2010/09/07 - 2010/09/10
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キリさんですさん
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時間を気にせずブラブラと現地の人との触れ合いながらの海外街歩きをしたくて2年前にスタートした海外一人旅が早くも10回目を迎えた。
10回目を記念し以前からのんびりと街歩きをしたかったローマとフィレンツエに行くことにした。
今年になって5回目の海外一人旅なのでさすがに廻りからはペースを落としたらとの声もあったが「自分の足で歩け、食事が美味しく食べられ、美術に感動できる心がある」健康な今だからこそできることで、残りは10年もない(たぶん)ので急いでいるのだ!」と説得。
折角、イタリアに行くのならばローマの歴史とルネッサンス美術と挨拶程度のイタリア語を勉強しようと猛暑の中を特訓し残暑がいつまでも続く日本を飛び立った。
今回は写真が多いので本編は「ローマの街歩き」に絞って掲載しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は経営危機で必死に頑張っている社員を応援すべく久し振りにJAL乗った。長時間飛行には日本語の映画の種類が多いJALがやはり良い。早速「ベストキッズ」を観た。慣れない外国で奮闘する子供のストーリーでこれから海外へ旅立つ身には勇気を与えてくれる最適の映画と喜んでいたら突然画面が消えて急病人発生のアナウンス。韓国人の中年男性が意識不明となり危険な状態で最悪は近隣の空港へ緊急着陸とのこと。 しかし機内に乗り合わせた医者と看護婦の必死の応急処置で何とか事なきを得た。 何とも不吉なスタートとなった。
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無事に定刻どうりにローマのフィウムチーノ空港に着き、テルミニ駅に向かっているレオナルドEXPの車内です。と言いたいのですが実は間違えて別の列車に乗ってしまいました。 20分ほど走ってから気が付いて、急いで途中下車して空港に戻り反対側ホームに停車中のレオナルドEXPに乗り込みました。
参考までにレオナルドEXPは2番線で反対側の1番線の列車はテルミニ駅にいきませんので注意してください。 -
テルミニ駅の到着ホームから地下鉄のマークにつられ階段を降り、迷路のような地下道を歩き反対側の出口に出てしまい大変な目にあいました。
ローマ到着初日はいろいろとありましたが2年間の一人旅の経験から、このようなハプニングがあっても「これも旅の思い出」と楽しめるようになりました。 ずいぶん成長したものです。写真はやっと到着したホテル「サン・レモ」です。(テルミニ駅に着いたら地下に降りずに地上をそのまま駅ビル方向へ行くのが正解です) -
昨夜地下道を観光(?)したテルミニ駅です。 ROMEパスを買いに来ました。 24番ホームを28番ホーム方向へ歩いていくと途中の右側の観光案内所で売っています。(窓口オープンは8時です)
ROMEパスにするか101OPENバスにするか迷いましたがのんびりと街歩きをするので地下鉄・市バスが自由に乗れるROMEパスの方にしました(25ユーロです)
観光ポイントだけをダイジェスト版で廻れるかたは110番バスが日本語ガイド付きで良いと思います(20ユーロです) -
キリさんのローマ見学のオープニングは「ローマの休日」のアン王女と同じく「スペイン広場」に決め、誰も観光客のいない早朝に撮った写真です。ヘップバーンが座った場所に座り、グレゴリーペックが通りすぎるシツエーションを目を閉じて思い浮かべて感動していたら早朝散歩している老人が心配して近寄ってきたので「ボンジョルノ」と声をかけたら嬉しそうな顔をしていました。
1か月のイタリア語の特訓の成果の最初の一声がこの挨拶でした。 -
スペイン広場前の噴水です。
翌日来たときは観光客がいっぱいでしたが、この時は誰もいなく、のんびりと写真が撮れました。ここは早朝か夜に来るのが正解です。 -
コンドッティ通りもこのようにガラガラです。
ここから先は基本会話の実践練習をしながらトレビの泉に向かいました。
まずは「スクーズイ」(すいません)、「ドヴェ フォンタナ ディ トレビ」(トレビの泉はどこですか)と自分でも可笑しくなるほどのカタカナ発音でしたが結構通じるのには驚きました。朝早くから道に迷っている日本人が気の毒で合わせてくれたのかもしれないが爽やかな気分でウキウキしてきました。これだから一人旅はやめられません。 -
「トレビの泉」に到着です。 ここもまだ観光客が来てなく、どこの角度から撮っても邪魔な人は映らず、とり放題でした。コインを投げるのは来たばかりでまだ早いのでローマを離れる日にとっておいて、しばらくは「アン王女が髪を切った美容院はどこかな」と探すことにしました。ついでに「スペイン広場」に戻り、新聞記者のアパートも探しに行ったが良くわかりませんでした。
このペースではローマだけで1週間以上かかりそうなので、次に行くことにします。 -
トレビの泉からヴェネッツイア広場に向かっているところです。
ここからは「ドヴェ ピアッツア ヴェネッツア」(ヴェネッツア広場はどこですか」に変更です。
なお、ローマは広場が重要なポイントとなっていることもあり、広場の場所は市民のみなさん良く知っており分かりやすく説明してくれます。
