2008 チュニジアの旅(12)　『エル・ジェムの円形闘技場』

2008/02/27 - 2008/02/27

エル・ジェムの円形闘技場』
（世界遺産：38　1979年）

ローマのコロッセオ、ヴェローナのアレーナに継ぎ、世界で３番目に大きな円形闘技場があるエル・ジェムの町は、首都チュニスの南へおよそ２００?、ローマ時代の名はThysdrus（ティスドロス）、２世紀にはオリーブオイルの輸出を中心に繁栄し人口も３万人を超えた。
現在の人口は、２万人弱、円形闘技場は２世紀の建造、縦１５０ｍ、横１２５ｍの長円形で観客席は３層、35,000人を収容することが出来た。
17世紀、オスマン・トルコ軍による攻撃により一部が崩壊し、現在の修復された座席は３千人程度、アリーナの大きさはおよそ65×40メートル、毎年夏にフェスティバルが開催されているそうです。

エリア エル・ジェム(チュニジア)

マトマタからガベスに向かうバスの車窓から

ガベス湾

エル・ジェムの街にはいると高い建物が少ないのでどこからも円形闘技場が見えました

円形闘技場

平面・断面図を見ると構造がよく分かります

アリーナの地下には囚人や動物が収容されていた部屋が左右に沢山あります
天井は長円の長いほうの径に沿い細長く開けられており、鋼製の網板で覆われております

この開口部から人力によるエレベータで剣闘士（グラディエーター）が観客の前に登場しました

アリーナの西側は大きく破壊されていました

修復された観客席

観客席に上がってみます

２階の回廊です

３階から

アリーナが良く見えます
左右に細長いのが地下通路、対称に２か所ある長方形の部分は人力エレベータ、ここから剣闘士が登場しました。
どちらかが死ぬまで戦ったそうですが、多くの血が流されたことを思うといまさらながら身震いがしました。

闘技場から見た、エル・ジェムの町

古代の血の色を思わせる、ブーゲンビリアの花が咲いています

合掌!!