初夏のレッサーパンダ紀行【３】 大森山動物園Ｍｉｌｖｅ　男鹿へ行く前にまんまタイムを観覧、ナナちゃんは妊娠の可能性あり！？

2013/05/18 - 2013/05/18

今日は秋田県にやってきました。
一番の目的は、”初産での子育て”という日本の動物園では過去に類を見ない素晴らしい偉業？を成し遂げたくれた男鹿水族館ＧＡＯのホッキョクグマのクルミちゃんとその娘”姫（仮称）”に会いに行くことなのですが、もちろん大森山動物園Ｍｉｌｖｅにも顔を出しますよ。
Ｍｉｌｖｅのレッサーパンダのまんまタイムはとても楽しい企画でお気に入りなのですが、不思議とまんまタイムの開始時間が伊丹空港からのＡＮＡのフライトとレンタカーとの乗り継ぎでギリギリ間に合う設定なんですよね・・・昨年夏に来た時はＡＮＡ便が１０時４５分着、まんまタイムが１１時３０分スタート、今日がＡＮＡ便が１０時２０分着、まんまタイムが１１時スタート・・・ギリギリ間に合える時間設定ありがたいですが、出来ればも少し余裕を（苦笑）

滞在僅か４０分の短い時間でしたが大満足のＭｉｌｖｅでした。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 秋田市(秋田)

本日は伊丹空港８時５０分発のＡＮＡ１６５１便で出発です。
機材はボンバルディアＤＨＣ８−Ｑ４００でバス連絡と思いきや、嬉しいことにボーディングブリッジ＆階段による徒歩での搭乗でした。
伊丹では搭乗時間の短縮の為に時折このような搭乗方法が行われます。

今日は伊丹を離陸し標準出発経路を飛行、ＡＳＵＫＡポイントから名古屋ＶＯＲＴＡＣ（県営名古屋飛行場の電波標識）をヒット、松本、庄内上空を飛び秋田へ。
着陸直前には鳥海山がはっきりと。

ＮＨ１６５１　伊丹→秋田　特典航空券利用　０ＰＰ
（２０１３年トータル　１９４８２ＰＰ　内　ＡＮＡ　１２０８２ＰＰ）

秋田空港に到着したのが定刻の１０時２０分、速攻でレンタカーを借りて秋田市大森山動物園に向かいます。
メインの第１駐車場が満車で第３駐車場に回され少々時間をロス・・・動物園のゲートを通過できたのは１０時５８分頃でした。

入園料は大人７００円、僕は年パスを持っているのでそれで入園です。

秋田市大森山動物園～あきぎんオモリンの森～ 動物園・水族館

入園するとまずは「まんまタイム」のスケジュールを確認・・・やはり、レッサーパンダは１１時から！！急がねば！！

速足で園内を進みレッサーパンダ舎へ。
既にまんまタイムが始まっていました。

大森山動物園に暮らすレッサーパンダは３匹、

２００１年７月１３日多摩動物公園生まれのナナちゃん、
ナナちゃんの娘で２００４年７月１３日生まれの７歳の陸ちゃん、
そして、２００６年６月２日千葉市動物公園生まれユウタ君、

です。

今日は、ユウタ君とリクちゃんが屋外放飼場、ナナちゃんが屋内展示室の担当。
日によってはユウタ君とナナちゃんのペアを組むこともあるそうです。

屋外放飼場のユウタ君＆リクちゃんのペア、毛色が全然違うので個体識別は容易です。

こちら茶色の毛色なのがユウタ君。

ユウタ君のお父さんはあの風太君、お母さんはチィチィちゃん。
キーパーさんが「ユウタ君は立つレッサーパンダの風太君の息子です」と紹介すると今でも「お〜」と歓声が湧きます。
ユウタ君はお父さんばりの２本足立ちを見せてくれます。

こちらリクちゃん。
“リク”なんて男の子みたいな名前ですが、実際生まれた時は男の子と思われており“陸”と命名されました。
その後、女の子と判明しましたが、名前は“陸”のまま残しました。
昨年来た時は個体紹介のボードが漢字表記で“陸”でしたが、今回は片仮名で“リク”となったいましたので、旅行記内ではリクちゃんと表記しますね。

