2026/08/20 - 2026/08/20
19990位(同エリア20831件中)
サバーイさん
夏の夕暮れ、エスカレーターに乗って中環の街並みを歩いてみました。
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みなさん、こんにちは。サバーイです。
いま私は香港の尖沙咀(チムサーチョイ)のフェリーターミナルに来ています。これから香港島にわたり、ミッドレベル・エスカレーターを使って散策しようと思います。 -
ビクトリア・ハーバーを5~7分かけて渡ります。料金は1階層でHK$4.0。約80円の船旅です。
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船がピア(桟橋)に近づくと、水兵の制服を着た係員さんが太いロープ(係留索)を巧みに操り、ボラード(鉄製の杭)に手際よく巻き付けます。これが間近で見られるのは1階席(下層)の特権です。
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「交易廣場」の第一期・第二期(One & Two Exchange Square)の超高層ツインタワー。世界中の金融機関や大手法律事務所が拠点を構える、まさに香港経済の心臓部です。
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中環(セントラル)の中心部に位置する「交易廣場 / Exchange Square)」にある香港取引所(HKEX)の正面エントランス。
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香港の中環を代表する3つの高層ビル。ジャーディン・ハウス(左上)、2 IFC(右上)、それに交易廣場 。
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徳輔道中(デ・ヴー・ロード / Des Voeux Road Central)。香港島を東西に貫く、香港で最も歴史があり、最も活気のある超重要幹線道路(大通り)です。
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「半山エレベーターへのルート」へ進むには、このツインタワーの足元にある高架歩道橋デッキをそのまま奥へと歩いていく形になります。
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「閣麟街(コックラ歩道橋)から見下ろして正面に横切っている広い通りは、スタート地点である「クイーンズ・ロード・セントラル(皇后大道中)」です。
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ここからミッドランドレベル・エスカレーターという長い回廊が始まります。1993年に開業したこのシステムは、香港島中央部の高低差135m、全長約800mを繋ぐ世界最長の屋外型・屋根付きエスカレーターです。
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もともとは山の中腹にある高級住宅街「半山区(ミッドレベルズ)」に住む住民が、ふもとの中心業務地区「中環(セントラル)」へ快適に通勤・通学できるように作られた公共交通機関です。ですから朝は下り、昼から夜は上りの一方通行です。
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エスカレータの上から眺める路地の様子が面白いです。緑色のトタン屋根やパラソルを広げた露店がひしめき合っている、この通りは「嘉咸街(グラハム・ストリート / Graham Street)」です。
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建物のすぐ横をエスカレーターで上がっていくので、ビルの中の様子が手に取るように見えます。
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正面のビル(翡翠中心 / Jade Centre)には、人気のタイ料理カフェ 「Tommy Yummy」 やティースタンド 「Silk」 が入っており、エスカレーターから非常によく目立つランドマークになっています。
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香港の過密な街の隙間を縫うようにエスカレーターが作られたため、ビルとの距離が驚くほど近く、乗っているだけでビルの2階や3階のテナントを空中からウィンドウショッピングしているような独特の感覚が味わえます。
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特に夜になると、これらの看板やスパのネオンが一斉に点灯し、さらに香港らしいサイバーパンクで幻想的な雰囲気が際立ちます。まさに映画『恋する惑星』で描かれたような、都市と人がシームレスに繋がる不思議な空間を体感できるポイントです。
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ミッドレベル・エスカレーターから分岐して直結している、かつての「旧中央警察署」のコンパウンドです。いまは資料館・博物館として開放されています。
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「荷李活道(ハリウッドロード)」周辺の街並み。 香港で2番目に古い歴史あるストリートで、レトロな古い低層ビル(唐楼)と、すぐ裏手にそびえ立つ近代的な高層ビルが隣り合う「香港らしさ」が凝縮されたエリアです。
このハリウッドロードより南を South of Hollywood Rd. = SoHo(ソーホー)と呼ぶのは、NYの本家SoHoのパロディでしょう。 -
旧城中環(オールド・タウン・セントラル)とは、香港島の中環(セントラル)および上環(ションワン)一帯を指す、香港政府観光局が発信している観光ブランド・エリア名です。
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エスカレーターに沿って走る「些利街(シェリーストリート / Shelley Street)」の坂道。SoHo(ソーホー)一帯は多国籍なレストランやバーが集まるグルメエリアとなっています。
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「些利街(シェリーストリート)」の坂道と、「士丹頓街(スタントンストリート)」が交差する角に位置しています。ヒルサイド・エスカレーターのすぐ脇にあるため、このエリアを訪れる観光客や地元の外国人が必ず目にするパブ。
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SoHoのお店はどこも欧米人でいっぱいです。(アジアのどこでもそうですが、欧米人というのは郷に入っても郷に従わない人たちです)
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古い雑多な低層ビルに挟まれた狭いストリートの突き当たりに高層ビルが立ちはだかる、香港ならではの強烈な遠近感と過密感。
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エスカレーターを降りて路地を歩いたり、また乗って上に進んだり。楽しい(そして楽ちんな)フォトウオークです。
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「伊利近街(エルギンストリート / Elgin Street)」と交差する地点。中央に見える屋根付きの乗り口から、エスカレーターがさらに上のミッドレベル(半山区)へ向かって伸びています。
