2013/01/02 - 2013/01/08
33位(同エリア147件中)
みーみさん
デルフィの遺跡と博物館の見学をしました。
デルフィは古代ギリシャにおいて御神託を受けるとても大事な場所で、各ポリスは彫刻や財宝などを競うようにして奉納しました。
豊かだったデルフィは度々外敵の襲撃や奪略を受け、ローマ人に支配されるようになるとローマ皇帝が彫刻などを持ち出し、デルフィの地位も低下していきました。
そして、394年、テオドシウス帝は古代の宗教を廃止しました。
持ち去られず、土の中に眠っていた芸術品が博物館に展示されています。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
最初に博物館のほうを見学しました。
朝一番の入場だったので、空いていてよかったです。
博物館の入り口 -
一番最初に復元想像図を見ました。
神殿には着色もされていたようです。 -
シノフス人の宝庫の装飾のレリーフ
-
スフィンクスの像。
エーゲ海にあるナクソス島からアポロン神に奉納されたもの。
顔の表情が謎めいた感じ。 -
左がアポロン神、右がアルテミス神と言われています。
黄金と、象牙(黒っぽくなっていますね)で、できています。 -
青銅品の出土品
-
アッティカ式盃。
アポロン神の絵が描かれています。
それほど大きいものではありませんが、保存状態もよく
目を引く収蔵品でした。 -
アルカイックスマイルを浮かべ、足を前後に開いていて、普通ギリシャ彫刻と言われて思い浮かべるのとはちょっと違う。
紀元前6世紀の作品とのことです。 -
イチオシ
博物館の展示物の目玉のひとつ。
四頭立ての戦車像がシシリア島のポリスから奉納されたことが
碑文からわかっているそうですが、残っているのはこの御者像と
他の部分の破片のみだそうで、御者像がこれほど完璧に残ったのは
奇跡に近いかもしれません。
長いまつげや、手や裸足の部分のリアルな描写がすごい! -
これらの像は、後ろにある発掘時の写真の中に見ることができます。
-
金でできた牛
-
ローマ皇帝であるハドリアヌス帝に寵愛を受けたアンディノオスの像。
ハドリアヌスの庇護を受けていたデルフィが、帝のために命を犠牲にしたアンディノオスを特別に祀りました。
巻き毛の美少年ぶりが見事に表現されていますね。 -
アンディノオス像の発掘時の写真。
-
博物館を見終えて、今度は遺跡の見学へ。
遺跡は山の斜面にあるので、けっこうきつい登り坂です。
これは一番下のあたりです。 -
アテネ人の宝物庫
大部分復元されたもののようですが、往時は各ポリスの宝物庫がたくさん
並んでいたそうです。 -
アポロン神殿。
この地下で神託が下され、それが神官を通して依頼者に伝えれましたが、
それが、どうとでも取れるような詩みたいなものだったそうです。
ノストラダムスみたいな? -
そして、ギリシャの都市には劇場があり・・
-
競技場もありました。
この競技場が遺跡の一番高いところです。
ここまで登ってくるのはかなりしんどいです! -
アポロン神殿を上から眺めたところ
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この旅行記へのコメント (2)
-
- jijidarumaさん 2016/09/08 15:44:27
- ミケーネとデルフィ
- みーみさん
初めまして、こんにちは。
お立ち寄り頂きましたので、どんな旅をされているのかと、拝見しました。
ミケーネとデルフィの旅、天候に恵まれて綺麗な写真の数々を楽しませていただき、ありがとうございました。
私がこの地を訪問したのはなんと40年以上前の話になります。
1974年12月28日〜1975年1月6日:駐在中のドイツ・デュッセルドルフから、年末年始の休みを利用して先輩家族と行ったギリシャとトルコ旅行でした。もうセピア色に変わったアルバム写真が手元に残りますが、土砂降りの雨の中、ミケーネの遺跡を見た事が記憶にあります。
シューリマンの発掘物語を読んでいましたから、ギリシャといえば、この二つを外せませんでしたね。
jijidaruma
- みーみさん からの返信 2016/09/09 23:42:08
- RE: ミケーネとデルフィ
- > みーみさん
>
> 初めまして、こんにちは。
>
> お立ち寄り頂きましたので、どんな旅をされているのかと、拝見しました。
> ミケーネとデルフィの旅、天候に恵まれて綺麗な写真の数々を楽しませていただき、ありがとうございました。
>
> 私がこの地を訪問したのはなんと40年以上前の話になります。
> 1974年12月28日〜1975年1月6日:駐在中のドイツ・デュッセルドルフから、年末年始の休みを利用して先輩家族と行ったギリシャとトルコ旅行でした。もうセピア色に変わったアルバム写真が手元に残りますが、土砂降りの雨の中、ミケーネの遺跡を見た事が記憶にあります。
> シューリマンの発掘物語を読んでいましたから、ギリシャといえば、この二つを外せませんでしたね。
>
> jijidaruma
jijidaruma様
初めまして。
色々なところに行かれているのですね。
旅行記がとても詳しくて、私は旅行記は書き始めてから
まだ日が浅いので、「こんな風に書けたらいいのにな」と
思いながら読ませていただきました。
古稀をすぎられているとのこと、どうぞ身体にお気を付けて
また、楽しい旅行記を読ませていただけるとうれしいです。
みーみ
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