JR秋の乗り放題パス（3日間 7,850円）を使ってみた

2025/10/15 - 2025/10/17

従来の青春18きっぷが使いづらくなった。
連続5日間の旅はいかにも負担が大きい。3日間が精一杯のところだ。
1日当たり約2,600円なら十分に元が取れる。10月なら気候がいい。
雨の心配がない晴天なら山歩き、心配があれば日帰り温泉入浴にした。

1日目　長野県大町温泉郷
2日目　長野県下諏訪温泉
3日目　神戸市の山歩き
3日間に乗った区間のJR運賃を合計したら21,780円だった。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

夜明け前、JR中央本線高蔵寺駅で電車を待つ。

名古屋行きとは反対方向だから、車内はがら空き。

中津川駅で乗り継いで、松本駅下車。
ホームに流れる「まーつもとー」という女性の声はもうすぐ聞けなくなる。

長野県への鉄道の旅に駅のそばは欠かせない。

松本駅 駅

そばには歯ごたえがある。おつゆもすべて飲み干す。

大糸線に乗り換え、信濃大町駅下車。
天気予報が外れて青空が広がった。

信濃大町駅 駅

立山黒部アルペンルートのバスで大町温泉郷下車。
「薬師の湯」で入浴することとした。
自然に囲まれた広々とした露天風呂が一番の魅力である。

アルプス温泉博物館 湯けむり屋敷 薬師の湯 温泉

大町温泉郷観光協会のホームページによると、源泉は高瀬渓谷に湧く秘湯「葛温泉」(くずおんせん)から64.6度で引湯されている単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)だそうだ。

風情のある中庭。

休憩所が広い。

最近ではこのあたりも熊の目撃情報がある。うかつに外を歩けない。

信濃大町駅で立ち食いのそばをいただき、松本駅へ戻る。
待ち時間の間にグランドピアノを弾かせてもらう。
周囲の喧騒でミスタッチも目立たない。

長時間の鉄道の旅は、呑み鉄にとっても都合がいい。

2日目は、高蔵寺駅から中津川、塩尻を経由して中央本線下諏訪駅で下車。
予報が雨のため、温泉入浴とする。

下諏訪駅 駅

ここは共同浴場が多い。駅から近い湖畔の湯に入る。
外観とは逆に建物内はレトロな雰囲気だった。

下諏訪温泉 温泉

諏訪湖までは歩いてすぐ。

老舗の蕎麦屋「みのり」にて昼食。

数量限定のお得なランチメニュー「豚、きのこ、しょうがのつけそば　大盛」をいただく。

「御柱神湯」は無料の足湯だった。

下諏訪温泉は中山道の宿場町でもある。
初めて来た時から50年、景観は変わっていない。

すいている車内で遠慮なく呑み鉄ができる。

3日目は天候に恵まれ山歩きとした。
東海道を西へ。JR芦屋駅からスタートする。

芦屋駅 (JR) 駅

緑に囲まれた芦屋の住宅街を六甲山の登山道へと向かう。

六甲山系にはイノシシが多い。
消え去るまで待つ。

山道へ入り振り返ってみるといい眺め。

六甲山は果てしなく遠い。途中の風吹岩で休憩し、下山する。

下山途中で金鳥山に立ち寄る。

視界の閉ざされた金鳥山から少し下れば、港を見下ろす広場に出る。
このあたりで1泊すれば神戸の夜景が楽しめたが、道中が長いため明るいうちに引き返す。

10月の3日間乗り放題なら、さほど無理をしなくても利用できることがわかった。
JRさんありがとう。来年もぜひ発売してほしい。