欧州・バックパッカーの旅【４２】　イタリア・ナポリからポンペイへ

2006/10/21 - 2006/10/21

１０月２１日、ナポリ中央駅から徒歩１０分のマンチーニホステル（２０ユーロ・３０００円朝食付き）に６:３０着。早朝でチェックインはできなかったが、荷物を置かせてくれた。カプリ島の青の洞窟の天候を確認するが、２１日は洞窟には入れないだろうとのことで諦めて、８：１３発のヴェスヴィオ周遊鉄道（１日周遊券３．６ユーロ・５４０円）でポンペイに向かった。ポンペイの遺跡は１９７１年以来２度目だが、今回はじっくり見たかった。入場券（１１ユーロ・１６５０円）を買って、大劇場と小劇場まで遊歩道を歩く。当然なのだろうが、３５年前と比べて見違えるほど観光用に遺跡が整備されている。ローマ帝国の支配地として繁栄していた西暦７９年８月２４日のヴェスヴィオ火山大噴火によって、街全体が火山灰に埋まってしまった。ポンペイの発掘がされたのは１８世紀になってからなので、他のローマ遺跡と比べて保存状態が良いものが多い。特にアッポンダンツァ通りの商店街では居酒屋、パン屋、選挙のスローガンの落書きなどが残っており、ローマ時代の生活感があるのだ。フレスコ画の色彩も鮮明に残っているものがある。
今回はポンペイ遺跡を６時間見学し、ヴェスヴィオ周遊鉄道でソレントへ行く。ここも３５年振りだが、観光の街にすっかり様変わりしていた。ソレントの海を眺めてナポリに戻った。
（写真はポンペイ遺跡に残る路地裏通り）

エリア ポンペイ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 鉄道

アポロ神殿。

色彩が鮮やかなフレスコ画。

大通り。

ヴェスヴィオ火山大噴火によって、火山灰に埋まった犠牲者。

悲劇詩人の家の「猛犬に注意」のモザイク画。

牧神の家のファウヌスのブロンズ像。

ヴェヌスの家のヴィーナスと天使のフレスコ画。

劇場の石の座席。

秘儀荘のフレスコ画。

浴場の内部。

スタビアーネ浴場の大きな建物。

アッポンダンツァ通りの商店街の壁に書かれた選挙スローガンの落書き。

アッポンダンツァ通りの商店街にある居酒屋。

大体育場。

ヴェスヴィオ火山大噴火によって、火山灰に埋まった犠牲者。

円形闘技場。

売春宿の石のベッド。

売春宿に描かれたフレスコ画。

パン屋の焼き釜。

ヴェッティの家の生殖の神プリアポスのフレスコ画。

広場の門。

石畳に残るローマ時代の馬車の轍（わだち）。

フォルトゥーナ・アウグスタの神殿。

この旅行記へのコメント （6）

• ralphinさん 2007/01/16 20:26:44

  今日はポンペイへ

  こんばんは、さすらいおじさんさん。
  凄いバックパッカーの旅ですね。私もいつかは…と思いました。
  109カ国制覇は凄い！（実際はもっと行っているのかもしれませんが）
  地道に知っている所から旅行記見て行きたいと思います。
  
  ポンペイ私も行きましたが、その頃は修復工事が行われていて
  猛犬注意のモザイク画や、売春宿は見れなかったんですよ。
  ガイドさんが売春宿の壁画は凄いと言っていたので、見てみたかったんです。
  なので、ここで見れて良かったです。ありがとうございます。
  ヴェヌス家のヴィーナスと天使のフレスコ画もとても綺麗ですね。
  保存状態がとても良い様にみえます。
  あの時代に下水道や公共施設があれだけ完備していたのは凄い事だと思いました。
  ralphin
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/16 22:05:53

  RE: 今日はポンペイへ

  ralphinさん
  
  
  ポンペイをご覧いただきありがとうございます。
  私も１９７１年以来２回目ですが、商店街の落書き、モザイク画、売春宿も無かったです。
  今も発掘、修復を続けていました。
  これから先にまだ新しい発見があるかも知れませんね。
  
