2025/11/01 - 2025/11/03
9744位(同エリア20554件中)
ヒデールさん
今年3度目、通算23度目の訪港です
毎回ショートステイにつき まだまだ行けてないとこだらけ。
ここ最近は新界地区に吸い寄せられてます
-
GWに地元の小松空港から香港まで初めて直行便を利用してみて、香港の身近さを痛感した
それ以降 定期的にHKエクスプレスのサイトやSNSをチェックしてたら、ある日セール情報をキャッチ!
結果トリップドットコムから11月の三連休で往復15,800円のチケットをお買い上げ!
久々の往復一万円代の海外航空券に盛り上がってから約4ヶ月、ようやくその日が訪れます -
本当はこんな仕事の忙しい時期に海外へ行ってる場合じゃないんだが、セールには勝てなかった
てことでWシリーズのドジャース戦を観ながら仕事をちゃちゃっとヤッつけて小松空港まで車を走らせる
悪天候の合間をぬってフライトの2時間15分前に無事空港に到着
予約しておいたポケットWiFiを受け取り、HKエクスプレスのカウンターに並びチェックイン
優しいスタッフのお姐さんの配慮により前方の通路側4Cの席を確保 -
イミグレを通過し出発ロビーへ
相変わらず今回も周りは香港人だらけ
トイレへ行って自販機でお茶を買い搭乗を待つ -
ほぼ定刻通り出発
隣は香港人親子っぽい
後ろの席の子供がずっーと咳をしていて嫌な感じ
やっぱマスクは欠かせんね
特にやることないんで眠りたいとこだが、
眠れそうで眠れない...
これ いつものパターン
たまに足を動かし血流促進を図る -
間もなく着陸態勢に入るという機内アナウンスが流れホッとする
のちに香港国際空港に到着
上着を脱いでリュックに仕舞い込み、タラップを降り連絡バスに乗り込む
ここからが時間との勝負
このあと路線バスで市内へ向かうんだがこの時間(23~24時台)は本数が限られてる -
ターミナルビルに入り足ばやに通路を歩く
ただ慌ただしさはイミグレに着いたら関係なくなった
こんなガラガラな香港のイミグレ初めて見たよ
ワタシの前に並んでるのは たったの4人
なので窓口も二ヶ所のみの対応
あっという間に入国
到着ロビーへ出る手前にあるGlobal Exchangeで3,000円だけHKドルに両替する
(3,000円 → 135HK$)
着いたよー ホンコンー
時刻は11:53
これなら余裕で移動できる -
ポケットWiFiをセットして、エアポートエクスプレスのチケット販売機でオクトパスカードに100ドルチャージ
準備完了 -
ターミナルを出て右手のスロープを下ったところにあるバス乗り場へ行くと、ちょうど乗りたかったA11のバスが停車中…
待ち時間ゼロで即乗車 -
いつもの二階席最前列に座る
ん?
シートを倒すレバーってどこだ?
んん?
通路を挟んだ隣のフィリピン系女子二人組はがっつりシートを倒してる
どしてかね? -
深夜1:00. 香港島の灣仔にある「杜老誌道・軒尼詩道」のバス停に到着
空港から55分ほどで着いた
ここが今晩泊まるホテルの最寄りのバス停になる -
そんなバス停付近に消防車が1台停まってる
別に火は見えないし、焦げた臭いもしない
何やろね? -
この灣仔エリアに泊まるのは今年の1月以来2度目
1月の時とはホテルを変えてみたが、すっかりお気に入りのエリアだ -
たまにちょっと怪しい雰囲気の通路に出くわすのも この街の魅力
-
深夜1:07. 今晩の寝床 Charterhouse Causeway Bay(利景酒店)に到着
エントランスのドアを開けGFのロビーに入る
さすがにこの時間はホテルのスタッフ以外は人影もなくひっそりとしてる
そんなロビーの左隅に今日の最終ゲストであろうワタシを待ち構えていた男性スタッフがいた
Hello!
