2008/07/12 - 2008/07/12
15835位(同エリア44055件中)
みにくまさん
京都世界遺産めぐり? 「仁和寺」
1994年に古都京都の文化財として世界遺産に登録された。
京都観光1回目、最後に見学した寺がこちら仁和寺です。
金閣寺・龍安寺・仁和寺は、それぞれの場所がわりと近いので、セットで見学がしやすいです。龍安寺から仁和寺は、徒歩だと30分くらいはかかりそうなので、歩くには少しきついかもしれません。タクシーならワンメーター前後、バスも走っています。
見所は、国宝・金堂の他、五重塔・宸殿・南庭・二王門など。さらに期間限定で霊宝館が公開される他、春には御室桜が、秋には紅葉が楽しめます。
拝観料:500円
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総本山 仁和寺
現在、仁和寺は真言宗御室派の総本山です。 -
二王門
重要文化財
この二王門(山門)は知恩院の「三門」、南禅寺の「山門」と共に京都の三大門と呼ばれています。
1637年〜1644年に建てられたものです。 -
金剛力士像 左
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金剛力士像 右
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門の下から
下から見上げてみましたが、すごい迫力です。
柱もゴッツイ! -
二王門より
広大な敷地のずーーっと先に見える赤い門が中門で、その先に金堂があります。
この左手に御殿・庭園などの入り口があります。 -
記念撮影
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仁和寺全景
ぱっと見ただけで、その広さが想像できます。
幸い、食事をした後なので良かったですが、ここをゆっくり拝観しようと思ったら、2−3時間は欲しいところです。 -
世界遺産
このプレートは3箇所の寺院に全てありました。
世界遺産に指定された施設には、必ずこれがあるのでしょうか。 -
仁和寺
平安時代前期に光孝天皇が創建に着手した後、仁和4年(888年)に宇多天皇が完成され、仁和寺と名付けられました。
平安時代の中期から鎌倉時代にかけ、皇室の尊崇と貴族の庇護を受けた仁和寺は大きく栄えることになりましたが、1467年に始まった応仁の乱により、仁和寺は一山ことごとく焼失するという悲運に見舞われました。
それ以後、しばらく再建がなされませんでしたが、江戸時代に入り家光の代になってやっと、今日のような仁和寺として再興されました。 -
本坊表門
御殿・庭園への入り口です。
ちょうど私たちの前に和服を着た女性が拝観に来ていました。
やっぱり、こういう建物に和服ってとても絵になるな〜と思いつつ、勝手に撮影してしまいました(^_^;) -
大玄関
本坊表門をくぐってから、大玄関まででもこの距離! -
大玄関
では、御殿の見学をします。 -
白書院
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白書院
白書院は、本来白木の柱を用いたところからこの呼び名があり、非公式の対面所として使用されていました。 -
白書院
襖絵は、昭和12年(1937年)に福永晴帆画伯により描かれたものです。 -
白書院
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白書院
3室の襖絵は全て松が描かれてます。 -
南庭
白川砂を敷き詰め、簡素な美を表している南庭。
正面に勅使門、右に二王門が見えます。 -
回廊
いや〜実にいいです、この造り。
左右にある庭もそれぞれ特徴があるので、みていて楽しいです。 -
回廊
何気なく植えてある木も、庭師さんたちが毎日一生懸命手入れをしてくれているんでしょうね〜。 -
坪庭
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仁和寺庭園
京都市指定名勝
宸殿庭園と重要文化財の飛濤亭・遼廓亭の露地から構成されています。 -
右近の橘
平安時代以降、紫宸殿の南階下の西方に植えられた橘のことを「右近の橘」といいます。
儀式のとき、右近衛府の官人がその側に列したことから、名付けられました。 -
左近の桜
平安時代より、紫宸殿の南階下の東方に桜が植えられ、儀式のときには左近衛府の官人らが、その側に列したことから「左近の桜」と名付けられた。 -
北庭
池を配置し、数々の石・木々で華やかに造られた北庭。 -
北庭
池の向こうに茶室・飛濤亭が見え、さらに遠くには五重塔が望めます。
それぞれの施設が計算されつくして配置されているのでしょうね〜。
この場所、この角度からの眺めが最高に絵になると思います。 -
北庭
池の向こうに見えるのは、霊明殿です。 -
宸殿
御殿の中で最も重要な建物です。
1909年に着工し、1914年に完成しました。
化粧材には全て木曽御料林産のヒノキ材を用いており、明治以後の木造建築としては、設計・施行共に最高のものの一つと言われています。 -
宸殿 下段の間
宸殿内の絵は1913年に原在泉画伯によって描かれたものです。
この建物は、少し中を見ただけでもその質の高さが分かります。 -
宸殿 中段の間
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宸殿 上段の間
この部屋は、中段の間・下段の間とも比較にならないくらい豪華な造りになっていました。
奥の壁には金の装飾が使われている他、細部に至るまで細かな意匠が施されています。 -
宸殿 上段の間
見事な天井の造り。
こういった造りが何という呼び方か勉強不足で分かりませんが、とにかく凄いと思いました。
欄間の素晴らしさにも目を奪われました。 -
坪庭
奥に見えるのは霊明殿です。
座って庭を眺めている人がたくさんいました。 -
黒書院
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黒書院
本来、黒書院は白書院に対して柱や天井の格子、障子の縁などを黒塗り、あるいは色付けするのだそうです。
内部は5部屋に分かれており、襖絵は全て堂本印象画伯が描いたものです。 -
宸殿外観
建物の廊下のところに、何人も座って北庭を眺めているのが分かります。 -
遼廓亭
重要文化財ですが、現在は非公開になっていました。 -
霊明殿
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霊明殿
霊明殿は御殿内唯一の仏堂で、仁和寺歴代門蹟の位牌を祀ってあります。 -
霊明殿
本尊は薬師如来座像です。全高10センチで平安時代後期の円勢・長円の作品、現在は国宝に指定されています。
この写真だと、中央やや上に見えるのがそうでしょうか?
