オマーン世界遺産の旅-【1日目：マスカット近郊を行く】

2003/10/24 - 2003/10/24

オマーンの入国に事前ビザが必要なくなったので、ディワリ休暇中にオマーン訪問を決心。

当日、いろいろ訳有ってビジネスクラスに搭乗。特別料理はさることながら、アラビアンコーヒーのサービスも嬉しい。

マドラスからオマーンの首都マスカットまでは3時間。予定通り出発したオマーン航空は予定通りリアス式海岸の様な入り江を通り抜け、乾燥した大地に広がるマスカットに着陸。

今回は現地駐在日本人のアテンドでの移動。ターミナル内まで入れる彼女の案内に従い、誰も並んでいないカウンターでビザを発行。長蛇の列のインド人を尻目に入国完了。

空港の出口で予約していたトヨタレンタのランドクルーザー4500ccを受け取り、いざ観光に出発。(もちろん運転手付き)

この日の訪問地は
1.ニズワ
2.ニズワ砦
3.バハラ城砦(世界遺産)
4.ジャブリン砦
5.バット・アルフトゥム・アルアインの遺跡

夜、砂漠の中の高速道路をを満天の星を見ながらマスカットまでランクルで突っ走る。マスカット到着後はマスカット唯一の二歩料理屋「東京太呂」でしめくくった。

エリア マスカット(オマーン)

マスカット到着前の飛行機よりオマーンを臨む。リアス式海岸の様な絶景が見える。

着陸前の飛行機よりマスカットの町並みを臨む。

マスカットよりニズワに向かう高速道路。乾いた砂漠の真ん中を突っ走る。右手にはアフダル山脈が見える。まさに自然の真ん中を走る事になる。

高速道路を突っ走る事、約2時間、ニズワの町に到着。

ニズワにはスークが有り、土産物屋から肉屋、魚屋、野菜屋と生活に必要なものが手に入る様になっている。

ここに車を止めてもらい、運転手さんと別れ約2時間ほど自由行動を行いスーク内を散策する。

※写真はニズワスークに止めたランクル4500。

ニズワ・スーク内、干鮫を売っている。

ニズワ・スーク内、ナツメヤシを売っている。

ニズワ砦の入口。入口手前に見えるのは井戸。

ニズワフォートは16世紀前後に建てられたものである。当時の首長の生活を見る事が出来、また城塞には敵への攻撃を行う仕掛けが数多く見れる。

ニズワ砦の中。

典型的なアラブ建築様式

ワディー(枯れ川)

運転手が連れて行ってくれたオマーンの自然の真髄が見れるところ。今は乾季なので全く水が無いが、雨季には川が流れ、緑に覆われる。

【ジャブリン砦】

ニズワより高速道路を走ること30分、ジャブリン砦に到着。

ジャブリン城はニズワフォートに比べて若干小型の城であるが、大体作りは似たようなものである。ナツメヤシの貯蔵庫や、オマーン式の天井装飾が素晴らしい。

ジャブリン砦

アラブ建築らしく、部屋の中には絨毯が敷き詰められている。

ジャブリン砦

天井にも細かく彫刻や、ペイントが見れる。

ジャブリン砦

油絞り。ここにナツメヤシを積み上げ、そこから出てくる油を絞ったという。

ジャブリン砦

中庭から天井を見上げる。

ジャブリン城を過ぎて30分程高速を走ったところに分岐点が有り、そこからオフロードを北上し、しばらく走るとアルアイン村が有る。

アルアイン村を通り過ぎて更に走っていくと、写真の様にジュベルアフダルを背に小さいネクロポリス群が見えてくる。

紀元前3000年に造られたネクロポリス群らしい。

アルアインの遺跡近影。

平べったい煉瓦を積み重ねたような形をしており、中は空洞。小さい入口を持っている。

誰が何の目的でこの様な物を造ったかは未だ不明。

世界遺産バットの遺跡。

アルアインに向かうオフロードの途中に、BATと書かれた標識が有る。標識より西に向かって20キロほど進むと左手に見えてくるのが、この石積みの遺跡。

フェンスに囲まれているのですぐ分かる。

アルアインと同じく何が目的かは不明。

世界遺産「アルフトゥムの遺跡」

バットの遺跡に北側にフェンスが有り、そこに入口が有る。入口より車で入って約1分程走るとアルアインにそっくり、或いはアルアインが崩れかかった様な形をしたネクロポリス群が見えてくる。

バットで出会った地元民がフェンスの入口から入る事を教えてくればければ到達出来なかったかもしれない。

オマーン人にシュンクラン。

アルフトゥムの遺跡

アルフトゥムの遺跡

バハラ城砦遠景。城砦より万里の長城の様に城壁が延びているのが分る。

バハラ城砦の見張り塔。

99年より修復中で中は入れない。日干し煉瓦で造られている。