かけがえのない時空の旅　Ｗｏｎｄｅｒｆｕｌ　ＮＺ　Ｖｏｌ．１

2003/07/07 - 2003/07/12

あの旅行からもう２年以上も経ってしまった...
わたしはふと思う時がある。ピーターのバンドはうまくいってるかナ？　話し好きなオオシカさんは今日もトーク満載でハンドル握ってんのかナ？　ツチボタルにパーティーツリー、偶然出くわした教会でのピアノコンサート、バスから眺めたオークランドの街並み...　どれも素晴らしかった。
そしていつかまたあの森で神様に会いたい。
いつかまたあの森で...　

エリア オークランド(ニュージーランド)

長年ナースの仕事をしてきたうちのおふくろがこの年の５月に定年を迎えた。わたしはご苦労さんの意味を込めおふくろを旅行に誘った。娘と母のふたり旅はあっても息子と母のふたり旅はあまり聞かない...が、そんなことよりもこの当時世界（特にアジア）はＳＡＲＳの恐怖に陥っていた。「ちょっと落ち着いてから被害の出てない国へ行こう！　安心で快適な旅が出来る国へ」　そう考え行き先をニュージーランド（ＮＺ）に決めた。
ＮＺはご承知のとおり南半球にあるため季節は逆。７月にコートやトレーナーを用意するのってなんか変な感じがするナ。

いきなし朝、駅まで乗ったタクシーの中にケータイを忘れる好調な滑り出し（笑）...結果的に戻ってきたからいいけど。その後は特に波乱もなく無事「旧名古屋空港」に到着。
そして...本邦初公開、これがわたしのマザーです。もちろん一緒に旅行なんてしたこたあ ありません。昔家族でなら旅行はしましたが...

近年はよくわかりませんが０３年頃は機内サービスや設備面での評価が高かったＮＺ航空です。
ＰＭ６：３０. オークランドに向け出発！

ＰＭ９：３０. マリアナ諸島上空にてジョージ・ベーカー・セレクションを聴きながら遅めの夕食を頂く。まだこの頃は良かったのだがその後はけっこう辛い時間帯がつづいた。左後方から響いてくる爆音のようないびきに通路を挟んだ隣の席からは赤ちゃんの泣きわめく声。すると触発されたのか別の場所でも赤ちゃんが...　うーんコレは寝れっこない。増して長時間のフライトで体が次第にこわばっていくのがわかる「コレってヘタしたらエコノミー症候群？」慌てて軽い運動を試みる。　とにかく１１時間の空の旅はちょいキツいっス。

いきなしＮＺでもやってしまった...
長旅から開放された安ど感からか機内の座席にカメラを忘れて降りてきてしまった！　すぐにツアー係員の方に事情を説明し空港側とかけ合ってもらいなんとか無事戻ってはきたが...度重なる失態におふくろは呆れていた。「ごもっとも」　でも結果オーライ。これからが旅の始まり、楽しく行きましょう！　...今日は昼過ぎまでオークランドの市内観光がツアーに組み込まれていまーす。

どーですかこの青空！　名古屋空港のＰＣで調べた時の予報じゃ雲と傘のマークだったのがこんなに晴れちゃって...
てなわけで気分良くやって来た最初のポイントは広さ約８１ヘクタールというオークランド市内にある巨大な公園「オークランド・ドメイン」　写真後方の建物はオークランド博物館です。この辺りは市民の憩いの場所といった感じです。

オークランドの市街地にはどれも標高こそ低いのですが死火山が４０ヶ所とも６０ヶ所ともあると言われ坂道がやたらと多い。そして街のいたる所からこの街のシンボルとも言えるスカイタワーを望むことが出来ます。

わたしたちが乗ったバスは市街地を抜け海岸線の道「タマキ・ドライブ」を東へ走り「サヴェージ・メモリアルパーク」という公園にやって来ました。本来ならこのツアーはマウント・イーデンというオークランド市街を一望出来るスポットへ行くはずなんですが、なにやら工事をしてるとかでその代わりにここへ来たという訳です。どおりで...　ガイドブックにはかろうじて名前は載っているものの写真や説明文は一切なしといったレベルの観光地です。大体この「マイケル・ジョセフ」て誰だヨ？

