2012/11/21 - 2012/11/21
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akkiy363672さん
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ドイツからの友人を案内して、鞍馬~貴船の秋を歩いてきました。
鞍馬寺奥の院から山越えして貴船に降りるのは初めて…。結構、しんどい道でした(苦笑)。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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友人とは、9時53分に京都駅で落ち合います。
午前7時20分、我が家を出発しました。 -
8時、滋賀の土山サービスエリアでコーヒー休憩。
座った椅子の目の前に、信楽焼のボス猫がにらみを利かせていました。 -
8時40分、京都南インターを降りるころから道路が込み始め、市内へ入る国道1号はノロノロ…。
東寺横を通過したのが9時10分、駐車場へ車を入れて、京都駅に入ったのは40分を過ぎていました。 -
9時53分、新幹線で京都入りした友人を、中央改札口に迎えてレッツゴー!
今日は鞍馬へ行く予定。出町柳から叡山電鉄鞍馬線に乗る予定で、周辺で駐車場を探すつもりです。 -
← 下賀茂神社の前を通って、出町駐車場へ向かいました。
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駐車場へ車を入れて、賀茂川、高野川を渡り、出町柳駅まで歩きました。
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出町柳駅です。
鞍馬寺の前に岩倉で途中下車して「実相院」に立ち寄るつもりなので、1000円乗り放題のキップを買いました。 -
← これは、駅に張ってあったポスター
秋の鞍馬線は、もみじのトンネルの中を走るのです。 -
岩倉で降りて「実相院門跡」まで、20分ほど歩きます。
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やがて、寺の門が見えてきました。
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ギョッ、観光バスが並んでいるではありませんか。
さすがは、紅葉シーズンの京都です。 -
門の間にも、紅葉が垣間見られます。
正面の門「四脚門」、玄関横の「御車寄」、中の建物「客殿」は、京都御所の一部が下賜されたものだとか。 -
お寺に上がって、裏庭をのぞくと、見事な紅葉が…。
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今を盛りと色づいていますね。
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前庭です。
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手前のドウダンツツジ越しに見ると、少し趣が変わります。
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お堂をめぐって、再び裏庭へ…。
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蹲(つくばい)なども、置かれています。
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前庭の石庭に対して、裏庭は池が配され、周りに赤や黄色の木々が色づいていて、目に鮮やかです。
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← パンフレットの写真から
庭の紅葉を、磨き上げた床に映す「床もみじ」がこれ…。 -
この日は、ペリー来航から鳥羽伏見の戦いまでの、動乱の京都の日々を記した、「実相院日記」が公開されていたということを後で知りました。
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応仁の乱以来、幾多の戦乱の舞台となった京の都の寺院は、何度も戦災を受け、居所を転々としたとか。
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岩倉具視もここを借りていて住んでいたことがあったとか。
池の前の部屋で密談をした様子などが 記された日記もたくさん残ってるとのことですから、この池は歴史秘話ヒストリアを知っていますね。。 -
「実相院」から岩倉駅に戻る道すがらのお寿司屋さんに入って、昼食にしました。
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再び鞍馬線に乗って、鞍馬寺へ…。
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鞍馬の駅前では、大天狗さまがお出迎え。
天狗は全国に伝説があり、大天狗・小天狗など様々な階級に分かれているらしいのですが、ここ鞍馬の天狗は“僧正坊”と呼ばれ、全国の天狗の首領(ドン)なのだそうです。 -
駅前を左へ曲がって、鞍馬寺の山門へと向かいます。
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開基(創立者)は鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされています。鑑禎は、鑑真が唐から伴ってきた高弟8名のうちの最年少の僧です。
とすれば、この寺の創建は奈良時代ですね。古刹の多い京都でも、最も古い歴史を持つ寺のひとつというわけです。 -
「山門」です。
鞍馬寺は、1949年まで天台宗に属していましたが、以降独立して「鞍馬弘教総本山」と名乗っています。
本尊は、寺では「尊天」と称しています。 愛:月=千手観音、光:太陽=毘沙門天、力:大地=護法魔王の3つを一体として“尊天”と言います。 -
ケーブルカー乗り場へ上がる階段です。
上がりきったところの右側がケーブルカー乗り場ですが、左へ曲がると本道まで1kmほどの山道になります。 -
ケーブルカー乗り場からの眺めです。
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このケーブルカーの勾配のきついこと。
清少納言は、「近うて遠きもの、くらまのつづらおり」と書いています。平安の昔から、鞍馬の参詣道はきつかったのでしょう。そこを、このケーブルカーは2分少々で登ります。 -
ケーブルカーの終点前にある「多宝塔」です。
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「多宝塔」の左手を抜けていくと、本道への登り道です。
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転法輪堂の下に、見事に色づいたモミジがありました。
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転法輪堂平成年月日と登っていく階段です。
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左が、転法輪堂。この辺りの紅葉は、赤と黄色が色なして、まさに錦秋の趣きでした。
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さらに登って、そこを左に曲がれば本堂です。
