2010/05/05 - 2010/05/06
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Mirabellaさん
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夏のセビージャならジリジリ照りつける太陽が暑くて仕方ないだろうけど、5月の太陽なら暑さも喜びに感じる。
アルコス・デ・ラ・フロンテーラからセビージャ行きのバスは朝7時発、旅行中に早起きするなんてうんざりしていたけど、セビージャでの観光時間が増えるのはラッキー。見所が多い町だから時間は多いほど嬉しい。
アルコスの田舎町からセビージャに近づくと、だんだん交通量が増えてきて、都会にやって来たのだと少し心が引き締まった。
バスターミナルから宿泊先のサンタクルス街へはタクシーを利用。運転手が、「ここが、ピラトの家だ」、「サンタクルスは道が細いから、ここからは入れないんだよ~」なんて言ってたけど、後から地図を見ると、やっぱりボラれたみたい。おじさん芝居が上手いよね~。
€6払ったけど実際は半額程度で済むんじゃないの?サンタクルス街近くの大通りからレンフェの駅まで€4もしなかったよ。
セビージャではシエスタする余裕もなく、勢力的に歩き回りました。
セビージャのHP
http://www.turismosevilla.org/opencms2/opencms/en/index.html
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セビージャのオスタルに到着したのは朝10時過ぎ。
チェックインにはまだ早かったので、荷物だけ置かせてもらって観光を始めました。
やっぱり一番最初に来た場所は、カテドラル。
日本の方を見かけたので記念撮影をお願いしました。
綺麗に撮れてました、ありがとうございました♪ -
輝く真ん丸い太陽
カテドラルの見学はどこに行けば良いのやら分からず、入ってみた門。
入口はここではなかった。
見学は11時開始だったので、先にアルカサルへ行くことに。 -
アルカサルは、アラブ人が要塞を兼ねて建設した宮殿を、ムデハル様式で改築しスペイン王室の宮殿として使用された場所。
ライオンの門から入場します。
少し遠目だけど、門のライオンはセビージャ陶器で有名なトリアナ地区のタイルが使用されています。 -
3つのアーチが施されたアラブ様式の城壁をくぐると、ライオンのパティオに出てきます。
振り向くと、ヒラルダの塔のてっぺんが見える。 -
reja(レハ)と呼ばれる、窓の鉄柵の細工が繊細。
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両端はワイングラスかしら?
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頑丈そうなイスラミックの扉
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柔らかな光が入る
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幾何学模様が並ぶ、なんて素敵なデザイン。
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今回の旅でも幾つかアラブ様式の建築を見てきましたが、ここまで素晴らしい彫刻の建物は無かったです。
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自分が撮った写真データを拡大して見ると、改めて巧みな技に驚かされます。
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Patio de las Mun~ecas(人形のパティオ)
エレガントなこのパティオは屋根で覆われています。
変わった名前の由来の伝説は二つ。
カルロス1世が、ポルトガルのイサベル女王と結婚する際に、このパティオでからくり人形を彼女に見せて驚かせた。
もう一つは、柱のどこかに女の子の顔が二つ彫られているとか・・・。
真実は・・・? -
Patio de Don Cellas
なるべく人が写ってない写真を選んでいますが、アルカサルは観光客がいっぱい。
社会見学か遠足なのか、子供達も多かった。 -
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おそらく、この建物は後に増築されたものでしょう。
繊細な彫刻のアラブ建築を見てしまうと、なんだか物足りない。 -
Estanque de Mercurio(マーキュリーの池)
アルカサルの広大な庭に出てきました。 -
何度も出くわした小学生達。
先生がパンを用意していて、池の鯉に投げ始めた。
(しかも小さく切らずに)
鯉がわんさか集まって、子供達がワァーキャー大騒ぎ。 -
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アルカサルでは2時間ほど過ごしたでしょうか。
見応えありすぎて疲れます。 -
次は、これまた巨大なカテドラルの見学。
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入口はこちら。
チケットを購入した時に、お札を落としていたようで
親切なオジサンが教えてくれた。
目尻に人差し指をのせて見つめられたら、それは
