2026/07/02 - 2026/07/02
-位(同エリア203件中)
かっちんさん
オホーツク海とサロマ湖を分ける長い砂州にワッカ原生花園があります。
季節の変化に合わせハマナスなど約300種類の草花が自生しています。
「ワッカ原生花園」を訪れるには、栄浦からサロマ湖を挟んだ先のワッカへ行くための「栄浦大橋」が昭和63年(1988)に完成し、さらに自然保護と観光振興を目指す「ネイチャーセンター」が3年後の平成3年(1991)にオープンし便利になりました。
今日はJR石北本線北見駅前から路線バスでオホーツク海に面している常呂(ところ)まで行き、昼食後、宿の車で「ワッカ原生花園」を訪れ、7月に咲いている夏の花々を観賞します。
また、昭和49年(1974)に国鉄湧網線常呂駅を訪れており、当時の入場券、駅スタンプ、北海道周遊券、宿泊したユースホステルの記念スタンプ帳等も紹介します。貴重な宝物です。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・オホーツク就農支援情報サイト、農家のサポート「TMRセンター」
・北見市「仁頃はっか公園」
・オホーツク21世紀を考える会「旧五十嵐家住宅」
・サロマ湖ワッカ原生花園のHP
・ワッカ原生花園「開花期一覧」
・北海道デジタル地域資料アーカイブス「サロマ湖ワッカ・ネイチャーセンター・オープン式(常呂町) 平成3年4月29日」
・二人の館「エゾノカワラマツバ」
・素人植物図鑑「ハマボウフウ」「ナワシロイチゴ」「コウゾリナ」「ハマエンドウ」「ナミキソウ」
・西遊旅行「ムシャリンドウ」「エゾフウロ」
・五領ヶ台ガーデン「エゾスカシユリ」
・四季の花図鑑「アカツメクサ」
・いきものログ「エゾオトギリ」
・西遊旅行、世界の花だより「アッケシソウ」
・北見市立図書館、あのときの常呂・写真館「昭和49年7月1日 サロマ湖観光ホテルオープン」「栄浦大橋」
・北見市路上の美術館、デザインマンホール「旧常呂町」
・ウィキペディア「北海道北見バス」「ワッカ原生花園」「ハマヒルガオ」「エゾスカシユリ」「マツヨイグサ」「ミヤコグサ」「サロマ湖」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「北海道北見バス路線図」
JR石北本線北見駅前からオホーツク海に面する常呂(ところ)へ向かう路線バス「常呂線」に乗ります。
かつて網走管内のバス事業者統合により発足した「北見バス」は紆余曲折を経て、現在オホーツク管内を中心にした「北海道北見バス」となっています。 -
「常呂行きバス」(北見バスターミナル)
通称「牛カラー」のバスです。
これからバスの車窓風景を紹介します。 -
「黄色い消火栓」(北見市内)
北見市の消火栓は黄色です。 -
「ドリーム フィード 北見」(大和地区)
ここは牛の給食センターとも呼ばれ、栄養価のバランスを考えたエサである混合飼料(TMR)を作っています。
この栄養豊富なエサは大量に作られ、各酪農家へ配達されます。生乳の味を決める大事な仕事となっています。
昔と比べ、酪農の分業化、効率化が進んでいます。 -
「葉物野菜の畑」(大和地区)
レタスでしょうか。 -
「仁頃町(にころちょう)」
「はっか」の主な生産地であった「仁頃地区」。
昭和初期に「はっか商人」の豪邸として建てられた「はっか御殿」(旧五十嵐家住宅)が、現在はっか公園内に保存され公開されています。 -
「小麦畑」(ポン隈川橋付近)
ポン隈川は常呂川の支流。
バスはまもなく常呂川の段丘を走り、河口の常呂へ向かいます。 -
「ジャガイモ畑」の農業地帯(共立地区)
このあたりは平坦な地形。
かつて国鉄湧網線(ゆうもうせん)の「北見共立駅」がありました。 -
「国鉄湧網線の時刻表」(昭和48年7月(1973)の道内時刻表)
「湧網線」はオホーツク海沿いの網走駅と湧別駅を結んでいた路線で、昭和62年(1987)に廃止。
オホーツク海沿いの常呂駅から内陸部の佐呂間町へ向かう途中に「北見共立駅」がありました。
