2025/10/01 - 2025/10/02
39位(同エリア346件中)
Kちゃんさん
もう14年にもなります。
2011年の東日本大震災、関東から東北の太平洋岸を襲った大津波の被害にあわれた地域の復興具合を(勝手に)観察させていただいていますが、震災後の5年から7年たったころに一応の復旧具合が多く形造られたあとは見た目には際立った変化は感じられないように思えます。 その分、地域の方々の生活が復興・復旧から新たな局面の中で次第に成し遂げられていった、ということなのかもしれません。 当時小学生だった方々はいまや立派に成人し新たな社会のなかで活躍されているのでしょう。
まあ、勝手に野次馬的な訪問させていただいている私ですが、訪れ、食事し、買い物をし、というなかで地域の経済にほんの少しでも何かになっているならばとお許しもいただきたいところです。
さて、これまで多くの訪問は初回を除けば仙台からレンタカーを借りての旅がほとんどで、それはそれで時間やタイミングにとらわれずに気ままに動き回るのには便利なものですが、地域の実際の交通事情を感じるには公共交通機関で移動してみないことにはただ外から見ているだけになってしまいます。 ということで、今回は気仙沼線や大船渡線の代替として運行されているBRTに乗ってみることとしました。
初回からこれまでの訪問記も改めてご覧いただければと思います。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
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東京駅6:04発のやまびこ号
気仙沼BRTは石巻線の前谷地から気仙沼を結んでいますが、多くの便は気仙沼線の柳津からの発着となります。 首都圏から出かける場合、7時台や8時台の便に乗るのは無理ですが、調べると前谷地からの始発は9:50でその前便は柳津9:34です。 そこから逆算して時刻表を見ていくと東京駅一番の新幹線に乗れば乗り継げる計算となります。 (6:32発のはやぶさでは間に合いません) -
このやまびこ号、指定席は1両~2両しかなく通常よりも自由席割合が多い列車ですが、理由は乗ってみてわかりました。 東京駅ではガラガラだったものの大宮からどっと乗ってきたかと思うと多くの方は宇都宮で降車。 その先、福島からもどっと乗ってきたかと思うとまた仙台で大量降車。 と、新幹線通勤客御用達の時間帯なのですね。
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で、仙台の次の停車駅「古川」で下車します。
古川って、少なくとも東北本線の駅でもなくどんな駅かもわかりませんでしたが、一緒に降りたのはとっても多いお客さんたちです。 -
階下に降り在来線に乗り換えます。
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陸羽東線、小牛田行です。
東北地方にお住まいの方でなければ「小牛田」と書いて何と読むかわからない方も多いと思いますが「こうしだ」ではなく「こごた」と読むようです。
柳津9:34発のBRTに乗る、と冒頭に記しましたが、東京駅から3時間半の旅程ですがこのローカル線では考えられないような乗り継ぎの良さ、各駅乗り換えは5分から10分です。
車両は「奥の細道 ゆけむりライン」と別称を設けられた陸羽東線専用カラーのキハ110。 -
陸羽東線の列車、車内はほんの数人ですが新幹線から降りた大勢の方たちはどこへいったのでしょう?
