２０１０年スイス（１４）　シチャール～リュ～ミュスタイア谷　「ペ」編

2010/08/04 - 2010/08/04

８月４日、快晴!!

この旅行で、いくつかあるメインイベント。
今日はその一つ。
日経ＢＰ社が出版している「旅名人ブックス」。この中に、「スイス・アルプス紀行、東部編」というのがあります。
そこで、「ヨーロッパで一番標高が高い村」と紹介されているのが、リュです。
掲載されている写真が素晴らしく、ぜひ一度訪れたいと思っていました。

今回、旅程を考える際、参考にさせていただいた様々な方々のホームページの中に、シチャールからミュスタイア谷に抜けるコースを紹介されているページがありました。
なんと、コースの途中でリュに寄るではないですか!!
もう、即決でした。
それが、この日決行したハイキングです。

天候にも大変恵まれ、リュに至る、シチャールからコスタイナス峠までの眺望の素晴らしさ、峠を越えてからリュまでに見られる山々、そしてリュの広大な眺め。
おすすめです。

最初は、リュからツェルネッツへバスに乗る予定だったのですが、よくよく地図を見ると、昨日バスで通ったチエルブ（Tschhierv）まで歩いて１時間。結局、緩やかな下り坂を、追加歩きしました。

シチャール～ミュスタイア谷「オ」編もどうぞ!!

http://4travel.jp/traveler/onsen_swiss/album/10547193/

エリア スイス

• 旅行の満足度: 5.0

シチャールへは、シュクオールからバスで４０分。
この日初めて、ホテルでもらったパスの凄さを実感。
スイスパスだけでは、無料で乗れません。

シチャールは、これまた小ぢんまりした村。
今回は、歩くことが目的でしたので、散策はしませんでしたが、グアルダより小さい村じゃないかな。
ほんの数十分で散策できると思いますよ。

シチャールにある教会。
青い空と山の緑が映える綺麗な白い教会。

村の真ん中にある噴水。
ハイカーやバイカーの皆さんが、水を汲んでました。

これから歩こうというとき、こういった噴水の水を皆のように汲んで、もし腹痛にでもなったら…と思うと、どうしても慎重になります。
大丈夫なんですかね？
ここでは、シュクオールのように鉄分が強くて飲めないということは無さそうでしたが。

噴水の頭にあるのは、熊。
以前は国立公園を中心に熊がいたようですが、今はこのような“作り物”がたくさんありました。

コースを確認して、出発です。
でも、ほぼ全員が同じ方向に歩きだしましたから、迷う心配なしですね。

歩きだして数分。振り返ってシチャールを。
後方に見える山、雲がかかってますが、ピッツ・ピソック（Piz Pisoc）を中心とした山々だと思います。

まずコースは、川に沿って歩きます。
このコースでも、たぁ〜くさんの山々を見ることができます。
ただ、残念なのですが、山の名前を正確にお伝えできません…。

他のトラベラーの方々は、どうやって調べてるんだろう？

方角的に、目の前に見えるのは…ファライン（Mot Falain）かなぁ。

んん。きもちいいっ。

シチャールのウシ君。

んん。すばらしいっ。
でも、名前がわからん…。

前方に見える小屋が、アルプ・アストラス。
その先が、これから向かうコスタイナス峠方面。

綺麗なところには必ず見られるワタスゲ。
ぽわぽわしてかわいいので、結構好きです。

歩いてきた方を振り返って…。

コスタイナス峠に向かって歩きます。

…ピッツ・テルザ（Piz Terza）でしょうか。

コスタイナス峠。
前方には、急峻な崖が続きます。

コスタイナス峠からの眺望。
前方に見える山々の手前にある谷は、リュやミュスタイアに続く街道があるミュスタイア谷です。

コスタイナス峠から振り返って。

右が、ピッツ・ダイント（Piz Daint、２，９６８ｍ）。
左の鞍が、ピッツ・ドーラ（Piz Dora、２，９５１ｍ）。

コスタイナス峠から下っていくと、森林が深くなり、間もなく山々は見えなくなります。
そして木々の合間から、雪山が見られるようになります。

３，０００ｍ級の山に囲まれて、ひときわ高い山（正面奥の雪山）、オルトラー山（Oltler、３，９０５ｍ）です。
この山が良く見えるようになって、周りが開けてきました。
いよいよ、リュです。

オルトラー山をアップで。

リュから見るオッフェン峠方面。
高い山が、ピッツ・ダイント。

リュです!!
リュでは、星空を眺めようキャンペーンみたいなのを開催していたようです。ちょっと、ポスターを見ただけですが。

周りは牧草地が広がり、明かりを灯すであろうものも見られません。
一度、泊まって星空を眺めてみたいと思いました。
しかし、ただ歩く以上に晴天に恵まれる必要があります。
一種の賭けですよね。そうなると。
歩き通しの毎日に、１日休暇日を作って、このリュに２泊すれば、綺麗な星空を見られるかも。
将来、ハイキングに今以上に余裕をもって望まなければならなくなったとき、連泊してみたいです。

リュの教会。

リュも道路改修中。

また、リュは「オ」編でご紹介します。
リュからは、舗装された道を歩いてチエルブまで下ります。

リュから道路を３００ｍほど下ったところ、チエルブの近くです。

チエルブのバス停は、この教会の前にあります。
ここから、いつものツェルネッツ行きに乗ります。

この旅行記へのコメント （2）

• じゃが♪さん 2010/10/24 01:28:40

  はじめてみました。

  こんばんはー。
  
  この旅行記の写真、すっごくきれいなのですが、見たことのない山ばかりなので、どこだろうと思っていました。
  リュとか、シチャール、ミュスタイア谷、コスタイナス・パス、…、
  Google Mapを調べて、やっとわかりました。
  スイスの東の方なんですね。
  すごいところ。　♪
  
  Google Mapの写真を見て思ったのですが、この近辺は、森林限界を超えた高地で、なだらかな野草の緑の丘が、ずっと広がっている感じ。
  本当に、素晴らしいハイキングコースですね。　〜♪
  コスタイナスとは、Piz Starlexの反対側になるAvignatalのコースもよさそう。
  手持ちのガイドブックには載っていない、自分にとっては新しい場所を知ることができました。
  ありがとうございます。
  
  じゃが

  温泉スイスさん からの返信 2010/10/24 11:31:35

  RE: はじめてみました。

  じゃが♪さん、
  こんにちわ。
  
  （最近、「おんぷ」って入力変換すると、1つ目が♪です!!）
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  我々も、スイス東部を中心に行こうと決めた後に、リュなどは知りましたし、ましてやシチャールからのハイキング・コースは、リュの存在を知った後、色々調べていてようやく見つけたくらいです。
  
  今回、東部を旅行すると決めた際、sinobuさんから東部だけのコースガイドをお借りしました。結局、我々も現地で似たガイドブックを購入したのですが、それを見ると、まだまだ沢山ハイキング･コースがあり、国立公園やシュクオールを中心にしたものや、サンモリッツを中心にしたものが目立ちました。これらを参考に、再度、東部地区を訪れたいと思います。いつになるか、わかりませんけどね。
  
  温泉スイス