時刻表の駅名横にある(無)は無人駅、(乗)は仮乗降場。
北海道には仮乗降場が多く、正式な駅ではないため運賃は仮乗降場の先にある駅まで計算します。 -
「北見市常呂交通ターミナル」に到着
北見駅前から1時間10分かかりました。
国鉄湧網線常呂駅跡にできたバスターミナルです。
車体の「牛カラー」は北見市の各市町村の形を表しており、常呂町の形は前タイヤの左側。
オホーツク海とサロマ湖の間にできた細長い砂州の形でわかります。 -
「バス時刻表」(北見市常呂交通ターミナル)
常呂・栄浦周辺をまわる「北見市営バス」、網走への「網走バス」、北見への「北海道北見バス」が発着しています。 -
イチオシ
「国鉄常呂駅ホーム」と思える雰囲気(常呂交通ターミナル裏)
-
「紺碧色のオホーツク海」(常呂交通ターミナル裏)
流木が海岸に流れ着いています。 -
「国鉄湧網線跡」(常呂交通ターミナル裏)
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思い出の記録「常呂駅入場券」(昭和49/8/1訪問)
学生時代の夏休みに訪れ、当時の入場料金は30円。 -
思い出の記録「常呂駅スタンプ」(昭和49/8/1訪問)
絵柄は、サロマ湖、ホタテ貝、貝塚遺跡、栄浦浜、アイヌの女性。
ワッカ原生花園が絵柄にありません。 -
思い出の記録「北海道均一周遊券」(昭和49/7/19-8/9)
北海道旅行に利用した「北海道周遊券」。
東京から北海道内国鉄全線を往復でき、16日間有効、料金は9300円を学割にした料金。
道内のユースホステルに泊まりながら長い旅行をしました。
当時、網走駅から湧網線を乗り、常呂駅を通っています。 -
イチオシ
思い出の記録「北海道のユースホステル宿泊スタンプ」(昭和49/7/19-8/9)
青春を謳歌していた記録です。
旅は、道内全線乗り放題の国鉄路線と若者が泊まりやすかったYHを使います。
宿泊したYHスタンプ帳から、旅のコースを思い出せます。
7/22東京出発、7/23新冠YH、糠平湖YH-2、尾岱沼YH-2、知床観光ホテルYH-2、網走友愛荘、紋別流氷の宿、オンネトー野中温泉YH-2、8/4釧路まきばYH、8/5夜行普通列車(釧路-岩見沢424レ)、8/6西積丹ブルーホライズンYH、8/8東京着。 -
お昼は「鮨の安さん」(常呂)
ワッカ原生花園付近には食事処がないので、常呂で昼食。 -
イチオシ
「海鮮丼とニシンそば」(鮨の安さん)
酢飯の上にマグロ、サーモン、カンパチ、甘えびにオホーツク産のホタテや自家製イクラ、トビッコ。
ニシンそばは手打ちそばで、魚介でだしをとったつゆ。
新鮮な海鮮が味わえました。 -
「ワッカ原生花園」(北見市常呂町栄浦)
常呂からワッカ原生花園までは9.6km。
市営バスがあるのですが、運行時刻は住民のアクセスに便利な設定で、観光客にはやや不便。
今晩泊まる「サロマ湖鶴雅リゾート」では、常呂から車で送迎してくれるので事前に依頼しておきました。 -
「サロマ湖 ワッカ・ネイチャーセンター」
ネイチャーセンターは、自然保護と観光振興を目指して平成3年(1991)にオープン。
この時点から原生花園町道廃止による一般車両が通行止めになり、レンタサイクルと巡回バス、徒歩などの専用道になりました。
ここで原生花園の散策についての情報を得ます。
現在の時刻は12:30。これから午後の時間をゆっくりと散策します。 -
「ワッカ原生花園案内図」(ネイチャーセンター)
オホーツク海とサロマ湖の間に長く伸びる砂州に自然のままの原生花園があります。
散策は、ネイチャーセンター~東屋~左右のベンチまで往復~ネイチャーセンターまで、4km弱を歩きます。 -
「現在咲いている花の一覧」(ネイチャーセンター)
20種類の花と出会えます。 -
「原生花園の環境図」(ネイチャーセンター)
オホーツク海側の海浜と砂丘林、サロマ湖側の海浜・塩性湿地と砂丘、その間に海岸草原の環境区分。