  ローマ時代は水道橋、競技場など２０００年も前なのに現代でも通用する技術をたくさん持っていたのですね。いつもローマ遺跡を見てすごいなあ、と思います。
  
  
  
  

• いのうえさん 2007/01/07 08:46:23

  ポンペイまできましたね

  　僕が行ったのは１０年くらい前なのですが、何かかなり雰囲気が変わったような気がしますね。新しく発掘されたり、新たに公開されたところが増えたっていうことでしょうかね。
  　それにしてもナポリのホテルといい、相当安いところをうまく探して泊まっておられるのには感心しました。
  　今回は映画を題材にしながらの旅と、青の洞窟などのようにこれは！っていう観光地の旅と、いろいろテーマがあって毎日見ていて楽しいですね。昨日の朝日新聞にワイオミング州のシェーンの故郷っていうのが出ていたので、いつかは僕もこういうのに挑戦しようかと思います。
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/07 10:05:09

  RE: ポンペイまできましたね

  いのうえさん
  
  
  ポンペイは３５年ぶりでずいぶん変わったと思いましたが、１０年前からでも変わっていますか。ずっと発掘を続けているのでしょうね。
  
  ＞　それにしてもナポリのホテルといい、相当安いところをうまく探して泊まっておられるのには感心しました。
  
  ずっと旅を続けるためには、コストを下げなければお金が続きません。
  そんなことで、今回はユースホステルのドミトリー、夜行列車、寝袋などフル活用しました。ドミトリーですからいろんな制約がありますが、それは我慢しました。
  
  　＞今回は映画を題材にしながらの旅と、青の洞窟などのようにこれは！っていう観光地の旅と、いろいろテーマがあって毎日見ていて楽しいですね。昨日の朝日新聞にワイオミング州のシェーンの故郷っていうのが出ていたので、いつかは僕もこういうのに挑戦しようかと思います。
  
  青の洞窟は見られて、うれしかったです。
  映画のロケ地訪問好きですね。
  
  シェーンのラストシーン、印象に残ってます。
  ワイオミング州、行ってみたくなりました。
  
  

• kaz-ykさん 2007/01/06 16:24:43

  おめでとうございます

  さすらいおじさん　今日は
  
  暮には、お越し願い有難う御座いました。
  
  孫達も帰宅し、今日は「４トラ」を、見ています。
  
  貴方様のチャレンジ精神と体力には、脱帽です。
  
  今日は、「自転車泥棒」「ローマの休日」「ゴットファーザー?」を、
  拝見しました。
  映画の一場面と現実の写真を重ね会わせ、詳細の説明をお付け頂き
  感謝致します。
  更にコーギーさんの「旅情」迄、ご案内頂き、感謝感激です。
  
  大変な手間がかかると思いますが、聴衆には、かけた手間以上の「インパクト」を与えれると思います。まさに巨匠の作品！
  
  欧州３ケ月回遊とはお見事、写真や資料の整理が、大変と思いますが、
  現地で原稿を造られているのですか
  
  他日お邪魔し、他の旅行記を拝見したいと思います。
  
  本年も宜しくお願い致します。

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/06 22:11:23

  RE: おめでとうございます

  kaz-ykさん
  
  イタリアの旅行記をご覧いただきありがとうございます。
  
  私は好きな映画はロケ地を見てみたい気持ちが強くて、日本では尾道のロケ地回りなどしました。
  
  今回のローマはロケ地訪問を目的にしていたので、満足しています。コーギーさんの「旅情」のようにはできませんでしたが、私としてはまずまずと思っていますし、良い思いでになりました。
  
  ＞欧州３ケ月回遊とはお見事、写真や資料の整理が、大変と思いますが、
  現地で原稿を造られているのですか
  
  現地では日記と使った費用を記録しています。
  中南米旅行のときはネット料が安かったので現地で旅行記をＵＰしましたが、ヨーロッパはネット料が高いので、帰国してから作成しています。
  やはり、大分忘れており、写真もどこを撮ったのか、解らなくなったものもあります。写真の整理に苦労しています。
  
  またご覧いただければうれしいです。