亞卑寮奴你士街 （荷蘭園二馬路） （マカオ・ストリート・ストーリーズ１０）

2006/07 - 2006/08

たくさんの外国人が生活するマカオで、一つの民族がしっかりとした街を作っているのはこの通りだけだと思う。

マカオの地元民に「リトル・バンコク」とか、「タイ人街」とも囁かれている荷蘭園二馬路。

通りに掲げられた看板には、繁字体の中国語とタイ文字が併記して書かれ、まるでバンコクのヤワラートにいるかのような錯覚に陥る。

２００メートル程の通りには、タイ人向けのスーパーや食堂からネット・カフェやバイク屋まで何でもそろい、２４時間どこかしらは必ず営業している、眠らない通りだ。

エリア マカオ(マカオ)

２００メートル程の通りには、両側にぎっしりと商店が連なり、またこの通りを中心にして周辺にもタイ人向けの店が点在している。

午前中は２〜３軒の料理屋が営業しているだけで、ひっそり感は否めませんが、昼過ぎになると人の行き来も多くなり、店の多くが開きだします。

通りに掲げられた看板には、中国語・タイ語・ポルトガル語が併記され、ここがどこなのか分からなくなります。

そんな看板が通りを埋め尽くす様は、バンコクのヤワラートのようです。

食堂の前にはタイ同様、食材となる麺や野菜が小さなショウ・ケースに入れられ、今すぐ食べられるものが確認できます。

タイ人向けの食材を中心に扱うスーパー・マーケットも何軒もあり、２４時間営業している所もあります。

大き目の海鮮料理屋もあり、その面持ちは中華料理屋のようですが、やはりタイ料理がメインです。

ネット・カフェも２４時間営業している所もあり、若い子達が音声チャットやオンライン・ゲームなどを楽しんでいます。

タイ人の基本的な生活に必要なもののほとんどは、この通りで手に入れられると言っても過言ではないでしょう。

僕自身は夜中、結構飲んだ時の仕上げにこのタイ料理屋でバーミー・ナームを啜ったり、ランチにビールを飲みながらカオ・マンガイを食べたりと、結構な頻度で利用しています。