2025/11/21 - 2025/11/24
14419位(同エリア27495件中)
ナヲミさん
3泊4日のソウル旅行も最終日。この日は仁川国際空港第1ターミナルから出国しました。韓国No.1LCCを受賞したというイースター航空。新千歳から1日3往復飛んでるんですが、ナヲミがこの旅行を企画したときは、まだ2往復しかなくて、後からすごく良い時間帯をもう1往復出してきた時は「遅いよ!」と心の底からツッコミました。
空港免税店でコスメやレスポのバッグを買う気満々だったのですが、悪化の一途をたどってぐったりしているモミコや、思ったより混んでいた出国審査、そして仁川国際空港の鬼畜仕様(憎)のせいで、3時間もあったはずの時間はあっという間に無くなって、色々と予定倒れに……。
加えて、搭乗口はLCCのイースター航空だったせいか端っこの端っこ=104番口で、何を買うにも食べるにも空港内を延々と歩かなければならない&最高値のものを買わざるを得ないというやるせない現実にがっかり。なんだか最後の最後まで、物価高に泣かされました。
しかもしかも、1個700円もしたチキンとクリームチーズのバゲットサンドを機内で食べ忘れ、新千歳空港で防疫探査犬のビーグルちゃんに発見され、あわや罰金刑になりそうに!!!謝り倒して、故意ではないことをわかっていただいて、現品没収と注意文書手渡しでなんとか許してもらいました。あーー、こんなことしちゃったの初めて。これまで何回海外渡航してるんだよーーー!まるで初めての海外旅行に行ってきたビギナーじゃんかよーー!と自分を責めながら、じわじわと上がる体温を感じていたナヲミ。
まさかまさかと思いつつ、札幌の自宅に戻ったナヲミを待っていた無情?な診断とは?!
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ジンエアー イースター航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11/23の夜から帰国準備に入ります。
帰りの空港までは地下鉄+空港鉄道で行こうと決めていました。なぜなら、
1)渋滞に巻き込まれたくない
2)時間が読めない交通手段だと不安
3)気候同行カードを全然つかってなくて全然元が取れてない!
という理由があったから。
ところが体調が悪いモミコから珍しく強い主張で「またリムジンバスがいい」とリクエストがあって(曰く、『ずっと座っていられるから』)。もう気候同行カードの使ってない分(大人2人でだいたい12,000KRWくらい)はどぶに捨てて、バスに乗ることにしました。
幸い、バス停は降りた場所から片側5車線(!!!)のオリンピック路を挟んで真向かい、迷いようがありません。
写真はバス停に書いてあった運賃やリアルタイム運行情報についての案内文写真に、Papagoの画像翻訳をかけたもの。地下鉄と空港鉄道(各駅停車)だと大人4,850KRWと格安なのに、リムジンバスだとこのお値段!なんでしょう、この格差。やっぱりゆったりしたソファのようなシートに間違いなく座って乗れて、空港出発ロビー玄関前まで連れて行ってくれるから、でしょうか? -
バス停にはQRコードも書いてあって。
それを読むと時刻表が確認できます。
写真はPapagoによる画像翻訳済み画面。 -
これもPapagoによる画像翻訳済み画面。
こういうダウンロード方式だと、いちいちダイヤ改定とかで各バス停に紙の時刻表を貼りなおす手間が省けていいですよね。
こういうIT技術活用が進んでいるところは日本のバス会社も見習ってほしい。え?そうなってないの、札幌だけ(笑)?
まぁ、お年寄りが利用者の大半だってことを考えるとなかなか難しいのかもしれないけど。 -
時刻表のリンクをクリックすると、こちらのPDFがダウンロードできます。
これもPapago画像翻訳にかければ、バス停の名前と時間も一目瞭然。
これで見て、安全マージンを取って蚕室セネ駅前発9:00のバスに乗ることに決定。
色々調べたら、ソウルの平日朝のラッシュアワーは7:00~9:00となっていたので、これを信じて(笑)、9:00のバスなら確実に10:30には空港に着くだろう、と予測。飛行機の離陸は14:35だからなんと!4時間前には空港に着いてる(ハズ)というスケジュール。
でもまぁ、もうソウル市内でモミコが動ける範囲で寄れそうなところもないし、さっさと空港まで行って、空港で買い物したりゆっくりしたりするほうがいいという判断です。 -
ここでまたもや両替問題が発生。
実はこのとき、バス運賃はクレジットカードで払えるのか否か?という情報がどうしても見つけられなかったんですね。万が一「乗るときに『現金で』支払え、『現金』が無ければ乗れないよ」となったら完全に詰む!
