相棒と行く、久しぶりの日帰り旅 1

2025/11/26 - 2025/11/26

言ってみるもんだ。

さつまおごじょさんとのやり取りで、イルミネーションは「西はハウステンボスが西の横綱なら、あしかがフラワーパークは東の横綱」とありました。私も「ハウステンボス」には行ったことがあるけど、東に居ながら「あしかがフラワーパーク」は聞いたことが無い ^^) _旦~~。
　
調べてみると、自宅から電車だと、片道約2時間半は掛かる。旅行会社から届くパンフレットに「日帰りバスツアー」もあったんだけど、内容の割には、1万円以上する(:_;)

どうしたものか?と相棒に言ったら、
(あしかがフラワーパークは行ったことがあるけど、足利学校には行ったことが無いから行ってみたい) と　トントン拍子に話が進み、レッツゴー!! となった( ^)o(^ )

エリア 栃木

と、いうわけで、東北道を走行中。
車だと1時間半ぐらいで行けるみたい。平日の昼間は空いている～!

【蓮田のSAと羽生のPAの表示板】
羽生PAの上り線は、池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」の舞台である「江戸」の町並みを再現したパーキングエリアとなっているらしく、バスツアーでも寄ることがあるらしい。

帰りに寄ってみるか!

最初の目的地、足利学校に着きました!

無料の駐車場がある事は下調べで知ってたが、どこにあるのかわからない。グルグルと探しまわったんだけど、見つからなかったので有料駐車場らしき場所へ。係員に駐車代金を聞くと(ココは無料です)…(^_^;)　

ところで「堀と土塁」がある。
理由としては、足利学校の場所が鑁阿寺(ばんなじ)のそばで、もともとここに足利家の政所（まんどころ= 領地を管理する役所）があったからという説や、日常生活と遮断し学習のための良好な環境とするため…らしい。

下調べでみた無料の駐車場は、敷地の近くに確かにあった。でもこの場所は…やはりわからないなぁ～(*´ω｀*)　次に来る機会があったら、(あるかな?)。

史跡足利学校跡 名所・史跡

足利学校…、なんでも『日本最古の学校』らしいが、いつ出来たのかは、ハッキリとは、わからないらしい(^_^;) なんでも、平安時代初期or鎌倉時代に創られたとか。でも室町時代には、日本有数の学問機関になってたらしい。

【見取り図・パンフレットから】
先ほど、駐車場探しでウロウロし周りの様子がわかった事から、足利学校の敷地はそんなに大きくは無いらしい。見学の所要時間は30～40分。

【裏門】
学生や一般の人の通用門として使われていた、そうです。
現在は閉められている。

【入徳門　にゅうとくもん】
現在の門は裏門を移築したもの、らしい。

入徳門をくぐると受付があって、入場券(見出しの写真)と「学生証　(シール)」が引き換えに。

【参観案内板】
大きな駐車場には、観光バスが2台停まっていたんだけど、その割には人が少ないようだ。

【孔子像】
ここでは儒学を中心に易学を重視し、兵学や史学、医学などを教えていたそうだ。

「儒学」って何ぞや?
中国の思想家である孔子が基礎を築いた学問体系で、人間関係や社会の秩序を理想とする教え…らしい。　　

儒学の基本概念
仁: 人を愛し、思いやる心。
義: 利欲にとらわれず、正しい行いをすること。
礼: 社会の秩序や規範、作法。
智: 物事を正しく判断する知恵。
信: 約束を守り、誠実であること。

お～い! 習〇平さんよ～! 現在の中国＆あなた達がやっていることはどうなんだい?

足利学校で１番有名(?)な【学校門】

が・しかし、結婚の記念写真を撮っているカップルがいて、カメラマンやアシスタントが撮影の為に全くどいてくれない(:_;)　何度も撮り直しをしていた(>_<)

まあね、彼らは商売だから、値段相応の写真を撮りたいのはわかるんだけどさ、こちらも入場料払って見学に来てるんだから、独り占めはやめてくれ～!!