挨拶を交わしたあと、レセプションはどこですかね? と尋ねた
するとスタッフは「ここです」と言う
そこにはロビーの壁に沿うように細長いテーブルが1台置いてあるだけ
ちょっと戸惑ったが、考えてみれば深夜に着くゲスト専用の簡易的なレセプションなのかもしれないと、思いを改める
スタッフからの求めに応じパスポートを差し出すと彼はPCを操作し手際よく宿泊税の明細書を作り、支払いとサインを求めてきた
32HK$ほどの宿泊税を現金で払う
英語の「領収書」って単語が出て来なくてそいつは諦める(笑)
あとはカードキーをもらい、チェックイン完了 -
部屋は角部屋の601 エコノミーシングル
agodaに載ってた写真より全然狭い
救いはベッドが2台なとこ
冷蔵庫あり、
セーフティあり、
ペラペラスリッパあり、
ドライヤーあり、
クローゼットなし、
ハンガー2個のみ、
TVはNHK-WORLD視聴可 -
バスルームもチェックしてみる
バスタブ付きでハンディタイプのシャワーのみ
湯加減、水圧は問題なし
トイレも異常なし -
ただ洗面台のところに「タオル」て記された紙パックが置いてあって封を開けると…
-
は?
中から現れたのはキッチンペーパーのような折り畳んだ紙質のもの
これってタオル??
思わず苦笑する
使い捨てで何枚もあるならわかるが、これを使い回せとは参ったね -
この部屋 以前使ってたコネクティングルームの名残りで部屋の真ん中にドアがある
気持ち悪いんで念のため開かないか試してみるが当然ながらドアは動かない
この造りが影響してるのかはわからないが隣の部屋からの音漏れが結構する
シャワーを浴びてベッドに入る頃には隣人も眠ったのか聞こえなくなったからいいが
て、ことで寝る -
HK滞在1日目 午前8:10. 起床
天気は曇り
短い旅ゆえ早起きは都合がいい
まぁ隣や廊下からの音漏れで目が覚めた気もするが…
歯を磨き貴重品をセーフティに仕舞い、朝めしを食べに外へ出る -
外へ出て目の前の灣仔道を渡り、振り返ってホテルの写真を1枚撮る
老舗感出てるね~ -
灣仔道を西へ向かって歩くと程なくして右手にバスケのコートがあった
HKの街の中にある公園やちょっとした広場にはよくこういうバスケのコートがある
ご老人も楽しそうにボール遊びしてる姿が微笑ましい -
人通りの多い五叉路の交差点の角に湾曲したフォルムが印象的なビルがあった
HKだから風水の影響かもしれない -
露天商が並ぶ交加街を通りぬけ春園街へ
今日の朝めしはパイナップルパンが評判の茶餐廳「金鳳茶餐廳」 -
店内が満席のため店の前で5分ほど待ってから入店する
店の造り自体はHKならどこにでもありそうな少し年期の入った茶餐廟て感じ
オーダーは朝の定番の早餐セットメニューは無視して、ボーローバオ(パイナップルパン)と他人の皿に乗ってた目玉焼きを指差してニーコー(これ)とナイチャ(奶茶/ミルクティー)の3品をオーダー
ボーローバオを食べるのは2回目だが、まぁ可もなく不可もなくって感じ
奶茶は美味いね
マイタン(会計)は48HKドル、日本円にして960円 -
めしの後、近くの両替店へ行ってみるが古い情報だったのか別の店に変わってた
あとで重慶大廈にでも寄ってこう
ホテルへの帰りがてら灣仔公園を覗こうと思ったら、公園の入り口で清掃員がガンガン水を撒いてて入るのをやめた -
HK名物の竹の足場で覆われた歩道を歩きホテルへ
-
一旦部屋に戻り、さっきから気になってるMLB Wシリーズ第7戦をスマホでチェック