しかし、この時点ですでに11/23の夜10時をまわっており、宿至近の両替所(写真参照:ハナ銀行新川支店併設の蚕室新内[ナヲミ注:川の間違い?]駅金融センター ※蚕室セネ駅は昔『新川駅』といいこの辺一帯は今でも“新川”という地名で通っているが、韓国語の発音が『新村駅』と同じで紛らわしかった為、蚕室セネ駅に変わったらしい)はやってません。まぁ、11/23は日曜日だったんでいずれにしろ昼間もやってなかったんですけど。
https://www.koreanwonexchange.jp/exchange/hanabank/1183/
多分、明洞とか東大門とかまで行けば、マネーボックスで両替できたのかもしれないけど、たった45,000KRWのためだけに往復1時間も地下鉄に乗って遠出するのも馬鹿らしいので(ついでに観光するなら別ですが)、ここはお高い手数料と悪いレート(?)を覚悟して、再び、クレジットカードキャッシングを決行!またまた50,000KRWを引き出して、一安心。これであとは寝るだけです。 -
で、一安心したので、最後の夜だということもあり、宿のすぐ近くにある「セマウル伝統市場」に行ってみました!
(写真は、セマウル伝統市場ではなく通仁市場@鐘路区ですが、ちょうどこんな感じだったので、イメージ写真としてソウル観光アーカイブからお借りしています)
【参考】今回ソウル観光webサイトの写真について使用許諾を問い合わせたら、サイトの写真はダメだけど、アーカイブだったら出典注を付ければいいよ、って言ってもらえました。チェックしたらあるわあるわエモそう?な写真がてんこ盛り。でもまぁ蚕室付近は典型的な観光地ではないのでドンピシャで使えるのがなかったんですけど、明洞とか新村とか梨泰院とかの写真はたくさんありました。利用価値はありそうです。
→ソウル観光アーカイブ https://korean.visitseoul.net/archive
※日本語ページを期待してページ右上のLanguageを変えちゃうと、フツーのトップページに行っちゃうので注意!ハングルのまま、画面右クリック→[日本語に翻訳]を選択すれば、大丈夫です。
日曜の夜10時過ぎってことですっかり閑散とした薄暗い市場を途中まで歩いて、「大王カステラ」なる巨大なカステラを買いました。見かけも味も台湾は台南が発祥の台湾カステラそのもの。「大王とはいったい……」と思いつつ、クレジットカードで買えることを確認してから1個購入の意思を伝えると、店主から「日本人?こっちに住んでるの?」と簡単な英語で話しかけられたので、「いやいや明日帰るの」と交流。こういうのも地元の市場っぽくていいよね。
このカステラ、甘味もちょうどよくて、パサパサせず、最後まで美味しくいただけました。
他にも台湾の「割包(グァバオ)」=包子(パオズ)バーガーによく似た食べ物を出しているお店があったり、コッテコテの豚足の煮物をぶつ切りにして売ってるお店があったり、はたまたフツーの八百屋さんがあったりと、なかなか見ごたえのある市場でした。
宿の近くにこの市場があることを知ってはいたのに、現金がなかったのもあって、中々足が向かなかったんですが、クレジットカードOKだったらもっと色々食べてみたかった~~!って思いました。
https://japanese.visitseoul.net/shopping/Saemaul-Market/JPP86hwqe -
さて翌朝、すべてがうまくいき、宿→バス停→仁川国際空港第1ターミナルまで、予定通りに移動できました!
