2006/08/10 - 2006/08/17
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いのうえさん
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マチュピチュ行きの電車の予約が8月7日に取れたので、それから急にクスコまでの飛行機とホテルの予約を入れました。それから10日に出発という非常に急な旅でした。
マチュピチュ行きはペルー鉄道のビスタドーム1号で、朝6時発、帰りはビスタドーム2号で夕方5時発でした。行きは3時間45分でしたが、帰りは4時間45分かかり、非常に疲れました。行きのビスタドームからの出発後2時間20分後からの風景は素晴らしくて、スイスの氷河特急にも勝るとも劣らない素晴らしさでした。
マチュピチュ遺跡は英語のツアーに参加しました。電車代以外で85ドルでした。とてもいい天気で、遺跡にも感激しました。入口にある「サンクチュアリ・ロッジ」で昼食後、2時20分頃のバスで下山しました。すると、グッバイ・ボーイが登場。5年くらい前に禁止になったと思われるのだが、8歳くらいの子がやってくれました!
アグアス・カリエンテスでは温泉に行きましたが、ぬるめですが、イギリス人と仲良くなりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
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朝6時にクスコのサンペドロ駅で、ビスタドーム1号のA号車に乗車しました。まだ暗いですね。6時半くらいになると明るくなりました。
http://www.orient-express.com/web/tper/tper_a2a_home.jsp -
駅を出るとスイッチバック方式でどんどん高いところに上がっていきます。駅を出て30分後に最高地点近くで見える風景ですが、多分標高3500m程度じゃないでしょうか。
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最高地点からどんどん下って行きますが、突然、左手に写真のような光景が見えました。はるか彼方に白い崇高な山が見えました。山とたなびいている雲の間、真中より少し右に白い山が見えます。その右にも白い山が連なっています。インカでは、白いというのは年齢を重ねたという意味もあり、智恵の集積ということもあり、非常に尊敬される存在だそうです。
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出発して1時間で朝食のサービスがありました。
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サンドイッチとフルーツとケイクとコーヒーをいただきました。量はそれほど多くありません。
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クスコを出て1時間半後に森の間の川沿いを下っていきます。スイッチバックを1つ通過。クスコを出て最初の30分は列車の左の方が景色がいいが、それ以降はほぼ右の方がよかったです。
クスコを出て2時間で目の前に巨大な山の壁迫ってきました。すると列車は左に曲がっていって、絶壁を右に見ながら進んでいきます。 -
クスコを出て2時間半程度、右手には白い山が見えてきました。これ以後、右側だといい光景が続きます。
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左側には非常に高い山が続きます。手前の川はアマゾン川の上流になるのでしょうか。川の右手には道路がアグアス・カリエンテスの方まで続いています。
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到着1時間前にキャビン・アテンダントの人の衣装が変わり、いろいろな物を売りに来ました。今日は日差しが強いので、僕はキャップを購入しましたが、51ソルでした。到着30分前からは、列車の右手は山が迫り、樹木がすぐそばにきていますが、左手は川があり、マチュピチュ近くの山までがずっと見えます。
氷河特急がツェルマットに近づく感じを思い出しました。 -
アグアス・カリエンテスに到着すると、目の前のお店をさっと過ぎてずっと行った先にある橋を渡ります。ここを渡る途中で左下にマチュピチュ行きのバスが見えるので、橋を渡ったら、右手後ろに回ってバス乗り場に向かいます。
橋の上からはマチュピチュ方向じゃないですが、山がいろいろ見えてきれいでした。 -
バスの中は9割方日本人でした(笑) やはり早くバスに乗るノウハウを一番多く持っているということでしょうね。ツアーコンダクターの人が、今日はとっても暑いと言っていました。バスに乗って川を渡ったところに、マチュピチュですよ、という看板がありました。いよいよマチュピチュですね。
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7つの綴れ折りの坂を登っていくと、ついにマチュピチュの一部が見えてきました。この際、バスの右側に座るとよく見えます。なお、道は土ぼこりがひどかったです。
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バスは30分弱で終点かつ「マチュピチュの入口」に到着しました。写真の右にあるのが乗ってきたバスで、左側はホテル「サンクチュアリ・ロッジ」です。
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バスの終点には「マチュピチュの入口」が写真の左側にあり、右側にはトイレと荷物預かり所があります。なお、トイレは0.5ソルです。
日本人ツアーは10時15分にここに到着し、トイレに行ってから10時30分に出発していきました。僕の参加したツアーは列車の中で渡された紙に従って、10時45分に集合し、10時50分に出発しました。
入場券は多分20ドル程度で、名前と国名を書けばOKのようです。パスポート番号を書かなくてもいれてくれました。いつもかどうかは不明です。 -
入場して少し行ったところから、左手に上がっていきました。森を抜けて約7−8分のぼったところで最初のテラスに到着。そこからは写真にあるようなテレビや写真でよく見たマチュピチュの景観が飛び込んできました。
感動です! -
地図は次のサイトがわかりやすいかもしれません。
http://ginyuu.web.infoseek.co.jp/machumap.htm