各々の特徴と花の分布を解説しています。 -
「ワッカ原生花園」の出発点
サロマ湖に面しています。
では、東屋へ向かいます。 -
大きな白色の「ハマボウフウ」
-
黄色い「エゾノカワラマツバ」
名前は葉が松葉に似ていることから。 -
淡紅色の「ハマヒルガオ」
海浜植物です。 -
これは淡紫色の「ハマボウフウ」
-
青紫色の「ムシャリンドウ」
ムシャリンドウはリンドウ科ではなく、シソ科シャリンドウ属の多年草。
花の先端は2唇形で、上唇は先端が下向きに曲がり浅く2裂。
下唇部分は3裂し、中央の裂片が大きく、斑があって前に伸びます。 -
「ナワシロイチゴ」
名前の由来は、苗代を作る頃に果実が熟すから。
紅紫色の花は満開時でも萼だけが開き、花弁は5個、倒卵形で開かず直立して雄しべを包むような形です。
大きな鋸歯状の葉が取り囲んでいます。 -
ピンク色の「ハマナス」三姉妹
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橙色の「エゾスカシユリ」
花弁は6枚ほどで構成され、濃橙色の斑点が内側にあります。 -
黄色い舌状花「コウゾリナ」
名前の由来は、触ると痛いほどの剛毛から剃刀を連想し、また若葉は食用になるのでカミソリナ(またはカオソリナ)→コウゾリナとなったものから。 -
紅紫色の「ハマナス」三姉妹
-
蝶形花の「ハマエンドウ」
旗弁(きべん、蝶形花の上部にある大きな1枚の花びら)は、咲き初めが紅紫色で後に青紫色に変る状況が観察できます。 -
今晩の宿「サロマ湖鶴雅リゾートホテル」(サロマ湖東岸)
この場所は、昭和40年代にユースホステルかきしま荘、サロマ湖観光ホテルとして営業。
昭和59年に解体され、昭和60年に「サロマ湖東急リゾート」が新築開業、平成14年「サロマ湖鶴雅リゾートホテル」に経営譲渡されました。 -
濃い斑点がチャームポイント「エゾスカシユリ」
-
「エゾノカワラマツバ」
白い花のようなので「カワラマツバ」かも知れません。 -
やや紫色の「エゾフウロ」
花弁は5枚で、濃い紫色の筋模様があります。
10本ある雄しべは、先端にある濃紫色の葯が花粉を出します。
その間、中央にある雌しべの柱頭は閉じて受粉できないようになっています。 -
こちらは淡紅紫色の「エゾフウロ」
花粉が終わった頃に、雌しべの赤い柱頭が5裂し受粉可能となっています。
まもなく雄しべの葯が落ち、鼻の中央は雌しべだけになります。
これは自家受粉を避ける工夫です。 -
「遊歩道を仲良く歩く中学生」
-
イチオシ
上向きの「エゾスカシユリ」
花びらを上から見ると、オレンジ色の先端から付け根に向かって色が淡くなっていきます。
花弁の根元部分は細くなって隙間があり、このことが和名にあるスカシの由来です。 -
イチオシ
「オホーツク海へ続く木道」
東屋に到着し、さらに続く木道の先はいきなりオホーツク海?? -
「広大なオホーツク海を見つめる女子中学生」
木道の先は緩やかに海へ下りる砂浜でした。 -
「うっすらと見える知床半島」
知床半島まで90kmほと離れています。 -
「第2湖口標識」
ワッカネイチャーセンターから歩いて来た突き当りが東屋。
東屋の左右に砂州があります。
最初に左側の第2湖口へ向かいます。 -
思い出の記録「ワッカ原生花園に家族旅行」(1992/7/29訪問)
ネイチャーセンターが開業した翌年の平成4年の夏休みに家族で訪れました。
34年前はレンタサイクルを借りてまわります。 -
イチオシ
受粉の変化がわかる3つの「エゾフウロ」
雄しべと雌しべが変化しています。 -
一日花の「マツヨイグサ」
夕方に黄色い花を咲かせ、翌日の朝には黄赤色にかわってしぼんでしまう一日花。 -
毬状の薄紫色「アカツメクサ」
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直立する「コウゾリナ」
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「海へ続く道」
