2024/09/23 - 2024/10/03
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mirilinさん
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昨年の9月、フランクフルト経由でハンガリーに行ってきました。いつものアール・ヌーヴォーを中心とした美しい建物を求めての歩き倒し旅。
ハンガリーはなんと、世界で一番アール・ヌーヴォー建築が残っている国ということで、私にとっては行かない訳には行かない、訪問マストな国なのです。
ブダペストへは30年以上前、まだベルリンの壁があった頃に、唯一行ける東欧ということで、ウィーンから日帰りで有名観光スポットだけをちょこっと見て回ったことはあるのですが、もちろんその頃はアール・ヌーヴォーには興味もなく、ただ、すごい豪華な冷たい温泉に入ったなぁ…程度の記憶にとどまっていました。
今回は、1週間滞在して、ブダペストの市内はもちろん、列車で近郊の街にも足を延ばし、有名なアール・ヌーヴォー建築を堪能してきました。もちろん、ハンガリーといえば温泉ですから、歩き倒して疲れた体には何よりの温泉も2か所行ったりと、ハンガリー旅を満喫。
飛行機の乗り換えで立ち寄ったフランクフルトも、乗り換えだけではもったいないので、2泊ほどして、フランクフルト郊外のダルムシュタットにある「ユーゲントシュティール村」や、木組の家街道にあるかわいい街を訪れたりしました。
こんな楽しく充実した旅でしたが、ネットでアルバム作りをしたら、すっかり旅行記も書いた気分になっちゃって、4トラに旅行記をアップするのをすっかり忘れてしまっていました。
今年、ヒョンなことからハンガリーに再訪することになり、旅行記を確認しようと思ったら、表紙の写真を貼ったものだけが下書きに残っていました(笑)
昨年の旅行記は諦めて、先日行ってきた再訪のものだけを書こうかと思ったのですが、前回がないと続かない感じもしたので、今更の思い出し旅行記にはなりますが、サクッと書いておこうと思った次第です。
モチロン、先日行ってきたものも近いうちに書くつもりにしておりますが、まずは昨年のものから…
【5日目】
ブダペスト4日目は、駐日ハンガリー大使館の観光担当の方が「中心地からは距離があるけどアール・ヌーヴォー好きなら是非」と推薦してくれた「聖ラースロー教会」や、レヒネル・エデンの代表作の一つ「郵便貯金局」などを中心に、ホテルの北側に点在する素敵建築巡りをし、午後は30年前にも行っためちゃくちゃ美しいアール・ヌーヴォーの温泉「ゲッレールト温泉」を再訪。建築と温泉の両方を楽しむという贅沢な1日です。
なので、写真がいっぱいになっちゃいそうなので前・後編に分けました。
これはその前編、「聖ラースロー教会」とホテル北側素敵建築巡りの様子です。
*************** 日 程 ***************
9/23(月) 羽田発→フランクルト着
9/24(火)フランクフルト発→ブタペスト着 セーチェニ温泉
9/25(水)AM 動物園、シペキ邸、ミレニアムハウス、音楽の家
PM セーチェニ鎖橋、国会議事堂
9/26(木)ブダペスト西駅→キシュクンフェーレジハーザ→ケチュケメート
★9/27(金)AM 聖ラースロー教会、郵便貯金局などホテル北側建物群
PM 中央市場、ゲレルト温泉
9/28(土)聖イシュトバーン大聖堂、ブタペスト地質学研究所、英雄広場周辺建築、
リストフェレンツ音楽院、ドナウ川ナイトクルーズ
9/29(日) 応用美術館、パリジパサージュ、オットーワーグナーシナゴーグ、
マーチャーシー教会、漁夫の砦、ブダ城、国立歌劇場、改革派教会
9/30(月)ヴァーチィ通り南アール・ヌーヴォ建築
ブタペスト発→フランクフルト着
10/1(火)フランクフルト→イトシュタイン→リンブルク→フランクフルト
10/2(水)ダルムシュタット、 マルクト広場
フランクフルト発 20:45→
10/3(木)羽田着 16:45着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
恒例、今日の朝食です。代り映えは全くしませんが(笑)