マチュピチュはアメリカ・エール大学・考古学のハイラム・ビンガム Hiram Bingham 教授が、1911年7月24日に発見したという。既に知られていたが、世界に知らせたということです。スペインもこの下のウルバンバ川までは来ていたし、1902年?にアグスティン・リサラーガが到着している。しかし、その際にマチュピチュ付近に住んでいた女性がいたという。ガイドはこういう話もしてくれました。 -
マチュピチュの右側にある山。ウルバンバ川が流れています。この手前までスペインの人は来たそうです。この山も三段になっていて、それが大事だという話でした。
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段々畑の上から下をのぞいてみました。かなり急ですね。
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少し降りてきましたが、上を見ると段々畑の上の小屋が見えます。
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段々畑を横から見たところ。
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マチュピチュのインティワタナ方向の裏側。かなり急な坂でとっても怖かったです。
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マチュピチュの墓地の方の裏側。この川からいろいろなものもマチュピチュまで運び上げていたようです。
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マチュピチュの墓地の方を見る。この左手には先ほどの段々畑の上にある小屋がある。
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今回の観光ルートを赤で示す。左下から出てインティワタナに向かい、これを越えてから大広場の脇を通り、石臼の場所、コンドルの神殿を経て、「幸せの木」の横を通過して終了。ほぼ2時間でした。
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マチュピチュの門。ここから先はインカ・トレイルに通じている。敵が来た時などは、門の左右にある2つの穴を結ぶ木と門の上下を結ぶ木で十文字を作って中に入れないようにしていたようです。
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インティワタナ(日時計)は特別な場所であることが、この写真からもわかりますね。
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石切場です。インカでは石に木の楔を数本打ち込み、水を含ませて膨張させて石を割ったようです。
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石切場を過ぎたところから墓場の方向を見る。
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インカでは岩や山はとても大事でした。この岩は向こうに見える山と同じ形をしていることから、崇拝されていたようです。
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インティワタナは高さ1.8mで、中央に突き出た角柱は36cm。日時計ではないかといわれている。インティワタナとは原住民の言葉で、インティ(太陽)、ワタナ(つなぐもの)という意味。角のように大きく突き出した部分のまわりはひし形になっており、その四角は東西南北をぴったりと向いている。
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インティワタナを過ぎたら、こういう急な場所の横を通って降りていきます。僕は高所恐怖症なので、とても怖かったです。
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続いてこういう怖い場所を降りていきます。
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大広場にはリャマがのんびりと草を食べていました。また通りを自由に歩いて移動していました。全部で10頭以上はいました。
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マチュピチュ内で一番の目印になる木で、この木だけがここ100年の間残っていることから、Happy Tree と呼ばれています。
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トウモロコシから作るチチャというお酒を造っていた場所ではないかと言われている。ここには2つの石臼があるが、粉をひくのではなく、神聖なチチャを作るのが大事な役目だったと考えられている。
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コンドルの神殿。コンドルが羽根を広げた姿に似ているという2つの岩。
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コンドルの神殿にあるコンドルの頭の部分。
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コンドルの神殿のコンドルの羽根の後ろ。以前は牢獄と考えられていたようだが、今はここの下に死者の遺体を置くと、魂?がこの石の部分を駆け上がって、コンドルによって再生に向かうと言われているようです。
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マチュピチュは高地なので、水が大事。雨水など全て水は同じ場所に集まるようにしてあり、水を貯めていたようです。
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午後1時頃、観光ツアーも終了です。最後に段々畑を眺めながら、この間を通って、ホテル「サンクチュアリ・ロッジ」に向かいます。
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ホテル「サンクチュアリ・ロッジ」に行ってお昼のブフェをいただきました。
ブフェ代(ドリンク込+税$3.98+サービス$2.09)は合計で$27でした。いろいろな種類があります。 -
昼食です。左上の黄色い飲み物はインカ・コーラです。意外と甘めでおいしいです。
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デザートですが、右の白い部分の下にあるパイナップルみたいに見えるフルーツはサボテンの実で、種は堅いが、おいしいです。