ユウタ君とリクちゃんはとても仲良し。
当初はナナちゃんのお婿さんとしてやってきたユウタ君でしたが・・・ユウタ君がやって来た頃、リクちゃんはまだ男の子と思われていました・・・、現在はユウタ君＆りクちゃん、ユウタ君＆ナナちゃんのＷペアでのペアリングも行われています。
リクちゃんは２度ほど出産も経験しましたが、残念ながら生育には至りませんでした。

換毛が激しい風太一族なのですが、今年のユウタ君はそれほどひどい換毛ではないと感じました。

一方、リクちゃんはかなり換毛が激しい模様。
昨年の出産以来どこか本調子ではないような感じがします。

キーパーさんも指さし解説「リクちゃんの毛並みは病気ではなく、毛換わりなんです」

リンゴ大好きなユウタ君。
ユウタ君は食べるのも早いので薄切りのリンゴをたくさん与えます、リクちゃんには厚切りリンゴを少なめに。

ア〜ン。

モグモグ。

うまうま。

過去に２回の出産を経験したリクちゃん・・・”今年はどうなのかな？”と気にしていると、キーパーさんから「今年はリクのお母さんのナナが妊娠している可能性があります」とのご報告。

ナナちゃんの妊娠の可能性はもちろん嬉しいです、でも、やはりリクちゃんの子供も見てみたいんですよね〜。

リンゴを食べるリクちゃんの後ろで物欲しそうなユウタ君。
ユウタ君が大好きなリクちゃんはリンゴを譲ってあげる事もしばしば。

リンゴはあっと言う間に２匹のお腹の中に収まり、屋外放飼場のまんまタイムは終了です。
リクちゃん、ユウタ君美味しかったね！！

続いて屋内展示室のナナちゃんのまんまタイム。

多摩の主・ブーブーさんの娘さんだけあって毛色が黒いです。
ナナちゃんの娘のリクちゃん、アンアンちゃん（上野動物園）、麻麻（マーマー）ちゃん（広島市安佐動物公園）もみんな毛色が黒いです。

キーパーさんの気配を感じてナナちゃんが降りてきました。

大森山の屋内展示室は本当に暗いので撮影は大変、ＩＳＯ６４００で撮ってもブレブレです。

ガラスに貼り付けてもらったリンゴを食べるナナちゃん。

もし出産となるとナナちゃんにとっては久々の出産、ユウタ君との間では初めてになりますね。
もうけして若くないナナちゃんだけに心配ではありますが、嬉しい報告を期待しています。

ナナちゃんのまんまタイムが終わり屋外放飼場を覗いているとユウタ君は早くもお昼寝していました。
リクちゃんの姿は見えませんでしたので、どこか見えないところでお昼寝してるか、バックヤードに戻ったんでしょうね。

今日は子の後、男鹿水族館ＧＡＯに行く予定で、ＧＡＯには１３時頃には着きたいので大森山にはあまり長い時間居れません。
そこで速足で他の子達に会いに行きました。

暖かくなってきて日向ぼっこが気持ちいいカピ様。

脱走事件が起こり改修中のアライグマ舎。
大森山のアライグマ特別可愛いと思っていただけに残念、脱走した子はまだ見つかっていないそうですが、適応力万点の彼らだけにどこかで立派に暮らしているでしょう。

水面を漂いながらお昼寝中のカリフォルニアアシカ。

すごい存在感を見せつけていたのがアムールトラのヒロシ君。

みんなから「すごい」「大きい」「かっこいい」と感嘆の言葉を受けていました。
まだ２歳のヒロシ君ですがすっかりアムールトラらしい貫禄を備えていました。

シンリンオオカミのジュディーちゃん。
楽しげに放飼場を走り回っていました。

う〜ん、金網の写り込みが残念！！
ピューマのピュー太君とピュー子夫妻のカメラ目線。

僅か４０分の滞在でしたが、みんなの元気な様子が見れてとてもよかったです。
次はたっぷり時間を作って来たいですね。

この後は男鹿水族館ＧＡＯに向かいます。