今日は決まった列車に乗るわけでもないので、ゆっくり起きて、ホテルの朝食を楽しんで…の予定でしたが、そもそも早起きすぎる相方との旅ですから、結局朝食はいつもと同じ朝7:00、朝食会場のオープンと同時にGOなのは変わりません(笑)
ま、私も早く出かけたくて、長くは寝ていられない性分なんですけどね。 -
今日はまずブダペストの中心からは少し離れている場所にある「聖ラースロー教会」へ行ってみます。
ここは、全くノーマークだったのですが、ハンガリーの国鉄運賃事情を駐日大使館の観光課の方に問い合わせていろいろやり取りしていたところ、「アール・ヌーヴォー建築が好きな方にお勧めの穴場があります」と教えていただいたのです。
「デアークフェレンツェ駅」から地下鉄M2で12分、終点のÖrs vezér tereまで行き、そこからトラムで6分ほど行ったところにあるので、大使館の方は「ちょっと遠いいですが…」とおっしゃっていたのですが、美しいアール・ヌーヴォー建築のためならどこだって行く私、全く遠いい範疇に入りません。てか、近いですわ。
うちの地元の地下鉄も郊外に行くと地上を走りますが、M2の終点も地上駅でした。 -
地下鉄「Örs vezér tere駅」の駅前から62Aのトラムに乗り換えます。
最近はグーグルマップで自分の位置を確認しながら行けばいいので、初めての街での移動も楽になりました。
8分ほどで最寄りの停留所「Szent László tér」に到着、そこから3分ほど歩けば教会に着くのですが、私は一駅手前の「Ónodi utca」で下車。教会の塔がちょっと先に見えています。 -
なぜひと駅前で降りたかというと、トラム停留所の前にあるこの建物、なんとあの「レヒネル・エデン」と「ヴァーゴ・ヨーゼフ」の設計だとのことなのです。
今も「セント・ラースロー高校」という現役の高校で、ちょうど高校生が通学中でした。なかなか優秀な高校だそうです。
Kőrösi Csoma Sándor út 28-34 -
入り口正面に掲げられた彫像です。
「ヴァーゴ・ヨゼフ」は「レヒネル・エデン」を師として仰ぎ、レヒネルが亡くなるまで師として同僚として、共に仕事をしていたそうです。
この建物は1914年から1915年に建てられたとのことなのですが、1914年にレヒネルは亡くなっていますから、最後の共同作品なのかもしれません。 -
建築年が刻まれています。
やはり完成した時にはレヒネルは他界されていたということですね。そのせいもあるのか、この建物には、アール・ヌーヴォーとハンガリーの民族性を融合させた、いわゆるレヒネル様式らしさはあまり見られません。 -
でも、「ヴァーゴ・ヨゼフ」も、あの「グレシャムパレス」を設計したマジャール・アール・ヌーヴォーの巨匠のひとりですから、装飾はどこも素敵です。
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鉢植えや柱などの細工も美しく、高校にしておくのはもったいない感じでした(笑)
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高校から3分ほど歩くと、めちゃめちゃ華やかな屋根と塔が見えてきます。
もともとは「エレック・バルツァ」によって設計された教会でしたが、後に「レヒネル・エデン」が引き継ぎ、1894年から5年の歳月をかけて完成させたそうです。
レヒネルは、当初はビザンチン様式の空間構造をした教会を建設する構想だったそうですが認められず、バルツァのネオ・ゴシック様式の構造を継承したそうです。 -
構造上は伝統的なネオ・ゴシック様式に従っていますが、細部と外観は明らかに異なる創造的アプローチを示しているのが、やはりレヒネルたるところといったところでしょうか。
赤い大理石、67種類の模様付きレンガ、色とりどりの釉薬をかけた屋根瓦そしてジョルナイ工房によって開発された建築装飾用の特殊なセラミック製品「パイログラナイト」の建物装飾などで作られている教会は、とてもとても美しいわけで、まさにレヒネル作品そのものです。
曇天なので、もう一つ写真がきれいじゃなくて残念なのですが、すごくすごくきれいなんですよ!!