撮影がいつ終わるのか全く分からない為、先に進もう。

それにしても今日は天気が良い。昨日は雨だった。

左手に建物があったので覗いてみよう。

ここは「遺蹟図書館　いせきとしょかん」といって、足利学校が廃校(明治５年)になった以後、明治36年に開設されたらしい。現在の建物は、大正4年に建てられたもので、足利市の重要文化財になっているそうだ。

ここを訪れた著名人の説明が展示されていたんだけど、さっぱりわからん(>_<)

唯一わかったものは「徳富蘇峰」だけ…といっても名前を聞いたことがあるだけ。

「足利学校を訪れた主な人々」というリストが紙面であった。この中で名前だけ知っているのは12人。足利学校は明治5年に廃校だから、足利学校が稼働していた時期に訪れたのは「吉田松陰と高杉晋作」だけ。　　

【学校門】
図書館から出てきたら、如何やら撮影が終わったようで、やっと撮れた(#^.^#)

この門は1668年に創られたそうだから、吉田松陰もココをくぐって(?)、来校したんだよね? いや、当時は無名の一般人だったから、裏門からかなぁ?　

何も考えずに、左方向へ行く。竹林やお墓があった。で、学校は何処?

如何やら敷地内をグルっと歩いているみたい。
ココは庭園見たいだぞ。(後から、北庭園だと知る)

土蔵らしきものが見えた。
建物のそばに行くと表示板があって、振り返ってみると「書籍以外で大切なものを納めていた蔵です」と書いてあった。

と、ココで今更ながら気づく。単に閲覧ルートを逆に歩いてた(^_^;)　

なんで２人して気づかなかったんだろう? …と大爆笑。(いつもの事です)　　

【南庭園】
そんなわけで、肝心な学校内はまだまだ先のようです。

ところで、場所が場所なのか、インバウンド客は全く居ない。静かでいいね～。

【衆寮　しゅうりょう】
はじめは「厠=トイレ」かなぁ～と思ったんだけど、ココで学生が勉強や生活した空間らしい。部屋は4部屋の長屋になっていて、1部屋は6畳くらいあった。

【孔子廟】
さてさて、やっと本来のルートに戻った(笑)
先ずは孔子廟に。

1668年に造営されたもので、中国明代の聖廟を模したものと伝えられている、日本最古の孔子廟らしい。

建物の名称は「大成殿」。中に入ると孔子像があった。

隣には、足利学校の創設者とされている「小野篁公（おののたかむらこう）の像」

どんな人だったのか、深堀して知りたかったんだけど、「足利市のHP」はサラッとしか書かれていない。他のブログも足利市のHPを引用しただけのようで、詳細がわからないんだよね。

まぁ、いいの。単なる気晴らし訪問だから。

続いて「方丈」に入りました。
中は新しいのか、(The リニューアルしました)　感。

ココでこの２人、普通の人と目線が違うのか、先ず天井に目が留まった。

(天井が凄い! )　…( ﾟДﾟ)　　梁を継ぎ足したのか、よくわからないけどその上の屋根までの空間が凄い…と、うんちく話をしていると、スタッフ達に(なんだ、この人達? 建築関係の人?) と言わんばかりの目線になってた(笑)

で、ココは【脇玄関】らしい。

ここに、孔子(中央)と4体の像があった。

左から。
孟子(もうし)…紀元前372年3月12日 - 紀元前290年
曾子(そうし)…紀元前505年 - 紀元前437年
孔子(こうし)…紀元前551年 - 紀元前479年
顔子(がんし＝がんかい)…紀元前521年 - 紀元前490年　孔子の一番弟子
子思子(ししし)…紀元前492年 - 紀元前431年　孔子の孫

因みに「子」は先生という意味で尊称なのだそうだ。

方丈から眺める南庭園。
方丈は、学生の講義・学校行事や接客の為の座敷になっていたそうで、その一画に長机があり、勉学ならぬ「クイズ用紙」が置いてあった。

が…、先ほどのカップルの他に、もう一組が結婚記念写真撮影をしていて、我々含む一般見学者がゆっくりと見学できない事態に。兎に角撮影スタッフが煩い(:_;)　