う~ん ドジャースまだ負けとるなぁ…
日本にいたらTVにかじりついてたけどHKじゃ映んないし、出かけるとしよう
午前10:23. ホテルを出発
これから沙田にある客家の集合住宅「曾大屋」を観に行く -
歩いて4分、トラムの駅から乗車
中環を目指す -
今日は日曜日とあって車内が混んでる
途中から座れたがトラムの駅ってちょっとわかりにくいんで時折Google Mapで現在地を確認しながら移動する -
中環の銀行街の駅で降りる
シティホールの近くまで来ると何かのイベントに混ざり香港の休日の風物詩「メイドさんたちの路上ピクニック」が連なっててカオス状態 -
歩道は当然で高架下や地下道までHK在住のフィリピン人女子がグループ毎に段ボールシートで場所を取り各々がそこで寛いでる
カラオケに興じる者、おやつを食べながら井戸端会議する者、寝てる者…
通行人の目なんて誰も気にしちゃいない -
高架橋を渡り中環碼頭へ
本当にこの辺、いつ来ても工事やってるね
土建屋さん大繁盛 -
スターフェリーに乗ってチム(尖沙咀)へ向かう
前回乗ってないから10ヶ月ぶりの乗船 -
いや~ 気持ちいいー
開放感が堪らんね
5分間の船旅を満喫中… -
午前11:06. チムの碼頭に到着
ここビクトリア・ハーバーへ来ると必ず1枚撮ってしまう
ド定番映えスポット -
両替をしに重慶大廈へ向かおうと思ったらクロックタワーの下で何やらイベントをやってる
興味津々立ち寄ってみると何のイベントかよくわからないまま記念写真だけカシャ
後から写真を見返すと博物館系のイベントらしい -
ん?
ふくらはぎが痛い…
なんで?
身に覚えのない原因不明の痛みが発生
取りあえず重慶大廈GFの前回も利用してる「Hello Money Exchange」で換港幣
20,000円 → 1,006HK$
おー! ドジャース追い付いたー! -
尖沙咀東站からMTRに乗る
途中から席が空いたので座ってドジャース戦をチェック
オオオー スミスが勝ち越しHR!
よっしゃー!!
ひとり車内で声をあげる
昼12:00. 沙田圍站に到着 -
車内でふくらはぎをマッサージしてみたが効果はなし
MTRから降りて歩き始めたら やっぱり痛いッ -
駅からゆっくり歩いて10分、なんとか曾大屋の近くまで来た
-
昼12:15. 曾大屋に到着
そしてここでドジャース優勝決定を知る
やったよヨシノブ!
おめでとうー! -
清の時代に大陸から移住して来た客家と呼ばれる人たちは海賊から身を守るため周囲に石壁を設け、その中で一族が生活するコミュニティを築き上げたのが香港の新界地区に多く見られる「圍村」だ
ここ曾大屋は別名「山下圍」とも呼ばれてる
ただ「圍」と言っても錦田の吉慶圍や龍躍頭の老圍や麻笏圍のような全面石壁ではなく窓があるタイプだ
近年改築したからではなく元来この造りらしい
そう言えば以前訪れた屏山の上璋圍も窓があった -
新界地区には圍村が多く存在するが、その多くは入り口の門しか残ってないケースがほとんどだ。
そしてその正門からは真っ直ぐ一直線に通路が伸び両サイドに家屋が整然と並び、一直線の突き当たりには大抵廟堂がある
そのパターンが曾大屋には当てはまらない -
3つある正門のうちの尊榮門をくぐると開けた場所に出る(どの正門をくぐってもここに出るわけだが)
圍となってる外壁は1軒毎のお宅の外壁、つまり長屋のような集合住宅ということだ
お、ここには古井戸もある -
この並びのお宅は住んでらっしゃる方が多い
Hello!