「Ojo!(オホ=目)」。「気を付けなさい」のサイン。 -
数多いカテドラルのステンドグラスの中でも、一番目を引くのがRosetonと呼ばれる、このバラ形窓。
中央には4人のエヴァンゲリスタ。
マタイ(Mateo)・マルコ(Marcos)・ルカ(Lucas)・ヨハネ(Juan)、もちろん誰がどれか見当もつかない。 -
ヒラルダの塔の両脇に立つのは、Santa Justa y Rufina(サンタ・フスタとルフィーナ)。
敬虔なキリスト教信者であったゆえに虐待を受け、殉教した2人の姉妹は、セビージャの人々から崇拝され続ける。
レンフェの駅名「サンタ・フスタ」は彼女の名前に由来するのかも。 -
巨大なセビージャのカテドラルは、高さもズバ抜けている。
でも、荘厳さでいうとサンティアゴの方に軍配が上がると思う。 -
Altar Mayor
高さ30m・幅20mの主祭壇、約1世紀もの時間をかけて造られた。
ギラギラ輝いていた。 -
それぞれのレリーフに、ストーリーがあるのでしょう。
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コロンブスの棺を担ぐ4人の王
コロンブスは、アメリカ大陸発見の旅に出る前にセビージャのカテドラルで祈りを捧げていたそうです。 -
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下の丸いステンドグラスだって十分高い場所にあるのに、あれではまだ物足りなかったのか・・・。
この奥行きのあるデザインが、モスクの名残なのかな。 -
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La Cieguecitaと呼ばれる像。
なぜ足元に顔があるのか不思議。 -
Patio de Naranja
カテドラルを出て、オレンジのパティオで一息。
ヒラルダの塔のてっぺんに付いてる風見は、小さくみえるけど、高さ4m、重量1288kgもあるそうです。
スペイン語のGiralda(ヒラルダ)とは、風見を意味します。 -
ヒラルダの塔へはどこから登れるのだろう?とキョロキョロしていたら見つけた門。
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お猿さんの顔が「アイーン」だ ( ^^)
ただ単に、これが書きたかった。 -
ヒラルダの塔を登っている途中。
カテドラル前の広場 -
塔のてっぺんからだと、こんな感じ♪
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Puerta de Perdon 免罪の門
もとはメスキータの中心で祈りを捧げる場所だった。
下のアーチの部分だけ元来の姿を残して、後から改修したのだろう。良くみると変な格好だ。 -
ランチした後、一度サンタクルス街のオスタルに戻りました。
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Plaza de Santa Cruz サンタクルス広場の十字架
有名なフラメンコのタブラオ、Los Gallosもすぐ近くにあります。
一度見に行ったことがあるので、今回はパスしました。 -
ホテルやレストランが並ぶ細い通り
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裏側の装飾が凝ってる
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迷路のような細い路地が交差するサンタクルス街は、かつてはユダヤ人街だった場所。
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中でも私が宿泊したオスタルがあるCRUCES通りは見つけずらくて、最後まで覚えられずに迷った。
この通りを右に入ると -
Plaza de las Cruces
クルセス広場が出てきます。
宿泊したオスタルは、右手の旗が飾ってある所。
Hotel Patio de las Cruces
http://hostaldelascruces.com/?p=1
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この旅行記へのコメント (4)
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- ホーミンさん 2010/07/01 13:34:01
- ? 彫刻を楽しむ
ミラさま
こんにちは。
Patio de las Mun~ecas、柱のどこかに女の子の顔が二つ彫られているのですね?
「真実は・・・?」ということは、真偽のほどがわからないと言うことでしょうか?
それとも、自分で探しなさいと言うことで、秘密にされているのでしょうか?
ん〜、実際に行って探してみたい気分です。
しかし、たとえ行けても、こう複雑だと探すのも大変です。
女の子の顔を探すのも面白そうですが、さらに興味深いのがAltar Mayorの主祭壇!
100年かけて、これはまた素晴しいものを造られたのですね。
中央の下段のレリーフは、キリストの誕生ですかね。
ひとつずつ、じっくりと見ていったら、わたしは一日ここにいそうですわー。
それぞれの柱(?)に、何人もの聖人(?)が彫られています。
それぞれ、モデルがいたりして?
アイーンのおサルもかわいいではありませんか!
ミラさんは一人だから、これを見てクスッと笑っただけかも?