小さいものなのでよく分かりませんでした。
それほど貴重なものだと拝観者の見える場所には置いてないかもしれませんが。 -
霊明殿から見た庭園
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回廊の屋根
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北庭の白砂
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下駄箱
日本人が守るべきものは、豪華な御殿ではなく、国宝の仏像でもなく、立派な庭園でもなく、この下駄箱ではないでしょうか。
これこそが日本人が世界に誇れる文化だと思うのです。
下駄箱の横には傘置きもありました。
何本かの傘が置いてありましたし、私たちも日傘を置いて拝観しました。
いったいどこの世界にこのように野ざらしになった下駄箱や傘置きがあるでしょうか。
私たち日本人にとっては、当たり前の光景かもしれません。しかし海外からの観光客の方々は、驚愕するのではないでしょうか。
本当に美しい日本の文化を改めて見た気がしました。
少し大げさでしょうか?
私はこの下駄箱をこそ、国宝にすべきだとおもうのですが。 -
南庭
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勅使門
勅使門とは、勅使が参向する時に勅使の通行に使われる門のことです。
勅使というのは、天皇が出先機関の儀式に臨席できない場合や、地方の寺社へ参詣する際などに、天皇の使者として赴く者のことです。 -
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中門
重要文化財
ピンク色の塗装が遠くからでもよく目立ちます。 -
中門
寛永再興の時に建立されたもので、右に持国天王・左に多聞天王を安置しています。 -
中門より二王門を
かなり歩いてきたので、あれだけ大きく見えた二王門が小さく見えます。 -
休憩所
休憩所の後ろにチラッと五重塔が。 -
金堂
まだ先ですが、少しだけ見えてきました。
この先、金堂に行く前に、左手に観音堂、右手に五重塔があります。 -
観音堂
重要文化財
金堂に行く前に少し左手に歩き、観音堂を見てきました。
写真に写っている外国人さん、よっぽどここが気に入ったのか、ずーーーっとビデオ撮影をしていました。
「観音堂は江戸時代に建造された御堂でたちの高い堂宇建築が特徴とされます。堂内には「須弥壇」が置かれ十一面観世音菩薩のほか二十八部衆などが祀られています。この観音堂は仁和寺に伝わる法流の伝授など、密教儀式の伝承や修行道場として使用されています。」(公式より) -
五重塔
重要文化財 -
五重塔
1644年に建立されました。
近代の五重塔の代表で、各層の屋根の大きさがあまり変わらないのが特徴です。
高さは36mです。 -
五重塔
近くから撮影しましたが、上まで入りきらないです。
間近に見ると、かなり迫力があります。 -
五重塔
正面入り口でしょうか。
この中はどうなっているんでしょうか、上まで登ってみたいです・・・。 -
灯篭
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金堂
国宝
もともとは、桃山時代に建てられた京都御所の紫宸殿で、江戸時代初期に移築したものです。
現存する最古の紫宸殿の遺構であり当時の宮廷建築を今に伝える貴重な建造物で、我が国の建築史上きわめて重要な位置を占めることから、国宝に指定されています。 -
金堂
紫宸殿というのがよく分からなかったので調べてみました。
「紫宸殿(ししんでん)とは、天皇の私的な在所であった内裏において、天皇元服や立太子、節会などの儀式が行われた正殿。天皇の普段居住する殿舎である清涼殿に対し紫宸殿は公的な意味合いが強かった。」
ウィキペディアより -
金堂
本尊は阿弥陀三尊像です。
上の方には登れなくなっていました。
撮影するのは、ここまでが限界です。 -
金堂付近の変な木
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金堂
実際問題、建築物に関する知識の無い私たちにとっては、この建物のどこを見たらいいのか分かりません。
それでも、旅行記を作成するにあたって、少しずつですが勉強もしております。
この世界遺産めぐりが終わるころには、もう少ししっかりしたコメントが書けるようになっているといいな〜。 -
鐘楼(しょうろう)
重要文化財
江戸時代初期に新築されたもので、袴腰式(はかまこししき)と言われる規模が大きく本格的な建物です。
名前のとおり、鐘を鳴らし時を告げる施設です。 -
御影堂
重要文化財
江戸時代に京都御所の清涼殿の材で建築しました。 -
