2003/10/25 - 2003/10/25
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Krisflyerさん
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今日は飛行機で南部の町サラーラに行くのだが、8時45分に運転手が迎えに来るとの事で、それまでに出発の準備をする。ドライバーは8時20分に来、予定通り8時45分に出発、空港に向かう。
マスカット空港は、国内線が3本しか存在しないため、オマーン航空のチェックインカウンターは国際、国内共同。出発ゲートも国内国際共有なのである。国内線客は国内線専用のゲートよりターミナルに入るが、入った後は国際線で出国手続きを終えた客と合流するのである。免税品の購入は出来ない。
時間通り出発したサラーラ行きの飛行機は乾いた砂漠の大地上を飛行する。1時間30分の飛行中には機内食のサービスが有る。ラザニアなんかが出てきた。CAさんはフィリピン人が多かったと思う。
次第に高度を下げていった飛行機からは赤茶けた大地に変わり緑に覆われた山々が見えてきた。その緑の山々を右手に見ながら徐々に町並みが見え、そして着陸。
サラーラ空港は一日2便の利発着しかないので、飛行機を降りると自分でターミナルまで歩かなければならない。バスのような便利な物はここには無い。それにしても一日2便の空港なのになぜか国際線用の機能も持っている。一応シーズン中はドバイやサウジアラビアから直行便が運行されるようだ。
サラーラでも4WDを予約した。オマーン人の運転手が迎えに来てた。ところで運転手であるが走り始めてハタと困った顔をしている。どうやらシスルへの行き方が分からないようだ。しきりに携帯で連絡を取りながら運転している。とりあえず車はスムライトThumraytという町を目指して走る事になった。
スムライトはサラーラから山を越えた向こうにある街(ほんとに町か?)であるが、素晴らしい道路が山間を抜けて行く。この山間の道路からの景色が絶景。青々と木の茂った山並みが拝めるのである。
山間を抜けると徐々に色は乾いた茶色へと移りかわり、道路も次第に平坦な一本道へと移り変わる。そして砂漠の真中の一本道へとなっていく。スムライトは意味合い的には高速道路沿いのサービスエリア。実際はドライブインの出来損ないとも言える。
スムライトの町を過ぎると幹線道路をはずれここからオフロードゾーンに入る事になる。オフロードとはいっても時速80kmくらいは充分出せる。対向車も障害物もない本当の一本道なのでかなり爽快に飛ばしていける。スムライトから目的地のシスル村までは約80kmの道のりである。途中で数匹の駱駝を見ながら、車はシスル村に到着した。
このシスル村、一応ベドウィンが住んでいるのだが、灌漑も整っており、砂漠のオアシスといった感じ。ウバールの遺跡はこのシスル村の中にあるのだが、ともすれば見落としがちな小さい看板が出ているだけなので、注意深く見ないと分からなくなってしまう。
ウバルの遺跡であるが、未だ発掘調査は続いているようである。入り口にはWelcome to Ubarと書かれており中に入るとまさに石の瓦礫の山である。発掘調査はされているが未だ何であるか不明な物が多く、案内標識の類は一切無い。ただ昔のオアシスの隊商の宿場町の跡がそこに残っているだけである。面積そのものも大変小さいので見て回るには10分で充分であろう。
一通り見終わった我々は入り口に有ったコーヒーショップなるものに入るが店はやっていない。もちろんコーヒーショップとは言ってもテーブルも何も無く、ただそこに業務用冷蔵庫がぽつんと置かれているだけである。もちろん中には何も入っていない。
そうこうしている内にベドウィンの子供達が珍客(つまり我々の事)を見物しにワラワラと現れてきた。外国人を見るのは初めてなのだろうか。ニコニコしながらこちらを見てくる。果ては14歳の子供が小型トラックを乗り付けてきたり(おいおい免許持ってるのか?)と徐々に人が増えてきた。
サラーラ到着後は夕食を食べにいったのだが、いわゆる典型的なアラブ料理レストラン。入れば個室に通され、また個室にはじゅうたんが弾いてあるのみでテーブルや椅子は無い。ここに車座になって食べるのであろう。隣の部屋からは掛け声や笑い声が飛んでくる。
かくして2日目は終わった。
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マスカットよりサラーラへ国内線で移動。空港のターミナルは国内/国際共通の為、海外に行く客、国内に飛ぶ客が同じターミナルで入り乱れている。ただ国内の旅客は免税品は買えない。(当たり前か)
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サラーラの町よりウバールへ向かう山道。湾岸諸国でありながら、この辺は結構緑で覆われている。
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町を抜けていよいよ砂漠ののど真ん中を走る。道は均されているとはいえ完全にオフロード。
トヨタのランクル4500はそのオフロードで土ぼこりをあげながら時速80キロで疾走する。 -
ウバール遺跡の入口。
これが無ければただの瓦礫の集合体。 -
ウバールの遺跡
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ウバールの遺跡
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ウバールの遺跡
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入口から、観光ルートらしき石で囲まれた通路が取り付けられている。そもそも無意味なのでは?
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もはや、何なのか判らない。
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建物の跡であることはかろうじてわかる。何の建物かは勿論不明。
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井戸?にしては、埋まっているし・・・
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何かの建物なのでしょう。もはやコメントの意味無し。
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同じく・・・。
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ウバールから帰る途中に遭遇したラクダ。
車はまったく怖がらないが、人が車の中から出て来た途端に一目散に逃げる。
一応カメラ目線。 -
山並みの向こうに沈む太陽。
空気が澄み切ったオマーンならではの素晴らしい風景。
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