お友達と一緒だと、ちょっと盛り上がりそうですね。
私は大ウケしてしまいそうです〜。
- Mirabellaさん からの返信 2010/07/01 23:03:58
- RE: ? 彫刻を楽しむ
- ホーミンさん、こんばんは。
ご旅行前で準備や下調べに忙しい時に、書込みまで有難うございます。
> Patio de las Mun~ecas、柱のどこかに女の子の顔が二つ彫られているのですね?
> 「真実は・・・?」ということは、真偽のほどがわからないと言うことでしょうか?
> それとも、自分で探しなさいと言うことで、秘密にされているのでしょうか?
>
こういうエピソードを旅行前に知っていれば面白いのですが、旅行記作成のためにアルカサルのHPを読んで初めて知った状態。しかもスペイン語のサイトを読むので、間違って理解していないか不安な時があるのです。で、実際はそんな顔の彫刻なんて存在しなかったらマズいので、逃げ道を作りました(笑) 本当にあるのか、誰かに発見してきて欲しいです。正直、今自分で行く気力無い。(~_~;) あそこ広すぎて疲れるんです。
>
> 女の子の顔を探すのも面白そうですが、さらに興味深いのがAltar Mayorの主祭壇!
> 100年かけて、これはまた素晴しいものを造られたのですね。
> 中央の下段のレリーフは、キリストの誕生ですかね。
> ひとつずつ、じっくりと見ていったら、わたしは一日ここにいそうですわー。
>
後世の人達が「こんなん、ありえへ〜ん」と驚くような巨大な大聖堂を作ろうと計画されただけあって、この祭壇の存在感、ギラギラ感は圧倒されました。肉眼だと、ほとんど細部は見えない距離です。じっくり見るには、ハシゴを使って一日仕事になるでしょうね。キリストが夢に出てきそうです。
>
> アイーンのおサルもかわいいではありませんか!
> ミラさんは一人だから、これを見てクスッと笑っただけかも?
> お友達と一緒だと、ちょっと盛り上がりそうですね。
> 私は大ウケしてしまいそうです〜。
>
>「アイーン」ってセリフが思い浮かんで、「クスッ」じゃなくて「ニヤッ」っと笑った気がします。(笑)
旅行記のボリュームを抑るために、沢山写真をボツにしてるのに「アイーン」を書くために2枚も掲載しちゃいましたよ。(-_-;)
みらべえ
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- kumさん 2010/06/27 04:39:59
- セビージャというのですね
- Mirabellaさん、こんばんはー
これまた魅力的な旅行記!!
セビリアはスペイン語ではセビージャというのですね。
セビーチェみたい・・・(←食いしん坊)
セビリアって子供の頃に行っているのですが全然覚えてなくて
セビリアと言えばセビリアの理髪師というオペラしか思いつかなかったです。。
イスラムの影響とその後のスペイン王国のキリスト教文化が面白い感じで混ざり合ってますね。
カテドラルの繊細が外観を見てイスラム建築の影響かしら??と思いました。
kum
- Mirabellaさん からの返信 2010/06/28 00:29:29
- RE: セビージャというのですね
- kumさん、こんばんは。
投票&書込みありがとうございます。
> セビリアはスペイン語ではセビージャというのですね。
> セビーチェみたい・・・(←食いしん坊)
>
>あっ、セビーチェお好きなんですね♪私もで〜す。毎週食べてた時期もありました。茹でた輪切りのじゃがいも、添える派ですか?( ^^)
セビリアって子供の頃に行っているのですが全然覚えてなくて
> セビリアと言えばセビリアの理髪師というオペラしか思いつかなかったです。。
>
>すごい、子供の頃にスペイン行ってるなんて。私なんて20歳過ぎるまで海外に出たこと無かったですよ。十数年前に行った時のセビージャでさえ、うら覚えな私。もったいないけど子供の頃の記憶なんて忘れちゃいますよね。
理髪師のオペラって、そんなのがあると聞いたような気もするけど、内容は全く知らないなぁ。
イスラムの影響とその後のスペイン王国のキリスト教文化が面白い感じで混ざり合ってますね。
> カテドラルの繊細が外観を見てイスラム建築の影響かしら??と思いました。
>
>カテドラルはモスクの跡地に建てたものなんですけど、建築自体はどうなんでしょうね。隣のヒラルダの塔は、てっぺんの鐘楼の部分は後から増築されたもので、それ以下はイスラム様式になってるみたいです。よく見るとアーチが付いてました。可愛いんですよね、アーチって。
Mirabella
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