御影堂
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御影堂
御影堂の前にあったもの。
よく見かけるものですが、何という名称なのか知りません。 -
金剛華菩薩像
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霊宝館
その名の通り、彫刻・絵画・書跡など、数々の宝物が保管されています。
残念ながら私たちが行った時には、この施設は閉館されていました。
春と秋に限定してこちらの施設が公開されるそうです。
○名宝展
春 4月1日から50日間
秋 10月1日から50日間 -
御室会館
この施設では食事・喫茶ができるほか、宿泊までできるようになっているそうです。
このお寺を見学した時は、かなり暑くフラフラになりながら歩いており、たまたまこの建物を見つけ休憩に使わせていただきました。
疲れた体に心地のいいソファーがあり、お寺内では殆ど吸うこともできないタバコも吸え、しかも冷房が効いており涼しいと、とても有難い施設でした。
管理人さんに断りましたが、トイレを貸してもらえ、寺内の施設について快く教えてくれたりもしました。
礼には礼をというわけでもないですが、ささやかながら館内で売られていたおみやげを少し買って帰りました。
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この旅行記へのコメント (7)
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- かずさん 2009/04/23 21:30:42
- 仁和寺に行きます
- みにくまさん こんばんわ
いつも訪問ありがとうございます
今度の4月25(土)に仁和寺に行きます
みにくまさんの旅行記を参考にさせていただき
仁和寺を楽しんでこようと思います
これからもよろしくお願いします
- みにくまさん からの返信 2009/04/23 23:14:56
- RE: 仁和寺に行きます
かずさん、こんばんは〜。
そうですか〜いいですね〜(^o^)
仁和寺ということは、金閣・龍安寺あたりも一緒に廻られるのでしょうか。
是非、楽しんできて下さい(^o^)/
- かずさん からの返信 2009/04/24 07:00:50
- RE: RE: 仁和寺に行きます
- みにくまさん おはようございます
早速の お返事ありがとうございます
京都には車で行くのですが 最近の高速道路は何処まで走っても
1000円という事で車の量が多くなり渋滞が多く発生すると思
われるので時間どおりに京都へつけるか心配してます
どちらにしろ京都市内は混んでいるので覚悟はしています
本当は 公共交通機関を使うのが一番ですが 今回は都合でどう
しても車になりました
当日の仁和寺周辺では 他には等持院に行く予定です
25日は 雨の予想なのですが雨の京都もたまにはいいかなと・・
京都を堪能してこようと思っています
かず
- みにくまさん からの返信 2009/04/24 15:42:10
- RE: RE: RE: 仁和寺に行きます
かずさん、こんにちは〜。
車での観光ということであれば、渋滞の問題はありますが、好きな場所にピンポイントで訪問ができていいですね。
確かに、明日の京都は天気がいま一つのようで、ちょっと残念です(+_+)
雨の中の寺院も、味があっていいのですが、写真撮影には厳しいですね・・。
では〜良い旅を〜(^o^)/
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- 義臣さん 2008/07/15 17:19:48
- お多福桜
- 仁和寺といえばお多福さくら、
「わたしゃ おたふく おむろのさくら はながひくうて ひとがすく」
4月末、、綺麗な桜です、
それに知ったかぶりさせていただければ
終戦の時
昭和天皇をお迎えして髪を下ろしお坊様とすれば
連合軍は死刑に出来ないだろうと考えられたそうです。
そんな話が伝えられています。
義臣
- みにくまさん からの返信 2008/07/15 18:18:22
- RE: お多福桜
凄いですね〜流石です!
京都各地の桜はやっぱり4月になったら回らないとダメですか〜。
秋には紅葉もありますね〜。
これは大変だ〜〜\(^o^)/
- 義臣さん からの返信 2008/07/15 19:24:14
- RE: お多福桜
- 紅葉でしたら
12月初めが良いと思います。
京都の町は観光客も少なくなって
紅葉はまだ残っている所が沢山あります。
世界遺産ではないのですが。修学院離京など
義臣
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