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ヒルサイド・エスカレーターの途中(些利街 / シェリーストリート)に、モスクの入り口が見えてきました。香港最古のイスラム教寺院「ジャミア・モスク(回教清真禮拜總堂 / Jamia Mosque)」です。イギリス植民地時代の1890年に創設され、建物は1915年に再建されています。
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門の奥に見える階段を上がると、パステル調のミントグリーンで彩られた美しいアラブ調の礼拝堂が佇んでいます。
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かつてイギリス軍に所属していた南アジア出身のムスリム兵士や商人たちのために建てられました。東洋と西洋のカルチャーが混ざり合う「旧城中環」エリアのもう一つの顔です。
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モスク本堂のすぐ隣に位置しており、中環(セントラル)の超高層ビル群に囲まれている教徒住宅。ここだけ時が止まったかのような静寂さです。
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1915年のモスク再建を記念した定礎碑(財団石)。
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モスクの敷地内にあるガジュマルなどの古い木々が茂っており、その隙間から巨大なピンクの壁のような超高層マンションが真裏にそびえ立っています。
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ちょうどSoHo(ソーホー)地区からミッドレベル地区へと入る、「些利街(シェリーストリート / Shelley Street)」の坂道の途中に位置している高級デリ点。
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すぐ横にエスカレーターが設置され、終点近くのセクションです。
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下のSoHo地区(飲食店街)の賑やかさから一変し、このあたりまで上ってくると周辺は高級住宅街の静かな生活圏へと完全に切り替わります。
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山の急斜面に沿って、通路や階段が近未来的な要塞のように立体的に組まれている、エスカレーター全体のゴール地点を象徴する光景です。
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全長約800メートル、高低差135メートルを約20分かけて上る旅が、この場所で終わりを迎えます。
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「ヒルサイド・エスカレーター(中環至半山自動扶梯)」の終点である「干徳道(コンデュイットロード / Conduit Road)」に到着です。
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高級住宅街の主要道路「羅便臣道(ロビンソンロード / Robinson Road)」を上から見下ろした景色です。立体交差する空中回廊であるエスカレーターから、下を走る車や行き交う人々をら眺めることができます。
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ミッドレベルからの下りは階段を使って歩いて下りていきます。途中、魅力的な路地があれば気の向くままに。高級住宅街ミッドレベル(半山区)にある**「干徳道(コンデュイットロード)」付近です。
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手前にある古びたコンクリートの石階段や苔むした古い擁壁(ようへき)とは対照的に、奥にはSF映画のように細長くスタイリッシュな高層ビルが何本も直立しています。この極端な新旧のコントラストが、香港の立体都市としての魅力を引き立てています。
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かつての路地裏の階段が、現代建築の狭間でこんな風に残されています。
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ヒルサイド・エスカレーターのちょうど真下に隠れるように佇む、SoHo地区で人気の高級中華料理店**「The Monogamous Chinese(唯一軒)」。
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緑色の「紅衛兵(文革期の学生兵)」をモチーフにしたレトロキッチュな小さな像が、右手に赤い毛主席語録を掲げてポーズをとっています。
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再びエスカレーターのふもと(中環駅側)のエリアへと戻ってきました。
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昼間の雑多な雰囲気から、ナイトライフが始まるSoHoの姿です。
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空が薄暗くなり始め、店に灯が入り、超高層マンションの窓にぽつぽつと明かりが灯り出すマジックアワー。
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この景色が見たくて、夕方の時間帯を狙って訪れてみました。エスカレーターが気の利いたアクセントになった、路地裏散策でした。
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往きはエスカレーターの上から眺めましたが、帰りはストリートを歩いてみます。
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香港伝統の青空市場「結志街(ゲージストリート / Gage Street)」の露店。
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店頭に吊るされたオレンジ・赤色のプラスチック製ランプフードは、香港の伝統的な市場(街市)の象徴で、果物や食材を新鮮で美味しそうにライトアップします。
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その隣には花屋さん。
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士丹利街(スタンレー・ストリート / Stanley Street)にある、香港でも残りわずかとなった貴重な本格屋外屋台(大牌? / ダイパイドン)「盛記(Sing Kee)」の夜の賑わいです。画面の上をエスカレーターが交差しているのが分かります。
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スターフェリーに乗り、再び尖沙咀へ戻ってきました。今日の街歩きはここまでです。夕方の中環・街歩きにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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地図の下の部分がミッドレベル・エスカレーターの設置場所です。
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