訪れていた。
あるモスクの前でアザーンが聞こえてきたので近づくと若い男性の携帯からだった。美しい音色に聞き入る。
私アザーン大好きなの!と話していると、近くにいたおじいさんの合図で突然彼が立ち上がる。
そして、アザーンを唱え始めた。
彼はムアッジン(礼拝の呼びかけをする人)だったのだ!
イスラム色の薄いこの地で、生アザーンを聞けるとは・・・毎朝アザーンクロックで目覚めるほどのアザーンフェチの私は感激の涙が出てきたのでした。 -
町をぶらぶらしていると、うちにウズベク家庭料理ご飯食べに来ない?と声をかけてきたマミーさんと娘さん。
この日のお昼を食べにお宅へお邪魔した。
出されたプロフは正直ちょっと苦手な食べ物。申し訳ないけれど残してしまいました。
旅人相手に家庭料理を食べさせるのが仕事だというので、お支払い。
民族衣装も着させてもらう。
そのときの様子はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/sunny_321/album/10099047/ -
ブハラでの楽しみ、ハンマーム。
女性専用のハンマームへ夕方訪ね、サウナと垢すり、全身マッサージをしました。
垢すりを担当してくれた娘さんは、歯科医を目指す大学生。現在、綿花の摘み取りのため学校が休みで家に帰っているという。
スチームあふれるサウナで久しぶりにたっぷりの汗を流し、気分爽快。 -
マミーさんが教えてくれたこの方、なんと旅行人シルクロード編の表紙を飾っているタキ・ザルガラーンにいるおじさんでした。
ご本人は全く知らないという。
この本譲ってといわれたが、まだ旅が残っているのであげられなかった。
旅行人さん、彼に一冊送ってあげてください! -
町を歩いていると、どっから来たの?何歳?
って声えかけてきた少年たち。
10歳よって答えたら、鼻で笑って30だろって返される。
お世辞でも20とか言えー。
カンフーの真似したら、逃げ去ってっちゃった。 -
東洋人とほとんど会わず、ブハラを後にする。
宿のおじさんの勧めで、サマルカンドまで電車で行くことにした。ブハラから15キロほどの町、カガンから出ている。
おじさんに、サマルカンドまでの座席切符一枚ください、紙にロシア語で書いもらった。
おかげで切符売り場でその紙を見せただけで買えた。
早朝のカガン駅のホーム。 -
朝8時に出発。列車はなかなか快適。
サマルカンドまでの車窓はずっとこんな感じ。
車両内はコメディアンのTV番組がずっと流れていた。
この3時間の列車の旅では、チャイやお菓子、朝食も出てきた。 -
サマルカンド駅に着き、乗合ワゴンで今夜からの宿、バハディールB&Bへ向かう。
サマルカンドは、他の二都市ヒヴァやブハラと比べ、大都会。遺跡の規模もすごいが、車の量もすごい。
一番有名な、レギスタン広場。やはり大きさとに圧倒される。
敷地内をうろうろしていると、早速小遣い稼ぎの警備員がやってきて、ミナレットに登らないか?と聞いてくる。
階段怖いし、体力ないのでここでもお断りする。 -
外側から眺めると、調和のとれた美しい作品。
しかし中へ入ると土産物屋がずらり・・・ -
ティラカリ・メドレセ内にある輝く天井。
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ティムールが眠る、グリ・アミール廟。
中のドームの天井、壁の装飾も必見。
夜のライトアップも綺麗。 -
サマルカンドでの一番のお気に入りの場所、シャヒズンダ廟。
早朝の時間帯、
敬虔な信者が数人い他は、観光客は誰もいない。 -
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ここからしばらくは、青の世界です。
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ここを過ぎるとその奥には。。
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3回訪れると、メッカに行ったと同じといわれているモスク。
はい、滞在中に毎朝早起きして、3回通ってきました。 -
3つの廟。
最近修復が行われ、その青さはウズベキスタン随一。
写真ではわかりにくいです。是非ホンモノをご覧ください!