バスの出発が15分も遅れて、悪い予感がしたものの、なんとか遅れを取り戻して10:30に仁川国際空港第1ターミナルに到着しました。
運賃ですが、結論から言うとクレジットカードOKでした!とてもきれいな日本語を話す運転手さんで、「降りるときに私に言ってください」と言ってくれました。ただ、せっかく両替した現金が手元にあったので、降りるときに現金を見せて「やっぱり現金でお願いします」と言ったら、そのままお釣りをくれました。
第1ターミナル到着後もモミコは相変わらずぐったり。
イースター航空のカウンターで荷物を預け、待合スペースの椅子にモミコを座らせたら、自分の飲み物とモミコのクラスメートへのお土産を買うため、すぐ近くにあったGU25へ。ここで日本で見かけないグミを5種類買い、のどが渇いたので飲むヨーグルトブルーベリー味を買い、飲み物を飲んで休んでいたら、空港到着からあっという間に1時間。
出国審査に並んだら、これまた混み混みであっという間に45分。ただし、ナヲミ達が並んだ出国ゲートが特に混んでいたみたいで、この後、前を通りかかった時に出国エリア側から中の様子を覗けた別の出国ゲートはガラガラでした。仁川国際空港第1ターミナルは(第2もだけど)とにかく横に長いので、自分の搭乗ゲートや行きたいお店を調べておいて、それが端っこにあったら端っこの出国ゲートを使ったほうがいいかもしれません。
免税店ひしめく出国エリアに出たころにはもうあと2時間ちょいしか時間がなくなっていました。「2時間もある!」と一人で身軽だったら思ったかもしれませんが、ぐったりした子どもを連れて「とにかく座れるところを探さなくちゃ!」「なにか飲めるところを探さなくちゃ!」「なにか食べるものを買わなくちゃ!」と思っている人間にとって、本当に本当に!!!仁川国際空港第1ターミナルは優しくなかった!!!
・座れる場所はほとんどない。
・あの規模の出国エリアに対してフードコートを含む飲食店がものすごく少ない。
・スタバもその他のジューススタンドも提供のスピードと規模が追い付かずどこも長蛇の列。
・飲み物を買えるところがないのに、自販機が一台もない
これって全部、免税店ショッピングに客を誘導するための措置ですよね。例えばモミコみたいに具合の悪い人とか、小さい子供連れ家族とか、お年寄りとか、いわゆる「気軽に飲み物を買って、気楽に座ってゆっくりしたい人」いわば「弱者」には、まったく配慮のない空港だと思いました。
元気いっぱいで、買い物をするお金と気力があって、列に並べる体力がある。そういう「消費活動に積極的な客」しか眼中にない。本当にびっくりするくらいあっけらかんと、お金をつかわせるためにはどうすればいいのか?に特化したレイアウトとショップ構成。あんなにきれいで広くて明るいのに、全然和めない。「座って休んでないで、金をつかえ!」って強制されているような気さえしました。
多分モミコが体調を崩していなければナヲミも気づけなかったと思います。今、改めて思い出してみても「あの空港時間はキツかったな~」って気持ちが強く残ってます。できればトランジット以外ではもう二度と行きたくない空港です。
写真は、シャトルトレインにのって移動した先の「搭乗棟」にあったフードコートの表示。横方向に異様に(笑)長いこの棟には、101~132(116欠番)の31もの搭乗口があり、乗客が集まってきているにもかかわらず、フードコートはこの1か所のみ。席も限られていて、ナヲミ達が行ったときは満席で、座る余地はありませんでした。飲食物を手に入れられるのはその隣にあったスムージースタンドを含め片手で数えられるほどの小さなコーヒースタンドなどだけで、どこも長蛇の列でした。 -
そんなつらい仁川国際空港第1ターミナル時間をやり過ごしてようやく機内へ。でも写真はありません……なぜなら、ナヲミの体調が悪くなり始めたからです!!!
「明らかに発熱している!」大人ですからわかります(笑)。そして隣のモミコが目に見えて回復している……。そうよく言いますよね、風邪は誰かにうつすとよくなる、って。実はモミコに病気をうつされるのはこれが初めてのことではなくて。今回も咳をしまくっているモミコの隣で同じ部屋で寝ること3晩、「イヤだな~うつらないといいなぁ~」と思いつつ、具合の悪い娘を一人で寝かせるのもかわいそうだと思い、つきあったんです。
そんな発熱したナヲミでしたが、なんとかあの体温チェッカーゲートをクリアして、出国ゲートも待ち時間0で通過して、ターンテーブルのところの椅子に座って「ハァーー」と一息ついていたら、動植物検疫探知犬のビーグルちゃんを発見!働く犬が大好きでリスペクトしている身としては、ぜひ、自分のバッグも嗅いでほしい!(いつも中々きてくれない)という気持ちでテンション上がりました。すると、何人かの荷物を嗅いでは検疫物を発見したあと、なんとナヲミ達のもとへ!