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これが鞍馬寺の本堂(本殿金堂)です。
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翔雲台(本尊「護法魔王尊」が降臨したという)を囲む欄干の向こうに、紅葉が広がっていました。
はるか向こうは、比叡の山並みです。 -
本道の左を抜けて、山に入ると、「奥の院まで800m」の案内がありました。
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さらに階段が続きます。
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「霊宝館」。 歴史ある鞍馬寺は、多くの国宝(木造毘沙門天立像、木造吉祥天立像、木造善膩師童子(ぜんにしどうじ)立像、鞍馬寺経塚遺物一括)、重文を擁しています。
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「霊宝館」を過ぎると、山はいよいよ深く、「これより奥の院へ」の案内がありました。
。 -
このあたりは「屏風坂」と呼ばれています。くねくねと曲がった階段が続きます。
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奥の院に通じる木の根道。 鞍馬山は岩盤が硬いため、木の根が地中に延びずに、地表を這うのだとか。
このあたりを飛び回って、義経は体を鍛えたのですね。 -
と言っていたら、「義経堂」に出ました。
義経は、奥州平泉の衣川の戦いで自害しましたが、その魂は、少年時代を過ごした鞍馬に戻ったとされていて、魔王尊の脇侍「遮那王尊」として祀られています。 -
さらに険しい木の根道が…。
鞍馬の奥山は、陰樹だけの極相林が出来あがっています。 -
奥の院「魔王殿」。
650万年前に人類救済の使命を帯び、金星から降臨した魔王尊が祀られています。 -
道は下り…。でも、結構厳しい下りです。
それでも、20分ほどで、貴船の里が見えてきました。 -
貴船川のほとりにある鞍馬寺「西門」です。
ここから仁王門までの全域が、鞍馬寺の境内です。 -
「西門」前の端を渡ると、貴船です。
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すぐ右手に、貴船神社の鳥居が見えました。
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ちょっと休憩…。 疲れた体に「ぜんざい」の甘味が沁みました。
添えられていたシイタケの佃煮が美味しかったので、買ってきました。 -
午後4時を過ぎて、ようやく辺りが暗くなってきたころ、灯篭に明かりが入った貴船(きふね)神社に参拝しました。
地域名の貴船「きぶね」とは違い、水の神様であることから濁らず「きふね」というのです。 -
ライトアップの灯りに照らされて、紅葉が浮かびます。
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京都の水源地に位置する貴船神社は、古くから水の神様として崇められてきました。
創建の年代は不詳ですが、奥宮が元もとの鎮座地。天喜3年(1055)に奥宮より現在の場所に移築されました。現在の建物は平成17年のものです。 -
本殿の近くにある神水は、美味しいだけでなく、おみくじを水に浸すと文字が浮かび出る「水占い」もできます。
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あたりは夕もやが立ち込め、本殿前の紅葉がライトアップに浮かびます。
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前の道へ降りて、本殿を見上げると、こんな感じです。
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足元に並べられている露地灯篭にも、灯が入りました。
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道の両側の木々も、ライトアップに浮かんでいます。
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お店屋さんの店先の木も…。
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店内からの灯りもこぼれて、貴船の秋は暮れてゆきます。
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バスで貴船口まで出て、往きに乗った鞍馬線の電車に乗りました。
途中、紅葉のトンネルを通るときには、車内の電灯を消し、沿線のライトアップを鑑賞させてくれます。 -
← パンフレットから
徐行してくれますが、満員の車内からの夜景は無理があります。
この、パンフレットの写真を、ご堪能ください。 -
午後6時45分、「永観堂」横の駐車場に車を入れて、ライトアップの拝観です。
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昼間の拝観料は1000円ですが、夜間拝観は600円です。
本堂や裏山への立ち入りは制限されているからでしょうか。 -
でも、さすがは「もみじの永観堂」、圧倒的な紅葉が重なっていました。
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「永観、遅し」で有名な、見返り阿弥陀尊は拝観できましたが、長蛇の列ができていたので、今夜は遠目から拝礼してきました。
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御影堂の縁で、雅楽の演奏が始まりました。
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「放生池」に移る紅葉です。
鏡面に映されるような鮮やかさで、どこまでが本物で、どこが池面に映ったまぼろしなのか…。 幻想的な美しさでした。 -
池のほとりの茶店です。
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イチョウの葉が散り落ちて、黄色のじゅうたんが敷き詰められています。
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一本の枝が、緑色から黄色、赤へと徐々に変化しています。
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方丈前のもみじです。
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一枚の葉が、黄色と赤に色分けされています。
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午後8時、そろそろ拝観を切り上げて、夕食にしなければ…。
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帰り道、中門から総門へと歩く途中の、土塀の上にしなだれかかる紅葉です。
友人の紺屋の泊まりは大津…。琵琶湖湖畔の「あたか飯店」て遅い夕食をとり、「大津プリンス」へ送り届けて、Auf Wiedersehen!(アウフヴィーダーゼーン)!
「また、来年…!」
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