【徳川幕府歴代将軍の位牌】
位牌は10あるんだけど、下の説明だと9人分しかないんだよね(;_:)　数が合わない。
なので、どれが誰かもわからないし、スタッフに聞いても(わからない)。

【書院】
庠主(しょうしゅ)＝校長の書斎。
接客や学生の個人授業が行われた部屋だそうだ。

障子窓から見えた孔子廟。

アップでもう１枚。

孔子の掛軸もあった。

足利学校はここで終わり。
全体的にサッパリとした雰囲気で、コレといった目玉は…、どれになるんだろう?

堀に鯉が居た。

次の目的地、あしかがフラワーパークは、入場が２部制になっていて、イルミネーションの夜の部は、15:30～しか入れない。まだ時間があるので、足利学校の裏手にあったお寺に寄ることにした。

鑁阿寺（ばんなじ）
足利義兼（あしかがよしかね）が、1196年に、邸内に持仏堂（じぶつどう）を建て、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりらしい。

で、「足利」というと、足利尊氏や京都・金閣寺の義光、銀閣寺の義政等、室町幕府＝京都のイメージしか持っていなかった。なので、「栃木の足利市」というのは、(何か関係があるのかなぁ～?)　と思っていた。

【このイチョウの木、樹齢550年前後なのだとか】
京都には「等持院」があり(大好きな場所です)、足利歴代の将軍像（5代義量と14代義栄の像を除く）があるんだけど、ここ足利には、将軍の像はおろか、名前さえも出てこない。

で、室町幕府初代征夷大将軍の足利尊氏は、足利義兼（あしかがよしかね）の昆孫（こんそん＝自分から数えて6代後の子孫）に当たるそうだ。玄孫のさらに孫…、ん～、わからん。義兼自身も、後の世が繁栄することになるとは思わなかっただろうな。

【歩道橋からの足利学校の眺め】
お腹も空いたし、そろそろフラワーパークに向かうとするか。

ところが…この後、惨めな結果に(>_<)

この旅行記へのコメント （2）

• さつまおごじょさん 2025/12/05 19:10:49

  悲惨な事件・・・

  danteさん、こんばんは(^O^)／
  
  ま、ま、まさかあの会話をきっかけに『あしかがフラワーパーク』を目指して行かれるなんてびっくりです。
  （ただし、何か悲惨な事件でも起きたようなこの思わせぶりな終わり方よ！）（笑）
  めいっぱい想像してくれ！って事ですよね？
  いいですよ。
  きっと、この後、走行中に後ろから追突されたのですね？
  良かったです。お怪我がなくて( ´艸｀)
  車のへこみは修理すればなおりますしね。
  
  足利学校、聞いた事はあります。
  めいっぱいおバカな私は、あまり文学的な話にはついていけません。
  ですが、この手のスポットの写真撮りは好きです。
  日本家屋と紅葉のコントラストが抜群ですね。
  
  結婚の記念写真撮り、うんうん。迷惑ですよね。
  まわりに対して申し訳なさそうにしてくれるならともかく、当たり前のように風景を独占されると閉口しますね。
  
  では続きをお待ちしています。
  

  danteさん からの返信 2025/12/05 21:53:04

  呼びに行かずに済みました～(笑)

  こんばんは!
  早々のメッセージ、ありがとうございます( ^)o(^ )
  
  そ、あの会話がきっかけです。
  
  そうなんですよ、この後ですね～、カメラのレンズが割れてまいまして、花火が…、って、花火は上がりませんでした(^_^;)　というか、想像力凄すぎる(笑)
  
  残念ながら「悲惨な事件」ではなく、惨めな結果に。いや、結果ではなく「惨めな思い」ですね。ところ変われば、事情も変わる。ビックリでした!
  
  今回の続きは早く出来そうです。なんたって中身がないので