チュニジアは今日も晴れだった10　「エル・ジェムでローマを感じる」

2008/01/10 - 2008/01/10

エル・ジェムには、保存状態がよいという円形闘技場があります。
ローマ、ヴェローナに次ぐ、第三の闘技場だそうです。

エリア エル・ジェム(チュニジア)

今日も晴れました！

まずは世界遺産のエル・ジェムの円形闘技場へ。
チュニジアでは観光スポットでの撮影に、「カメラ券」なるものをだいたい1ディナールで買う必要があります。

換金で細かいお金（観光ではでてこないお金の単位）を大量に渡されたので、その前から持っていた小銭と混ぜて10枚の小銭を渡したところ、カメラ券窓口のオヤジに「フフッ」と笑われました。

言葉もジェスチャーもなしでガイジンを笑わせるのは楽しい、と思った瞬間。

使えない単位の小銭なのに、えらく大きくて重い。
お金の価値と重量・サイズは比例させてほしいものです。

闘技場のフィールド部分に立ってガイドさんの案内を聞きます。

ここで・・・初めてとは言いませんが、久しぶりに日本人の大集団を発見。
それは○急交通社のグループ。

このアミアミの下は穴になっていて、囚人やグラディエーターたちがいたそうです。

人と猛獣を闘わせるなんて・・・映画ならいいけど、実際にあったとなると血なまぐさくて怖い。

これが当時は大人気だったということですから、もともと人間のもつ残虐性を伺わせますね。

アミアミの下にやってきました。

壁でいくつかに仕切られており、当時は自由に行き来は出来なかったのでしょうがかなりの人数が入れられていたことが想像できます。

グラディエーターは闘って勝てばなんらか報奨金をもらえたりしましたが（バルドー美術館にそのモザイクあり）異教徒とされたキリスト教徒は死ぬまでここを出られなかったそうです。

99段という階段を登って闘技場の一番高いスポットへ。
数えながら歩いたけど97しかない。どこかで2つ忘れたか？

お天気がよく気持ちよく、遠くは海のほうまで見渡せています。

柱がたくさん並んでおり、それだけでも美しい建造物でした。
ローマ、ヴェローナにつぐ第三の闘技場らしく、堂々とした構え。

グラディエーターたち、観客たちも同じ景色を見ていたことでしょう。
太陽は変わらないから。

あれこれと写真を撮りまくり、満足して外へ出て一枚撮ると、取り終わった瞬間にウーンと変な音が。
カメラを見ると「電池切れ」・・・。

そういえばしばらく充電していなかった。
でもエル・ジェムが終わってから切れてくれて有り難い。

今日の残りの観光はモバイルで撮りましょう。