2026/08/23 - 2026/08/23
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mom Kさん
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台南の孔子廟敷地内に小さな売店がある。昨今、絵はがきが売られているところが少ない。ここに行くと、古い絵はがきが買えた。数年通い、まだまだあることに安心していた。安平樹屋はもちろん、ドイツ東インド会社も改修される前の写真だった。その中に一枚だけ、不思議な風景写真があった。レンガが崩れた橋げたのようだが、堂々たる姿。一体どこにあるものだろう。絵はがきにするくらいだから、きっと名所に違いない。エアメールに使わず持ち帰り、文箱を開ける度に目についたが、いつしか忘れてしまっていた。
孔子廟の売店も新しくなり、商品も一掃。古い絵はがきファイルの束も処分された。まだ2,3百枚はあったはず。今では大判、文字入り、普通の観光絵はがきだけになっている。あの崩れた橋げたのカードはない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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台中の早朝。前日の雨も止み、洗い上がったような街をお散歩。
朝食は6時半から。一泊だから友人達には知らせなかった。SUNは素敵な風景に出合うと、思い出してはLINEをくれる。時々ボイスが入っているのにはドキッとする。勳さんには、来月出合った宿から近況を送ろう。紀州早生みかんの季節に会いたい。
彼らの近くにいると思うだけで嬉しくなる。新盛緑川水岸廊道 広場・公園
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台中駅発、7時58分。豊原駅を過ぎると、山間部に列車が向かい始めた。
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三義駅8時31分到着。
駅の階段が日頃慣れている高さと違うことに気づく。三義駅 駅
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4traveler “ジジ” さんの日記だけを頼りに三日前に思いついた旅。
果たしてたどり着けるだろうか。
駅を降りると、バスがあるという。駅前にタクシーなどない。
真っ直ぐ大通りに向かったら、三義駅 駅
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向かい側にバスの時刻表が見えた。
丁の路線に、勝興站と龍騰断橋が書かれている。9時発から17時発まで2時間ごとの日に5便。調べて台中駅を出たわけではなかったが、運がよかった。あと20分でバスは来るはず。
地元の女性二人連れがやってきたので、「ここに行きたいのだが、このバスで行くことができますか。」と、文字を指さしながら尋ねた。「行きます。行きます。」と言う意味を伝えてくれた。 -
送迎バスのような釜山でも乗り降りしたタイプ。悠遊カードは使えます。
彼女に無事に乗れたお礼を言う。
料金箱の横の貼り紙に南港、彰化、嘉義などの地名が見える。時刻らしい数字が並んでいる。どういう意味だろう。 -
20分程で勝興車站に着いた。彼女は、私たちが下りるときもカードをタッチするように手を差し伸べて教えてくれた。
勝興老街 旧市街・古い町並み
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振り返ると駅舎。通り抜けると、遊園地の電車みたいな乗り物が連なっている。
もうすでに全員乗車で、発車を待つばかりの状態に見えた。
どこでチケットが買えるのだろう。乗車整理の男性に尋ねたら、勝興駅(勝興車站) 駅
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並びのこの建物に誘ってくれ、チケット窓口の女性に何か伝え、彼はまた線路際の持ち場に駆け戻っていった。
渡されたのはチケットではなく、キャンセル待ちの整理番号だった。私たちは、3番。そばに二人の女性も同じような紙を持っていた。彼女たちは2番で、お互い見せっこして、「乗れるといいですね。」のエールを送った。 -
ほどなくして、先ほどの男性が戻ってきて窓口に。私たちに呼びかける。先に待っていた女性に声をかける。彼女たちが首を振るや、私に「あなたたちは二人だから乗ってください。」その整理番号と私のそれとをひったくるように交換するや、「私たちは6人家族なの。」とやってきたファミリーを示す。目の前を次々に展開していく様にありがたいやら、申し訳ないやら。記念写真を慌てて撮り、線路に向かった。
最後尾の二つが最後の私達の席だった。9時30分、
自行車は4人乗り。すぐにトンネルに入った。 -
線路わきに “民宿” の看板。標高のあるところなので、避暑地としても人気なのだろう。
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譲ってくれた家族の、私たちをにこやかに送り出してくれた姿が心に残る。
彼らにも「良い旅を!」 -
龍騰車站
ここから乗車もできるということだろうか。
対向車が次々とやってきて、自然にお互い手を振り合うようになった。
大人たちが笑い合って、挨拶し合うって素敵。 -
見えました。北段部分。
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南断秘境が折り返し地点で、下車。
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階段を下りきったところ。