通行人に聞くときは建物名よりも近くの広場を聞いて、そこから歩いていくほうが早く目的地に着くことを覚えました。(年はとっても学習能力は衰えません) -
ヴェネッツア広場のヴィットリア・エマヌエール記念像です。この場所は今回のぶらぶら街歩きの中心点にした場所です。 ここを通る市バスが多くこの建物が降車するときの目印でわかりやすいので歩き疲れるとバスに飛び乗り、ここで降りてパンテオンやナヴォーナ広場の方へ歩いて行きカフェで休憩しました。 この建物は外観から「オルガン・ビル」と呼ばれ地元の人には評判が良くないそうです。(この建物を建てるために重要な旧跡を壊したことも一因のようです)
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アルジェンティーナ広場です 。何故か猫が多いです。
この広場も広場内に妙な柱が数本立っており目立つので目印になる広場でした。 トラステヴィレ方面に行くときはここから歩いて橋を渡って散歩しました。
ここから方向を変えてパンテオンに向かいます。
地図を良くみたらトレビの泉から直接パンテオンに行ったほうが近いことが分かったが「ぶらぶら歩くことが目的だから良いのだ」と自分に言い聞かせて歩き続けました。 -
途中にサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会がありました。
ミケランジェロの「十字架を持つキリスト像」だけ見てサーと出てきました。
隣の修道院がガリレオが「それでも地球は動いている」と地動説を唱えた場所だ
そうです。 -
パンテオンです。
パンテオンとはギリシャ語で万物神を意味するそうで、紀元前27年アウグストウス帝の娘婿によってローマ神話に登場するすべての神を祭るために建てられたそうです。
その後火災で焼失し現在の建物は128年にハドロアヌス亭が再建したものです。
現存するローマ時代の建物のなかで最も原型をとどめていると言われてますので必見の価値があります。 -
パンテオンの反対側にあるオープンカフェです。何度も行ったのですが最初の日に行ったときに撮ってもらった写真です。 主人はカメラの操作(単にシャッター釦を押すだけなのに)は分からないと言って、わざわざ店内で接客中の息子を連れだして撮ってくれた貴重な写真です。
顔を覚えてもらったので混雑時でも一人分の席を空けてくれて、とても助かりました。 -
ナヴォーナ広場です
長さ240m、幅65mの広大な広場で1世紀末にドミティアヌス帝が競技場として造ったものをそのまま広場にしたそうで、広くて気持ちのよいところです。
この広場も何回も来ましたが昼間はいつも観光客で混雑しているのでここも早朝か夜間のライトアップされた時がお勧めです。
広場には3つの噴水がありますので紹介します。 -
ネプチューンの噴水です。
アントニオ・デラ・ピッタとグレゴリオ・ザッパラの合作です -
四大河の噴水です。
かの有名なベルニーニ作です
迫力のある彫刻に圧倒されます -
ムーア人の噴水です。
この近辺には大道芸人、似顔絵書き、シニアーメンバの楽団が楽しそうに演奏していたり、のんびりとした雰囲気に浸ることができます。 -
カピトリーニ美術館の前の坂を昇ってます。
美術館が目的ではないが、このルートから行くとフォロ・ロマーンの全景が見れて良いとのアドバイスがあったので忠実に従っています。
そろそろ疲れてきました。 -
ミケランジェロのマルクス・アリウス帝の騎馬像のレプリカです。
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カンピトリーニ美術館です。折角美術館に来たので寄ってみます。ローマ彫刻を多数収蔵しています。「瀕死のガリア人」「ファウヌス神の像」が展示されてました。
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フェロロマーノが見えてきました。
今回の旅行前の事前勉強が最も成果のあった場所です。 ローマ帝国の歴史を知らないと単なる建物の残骸と石ころがあるだけでつまらない所だと思います。 しっかりと事前勉強しておくとそれなりに興味が湧きます。(塩野七生のローマ帝国の第4巻が参考になりました)
しばらくはフェロロマーノの中のポイント箇所を見てみましょう。
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エミリアのパシリカです。
フォリ・インペリアリ通り沿いの入口から入ると最初の建物です。パシリカとは裁判や商取引が行われた公共建物の総称でこのパシリカはローマの名門エミリア家が紀元前170年に建てた最古のもので最も格式の高いパシリカだそうです。 -
クーリア(元老院)です
エミリアのパシリカの西の奥にレンガ造りの4階建ての建物が見えますがこれがクーリアです。
共和制ローマで政治の最高機関だったところです。 シーザが「ブルータスよお前もか」と叫んで殺される舞台はこの建物の前といわれています。現在のレンガ建物は紀元305年に修復されたものだそうで、中にシーザなどのレプリカが展示されています。 -
ジュリアのパシリカ
紀元前2世紀に建てられ紀元前54年にシーザーにより修復され、アウグストウスによって完成されたパシリカですがレンガの列柱だけが現存しています。 -
アントニウスとファウスティーナの神殿
皇帝アントニウスが141年に亡くなった皇后ファウスティーナを偲んで建てた神殿だそうです。 -
ヴェスタの神殿