東屋から500m歩いたところです。 -
「海が見える高台」
この先は急な下りとなり砂浜へ。
砂浜からロープにつかまりながら上がるところなので、砂浜へは行かず。
また、猛暑なので第2湖口へは行かずに東屋へ戻ります。 -
乱れ髪の「エゾカワラナデシコ」
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青紫色の唇花形「ナミキソウ」
上唇はかぶと状、下唇は3裂して中裂片は突き出ています。
上唇の白い歯に見えるのは雄しべ。 -
「ハナウド」
東屋に到着し、さらに右側の遊歩道を歩きます。 -
オホーツク海と「エゾノシシウド」
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イチオシ
海浜の「ハマナスとオオアワガエリ」
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サロマ湖の中に建つ「ワッカネイチャーセンター」
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「ネイチャーセンターへの帰り道」
東屋からサロマ湖へ向かっています。 -
黄色い「エゾオトギリ」
花弁はゆがんだ倒卵状楕円形、明線と明点があります。
長くて黄色い雄しべも目立ちます。 -
黄色い蝶形花「ミヤコグサ」
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「サンゴ草群生地」
ワッカネイチャーセンター裏手に「サンゴ草群生地」があります。
サロマ湖はオホーツク海とつながる汽水湖なので、塩生植物の「サンゴ草」が生育します。
9月になると。。。 -
思い出の記録「サロマ湖サンゴ草」(2021/9/17訪問)
9月になると一面真紅に染まります。 -
思い出の記録「ピンクと紫色の茎 サンゴ草」(2021/9/17訪問)
円柱状の茎には節があり、その節から茎と同じような円柱形の枝が対生しています。
多少残っている緑色の茎は元々の色、秋になると茎全体が赤く色づきます。
茎と枝が多肉質で節があり、秋になると赤く色づく、その姿が宝石サンゴを思わせることが「サンゴ草」と呼ばれる所以です。 -
「サロマ湖を彩るハマナス」
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「光輝くサロマ湖トウフツ」
遠くに見えると橋は「栄浦大橋」。 -
「午後のサロマ湖」
では、ワッカ原生花園をあとにし、今晩の宿「サロマ湖鶴雅リゾートホテル」へ向かいます。 -
漁船が綺麗に整列する「栄浦漁港」
-
イチオシ
「濃紺のサロマ湖」
砂州の東端に位置するサロマ湖の「トウフツ」。
かつてオホーツク海へ出る湖口がありました。 -
「栄浦大橋の欄干アート」
栄浦地区と対岸のワッカ地区(ワッカ原生花園)を結ぶ大きな橋は、昭和63年(1988)に開通。
ワッカ地区にあるホタテ養殖作業場を最短距離で結び、作業の効率をあげる目的で建設された橋です。
それまではサロマ湖畔をまわって約15km、30分かかっていた道のりが286mの橋で直結され、水産物などの運搬作業時間が大幅に短縮されたのです。
ワッカ原生花園へのアクセスのためではなかった!!
欄干アートは、サロマ湖の北海シマエビとワッカ原生花園のエゾスカシユリ。 -
「デザインマンホール」(常呂町栄浦)
サロマ湖で採れる「ホタテ」と、下側にはサロマ湖と能取湖の中間に位置する「旧常呂町の町章」が描かれています。 -
「漁師丸 船長の家」
ここは「民宿版ユースホステル」と呼ばれていた旅人宿でした。
現在は営業休止中ですが、以前宿泊したときは盛りだくさんのカニ料理が夕食に出ました。
宿泊する「サロマ湖鶴雅リゾートホテル」は次の旅行記で。
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