2007/03/07 - 2007/03/27
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コイワカメラさん
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往路は、広州から磨憨(モーハン)まで宿を取らずに、60時間近くかけて一気通関した行程も、復路は行く先々で宿を取り、ゆっくり昆明まで戻ってきた。
ここからまた26時間かけて広州に「火車」で戻り、その後2時間ほどのバスで澳門に帰る旅だ。
本来は2~3ヶ月かけて、ゆっくりともっと色々な土地を見て回りたかったが、このエリアの朝晩と日中の温度差の激しさからか、旅の前半で風邪をひいてしまい、それがなかなか直らず、移動が億劫になってしまった。
またそれに輪をかけて、時々襲う食あたりと、その「食」に対するストレスでかなり凹んでしまった。
今考えると、軽いホーム・シックのようだった。
澳門(マカオ)でたくさんの友人達に囲まれて、上手い飯と上手い酒を、気の利いた会話と共に楽しみたくなってしまった。
仕舞いには吉野家の牛丼の夢まで見る始末。
澳門に帰ろうと思った。
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昆明で泊まった宿の窓からは、地元の人々の普通の暮らしが垣間見れた。
朝のあわただしい光景や、昼間洗濯物を干している所。
午後のまったりした窓辺の様や、夜の団欒などなど。
向こうからも、こちらが丸見えだろうけど。 -
僕が泊まった「昆湖飯店」はその昔、バック・パッカー御用達の安宿だったらしいが、今は全面改装されて、一番安い部屋でも200元/泊に変わってしまっていた。
(それでも香港・澳門に比べれば激安だが。)
フロントでは普通に英語が通じ、部屋のキーもカード式の最新の物だった。 -
昆明の目抜き通りである北京街には、そこそこの値段のホテルばかりかと思いきや、一本路地裏に入ると、一泊20〜30元で泊まれる安宿もたくさんある。
昆明は大都市なので、一泊20〜30元の宿は、普通の日本人の感覚では、泊まるのに躊躇してしまうだろうけど。 -
昆明の目抜き通りは半端無く広い。
それに比例するかのように歩道橋もでかく、その階段も果てしなく長い。 -
その広い通りには、昼夜問わず車と自転車とバイクと人が、引っ切り無しに行き来している。
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駅前は例外なく広場になっていて、広州駅ほどではないにしろ、何千人もの人民が大きな荷物と共に座り込んだり寝たりしながら、自分の乗る列車の時間を待っている。
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駅のデッキから市内を眺めてみる。
ここ十年ほどで急激に街が近代化したらしく、高いビルは通り沿いにしか見当たらない。 -
地方から出てきたのか、はたまた旅行者なのか、駅前で写真を撮る光景を良く目にした。
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さて、帰りますかと、駅に向かう。
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入り口で自分の乗る列車の車両ナンバーを確かめ、指示通りの待合室に向かう。
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この位の大きさの駅になると、造りが空港のようで、必然旅情も高ぶってくる。
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ちょっと脇に目をやると、中国らしくそこここにスローガンが掲げられている。
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僕の乗る列車の待合室に行くと、出発1時間前にもかかわらず、すでに待つ人、数千人。
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この人たち全員が、一本の同じ列車で26時間も運命を共にするのだと思うと滅入ってくる。
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ほとんどの人が、引越しでもするかのような、もの凄い量の荷物を持っている。
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乗車ゲートが開くと、この数千人の人たちが、一気にゲートへとなだれ込むのだ。
席は指定なので、席確保のためではなく、荷物置き場の確保のために皆急ぐのだ。 -
これに乗ってしまえば、明日の昼過ぎには広州だ。
完了! 大団円! どんど晴れ!
地を這う旅の円は閉じた。
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