「嗅いで嗅いで~~。頑張ってるね、うんうん、偉いねぇ」
声をかけつつ、自分のバッグを差し出し、クンクンしてもらった…まではよかった!次の瞬間、同じカートの上に置いてあったパピィのリュックを嗅いだビーグルちゃんがスっとお座りして、ハンドラーのお兄ちゃんをつぶらな眼で見上げた時
「え?!ウソでしょ?」
と目を疑いました。
「こちらのリュック、開けて中身を見せてもらっていいですか?」
ハンドラーと3人一組で回っていた検査官のお兄ちゃんに言われ、
「はい!もちろんです、どうぞどうぞ!」
とジッパーを開けたナヲミの目に飛び込んできたのは……仁川のバカ高いコーヒーショップで、モミコのためにと買ったバカ高い(700円くらいした)バゲットサンドイッチだったのでした……。
「あー!それ機内で食べるの忘れちゃったんですよね!ダメですよね!!すみません、すみません、うっかりしました。」
平身低頭謝るナヲミに、検査官おお兄ちゃんは丁寧な言葉づかいで
「お肉、挟まってますよね?レタスもダメなんです」
ときちんと説明。更に
「処分してもよろしいでしょうか?」
とあくまで低姿勢。法律をうっかり犯しそうになっちゃったのはこっちなのに、申し訳ないことです!
「いいです、いいです!ほんとうに何やってるんでしょうね?お手数をおかけしますがよろしくお願いします!」
徹頭徹尾謝りまくるナヲミの手に、「重要なお知らせ」というリーフレットを渡して、ビーグルちゃんとお兄ちゃんたちは去っていったのでした……。
その間ちょっと元気になったモミコは冷た~~い目でナヲミを眺めているし、トイレに行っててこの騒動をまぬがれたパピィは
「大変だったね。でも買ったのもそれを俺のリュックにいれたのも機内で食べ忘れたのもナヲだもんね(俺には関係ないもんね、という気持ちがスケスケな冷たい言葉!)」
とのたまい、ナヲミの落ち込みに拍車をかけてくれましたヨ……。
その後、重い頭とだるい身体を気力で動かしてなんとか到着ロビーに辿り着いた後も、グローバルwifiを返すためカウンターのある3Fに上がろうとしたのに、エレベータの位置が合ってなくてストレートに行けなかったり、アイシーパーキングさんの送迎車が来るバス停を間違えたりと、ナヲミらしからぬ(と言わせて)ミスを連発。
なんとか札幌市内の自宅に辿り着いて、恐る恐る体温を測ると、すでに38.6度まで上がっていて、「ま、そうだよね。やっぱりね」(氷川きよしの真似ではない……)と思いつつ、ロキソニン飲んでサクっと寝ました。 -
(写真は11/22朝の蚕室セネ駅3番出口。今回の旅、天気に恵まれました)
こうして具合の悪い小学生とともに過ごした、3泊4日のソウル旅行はすべて終了しました。
実はモミコが旅先で熱を出すのはこれが初めてではなく国内・海外含めると通算5回目になります。いるよねーー、旅行が近づくとなぜか熱出す子ども(笑)。ナヲミも子供のころ1回だけ、地域の子ども会のレク旅行を発熱でキャンセルした悲しい思い出があります。
今回もキャンセルできればよかったのかもしれませんが、飛行機もホテルももう全額没収期間になっていたので、薬の効き目と小学生の体力を信じて、連れて行きましたが、中々回復しませんでした。
今後はモミコのこういう特性?を踏まえて、直前=出発前日でもキャンセル可能なチケットを取るとか、逆にホテルは前日にしか押さえないとか、なんらかの方策を練りたいと思います。
【追記】11/25(火)、近所の耳鼻咽喉科で感染症検査を受け、モミコ陰性&ナヲミはインフル陽性が出ました。ナヲミはそのまま出勤停止&自宅療養に入り、一方モミコのクラスは11/26から学級閉鎖に……。はからずも、母娘2人で10連休をとることになりました。
皆様も風邪&感染症に気を付けて、楽しい旅行をお過ごしください☆彡
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旅行記グループ 2025.11.21-24 発熱した娘とゆっくりソウル旅行
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