2001/11/23 - 2001/11/29
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azianokazeさん
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往復の時間を除くと現地滞在時間は4日半の短期間。
この間にヴィンロン、カントー、ミトーでクルーズ。サイゴンでの泊りはリバーサイドホテルのリバーヴューの部屋、食事は船の上でと、今回はテーマを“メコン”あるいは“川”に絞っての旅行でした。
コッポラの“地獄の黙示録”のような、川の両岸にひろがる濃密なジャングル、どこからか吹き矢が「ヒューッ」と飛んできそうな雰囲気、そんなものを勝手に想像していたのですが現実は・・・
今回関空出発前に前泊したところにカメラを忘れてしまったため、使い捨てカメラでとった写真だけです。そんな訳で枚数もほんの少しだけになっています。
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リバーサイドホテルから道1本渡るとサイゴン川(ドンナイ川支流でメコンとは別水系だそうです。)河畔に立つのですが、この道がなかなか渡れません。かなり広い通りで例によってバイクの洪水。もちろん信号は近くにはありません。運良く横断する地元の人がいれば後ろをついていきます。誰もいそうにないときは、仕方がありません。いつまでもたちつくす訳にもいかないので、意を決してバイクの川に乗り出します。そろりそろりと。何回か渡るうちに多少は慣れますがやはりこわいです。
やっとの思いでたどり着いた河畔から眺めるサイゴン川。まあ・・・川ですね。 -
夕方近くなると河畔はバイクでやってきた男女で埋まります。
ベトナム最初の夕食はこのサイゴン川クルーズ船のディナーにしました。
途中激しい雨にみまわれたり、料理の会計が間違いじゃないかと思うぐらい高かったりして波乱含みでしたが、旅のスタートからイラついても仕方がないのですべて忘れて明日からのメコンに期待することにしました。 -
翌日、手配していた日本語ガイドと二人でカントーに向かいます。
ミトーのメコンクルーズは現地旅行社のツアーで定番ですが、ヤシ教団の島とかココナッツキャンディー工場とか、「どこからか吹き矢が「ヒューッ」と飛んできそうな雰囲気」ではなさそうなのでパス。カントーに行く途中のヴィンロンでクルーズする予定です。
「専用車で運ばれるよりローカルなバスがいい」と頼んだところ、ガイド氏のバイクの後ろに乗っかって行くことになりました。
国道1号線を南西にバイクで向かいます。ベトナムでは殆ど誰もヘルメットは使いません。
「ベトナム人は頭が硬いからヘルメットはいらないね。」とのことですが、事故はあちこちで目にします。ヴィンロンまで1時間半ぐらいでしょうか。お尻は痛くなりますが、ヤシの木に縁取られた水田風景の中を走るのはとても気持ちがいいものです。お昼はメコン定番のエレファントフィッシュ(象耳魚)。淡白でくせのない味でした。さて、いよいよクルーズです。 -
メコン本流に漕ぎ出します。大河メコンは茫洋とした風情です。
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細い流れに入り景色もかわります。ただ、木々の間から民家や自転車に乗った子供たちとか垣間見えます。“ジャングル”という雰囲気ではありません。「どこからか吹き矢が「ヒューッ」と飛んできそうな雰囲気」ももちろんありません。「きっとこれからどんどん奥に入って・・・」と思っているうちに終わってしまいました。
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気をとりなおしてカントーへ向かいます。途中フェリーでメコン支流をわたります。フェリーは当然バイクでいっぱいです。食べ物を売る人達も乗り込んで賑やかです。
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カントーはメコンデルタ最大の町だそうですが、特にそのマーケット(写真は“水上マーケット”で全く別物です。)の活気はマーケット大好き人間には一見の価値があります。野菜・果物・鳥・豚・牛・魚・貝、およそ口に入るもの、全ての食材が山のように積まれています。人ひとりがやっと通れるような通路にバイクまで入り込んでアジア的カオスそのものです。「ベトナム戦争当時もサイゴンでは食料が不足することはなかった」とある本で読んだことがありますが、まさに“メコンの恵み”を実感する光景です。この旅行の半年前にネパールに行ったのですが、カトマンズのインドラチョークの道端に並べられた貧弱な野菜に比べると、同じアジアとはいいながら、自然の恵みには雲泥の差があることを痛感させる光景です。ネパールの厳しい自然の中に生きる人達を思うと、いささか不公平ではないかとすら思えるほどです。
さて、写真は観光定番コースの水上マーケットです。午前中ですが少し時間が遅かったのか(ガイドにはもっと早い時間でなくていいのかと確認したのですが)、もともとこんなものなのか、とても「手漕ぎボートで縦横無尽に川を行く」といった感じではありませんでした。TVなどでも紹介される、船のへさきにその船が扱っている野菜を釣竿みたいなものにぶら下げている光景は散見されましたが、いかんせん活気がありません。 -
水上マーケットの帰りに細い水路に入り再度メコンクルーズを楽しみます。やっぱりここでも吹き矢は飛んできそうにありませんでしたが、まあこんなものだと思えば、これはこれで、といったところでしょうか。
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ホーチミンシティーに戻り、観光したり散策したり。今回の旅行で一番の収穫がお土産に買ったこの絵です。サイズは70×110cmのかなり大きな絵です。多くの男性がそうだと(勝手に)思うのですが、サイゴンで目が吸い寄せられるのはやはり女子高生の真っ白いアオザイです。街を歩いていても、バイクに乗っていても彼女達を見ると目が後を追っていってしまいます。特に、片方の手ですそをつまみながら自転車に乗っている姿は愛らしいというか、優雅というか。(あまり強調すると変態のように思われてしまいますが)
この絵のモチーフをもとにしたいろんなお土産はあちこちで散見しましたが、この画家(フランス人のKami Yama So)がオリジナルなのでしょうか。メインストリートのドンコイ通りにある専用のギャラリー(TARA and KYS GALLERY)でみつけた絵です。ひと目見てどうしても欲しくなったのですが、もう1回ベトナムまで来られるような値段で、一切ディスカウントなしだそうです。
日を改めて出直し、迷ったあげく買いました。日本に持ち帰ると、自宅に戻る前に荷物を担いだまま画材屋さんへ直行し、フレームをつくってもらいました。そこの女主人が絵を見て「・・・イカですかね・・・」。確かにイカに見えます。「勢いのある手馴れた筆のタッチですね。」とフォローしていましたが手遅れです。フレーム代も結構なお値段でしたが、まあ、気に入ってしまった以上仕方がありません。 -
カントーから戻って、買い物をすませるとホーチミンシティーを歩き回るのも疲れる感じがあって、結局シンカフェのツアーでミトーのメコンクルーズに出かけました。立ち寄ったパイナップル農園の出荷風景です。
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ヴィンロンやカントーと比べると・・・同じです。出される食事も同じです。揚げ春巻き、空芯菜の炒め物など。結局、吹き矢は飛んできませんでしたが、途中立ち寄った作業所のココナッツキャンディーはなかなか美味しく、お土産でも好評でした。
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