この廟を過ぎるとその先にはおびただしい数の墓石が。故人の顔が彫られているもの、胸像や銅像はたまた全身像を並べている人もいる。
個性あふれるお墓が出迎えてくれる。 -
かつてはサマルカンドの町があったアフラシャブの丘。
モンゴル軍に破壊され、今は少し城塞が残る他、土山と化している。
夕暮れ時、遠くにヒビハニムを望む。 -
丘の上に立つハズラティ・ヒルズ・モスク。
高台にあり、眺めもいい。
このモスクで具沢山の羊スープの夕ご飯をご馳走になる。
住人達は日が沈んでからご飯を食べるという。
ラマダン実行中なのかな。
ここでもまた年齢を聞かれる。
この旅で50回以上は年を聞かれた。年齢言った時の彼らの反応が面白い。
日本人が幼く見られるのは毎度のことで、私のこの旅最年少推測年齢は10代後半でした。 -
最終日はバザール見学&お買い物のはずが、門が閉まっている。
この日月曜は『教師の日』で国民の祝日、銀行や旅行代理店もお休みだった。 -
意気消沈してB&Bへ戻るバザールからの帰り道、まだ見てないヒビハニムモスクへ立ち寄る。
かつて中央アジアで最大だったモスク。
建設を急ぎすぎ、巨大すぎた構造ゆえ崩壊がすすみ廃墟となる。
今では鳩さんたちが好き勝手に暮らしてます。 -
バランス感覚抜群の、ナンを運ぶ少年。
サマルカンドはナンが名物。他の地域より格段に美味しかった。お気に入りはゴマをまぶしたもの。 -
町角で売られてた綿菓子。
子供の頃、綿菓子器に50円玉入れて割り箸に絡めて作った思い出が懐かしい。 -
B&B近くのパン屋さんで、焼きたてのサモサを買う。
さくさくのパイ生地の中から肉汁がでてきて美味〜
午後は中庭で本を読んだりお話したり日記を書いたりして過ごす。 -
バハディールでチャイと一緒に出されるスイカとクッキー。ここのB&B、居心地がよく、観光しない日は中庭で沈没していた。
実際、1年〜2年かけて大陸横断中の旅人たちの常宿になっていた。
毎日午後になると中庭に集まってきて、旅の話をしながら過ごす。短期のリーマンパッカーの私には、興味をそそられる内容ばかり。 -
サマルカンドでよく飲んだビールSARBAST。
隣はサマルカンド名物のナン。 -
バハディールのある日の夕食。このボリュームで1ドル。ご主人、家族みんながとても親切。
バックパッカーに絶大な人気の秘密がわかる。 -
彼女たちは黒のエプロン。
-
サマルカンドで出会った人々。
学校帰りの女子学生と兄弟。
ウズベクの女学生は、メイドカフェみたいなエプロンしてかわいい。
アキバのメイド好きの方の巡礼地になりそうな予感? -
写真撮って〜って駆け寄ってきた元気のいい兄弟。
-
バハディールB&Bのご主人のお孫さん。
---
4日間滞在したサマルカンドから、深夜発の夜行列車でタシュケントへ向かうことになっていた。
寝台列車の切符はずいぶん前に旅行代理店で購入していたのだが、駅に着くと切符に書かれた車両13号車が見つからない。
駅員さんに聞くと、今夜の列車には13号車はないと言う。
なに〜寝台なのに?こりゃまずい。
ロシア語&ウズ語が話せず、身振り手振りで、
明日日本に帰らなきゃいけないの!
この電車に乗りたいの!
と説明。人が集まってきてもめていると、静かに列車が動きだ。
まずいっ!えいやっと電車に飛び乗る。
こうなりゃ乗ったもん勝ち。お金払ってるし。
何とか車掌さんに空いている4人部屋のひとつを割り当ててもらう。
慌しくタシュケント編に続きます。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- がまだす@熊本さん 2014/08/27 14:13:33
- タキ・ザルガラーンのおじさん!
- sunnyさん、ごきげんよう♪
旅行人表紙のおじさんを偶然に見つけたとはね
いや〜あなたはアッパレですゾ!
深夜特急インド編の「ボッタクリ少年(ムケシュ)」よりも凄いです。
ならばオイラは、チベット編表紙のアンちゃんを探しましょう。
もしかして中国公安にやられているかもかな(爆)
旅行人大好き人間 がまだす@熊本 でした。
- sunnyさん からの返信 2014/08/28 20:52:14
- RE: タキ・ザルガラーンのおじさん!
- がましゃん
まいど〜♪
いや、これは本当にたまたま会っちゃった感じです。
行くことがあれば、おじさんに本を届けてくださいな。
そしてチベットのお姉ちゃん、会えるといいですね。ぜひご一報を!