龍騰断橋遺址南断橋 建造物
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目の前で見ることができ、台湾華語でガイド案内がある。15分間ほどの見学時間が終わると、一方通行の道を線路まで上がって行って、同じ車両に全員乗車。
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あの絵ハガキは、ここだったのですね。
龍騰断橋 建造物
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後ろの車両に乗っているのが、どうやらお二人のご家族みたい。
帰りは、逆に私たちの自行車が先頭になった。 -
振り返って、後ろの自行車の写真を撮る。
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壁にも駅名が書かれた文字が浮かび上がっていて、なかなかの演出。
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ジジさんの日記では、1ヶ月前の予約で最後の2枚だったと書かれていた。
90日前から予約可。大変な人気のアトラクションらしい。ホントに運がよかったとしか言いようがない。 -
係の人が一台ずつ向きを変えていく。私たちの乗っていた自行車。
9時半ちょうどに出発して、10時半ピタリに戻った。時間に正確。 -
勝興駅舎
木材が新しい。勝興駅(勝興車站) 駅
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「勝興車站」かつての「十六份車站」
帰りのバス時刻とバス停を調べておかないと。
通りの向こうにifの手書き看板が見えたお土産屋さんへ。レジ前に立っている女性に尋ねた。すると紙切れに三義車站11:20と書いて渡してくれるなり、付いておいでとばかり、店を出て、駅舎の前の足元の印に「ここです。」と示して立ち、手を出して、こうしてバスを停めるんですよとまで教えてくれる。勝興駅(勝興車站) 駅
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駅前は、客家の料理の店や食べ物やさんが軒を連ね、小さな観光地。
抹茶味はここでも。小豆とひとつずつ購入。勝興老街 旧市街・古い町並み
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全て客家の食べ物だそうですが、女性は、「私は客家人ではない。」と恥ずかし気に応えてくれた。
きなこではなく、胡麻をまぶしたお餅も購入。 -
ifのお店に戻って、絵葉書を購入。
まだバスが来るまで30分ほど時間がある。
メインストリートも自動車一台幅ぐらいで、山の方に分かれるように上がっていく道を発見。 -
ぽつんと小さな屋台がこちらを向いていました。
わぁーい、サツマイモだ。昨日豊橋で、まだ開店前で買えなくてがっかりした地瓜の天ぷら。ここ客家の里で会える。にこやかな店主にまんまの笑顔で注文。
これを全部かなと思っていると、彼女は、離れた崖側キッチンに歩いて行く。勝興老街 旧市街・古い町並み
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そこは、彼女のお母さんが天ぷらに揚げてくれている場。
お顔がそっくりなので「お母さんなのですね。」と尋ねて、お二人の写真を撮らせてもらった。 -
熱々たっぷり50元。二種入りで、私が好きな方のオレンジ芋がほとんどで、黄色は1本だけ。ああ、幸せ。
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バス停の背後、駅舎周りをつぶさに見て回る。
勝興駅(勝興車站) 駅
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鉄板の利用で、アート風。
勝興駅(勝興車站) 駅
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お水が出るか、試してみればよかった。
勝興駅(勝興車站) 駅
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植栽も手入れ良く、小さな山の中の集落が散策に程よい規模で心弾む。
バスは、定刻より4分早くやってきた。危ない危ない。勝興駅(勝興車站) 駅
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途中のハンバーガーチェーン店M〇前から、朝の女性が乗ってきた。お互い、「あらーっ!」2時間の間に用事が済んだらしい。三義駅前で本当にさようなら。抹茶入りお餅を喜んでくれた。
“三義郷幸福巴士” は、車庫にだろうか。去っていく。次は、14時発。三義駅 駅
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三義站発は、12時30分。駅の周りはお店も何もない。駅員さんが一人で何役も走り回っている。
右手に趣のある建物が見え、前まで行ってみたが、長く閉められている様子だった。 -
さらに行くと一軒だけ暮らしの気配がして、そこで行き止まり。
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駅に戻る。壁で仕切られた待合室。
三義駅 駅
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“海風”
最新観光列車らしい。乗ってみたいけれど、おそらく私には予約もできないだろう。