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このレストランの端っこではフォルクローレの演奏を行なっていました。
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2時20分頃のバスに乗って下山しました。綴れ織の道を降りていって、マチュピチュとはお別れです。この場合も右に座るとよく見えます。
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グッバイ・ボーイが登場しました。年齢は8歳程度でしょうか?5年くらい前に禁止になったと聞いていたのですが、驚きました。
2−3年前に関西テレビの桑原アナウンサーが定年退職した時に冒険として挑戦したのがグッバイボーイで、そのために余計に覚えていましたが、登場に感動しました! -
次の綴れ織りでも登場。
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2回くらいミスしました。ちょっとピンボケになりました。本当にバスは手抜きの運転してません。ちゃんと降りているところがすごいです。
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またいました。
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最後の橋を渡る時に、前を走っていました。ここまで走ることも番組の通りでした。
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橋を渡ったところで少年に追いつきました。
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彼はバスに乗ってきて、チップを集めて回りました。僕はお金を出すのに時間がかかって車内での彼の写真は撮れませんでした。みんなが降りる時に彼も降りてまたバスに乗っていました。上まで上がるのでしょう。
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アグエス・カリエンテスの温泉に入ることにしました。水着着用で、水着とタオルで6ソルでした。このお店は坂をずっと登っていって、温泉の入口のすぐ手前にあるお店です。
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坂をずっと登っていくと、温泉の入口がありました。入場料は10ソルでした。
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約3−4分歩いてやっと温泉の場所近くに到着。こういう感じでプールみたいになっています。温泉の左手は川です。
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今度は上の方から写真を撮ってみました。
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拡大してみました。
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さらに拡大してみました(笑)
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温泉に入るとこういう風景が見えます。右の壁には絵画が描かれていて、その右は川です。
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まずはここで体を洗います。水着の中も洗わないと・・。というか「プールに入る前に洗ってください」と書いてある札がありました。この湯が一番温かい湯でした。上の方にシャワーなどがありましたが、体が凍りそうな冷たさでした。
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1時間くらい入っていて、イギリス人とBATHのことなども含めていろいろ楽しい話ができました。
もうすぐ5時にビスタドーム号が出るので、温泉を後にしました。向こうの山も温泉に入ってみるとなかなかよかったですよ。 -
温泉町の雰囲気がある川ですね。
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ビスタドーム2号は機関車?が引っ張るようです。
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入口でチェックしてもらって入ります。今回もA号車でした。
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帰りは飲み物とお菓子でした。
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出発して1時間20分すると演奏があって、キャビン・アテンダントが変装して、見事な踊りを見せてくれました。フラッシュが利かなくなりました。
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最後のフラッシュで撮れた写真です。何故かバッテリーが切れて動かなくなりました。踊りの最後の部分しか撮れてません。車内の雰囲気もわかりますね。
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5時に駅を出て、9時半にやっとクスコの町の夜景が見えてきました。あまりに時間がかかるのが辛いところです。みんな疲れて眠ってましたし、途中でバスに乗り換えて降りていきました。ここは日本みたいに短時間で切り抜けてくれないと、氷河特急には勝てませんね。
それにしても夜景はきれいでした。マチュピチュへの旅は大満足でした。
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この旅行記へのコメント (6)
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- フムフムさん 2007/01/02 00:18:25
- あけましておめでとうございます!
- ペルーの旅行記拝見しました♪
見ごたえがありますね!
マチュピチュはいつか必ず行ってみたい所の
ひとつですが写真のような温泉があるのは
知りませんでした。
ますます夢がふくらみます(*^_^*)
今年も素敵な旅行記を期待しています☆
この1年、健康で楽しい旅ができますように!
- いのうえさん からの返信 2007/01/03 23:03:34
- RE: あけましておめでとうございます!
- フムフムさん、ご訪問&書き込みありがとうございました。
>ペルーの旅行記拝見しました♪
>見ごたえがありますね!