Szent László tér 25 -
てことで、普段はめったにやらないんですが、ちょっと写真を加工してみました。(笑)
この堂々たる教会の塔の高さは83メートル。ブダペスト市内では96メートルの「聖イシュトヴァーン大聖堂」に次ぐ高さを誇るそうです。
この塔の形も普通のゴシックなら尖がった塔になりますが、ふんわりとした放物線を描く形で、レヒネルのこだわりが感じられます。
正面に立つ像は、彫刻家「カーロイ・アンタル」作の「聖ラースロー」像です。 -
正面入り口の上には天使像が立ち、その下の三角形の切妻には十字架のモチーフがついています。この十字架、よく見ると中央に目のようなものが…これは神の目なんだそうです。
-
教会入り口も、とてもデコラティブ。
木製の扉が真鍮?の精巧なレリーフで飾られています。
この模様も、緻密な幾何学模様や植物模様が使われていて、アール・ヌーヴォーの精神を忘れていません。
正面入り口上部には復活したキリストのモザイク画もあります。 -
写真上は扉の美しい植物模様レリーフ
写真下は、ジョルナイ工房のタイルで彩られた入口の床です。 -
入り口の横には「1892年から1906年にレヒネル・エデンの設計で建設された」と書かれたプレートが掲げられています。
そしてこの白い渦巻き柄のタイルは、レヒネルが多用するもので、他の建築でも使用されているそうです。 -
では、いよいよ中に入ります。
嬉しいことに、ここはレヒネルの代表的建築ではありますが、入場無料。
他のレヒネルの代表的建築とされる「応用美術館」「地質学研究所」「郵便貯金局」の3つはいずれも修復中だったり、閉鎖中だったり、政府機関だったりで全く中に入れないので、ホントにありがたいです。
それに、有名建築なのに、中心地から遠いせいなのか、人がいません。30分以上滞在しましたが、私たち以外にあと一人だけいたかなといった感じです。
ゆっくりレヒネルを堪能できます。 -
残念ながら、設定された工期に間に合わないという理由で、内装設計は「オットー・タンドール 」という別の建築家に委ねられたそうですが、他の教会とは一線を画しているように思います。
おそらく、内装のほぼ全体にセラミックが使用されているからではないでしょうか。
どこか柔らかな雰囲気が漂っています。 -
ステンドグラスもマジャール的モチーフで、柔らかな雰囲気です。
もちろん、聖ヨハネや聖ゲオルギオスなどなどいろいろな聖人を描いた美しいステンドグラスもあったのですが、私はこのステンドグラスが好きでした。 -
この主祭壇もパイログラナイト(=ジョルナイ社開発の建築装飾用の特殊セラミック)でできているそうです。
中央の宗教画は「イグナーツ・ロスコヴィチ」による油絵です。 -
聖歌隊席は、入口上のとても高い位置にありました。
立派なパイプオルガンは、1899 年に「オットー・リーガー」が設計した 3段鍵盤、34ストップのオルガンだそうです。さすがにセラミック製ではなさそうです。 -
この教会内部で一番目を引いたのが、この華麗で豪華な装飾の説教壇です。
もちろんジョルナイセラミック製ですが、その造形もとても素敵です。 -
頭上のドームには天使が描かれ、説教壇にはセラミック製の12使徒の像と天使がついています。
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この小さな祭壇もジョルナイ工房のセラミック製です。たくさんの像もセラミック製です。
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教会内のあちらこちらに置かれている祭壇は、いずれも美しいセラミックで彩られ、清楚な雰囲気が漂います。
この雰囲気は、装飾にターコイズブルーのセラミックを多く使用しているからでしょうか… -
祭壇のセラミックの装飾をアップにしてみました。
金色とターコイズブルーの組み合わせって素敵ですね。 -
この洗礼盤も、とても美しくて、何枚も写真撮っちゃってました。
「オットー・タンドール 」の設計ですが、もちろんジョルナイセラミックで作られています。 -
こちらも洗礼盤です。
美しいですね~ -
内部見学の後は、外観をじっくり見学です。
正面入り口周りです。小さな階段塔がついていたりして、なんだか複雑な形をしていますね。 -
教会の南西側の入り口には、「ハンガリーの聖母」のモザイク画があります。
聖母マリアと幼子イエスを描いていて、絵画には「Patrona Hungariae(ハンガリーの守護神)」という銘文が刻まれています。 -
こちらは北東側の入り口です。
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サイドの入り口の小さな屋根も、ジョルナイセラミックの釉薬をかけた瓦で美しく彩られています。
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この眺め、なんとも言えません。唯一無二な感じしますよね。
尖塔でもなければドームでもない、微妙な曲線を描くフォルム、そしてその屋根を彩るセラミックの瓦によるモザイク模様…レヒネルさんさすがです。 -
このブダペストで2番目に高い塔は鐘楼で、六角形をしています。その六面の交互に時計と窓が取り付けられているのが面白いです。
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こちらの塔も、細部を見るとものすごく細かい仕事しているんです。
