2025/12/15 - 2025/12/17
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日本語ガイドトムさん
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1. ロレイ寺院の成り立ちと歴史
ロレイ寺院は、かつてこの地にあった巨大な貯水池「インドゥラタタカ(Indratataka)」の中央に浮かぶ、人工島の上に建てられました。
* 建立時期: 893年(9世紀末)。
* 建立者: ヤショヴァルマン1世。
* 目的: ヒンドゥー教の神(シヴァ神)を祀ると同時に、王の父、母、祖父、祖母という4人の祖先を供養するために建てられました。
* 建築様式: ロリュオス遺跡群を象徴する、美しい赤レンガ造りの建築です。
2. 「4つの塔」の秘密
現在、レンガ造りの塔が4つ残っていますが、これらには役割があります。
* 前方の2つの塔: 男性(祖父、父)を祀っています。
* 後方の2つの塔: 女性(祖母、母)を祀っています。
* 見どころ: 塔の入り口を飾る、砂岩(さがん)で作られた彫刻は非常に精巧です。特に、扉の脇にある守護神(デバターやドヴァラパーラ)の彫刻は、1,100年以上経った今でもはっきりと形を残しており、当時の技術の高さが伺えます。
3. 現代の寺院としての役割
おっしゃる通り、ロレイ寺院の最大の特徴は、古代遺跡のすぐ隣に現代の寺院(ワット)が共存している点です。
* お坊さんの生活: 遺跡の修復と同時に、地元の仏教寺院が同じ敷地内に移ってきました。そのため、古い遺跡と、鮮やかな色彩の現代の建物、そしてオレンジ色の袈裟を着たお坊さんの姿を同時に見ることができます。
* 静かな公園: 周辺が整備され、木々や花に囲まれた公園のようになったことで、かつての「島」だった雰囲気を穏やかに感じることができます。
4. なぜ「穴場」なのか?
アンコール・ワットやバイヨンなどの有名寺院に比べると訪れる人が少ないですが、それこそがロレイ寺院の魅力です。
* 静寂: 観光客の喧騒がなく、風の音や鳥の声を聞きながら、ゆっくりと彫刻を眺めることができます。
* 歴史の連続性: 1,000年以上前のヒンドゥー教寺院と、現在の仏教寺院が隣り合っている様子は、カンボジアの宗教と文化の変遷を感じさせてくれます。
> 豆知識:
> 昔、この場所は貯水池に囲まれていたため、船でしか行くことができなかったと言われています。今は陸続きになっていますが、かつての「水の都」を想像しながら歩くと、より一層楽しめますよ。
ロレイ寺院の素晴らしい魅力を教えていただき、ありがとうございます。
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