ありがとうございます。できるだけみなさんの参考になればと思います。
>マチュピチュはいつか必ず行ってみたい所の
>ひとつですが写真のような温泉があるのは
>知りませんでした。
そうでしたか。だとしたら、是非、行ってみてください。
意外と日本人の人がいないので、知らない人も多いのかもしれません。
少しぬるいのと、シャワーが非常に冷たい冷水なので、避けた方がいいというの
が、アドバイスですね。
>ますます夢がふくらみます(*^_^*)
是非、いけることをお祈りしています。ただ、マチュピチュ行きの電車が
なかなか予約が取れないのがネックですね。そちらを待っていたら、結局、
飛行機の予約が取れてなかったみたいです(汗
私の失敗も参考にしてくださいね。
>今年も素敵な旅行記を期待しています☆
>この1年、健康で楽しい旅ができますように!
ありがとうございます。フムフムさんもよい旅を!
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- さすらいおじさんさん 2006/12/30 22:57:13
- どうぞ良いお年をお迎えください。
- いのうえさん
マチュピチュ、電車、温泉、懐かしく拝見しました。
グッバイボーイは私のときは会えませんでしたが、復活したのですね。
今年はナポリ、カプリ、ローマ、ツエルマットなどいろいろお教えいただきありがとうございました。おかげで青の洞窟も見れたし、マッターホルンもきれいに見ることができました。
来年もよろしくお願いします。
どうぞ良いお年をお迎えください。
- いのうえさん からの返信 2007/01/03 22:59:58
- RE: 今年もよろしくお願いします
- さすらいおじさん、こんにちは。
>マチュピチュ、電車、温泉、懐かしく拝見しました。
>グッバイボーイは私のときは会えませんでしたが、復活したのですね。
そうですね。どうも見ていると法律では禁止されているけど、
生活のためにやらざるを得ないっていう感じに思えましたね。
それか日本人の観光客が多い時だけやっているとか?かもしれません。
それにしても可愛いグッバイボーイでしたよ。
>今年はナポリ、カプリ、ローマ、ツエルマットなどいろいろお教えいただきありがとうございました。おかげで青の洞窟も見れたし、マッターホルンもきれいに見ることができました。
それは本当によかったですよね。なかなか見ることができなくなっています。
青の洞窟もそうですが、ベネチアも沈んでいくのでしょうね。
この土曜日のNHKの世界遺産はベネチアが特集ですね。
>来年もよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
-
- とらいもんさん 2006/08/20 08:04:59
- マチュビチ?
- いのうえさんへ
お早うございます。
有難うございます。行けないであろう「アンデス」の旅を嬉しく拝見させていただきました。
少し前、テレビから「世界の珍しい鉄道」で、スイッチバックで登ってゆくこの鉄道を録画してあります。
貴重なところに行って来られたんですね。私は、堪能いたしました。
ウーン!凄い!コメントがまた良く、行きたくなりますね!
いなかより
- いのうえさん からの返信 2006/08/20 13:08:25
- RE: マチュビチ?
- とらいもんさん、こんにちは。
書き込みありがとうございました。
僕の経験からいくと、スイスよりもアンデスは高地ですが、インカ・トレイルを歩かない限り、スイスよりも楽だと思いました。マチュピチュもしんどいくらいに歩くのはほんの10分〜15分程度です。一部高所で怖い場所もありますが(汗
>少し前、テレビから「世界の珍しい鉄道」で、スイッチバックで登ってゆくこの鉄道を録画してあります。
>貴重なところに行って来られたんですね。私は、堪能いたしました。
>ウーン!凄い!コメントがまた良く、行きたくなりますね!
ありがとうございます。
テレビでもやっていたんですね。意外とマチュピチュに焦点をあてるケースが多いので、鉄道はそれほど思われてないですが、行きのペルーレイルの旅は本当に素晴らしいものでした。僕はそこの部分だけだと氷河特急よりも好きかもしれません。
ただ、帰りのビスタドームはあまりよくないです。パフォーマンスは楽しいのですが、何しろ遅い。110kmをほぼ5時間ですからね。夜10時前にクスコに到着するのでは、ちょっと疲れが・・っていう感じで、興ざめでした。
>行けないであろう「アンデス」の旅を嬉しく拝見させていただきました。
とらいもんさんの体力であれば、余裕だと思います。
いつか行けるといいですね。
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