家の前にいる住人の方にさり気なく挨拶するとニッコリ微笑んでくれる
ツーリストに開放してる場所がら住人の方の表情もどこか柔和だ -
3つの門をくぐると広場があり、そしてまた3つの門があるという面白い造りだ
ここはその1つ慶雲廟門という
奥にはまだまだ住宅があるが、これより先ツーリストは立入禁止のようだ -
軒下には至る所に花鳥画が描かれてる
中国の伝統美術工芸を用いた造りは古い家屋によく見られる -
本当に圍の中はひとつの村のようだ
-
曾大屋は1,867年に造られてるので158年の歴史がある
噂に聞いていたとおり保存状態の良い建物が多く残ってるので見応えがある
理由は様々で、ここを創設した曾氏自身が石工職人だったこと
一部敷地は観光地のため政府からの補助が出ること
空き家が少なく住人がいること、などが考えられる
そんなことから歴史的価値の高さが評価され「香港一級歴史建築」に認定されている -
中庭を取り囲む四合院の造りの大夫第廟の中には曾一族の先祖の写真や願掛けの書物などが飾られてる
-
神事、祭事には欠かせない飾り物
-
圍の四隅には当初監視塔の役割りを担った3階建ての碉堡が建ってる
そしてここにも古井戸がある -
ふくらはぎの痛みは全く取れないが、折角来たからにはもう少し探索を続ける
圍の中から奥へは入れないが敷地の境界線に沿って奥へと入ってみる
この辺りは微妙なラインだろうから住人からダメ出しされれば即撤退という気構えだ -
う~ん いい感じだ
生活臭が漂っていて建物からも長年ここで人々が暮らしてきた歴史が滲み出てる
おまけにワタシの大好きな碉堡まで拝めた
「鑊耳屋」と呼ばれるあの丸みを帯びた碉堡の屋根が大好きだ
主に広東省の古鎮でよく見られる造りで、語源となってる鑊耳は広東語で中華鍋の取っ手を表す
だから曾一族は広東省出身なのかもしれない
ちなみに鑊耳屋には防火、通風、日除けの効果があり風水的にも良い形状とされる -
以前から古い家屋や古い建築物を観て周るのが好きだけど、近年更にその傾向が強くなった
きっかけは去年、元朗の長盛街にある大王古廟が訪問する直前に燃えてしまったこと
焼失は稀だが風化とともに消滅や建て替えられるものはたくさんある
今ある姿は明日もあるとは限らない
これからも新界の村には注目していきたい -
相変わらず足が痛いので このあと訪問を予定してた車公廟はキャンセルしてホテルへ戻る
こんな時に限ってMTR車公廟站周辺は工事中で長い距離の迂回路を歩かされる
完全にイジメである -
MTRに乗り紅磡へ移動
駅の近くのバス停「クロスハーバートンネル BBI」から101番のバスに乗車 -
次のバス停が「利景酒店」てとこが素敵
ワタシが泊まってるホテルの目の前で下車 -
あまり腹は減ってないが何か食べておかないと夜まで持たないと思い周辺の店で軽そうなものを探す…
そこで目に止まったのは「沙拉煎餅」という店 -
オーダーは久しぶりに食べる酸辣粉
お値段も22HK$(日本円で440円ほど)と財布に優しい -
狭い店内には2席だけ これまた狭いイートインスペースがある
「ホームホーイーハイニートウセックア? / ここで食べれますか?」て店の女性に尋ねると、
笑顔で「ホーイー / いいですよー」と返してくれた
もうこのやり取りだけでこの店を選んで良かったと思った
久々の酸辣粉は唐辛子と花椒がしっかり効いてて辛くて美味い
これは飲み物なしでは無理と思い即コーラを追加
汗だくになりながら時間をかけて完食
ご馳走様でした
(写真ではわかりにくいですが中に透明の米の麺が入ってます) -
午後2:25. ホテルに戻る
残金は日本円にして19,500円ほど -
このあと友人と会う約束があるので、それまでの1時間ほどはひたすら足を休める
ていうかマジでこのタイミングでやめて欲しい
特に腫れてるわけでもなく見た目は異常がない
早期回復を祈るだけ
つづく
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