36.お告げ(神託）が執り行われたアポロン神殿in デルフィ

2007/05/25 - 2007/05/25

今日も朝から雨。
コリントスのアポロン神殿でも雨だった。
我々がアポロン神殿へ昇る毎に雨だ。
そう云えば後日行ったアテネのパルテノン神殿でも雨。
それも稲光を伴う豪雨であった。
ご機嫌斜めなのは天空の支配者ゼウス様か、太陽の神アポロン様なのか？

雨雲に煙るパルナソス山の中腹に姿を現したデルフィの遺跡の遠望は聖域というに相応しい。
アポロン様はわれわれにどんなご神託を授けようとしているのか！

古代のデルフィはギリシャだけの聖域でなく、世界の聖域であり、「世界の中心（ヘソ）」と考えられており、ここで行われる信託を信じ、世界から神託を仰ぎにやってきた。
英雄の運命も、国家の存亡もここで決まった。

紀元前6世紀頃最盛期を迎え、アポロンに因んだピュティア祭という祭典も行われた。
この祭典は後にスポーツの祭典に取って代わられていく。

５世紀頃のローマの時代に入ると、神託の効力も衰えを見せ、381年ビザンチン帝国のテオドシュウス帝の異教徒禁止令により建物は破壊の憂き目に遇う。



この旅行のルートマップ、旅行日誌、メニューリストと写真等の詳細は下記
https://www.wtshin.com/greece/greeceroot/framegreeceroot.html
をご覧下さい。　

エリア デルフィ(ギリシャ)

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

昔パルナッソス山の中腹にデルフィの神託所なるものあり。
神託所の初代の主は女神にして、ギリシャの全ての神の祖・ガイア。

ガイアの子にして、大蛇のピュトンここを守護す。

ピョトンに予言在り。曰く、「そは、いつかレト（ゼウスの愛人にして、アポロン、アルテミスの双子の母）の子に殺されん」。

ピュトン驚き、親子共々無きものにせんと、身重のレト追い回す。
大神ゼウス、レトの窮地を助け、レトようよう難をのがる。

アポロン出生するやこれを恨みて、生後4日目にして、銀の弓矢を携え、デルフィに赴き、烈火のごとく怒りて銀の矢を雨の如く大蛇に浴びす。

かくして予言は成就す。

大蛇ピュトンを斃したアポロンは、神託所があった場所の上に新たに神託の神殿を建て、自ら神殿の主になりました。

神殿内の聖地には”オムバロス”(地球のヘソの石）を置き、ここを地球の中心としました。



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