毎年12/28-1/1の五日間、ポカラでストリート・フェスティバルと呼ばれるイベントが開催されます。このお祭りに合わせてトレッキングを切り上げた訳ですが、それだけの価値があったのかどうか。2009年度の年越しの様子をレポートします。<br /><br />アンナプルナ外伝　シリーズ:<br />①ネパールの温泉地 (シンハ温泉、タトパニ、ジヌー)<br />②ポカラ・ストリート・フェスティバル - レイクサイドのから騒ぎ　<==<br />③アンナプルナ・トレッキング情報ノート (執筆予定)<br /><br />最速のアンナプルナシリーズ:<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10444950/<br />①アンナプルナ・ベースキャンプの一日 (A.B.C.)<br />②みんなのプーンヒル (ゴレパニ)<br />③新時代のジョムソン街道その1 (バス、ジープ)<br />④新時代のジョムソン街道その2 (ムクティナート)<br />⑤あのジグザグの先にあるもの (カグベニ)<br />⑥ムスタン各駅トレック (トゥクチェ、マルファ他)<br />⑦ダウラギリ・アイスフォール - はじめての遭難 (ラルジュン)<br />⑧自転車 vs トレッカーの巻 (カロパニ、ガサ)<br /><br />変更: 10/22/11 アンナプルナ外伝に統合。

アンナプルナ外伝② ポカラ・ストリート・フェスティバル - レイクサイドのから騒ぎ

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2009/12/31 - 2010/01/01

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#イベント

世界攻略者さん

　毎年12/28-1/1の五日間、ポカラでストリート・フェスティバルと呼ばれるイベントが開催されます。このお祭りに合わせてトレッキングを切り上げた訳ですが、それだけの価値があったのかどうか。2009年度の年越しの様子をレポートします。

アンナプルナ外伝　シリーズ:
①ネパールの温泉地 (シンハ温泉、タトパニ、ジヌー)
②ポカラ・ストリート・フェスティバル - レイクサイドのから騒ぎ　<==
③アンナプルナ・トレッキング情報ノート (執筆予定)

最速のアンナプルナシリーズ:
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10444950/
①アンナプルナ・ベースキャンプの一日 (A.B.C.)
②みんなのプーンヒル (ゴレパニ)
③新時代のジョムソン街道その1 (バス、ジープ)
④新時代のジョムソン街道その2 (ムクティナート)
⑤あのジグザグの先にあるもの (カグベニ)
⑥ムスタン各駅トレック (トゥクチェ、マルファ他)
⑦ダウラギリ・アイスフォール - はじめての遭難 (ラルジュン)
⑧自転車 vs トレッカーの巻 (カロパニ、ガサ)

変更: 10/22/11 アンナプルナ外伝に統合。

エリア

ポカラ(ネパール)

年末年始の五日間、フェワ湖沿いのメインストリートが歩行者天国になります。そこでは、オープンレストランや屋台が並び、コンサートやショー、ゲームなどが企画されます。雰囲気は縁日に近い感じです。ポカラという土地柄、最初は外国人向けの祭りと思ってましたが、全く違いました。ここに来ているのは、ほとんどがネパール人。年末年始のポカラは、ネパールの中産階級がどっと押し寄せるプチリゾートなのです。おかげでホテルはどこも満室。この時期のポカラはいつもと様子が違います。
フェスティバル期間中、レイクサイドに車は入れません。ツアー客の荷物は駐車場までカートで運ばれます。
湖畔の広場には、遊園地(Children's Park)とステージが設置されます。大晦日の夜には、ここで有料コンサートもあります。
フェスティバルは一日中行われますが、日が暮れてから盛り上がりをみせます。この日は大晦日。バスやバイクに乗って多くの地元民がレイクサイドに駆けつけます。コンサート会場の入り口には長蛇の列ができていました。
ストリートは人、人、人。彼らが何をしているかというと、やはり食事がメインです。路上レストランは観光客でいっぱい。オープンキッチンの肉料理に食欲が刺激されます。これらの店はポカラの各ホテルやレストランが出店しており、この期間に一気に儲けます。
こちらはカルチャー・ショー(写真)。メイン通り沿いにいくつか舞台が設置され、伝統音楽や踊りが披露されます。通りにステージを作るため、その周りは人の流れが悪く、大変混雑します。
食事もコンサートも関係ない人は、ゲームやショーを見物して暇をつぶします。輪投げやボール投げなどいろいろありますが、一番人気はやはり壷割り(写真)。スイカ割りの要領で目隠しをし、20mほど歩いて壷を割るゲームです。歩き始める前にグルグル回転させられるので、ほとんどの人は壷の前にたどり着く前にコースアウトしてしまいます。一回30ルピー(35円)。
そんな壷割りの次に人気なのが、なぜか日本人によるストリート・パフォーマンス。男２人女１人のユニットで、BGMに合わせて火の棒を使ったダンスを披露しています。何故ここで...という疑問はとりあえず置いておいておきましょう。周りのネパール人は興味津々で彼らの芸を見守ります。
しばらく宿で休憩した後、12時前に再び通りに出てみました。年越しの瞬間、何かあるかもしれません。少し通りをぶらついてみましたが、カウントダウンを準備する様子は全くありません。あきらめて日本人の大道芸を眺めていると、遠くのほうから小さな歓声が聞こえてきます。「Happy New Year...??」。

時計を見ると、とっくに12時を過ぎていました。周りの人達はというと、何事もなかったかのようにファイヤーダンスを見物しています。「あの....もう新年ですよ」と言いかけてやめました。どうも彼らは、時計的に年が変わったことに、あまり興味がないようです。時間に大らかなネパーリーならではです。この日の人出は深夜２時頃まで続き、メリハリのないまま新年を迎えました。
フェスティバルは1/1の夜まで続きます。元旦の今日も、昼間っから壷割りや焼き鳥など昨日と同じ光景が繰り広げられています。ところで、ネパール人観光客はポカラで昼間何をしているのでしょうか。山登りをするネパール人はほとんどいません。どうやら街で買い物したり、湖の周りをブラブラ歩いたりと極めて健全な過ごし方をしているようです。彼らは家族や仲間とワイワイやるのが好きなので、それで十分満足なのでしょう。
なんだか俗っぽいこのイベント、外国人がわざわざ見にくるような祭りではありません。トレッキングの帰りにちょっと立ち寄る、そんな軽い扱いがちょうどいい気がします。以上、ポカラ・ストリートフェスティバルのレポートでした。

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[リンク集]

==ネパール街案内==
カトマンズ通信全10作
http://4travel.jp/travelogue/10442708
沈没地としてのポカラ全4作
http://4travel.jp/travelogue/10761427

==ネパール旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when

==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list