2006/11/02 - 2006/11/05
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八雲あかねさん
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ずっと前から絶対に行きたいと思っていた屋久島。
見えない何かに突き動かされたのでしょうか、気づいたら旅の手配をしていました。(笑)
屋久島に入島して最初に訪れたのは、宮崎駿監督作品「もののけ姫」の舞台イメージとして登場した神秘の地、白谷雲水峡。
そして2日目は、屋久島初心者向けのヤクスギランドへ。
ところが。どちらも想像以上に意外とハードなトレッキングに、屋久島の神秘はどこへやら?久しぶりに、キョーレツな筋肉痛と体力の限界越えを体験した旅でもありました。
というわけで、まずは初日の白谷雲水峡から。
金曜日、仕事を終えてから夜に鹿児島入りし、翌早朝、高速船トッピーに乗船して約1時間45分。宮之浦港に到着。
屋久島へ初入島。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 JALグループ ANAグループ
-
宿に荷物を預けてから、バスで約30分かけて本日の訪問地、白谷雲水峡へ。
写真は白谷雲水峡の入口「白谷広場」付近の景観。
屋久島をここから縦走する場合は、ここで入山届が必要ですが、白谷雲水峡だけを散策(という言葉には若干語弊がありますが…)するなら必要なし。
入場料の代わりに「森林整備協力金」300円を支払っていざ出発。 -
最初のポイント「弥生杉」へ向かう途中の風景。
-
何がいったい撮りたかったんでしょう、自分?
でもせっかくなので載せておきます。 -
地図で見る限り、すぐに着きそうな弥生杉ですが、なかなか到着しません。
-
ほい、やっと到着。
これが「弥生杉」です。
屋久島で代表的な巨大屋久杉の一つ。
樹高26.1m、胸高周囲8.1m。推定樹齢は約3000年で、有名な縄文杉などとともに「森の巨人たち」に選ばれているそうです。
ナナカマドやサクラツツジなどの着生植物も多くて、堂々たる貫禄。 -
評判の弥生杉を別の角度から。
でも、大きさを写真で表現するのは難しいですね。 -
杉の上部に着生した植物たち。
陽射しをいっぱい浴びて育っているんですね。 -
ここが最初の分かれ道。
さつき吊り橋分岐です。名前の通り、6月にはサツキが咲く花の名所。
橋を渡って楠川歩道を行くか、右手に向かって原生林歩道を行くか。
帰りのバスのことも考えて、一周するのは無理かな?と最初考えた私は、目的地もののけ姫の森へ直行して、そのまま楠川歩道を往復することにしたのですが… -
楠川歩道から見える白谷川。
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まさに自然の歩道。
ここ楠川歩道は、薩摩藩に屋久杉を年貢として上納するため、男たちが伐採した杉を平木に加工し、それを女性や子供たちが村まで運ぶために使われたそうで、自然の石を利用した石積みの歩道になっています。
400年の時を越えた今も、かつての状態のまま残っている、歴史的に貴重な歩道でもあります。 -
楠川歩道は、女性や子供たちが歩きやすいようになっているので、比較的なだらかな道が続きます。
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楠川歩道の途中から見える景色。
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小さな滝ですが、とてもいい感じで写真が撮れました。
お気に入りの1枚です。 -
このピンクのリボンが道案内の目印。
白谷雲水峡は今では誰もが訪れる観光スポットですが、渓谷だけあってちょっと道を外れると、同じような景色に囲まれて「ここはどこ?」状態で迷う可能性は大。
あれ?なんか迷った?というときは、このピンクのリボンを見つけましょう。 -
楠川歩道では途中このような沢を数ヶ所渡ります。
雨の後などの増水時は要注意ですが、この日はお天気にも恵まれて、増水の危険もなく楽々と渡りました。 -
白谷小屋への分岐点。
道案内で行き先を確認…白谷小屋へ向かいます。
そろそろお腹が空いてきました。 -
白谷小屋へ向かう途中にある「くぐり杉」
その名の通り、このような感じで中をくぐれますが…
どうなんでしょうね。
今まで、たくさんの人がここをくぐり抜けてきたことでしょう。
でも、その分、人が足を踏み入れた杉の根元は傷んでいるのではないでしょうか。 -
白谷小屋に到着してランチタイム♪
鹿児島のコンビニで買っておいたお弁当をやっとお腹の中へ。
一息ついたところで、もののけ姫の森へと向かいます。
その途中にある「七本杉」。
樹高18m、胸高周囲8.3m、ナナカマドやサクラツツジ、ヤマグルマやハイノキが着生しています。 -
だんだんと鬱蒼とした雰囲気になってきました。
-
もののけ姫の森に到着ー!
