スプリット～旧市街をあるく★クロアチア③

2012/07/06 - 2012/07/07

自分はクロアチアの何かを見るときに、
ヨルダンと比べていることに気が付いた。

例えば、
＊席が満席にならなくてもバスが出発する
とか、
＊困っているときに、
「どうしたんだ」と声かける人がいない、ここは。
聞いたら教えてくれるけれど、なかなか解決に至らない。

「異文化理解」という言葉が盛んに使われ、
ここに来る前の研修でもそのタイトルでの講義や演習があった。

「異」と頭につけると、もうすでに
自分とは違うんだと構えてしまう。
あなたとは違うんです。そこを理解しましょう。
物事は2元論では表せない。その間の色々なビットウィーンがある。

陸続きのヨーロッパと中東。
言葉でも、同じ表現もあった。
異言語だけど、それだって限りないビットウィーンが存在する。
海岸部では毎日食べた「イカ」の表現はヨルダンと同じだった。

「理解」は頭がすること。
「なじむ」のほうがいいなあ。そのまま受け入れればいいんだから。
cultureに複数のｓはつけない。
文化はつながっているので、分断するように「異」はつけなくてもいい。

人も混在し、信じる宗教もものの考え方も習慣も様々な
人たちがごちゃまぜに生きている。
それを「文化」と呼びたい。
「異」を意識すぎると、いさかいになる。

で、モスタルの次は沿岸部のスプリトに移動した。所要時間5時間。
アドリア海を眺めながらのバスの旅、眠るひまがないほど美しい青い海、青い空、赤い屋根の家々。

ここも世界遺産の古い街並みが残るところだが、
行く前から警戒していたため、楽しめなかった。

数日前に訪れた人が財布をすられたと聞いていた。
町全体が荒れていた。
裏通りは落書きだらけ。世界遺産が泣くよ。

夏バカンスの人がごった返し、うるさくて暑かった。
空いているレストランを探すのに時間を要した。
やっと空いている路地裏のカフェでは、蚊に刺された。

はじめて泊まったドミトリーで、ロッカーの使い方がわからなく、
戸惑っているうちに、旧市街のタワーに上る時間に間に合わなくなってしまった。
物価が相当高かった。
というわけで、たった1泊にしておいて正解だった。
こんな日もある。

こんなときは、少しホームシックになる。
「ホーム」とは、この日の場合、ヨルダンだった。

スプリットでは、プリトヴィッチェ行きのバスチケットは前日に買えた。
ハイシーズンには、事前に翌日の足を確保する方が賢明と思う。

●次はプリトビチェまでバスに乗ります
http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10765606/

エリア スプリット(クロアチア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

スプリットのシンボル時計塔

ヨットハーバーでくつろぐ

タコサラダと、またしてもイカフライ

長距離バスターミナルから旧市街を見る。
歩ける距離だ。ターミナルの前は、島へ渡る船着場。乗換えに便利そう。

スプリットでは、プリトヴィッチェ行きのバスチケットは前日に買えた。
ハイシーズンには、事前に翌日の足を確保する方が賢明と思う。