首は確実に痛くなりますが、訪問時には双眼鏡または望遠レンズ必携です。 -
こんなに見ごたえのある素敵な建物ですが、今は世界遺産候補の状態だそうです。
世界遺産って、なんかちょっと不思議です。え?これが世界遺産?といったようなものもあちこちで見ているので(←あくまでも個人的感想です。諸説あり 笑)、これが世界遺産ではないっていうのがどうも理解できません。 -
レヒネル建築の傑作「聖ラースロー教会」を堪能し、次の代表作「郵便貯金局」を見に行きます。ここはホテルからも徒歩10分かからないところにあります。
郵便貯金局 現代・近代建築
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1899年から1901年に建設されたこの建物は、空間設計、構成、装飾において、レヒネルの芸術を特徴づける要素がすべて見事に表現されていて、「レヒネル・エデン」の作品の中でも真の傑作と言えると言われています。
確かに、ファサードの曲線、ハンガリーの民族芸術モチーフ、美しいアイアンワーク、セラミックなど、いわゆる「レヒネル風」満載です。
ここは、美しい屋根が有名なのですが、下からは全くと言っていいほど見えません。弟子が「せっかくの美しさが見えないですね」と言ったら「だって鳥が見るじゃないか」とレヒネル様はのたまったそうで…。巨匠は考えることが違います。 -
正面には金で「郵便貯金銀行」と書かれています。
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ファサード中央の一番高いところには、オーストリア・ハンガリー帝国時代のハンガリー王国の国章が掲げられています。
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ファサード全体に、セラミックを利用して植物柄の装飾が施されています。
通気口?を花芯にに見立てたりして、遊び心がありますね。 -
建物中央にある垂直の柱には、小さな蜂が柱を上っていくような装飾があります。
蜂は勤勉と貯蓄の象徴としてあしらわれているとか。一生懸命働いて蜜を集めて貯めるからだそうです。
柱の一番上にあるのは蜂の巣のようです。 -
窓周りの装飾やアイアン、通風孔の装飾も見逃せません。
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私のお気に入りはこれ。
入口のところについていた街灯ですが、このウネリ方。好物です。 -
そして威厳と華やかさを併せ持つ立派な正面入り口です。
中の様子も見てみたかったので、ダメ元で扉を開けてみました。
内部に入り込まなければ、エントランス付近だけなら見られるかもと思って…。 -
そして内部の扉の形が面白くって、この写真を撮っていたら、係の方に追い出されました。外の扉と、中扉の間にいただけなんですけど、それでもダメだそうで…。
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内部は、国民的様式を表す多様な装飾が施されているとのことなのですが、現役のハンガリー国庫として使われているので、関係者以外は固く立ち入り禁止。
係の人に、ちょっとこの辺りを見るだけと頼みましたが、ただ首を横に振るのみ。何とか見せてくれるようにならないでしょうかね… -
見られないと言えば、ここの屋根。実はこんなに美しいんです。でもどう頑張っても下からは見えません。少し距離はありますが、「聖イシュトバーン大聖堂」の屋上テラスに上がれば見えるとの情報があったので、後日、行ってみました。(後日の旅行記で披露します)
ちなみにこの写真は、今年の再訪でリベンジとばかりに、お向かいにある「ホテルプレジデント」のルーフバー(屋上のバー)に行って写したものです。アルコールは苦手なので、レモネード一杯1490HUF(≒670円)でこの写真撮りました(笑) -
郵便貯金局の後は、その周辺「自由広場」近辺の素敵建物巡りです。
この建物は1901年に「クールシ・アルベルト」の設計で建てられた「ワルコーハウス」と呼ばれる建物です。ファサード最上部には、美しい女性のモザイク画があります。
Aulich utca 3 -
この「ワルコーハウス」は、窓周りの装飾、レリーフがとても美しく繊細です。
「クールシ・アルベルト」はバロックからアール・ヌーヴォー、アール・デコまで何でもこなす天才建築家と言われているそうです。
明日行く予定の彼の自邸も、とても美しいことで有名です。 -
その隣に立っている、まるで宮殿のようなこの建物は、1901年に「ギャルス・ラースロー」の設計で建てられた「スワビアの家」です。
Szabadság tér 13 -
そして、「スワビアの家」から2分のところに立っているこの家は「実業家ベドーの旧宅」で1903年に「ビダー・エイミル」の設計で建てられた邸宅です。
ペスト生まれですが、若くしてドイツ・ベルリンで学んだそうで、マジャール風というより正統派のアール・ヌーヴォー様式の邸宅のように思います。 -
この木製の窓枠とその上のお花のレリーフ、めちゃめちゃ素敵です。
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こちらの軒下のお花もきれい