區間列車もまだまだ乗りつくせていない。これからは、せめて早めに自強号の切符を買うこと。三義駅 駅
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手前は、お墓だろうか。こんなところで永遠の眠りにつきたい人が、頭に浮かんだ。
三義駅 駅
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当初、台中泊と豊原遊びだけが目的だった週末旅。
二日前の台北駅中央切符売り場。台中行特急チケットは、午前中分全て完売で無い。
夕方、地下の窓口でダメもとと訊ねたら、新竹までなら席があると、台中までのチケットを発券してくれた。そういう方法もあるということを知った。
帰りは、苗栗―台北間のチケット購入。夕方の希望時間が手に入った。三義駅 駅
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”苗栗” が気になっていた。ちょうど台中までの道程。途中下車で歩いてみるつもりでいた。それで、“苗栗” で検索すると、ジジさんの旅行記に出合えた。すると、驚いたことに、昔、絵葉書で見ていたのは、”龍騰断橋” として登場していた。
行きたい。見てみたい。火が付いた。
・・・想像していた以上の展開で実現できた。気持ちの強さとは大きいものだなあ。
三義発12:30乗車。台中に戻る。三義駅 駅
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「三義」駅の次は「泰安」駅。ずいぶん高いところにホームがあり、駅舎など見えなかった。以前の名前は、「大安」。
次は「后里」、「豊原」、「潭子」、「台中」となり、意外や近くてよかった。
台中に戻ることにしたのは、ホテルに荷物を預けて身軽になれると、前夜気づいたから。
「三義」→「苗栗」と最初は計画していた。
台中駅に着いてもまだ1時過ぎだった。インフォメーションに寄り、「昨日は、バスで彩虹村に行けました。ありがとうございました。」とお礼が言えた。私のことを覚えてくれていた。ここは、毎回他の利用者に会ったことはない。いつも、親身になって教えて下さる。今日は、日曜日なので一人担当という。客家の小豆餅は一つ。ちょうどよかった。
鴨川食堂もお休み。市場のお気に入りの食堂も片付けていたので、もうあてはない。これもジジさんの蜆汁が記憶にあった山河魯肉飯のテーブルに着いた。 -
”南国酒家” のある通りは、お洒落な日曜市が開かれていた。
フラメンコ姿の集団が、セビジャーナスを舞い始め、聞き覚えのある音楽とカンテが聴こえてきた。列車の時間を気にしながらも私たちは立ち止まってしばらく見ていた。
雨が降っているのは、とても残念。観衆が少なく、食べ物屋台の売れ行きもよくないみたい。感じのよい青年の小さなテントに「油飯」の文字。今夜帰宅したら、ゆっくり食べよう。彼は丸いお洒落な紙箱に何度もぎゅうぎゅう詰め乍ら、入れてくれた。ChangeX Beer 南園酒家 地元の料理
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台中発16:05で「苗栗」に向かう。
車内のごみ収集は、やっぱり見つめる。考える。 -
苗栗、50分間の途中下車。
日曜日のためか、町はとても静かだった。これもジジさんの旅行記の
“轉珈琲店”に行きたかったが、すでに営業時間がすぎていた。休日で電灯が消えた市場内を通り抜け、駅に向かう交差点に向かったら、豆花の看板が見えた。店頭でお客さんがたくさん受け取っていた。珍珠豆花を選んだ。 -
苗栗は、客家人が多い街という。
苗栗駅 駅
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大きな窓からたくさんの線路と行き交う電車を見下ろしながら味わう客家豆花は、格別だった。
氷を乗せてもらったので冷たいのに、温かみのある舌ざわり、深みのあるお味だった。プラスチックのお椀も夜市や台北の専門店とも違うタイプ。日本まで持って帰ると決めた。苗栗駅 駅
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台北に戻った翌日、あれ?もしかしたらと思って、先月すぐに読み終わった本を取り出した。
やはり、筆者は「龍騰断橋」は知らずにいて見のがしたようだが、脚注に“魚藤坪断橋”について書かれていた。
1935年の新竹台中震災で橋もトンネルも多数崩落。
“魚藤坪橋” は、「台湾鉄道芸術品」に選定されるほど素晴らしいものであったらしい。
崩れ、朽ちてなおその美しさが人々を惹きつけている。
筆者は、”龍騰断橋”(見ていない)ではなく、もともと難工事を開通させた路線。わずか三年で開通復活させた驚嘆と当時の台湾の人々に敬意を寄せて文中で語っている。
この本との出合いも台湾への出発前日、買い物ついでに本屋さんに立ち寄ったから。
店頭新刊エリアに平積みされていたのが目に飛び込んできた。
全ては、あの絵葉書から始まった遠い味わいの在る旅になった。 -
「三義」駅まで行けば、なにか”龍騰断橋”へ行く方法が見つかるだろう。
歩いても5キロ程度とジジさん情報。それが、キャンセルを譲ってもらったり、こんな楽しいアトラクションで楽々“龍騰断橋”に行くことができたり。
さらにお昼には台中に戻れ、苗栗を訪れることができた。
出合った人、全てに多謝。
ジジさん、あなたのおかげで絵葉書の景色の正体がわかりました。
貴日記 [2026GW台湾2 苗栗/勝興駅でレールバイク] は、全てのお写真が魅力的。龍騰断橋の素晴らしさもよく伝えてくださっています。我非常幸
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