ホーエンツォレルン城の風を感じる

2000/06/04 - 2000/06/04

ツットリンゲンからシグマリンンゲン経由でバスを乗り継いでヘッヒンゲン駅に到着。
そこからはタクシーでお城に。
お城見ました。外から。
このお城もヘッセさんの徒歩旅行にありましたので聖地ですし、ずっとこの辺りは聖地なのですから。

ヘッヒンゲン駅は工事中でした。
コインロッカーはなかったみたいでした。
そしてまたタクシーで戻って、列車でチュービンゲン経由でホルプを通って今日の宿、カルプへ
というような道のりだったかと思います。

エリア ドイツ

こちらの方はおぼろげな記憶が正しければ、ホーエンツォーレルン城のバスの運転手さんだと思われます。
とにかく笑顔がすてきないい男！
この方を見に来るだけでも価値があるのかもと思った気がします。

赤いバラが咲いていました。6月だからバラの季節ですが、とても気品のあるバラでした。

こんな塔がいっぱいあるお城に着きました。

さて、困ったことに、荷物を持ったままです。
入り口で、荷物はダメだと言われました。預かるところもないと。
タクシーのトランクに預けるという手もあり、ドライバーさんも勧めてくれましたが、旅行は始まったばかり。。もし荷物をなくしたら、どうにもならないので。。おのぼりさんで外国の治安に不信感を持っていた私たちは、荷物を預けないことにしました。特に姫が慎重派だったので、荷物は持ったまま。
城の中に入るのは断念。。
姫は荷物を見ていてあげるから入っておいでと言ってくれましたが、私だけそんなことはできませんよ。

いや、この城は外から眺めるのが奇麗なんじゃない？とか言っちゃって、眺めていましたね。

ペプシコーラか何か飲みながら、城を眺め、天空から吹いてくる風を感じていました。
すごーく素敵な風が吹いていましたよ。
周囲には何もない、小高い山の上ですからね。
ここを周りの下界の方々がいつも眺めている。
どこからでも見えるんですよ。
ひとつのランドマークとして、またこの城の存在は南ドイツの天空の至宝でしょうから。

どこを見てもすごい。
複雑だ。
全体像がわからない。

城からの景色はこんな感じです。
領地と領民を見渡せますね。
この城は、ミサイル以外では攻略できないでしょうね。
ずっと残ってほしい。平和なままで。

これはメインの塔でしょうか？
塔がありすぎてよくわからなかった気がします。

中に入るのもよいでしょうが、外から見ても相当時間がかかりますよね。

塔を見上げ、その上の空を見上げていた
青空と白い雲が、私たち旅人が近づくのを拒まずにいてくれた場所
それどころか、あいさつ代わりに
天空から風を遣わしてくれたような
ああ、あの風は、初めて感じた風だったなあ
ペプシコーラとともに味わった風
あの風にはなにか音楽があったような
天空の音楽
詩人たちの魂が聴いていただろう音楽

ここはそういう聖地なのでした。

ずっとここにいたいと思ったけれど、
今日の宿はカルプだから、
聖地中の聖地、ヘッセさん生誕の地にいくのだから、
緊張しつつも、今日中に着かなくては
そして暑かったのを覚えています。

バラを見ながら、またバスに乗り、タクシーに乗り、ヘッヒンゲンの工事中の駅に行き、辛うじて営業していたカフェで冷たい？紅茶を飲んでーーアイスキューブは入っていなかった。それが常識だったんだよね。知らなかったけど。ーー一息ついて列車に乗って、一路カルプへ。
シュヴァルツワルトってどこなんだろうと、ここもそう？とか思いながら列車にのって車窓を見ていたのでしょう。
もはやどの写真がその景色かわからないので、載せられません。
アナログの写真はどこで撮ったかわからないのです。けど奇麗よね