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「ハンガリー分離派会館」とのプレートが付いていましたが、今は閉館しちゃったみたいです。
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最上階の出窓上についているこのレリーフは何でしょうか。
遠目だと帽子をかぶった兵隊さんのように見えますが、アップにしてみると獅子?犬?動物の顔のようでもあります。 -
窓周りの装飾には、セラミックが使われています。その辺はマジャール・アール・ヌーヴォーの流れですね。
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テラスや窓周りは色とりどりのセラミックを使ったお花の装飾がいっぱい。
ヨーロッパの家は窓辺にお花を飾ることが多いですが、セラミックのお花で装飾しておけば、生のお花を飾らなくて済みますね(笑) -
「実業家ベドーの旧宅」のある「ホンベェード通り」とバス通り「バートリ通り」の角に立っているこの建物は「アルパル・イグナーツ」の設計で1904年から1905年に建てられた「オイデンとマーセル・ノイシュロスの長屋」です。
上層階はすすけちゃってますが、通りの角のところにある女性のレリーフがとてもきれいでした。
「アルパル・イグナーツ」は市立公園の池のほとりに立っていた「ヴァイダフニャド城」を建てた人です。
Báthory utca 5 -
ちなみに、この家にはハンガリー初のオリンピック金メダリストの「ハヨーシュ・アルフレード」が住んでいたとのプレートが掲げられていました。
第1回アテネオリンピックでの水泳で金メダルを取った選手ですが、実は建築家で「レヒネル・エデン」とともに働いていたこともある人だそうです。
1966年に国際水泳殿堂入り。1981年には国際ユダヤ人スポーツの殿堂入りを果たしたという偉人です。 -
バス通りの「バートリ通り」側から見ると、なかなか立派な建物です。
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特にこのエントランスの美しさは、今回の旅で見た中で5本の指に入るのではと思うほどの素晴らしさ。
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扉についているこのアイアン。めちゃんこ美しいですよ。これだけでご飯3杯いけちゃいます。
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そしてこちらは、その隣に立つ「ヘルマン・ハウス」です。
1902年に「ジェザ・アラダー・ケルマン」と「ギュラ・ウルマン」により建てられたアパートメントです。
Báthory utca 3 -
建物全体がすすけている感じなのですが、ファサードの装飾や鉄柵は、とても凝っています。一度外壁洗浄してほしいな~
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この窓辺の雰囲気、とても気に入ってます。外壁洗浄してください←しつこい
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さて、ホテル近くに戻ってきました。
これは「サルゴータルジャン炭鉱株式会社の旧本社」で「ウェリッシュ・アルフレッド」が 1905 年~1907年に建設した建物です。
ホテルから5分かからないくらいかな…。ホテルと「郵便貯金局」との間にありました。
Arany János utca 25 -
炭鉱株式会社の本社ビルだっただけあって、ファサードには炭鉱夫の働く姿のレリーフがたくさんあり、とても印象的です。ちょっと共産主義臭がしますが…
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この扉は、このあたりのどこかで見かけたのですが、すごい立派だな~と思って写真撮ったのに、どこだったかわからなくなってしまいました。
あかんなぁ~ -
これは、「聖イシュトバーン大聖堂」の横に立つ建物で、私の部屋からも見えるので、とても気になっていた建物です。白っぽい建物全面に、とても緻密で豪華な装飾が施されています。
これは「ピッヒラー・ハウス」と呼ばれる歴史的建物だそうで、ネオ・ゴシックとネオ・ルネッサンスの要素を持つバロック風の建物です。
Hercegprímás u. 11 -
そしてその隣に立つのが、「レヒネル・エデン」の弟子、「ライタ・ベーラ」が 1907年に建てた「ヨナス・ヘヒト&サン商会 」というかつての繊維卸売店の建物です。
この建物、1階のファサードは、優美な薄緑のジョルナイセラミックと銅板で装飾され、近くで見るとすごいんです。
Szent István tér 15 -
正面には「ハンガリー外国貿易銀行」と書かれています。
一時銀行がこの建物を使っていたそうですが、今は空き家状態です。もったいない! -
入口の軒を支えるこの魚のオブジェは、オーナーの名前「ヘヒト」を暗示しているとか。ドイツ語でカワカマスを意味するヘヒト。入り口の上から、彼は私たちを見守っているということだそうです。
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もう一方の入り口の上にも魚と波の浮彫があります。これ「カワマス」何でしょうか?