テーマパークじみた看板は、不慣れな旅行者への親切心からでしょう。 -
何かが木々の間から出てきそうな雰囲気…
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完全に「もののけ姫」の世界です。
木と光と苔の美しいハーモニーに感動。 -
さらに上へ上へと上っていきます。
なんだか密林みたい。 -
辻峠に到着。
ここから絶景を堪能できる太鼓岩へ向かいます。
ガイドブックには、この辻峠にザックを置いて登っていくのがいいと書いてある通り、実際に荷物が置かれていたりもしますが、本格登山用の重いザックでなければ背負っていっても大丈夫です。 -
登山の途中、登ってきた道を見下ろしてみました。
こんな感じです。けっこう見た目よりハードです。
たしかに身軽な方が楽かもしれません。 -
太鼓岩に到着ー!
名前の通り、大きな岩です。
そしてそこからの眺めは…絶景です。 -
太鼓岩からは安房川と小杉谷渓谷を眼下に、屋久島の山々を見渡せます。
-
太鼓岩を降りて、来た道を戻っていきます。
再び「もののけ姫の森」へ。 -
苔の世界が広がる「もののけ姫の森」。
苔を傷つけないように歩くことが大切です。
そして苔の上で滑らないように… -
帰りのバスまでに時間があったので、せっかくだからと、帰路はもう一つの「原生林歩道」へ。
ここでもまた清流が流れていますが… -
ここの清流に辿り着くまで、かなりのアップダウンに足が悲鳴を上げ始めました。
「原生林歩道」はマジでハンパじゃないハードな道でした! -
こんな感じの道…道じゃないな、けものみちですよ。
こんな状態が延々と…
足が悲鳴どころか金切り声を上げてました。
後で知ったことですが、両方の歩道を行く場合は、行きに原生林歩道、帰りに楠川歩道を行くのがベストだそうです。…だよね。帰りがコレじゃキツイよね。 -
ようやくこの原生林歩道に入って目印となる「奉行杉」に到着。
この地点は標高820m。
樹高24m、胸高周囲8.5m。
白谷雲水峡の屋久杉の中で最大の大きさです。 -
奉行杉、デカイので分割して撮りました。
-
奉行杉からまたしばらく歩き続けると、次にあらわれたのは「三本槍杉」。
樹高25m、胸高周囲3.9m。
三本の槍…のように見える…かな? -
槍より足の方が分かりやすいですね。
こちらは「三本足杉」。
持ち上がった根の部分が3本の足に見えますよね。
樹高25m、胸高周囲2.7m。 -
ちょっと分かりにくいでしょうか。
写真のちょうど真ん中あたりに細い姿、見えますか。
よく見かける虫なんですが、クモの仲間だそうです。
名前を聞いたんだけど…忘れちゃったよー -
最後の屋久杉「二代大杉」
切株更新による屋久杉です。1代目の杉が自然災害で折れて残った株に二代目が着生したものです。
水が豊富な屋久島では、切株や倒木の上に杉が大きく育つことが多いんですよね。
ちなみに倒木の上に育ったものは「倒木更新」と呼びます。 -
二代大杉を過ぎると後は下り。
運命の分かれ道だった「さつき吊橋」へと辿り着き、屋久島屈指の名瀑「飛流おとし」を眺めながら、ほっと一息。
ここまで来たら、あとは道なりに辿るだけです。
スタート地点の白谷広場まであと少し。
おつかれちゃん。
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