旅行人いいですよね。昔、藁半紙のような薄っぺらいのが味がありました。
シルクロードも情報古いですが、あの手書きの地図とか情報量半端ないですね。
当時、ちまたの歩き方なんてあの辺りの情報、写真と解説で数ページでしたもの。
期限未定で休刊なのが残念です〜。
sunny
-
- mayukoonさん 2011/09/28 23:40:05
- いつも参考にしてます!
- sunnyさん、こんにちは!
ウズベキスタン情報を探していて、sunnyさんの旅行記を見つけて、数年前にも旅の参考にさせてもらった方だ!と思い出し、懐かしくてコメントしてしまいました。(その時はラオスだったかな…)
今、ブハラにいますが、バハウッディンすごく良かった!ヒヴァから来たせいか、ブハラの観光地ぶりにちょっと辟易してたので、バハウッディンを知れてラッキーだったなぁと(^_^)
私はサラリーマンバックパッカーですが、興味の対象が似ていて、すごく参考になります☆ありがとうございます。
sunnyさんみたく、しょっちゅう旅したいなーと、旅行記を見てて思いました!
- sunnyさん からの返信 2011/09/29 00:24:00
- RE: いつも参考にしてます!
- ma125さま
こんにちは、ブハラより書き込みありがとうございました。
今はネット使えるとことがあるんですね‼
バハウッディン羨ましい〜アザーンは聞けましたか⁇
先週カシュガルに居て、ウズベキスタンと似てて、懐かしくなっていたところだったんです。ここではアザーン聞けなかったけど、昨日滞在していたダッカでは堪能できました。
サラリーマン旅仲間として、これからも宜しくお願いします。
時間ができたら、旅行記アップして下さいね(^。^)
sunny
-
- mayukoonさん 2011/09/28 16:21:06
- いつも参考にしてます!
- sunnyさん、こんにちは!
ウズベキスタン情報を探していて、sunnyさんの旅行記を見つけて、数年前にも旅の参考にさせてもらった方だ!と思い出し、懐かしくてコメントしてしまいました。(その時はラオスだったかな…)
今、ブハラにいますが、バハウッディンすごく良かった!ヒヴァから来たせいか、ブハラの観光地ぶりにちょっと辟易してたので、バハウッディンを知れてラッキーだったなぁと(^_^)
私はサラリーマンバックパッカーですが、興味の対象が似ていて、すごく参考になります☆ありがとうございます。
sunnyさんみたく、しょっちゅう旅したいなーと、旅行記を見てて思いました!
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- スーポンドイツさん 2009/05/01 12:58:36
- 印象深いシャヒズンダ
- ブハラやサマルカンドのホテルから旧市街まで距離があり、ふらっと出歩くということができませんでした。
ハンマーム体験は予定通りだったのですか?詳しくお聞きしたいで〜す。
実はタキ・ザルカラーンのおじさんにも会おうと狙っていたのですが、迷子になっちゃいけないので・・・(=_=)
サマルカンドでは、私も小遣い稼ぎの警備員に「日本人が上ってるよ」と声をかけられました。
シャヒズンダは早朝でしたか!ここは観光客のいない静かな時間が良いですね。タイルに近づくと、意外と傷んでいましたねぇ〜遠景でたくさん写真を撮ればよかったと反省(~_~;) これから廟を見たくなったら、こちらへ寄せてもらうことにします。
ワインが甘ったるくて、このビールばかり飲んでいました(笑)
すーぽん
- sunnyさん からの返信 2009/05/02 08:43:44
- RE: 印象深いシャヒズンダ
- スーポンさん、おはようございます。
今日も朝からスーポンさんのウズベク旅行を見させていただきました。
ブハラのハマム体験、あの時湿度に飢えていた私には大満足でした!
湯気の立ち込める洗い場で、若い女の子にあかすりしてもらいましたよ。
ハマムの後は水を得た魚のように生き生きしました(笑)
> シャヒズンダは早朝でしたか!ここは観光客のいない静かな時間が良いですね。タイルに近づくと、意外と傷んでいましたねぇ〜遠景でたくさん写真を撮ればよか反省(~_~;) これから廟を見たくなったら、こちらへ寄せてもらうことにします。
> ワインが甘ったるくて、このビールばかり飲んでいました(笑)
私、ワイン好きなのにウズベクで飲み損ねました。
甘いとは聞いていたのですが。
ウォッカかビールでしたねー。
sunny
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