でもここ見晴らしが良くてけっこう穴場かも...　しっかりオークランド市街も見渡せるし、なにより人がいないのでとってものんびり出来ます。

海の向こうに見えるシンバルのような形をした三角形の島がランギトト島です。この島もまた火山であり約６００年前の噴火により誕生した比較的歴史の浅い島だそうです。
オークランドからフェリーで３０分だって。

本日の市内観光はこのバスで回っています。ツーリストはわたしたちを含め１０名ほどなので車内はゆったり。

次にやって来たのはＴシャツや靴、木工芸品、雑貨類などを売る店が軒を連ねる「ビクトリア・パーク・マーケット」
さすがに初日から土産を買う気にはなれずブラブラして時間をつぶすことに。

四方を海に囲まれたオークランドでツーリストが１番接する機会が多いのが市街地の北に広がるワイテマタ湾。そこに架かる全長１０２０ｍの橋が「ハーバーブリッジ」です。オークランドは別名「帆の街」と呼ばれるほどヨットが盛んで世界的に有名なヨットレース「アメリカズ・カップ」が開催されたりもしています。なんでもオークランドの人の１０人に１人はマイヨットを持っているとか...（マイカーよりも普及率が高いんだって）　まあ〜この時期はさすがにマリンスポーツはオフ期なので海上にその姿を見ることはなかったけど近くのヨットハーバーに停泊していたヨットの数は半端な数じゃなかった。

市内観光を終えホテルにチェックインした後、わたしとおふくろはワイテマタ湾を挟んだ向かい側にある「デボンポート」という街に向かうためクイーンズ・ワーフからフェリーに乗った。

何とも言えない爽快な気分！
青い空と青い海、そしてデッキで受ける潮風に...
「あー」　心が解き放たれていく〜

１５分ほどでデボンポートに到着。
「おー！こんなキレイな街、生まれて初めてだヨ」
西洋文化圏に初めて足を踏み入れたわたしにとってデボンポートの街はあまりにも美しくメルヘンチックでした。
とにかくオークランドという所はどこへ行っても緑がいっぱいなんです。

オークランドを訪れるツーリストの大半が上ると思われる「スカイタワー」　昼間もアリだがわたしたちはタワーの上階にある回転レストラン「オービット」で優雅に夜景を観ながら晩めしを食べることにした。もちろん予約はバっちし...
のはずがー！

タワーの地下に上階まで直通のエレベーター乗り場があり、そこでレストランの予約をチェックするのだが、残念ながらわたしの電話予約は通っていなかった。（わたしのレベルだとＡＬＬ英語での電話予約はかなり難度が高いっス）。　だがここまで来たからには引き下がる訳には行かない。交渉というほどの交渉もやってないが、なんとか粘ってＯＫをもらった。
さァーエレベーターは一気に高さ２００ｍを急上昇！

「キレーじゃん！」　オークランドの夜景を眼下に観ながらのディナータイム。 ...が、ここでわたしはあることに気付いた。
「あれ？ ここ回ってないゾ」　そうなんです。ここは回転するフロアーの１つ上のフロアーで回転しないレストラン「オブザーバトリー」（地上１９２ｍ）だったのです！　...でも全然ＯＫ。ビュッフェスタイルだから好みの物をタラフク食えるし、さすがニュージー！ ラム肉は美味いし、唯一オーダーメニューだった前菜のマッシュルームスープも激ウマだし、わたしもおふくろも大満足の夜でした。料金は他ビール３本を注文して２人で１０９ＮＺ＄。（日本円にして約￥７９００）　...ただひとつ思ったことがあってＮＺの人達はあまり遅い時間に晩メシを食べないようです。わたしたちはＰＭ８：００頃から食事を取ったんですが、９：３０頃にはもうわたしたち以外１組しか残っていなかった。

スカイタワーに併設する建物の２Ｆにカジノがあった。
そこで勝利のぶいー！　つってもわたしはノーギャンブラー。写真だけ撮ってとっととホテルに戻りました。
わたしたちが泊まっているスタンフォード・プラザ・ホテルまでここスカイタワーから歩いて１０分 てトコです。