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この窓の間の柱に施された、エオシン釉薬タイルの民族的な雰囲気の装飾は、光の当たり方で色が変わり、それはそれは美しかったです。
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柱の上の部分などを飾る帯状の銅板の板には、いろいろな浮彫が装飾されているのですが、織物をモチーフにしたものだそうです。
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右側は壁につけられていた美しいプレートです。背景で太陽が昇っている「1850」は会社の設立年で、太陽が照り輝いている「1907」は建物が建てられた年だそうです。
左は外壁一面に張られた薄緑色のタイルのアップです。
ここからホテルまでは徒歩1分(笑)
いったんホテルに戻り、温泉グッズ持ってアール・ヌーヴォーの温泉「ゲッレールト温泉」へ~ その様子は次の旅行記で。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 尚美さん 2025/12/04 10:55:10
- 聖ラースロー教会
- mirilin様。いつも丁寧に写真を撮っておられて写真の説明まで丁寧。尊敬しますし、とても楽しませてもらっています。
懐かしい聖ラースロー教会と聖ラースロー高校。写真見せてもらうと、再訪したくてたまらなくなるじゃないですか。
聖ラースロー教会の入口上のキリストや聖母マリアのモザイクは私が追いかけているRoth Miksaの作品です。国会議事堂やGresham Palaceのステンドグラス等を手掛けているステンドグラスとモザイクの作家です。ブダペストにRoth Miksa美術館もありますが行かれた事ありますか?私は追っかけが高じて、平常は開放していないティミショアラの教会博物館にも彼のステンドグラスを見に行きました。来年GW周遊旅、コンスタンツァの後はヴェネチアのハンガリーパビリオンにあるRoth Miksaのモザイクも見に行くのが楽しみです。
レヒネル・エデンのブダペスト初の作品Dreschsler CafeがW Budapestホテルとしてオープンしたのはご存知でしょうか?以前から、ブダペスト在住だったトラベラーさんから「今は工事中だけどホテルになる予定」と聞いていたので、やっと⁈と嬉しくなりました。アール・ヌーヴォーではありませんが、美しいルネッサンス様式で、道路を挟んで建つオペラハウスよりも好きかも、です。ブダペストのアール・ヌーヴォーの話ならもっともっとありますが、すみません、書き過ぎですね。
今秋からゲッレールト温泉が工事に入り、2028年完成だそうです。私は中に入った事がないので、mirilinさんの旅行記の続き、とても楽しみです。
尚美
- mirilinさん からの返信 2025/12/04 20:37:52
- Re: 聖ラースロー教会
- 尚美師匠! コメントありがとうございます。
Roth Miksaさま推しだったんですね。
聖ラースロー教会を調べていた時に巡り合ったブログで、見学してたら係の人が熱心に解説してくれたのに、ハンガリー語の説明を同行者が英語に訳してくれたのを聞いただけなので、半分以上わからなかったけど「Roth Miksa」について長いこと熱く話していたのはわかったと書かれていました。地元の方がいかに「Roth Miksa」を誇りに思っているかが伝わりますよね。
「Roth Miksa美術館」の存在、知りませんでした。近くに壁面全体にRoth Miksaのモザイク画のあるビルもあるみたいですね。カメラが見つかったか何度も聞きに行った東駅の近くみたいで(笑)再訪したらマストで行きます!師匠の影響で、行かねばならないところが増えて嬉しい悲鳴です(笑)
W Budapestホテル、見に行きましたよ!この後の旅行記に載せる予定ですが、昨年は入り口がわからず外観だけで諦め、今年はリベンジでホテルの中に入り、大感動してきたところです。確かに、建物・装飾好きにはオペラハウスよりツボに入ります(笑)
ゲッレールト温泉は、今年はもう工事に入ってしまっていたので、昨年行っておいてよかったと思いました。本当に美しすぎる温泉ですから。
旅行記もだんだん息切れしてきて、どんどん雑になってきていますが、大きな心でご覧いただければ幸いです。
頑張りま~す
mirilin
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