紀元前6世紀頃に建てられた火の神ヴェスタを祭った円形の神殿。この神殿は国の安全を司どる重要な役割を担っており、裏側には神殿を守っていた6人の聖巫女(ヴェスタリ)の食堂や応接間の跡が見れます。 -
ティトウス帝の凱旋門
ローマ最古の凱旋門といわれておりティトウス皇帝のエルサレム奪取を讃えて建てられた神殿だそうです。
アーチの内側の壁面に二輪車に乗っているティトウス皇帝のレリーフがあります。必見です。 -
ご存じコロッセオです。映画、テレビで何度も見ましたが、やはり実物を見ると感動します。「今ローマにいるのだ」と実感する場所です。
ここは観光客が多くチケット購入客の列がすごいです。
ここではROMEパスの威力が発揮できます。
混雑している人の列を左側から追い抜いて直接自動改札機のところに行きそこでROMEパスの氏名と日付を書いた欄を長方形のガラス面に押し付けると中に入れます。パラティーノの丘に寄るテクニックは不要でした。 -
コンスタンティヌス帝の凱旋門
キリスト教を公認したことで知られるコンスタンティ帝が315年テヴェレ川にかかるミルウイウス橋でマクセンティウスに勝利したしたのを記念して建てられたそうです。高さ21m、幅25mの巨大な凱旋門です。
凱旋門が幾つかありますがこの凱旋門が最も迫力があります。(コロッセオのすぐ西側に立っています) -
コロッセオに入り4階席から撮った写真です。2階は騎士席、3階は市民席、最上階は市民権を持たない人々の立見席で2階席はイオニア式、3,4階はコリント式と呼ばれる建築様式です。総計で5万人もの観衆が剣闘士と猛獣、あるいは剣闘士同士の生死をかけた戦いに興奮したそうです。442年に地震に遭いかなり崩れてしまっていますが予想以上の規模の大きさに圧倒されます。
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コロッセオの1階席です。大理石張りで当時最も権威を誇っていた元老院議員のため特別席でドーリア式と呼ばれる建築様式です。
中世に石切り場として切り崩されたので競技が行われた床の部分は崩れてしまってます。
床の下でむきだしになっている部分が剣闘士や囚人、猛獣を収容していた処だそうです。 -
コロッセオから地下鉄でチルコマッシモ駅に行き、アベンチーノの丘側からチルコマッシモを撮った写真です。 途中に悪帝ミロの銅像がありました。
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今回の目的地の一つであったサンタ・マリア・イン・コスメディアン教会の「真実の口」です。隣の人に無理して撮ってもらった写真です。
モデルが悪いとこんなにもイメージダウンになるとは。 アーア撮らなければよかったとガックリ。 -
ヴェスタ神殿です。「ローマの休日」で見た記憶があるので寄ってみました。
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真実の広場で休憩しながら地図を見ているとティベリーナが近いので、予定には無かったが行ってみることにした、
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テヴェレ川を渡ってみます。
パラティーノ橋を渡りました。 -
今度ローマに来てもこの橋を渡ることもないと思うので「後日、こんなところも歩いたのだ」と記念に撮っておきました。
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今度はチェスチオ橋を渡ってティベリーナ島に渡ります。
この辺にくると、イタリア語で道を尋ねるのも様になってきてます。
やはり習うより慣れろですね。 -
ティベリーナ島にあるサン・バルトロメオ教会です。
あまり有名ではないですが、ここもティベリーナ島に渡ったことの証拠に撮っておきました。 -
ファブリチオ橋を渡ったところにあるマルチェロ劇場跡です。
ここから朝来たアルジェンティーナ広場を経由してパンテオンへ戻り、コーヒタイムとしました。 -
休憩後ナヴォーナ広場を経由してサンタンジェロ城に向かっている途中でペットボトルの蓋を投げて遊んでいる二人の少年に道を聞いたら、日本人が一人で歩いているのが珍しいのか、イタリア語でいろいろと聞いてきた。指差し会話帳を使ってしばらく雑談。ペットボトルの蓋を投げて何が面白いのか聞いてみたが、軽くて投げにくい蓋をどれだけ真っ直ぐ遠くに投げられるかを楽しんでいるとの当たり前の答え。愚問であった、
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もう一人の子も「自分の写真も撮ってもらいたい」ような顔をするので撮ってあげた。後で写真を送ることが出来ないのだが、その場で見るだけで楽しい様子。 アッリヴェデルチと言って手を振ったら寂しそうに返事をして走っていった。
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今日のローマ街歩きの最終ゴール地点のサンタンジェロ城に到着しました。ここでオードリヘップバーンがギターを振り回したシーンを思い出しジーンときました。
「世の中はお金ではなく信頼と友情である」ことを教えてくれた「ローマの休日」の撮影場所をぶらぶらと散策できた幸せを噛みしめて、今日の街歩きは終了とします。
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