ちなみに古川から先の鳴子温泉-最上間はJR東日本の収益率ワースト1の区間とか。 この区間では¥100の運賃に対して¥20000以上のコストが生じているようです。 -
陸羽東線の駅、というとローカルなイメージですが駅周辺は驚くような住宅地ですね。
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JR東日本、南東北地区の路線図です。
仙台市内だけでなくその周辺にお勤めの方たちにとって、塩釜や小牛田、古川などはお住まいになる地域としてひろがっているのでしょうか? -
10分ほどの乗車で小牛田に着きました。
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ここは東北本線と陸羽東線、石巻線の交わる駅ですが驚いたことに東北本線の列車数よりも陸羽東線の列車数のほうが多いですね。
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乗り換え時間は10分ほど。
隣のホームの石巻線列車に移動します。 -
女川行
こちらもキハ110ですが通常色。
こうしてワンマン用の運賃表を見ると女川までの石巻線区間だけでなくBRTでしか運航されていない柳津~気仙沼まで入ってますね。 -
発車します。
駅を出るとすぐに右へ分かれて石巻線に入ります。 -
ワンマン運転。
無人駅対応の料金箱を備えます。 -
小牛田を出て3つ目が前谷地。
時刻表によると3分の乗り継ぎ時間しかありませんでしたので、どうなることかと思いましたが、何のことはなくホーム反対側に気仙沼線の列車が待っています。
どちらも同じキハ110ですが、女川行は2両、気仙沼線の柳津行きは単行です。 -
柳津行はさらに乗車客も減ります。
古川からここまで久しぶりにディーゼル列車に乗りましたが、あの独特のエンジン音による加速と惰行時の線路の音だけがガタン・ゴトンと繰り返すサウンドは独特のものです。 -
窓の外は稲刈りも終わった田んぼ。
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北上川の鉄橋を渡ります。
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前谷地から5駅/20分ほどで終点の柳津です。
終点、と書きましたが震災による津波の被害が大きかったこの先はBRT運行となります。 前谷地まで運行するBRTもありますが、時刻表を見ると多くはなく所要も30分以上となってますので時間帯による選択でしょう。 -
柳津到着。
これまで駅の外からは何度か撮影してきましたが降り立つのは初めてです。
しかし、古川で新幹線を降りてから小牛田-前谷地-柳津と陸羽東線/石巻線/気仙沼線を乗り継いできましたが、不便だと言われるローカル線をこれだけ短距離毎に短い待ち時間で乗り継いで来られるものなのですね。
ちなみに今回の乗り継ぎは
古川着 8:12
古川発 8:23 → 小牛田着 8:35
小牛田発 8:45 → 前谷地着 9:00
前谷地初 9:03 → 柳津着 9:26
となっています。 -
柳津の列車ホームをそのまままっすぐに抜ければBRTの乗り場です(はずです)。
停まっていたバスに乗ろうとすると、「あっちです」と言われ唖然。 -
あっち、と言われた駅舎のわきには「臨時」と書かれたバス停がありました。
後で調べると気仙沼BRTの柳津-志津川(の手前)間は自動運転検証区間とされ、せっかく整備したBRT用の専用軌道(かつての気仙沼線線路跡)はしばらくのあいだ自動運転テスト区間とされているようです。
どうりで先ほど乗ろうとして「あっち」と言われたBRT車両には座席の代わりに大量のテスト機材が載せられてましたね。
なお、目指す自動運転は国内では最も高いレベル4とのことで、実施後はどうなることでしょう?(もう一度体験に来なければなりません) -
待っているとBRTバスではなく地区を運行するミヤコーバスが先に来ました。
登米市方面行、一日に数本しかない便のようです。 -
こちらがBRTバス。
ちょっと古めの日野レインボー。
車両はJR東日本所有ですが運行は地元のミヤコ―バスに委託されているようです。 -
柳津駅からは専用軌道に乗らず、駅前を通る国道45号線を経ます。
仙台からレンタカーで何度か通ったおなじみの道ですが、震災後の数年間は三陸道も全通しておらず、志津川・気仙沼方面へはこの道しかありませんでした。 -
陸前戸倉駅。
本来はここも専用軌道の中のはずです。 -
志津川地区へ入っていきます。
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防災センター跡
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志津川駅(停留所)は以前は交差点のセブンイレブン横でしたが、サンサン市場奥に道の駅などが整備されたために移動してきました。
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志津川を出て再び45号線へ戻りますがすぐに右折してしまいます。
高台に移転した市役所や病院などの地区に立ち寄りますが、こういうあたりは列車でなくBRTバスならではの路線設定ですね。 -
すると今度は45号線を横断して反対側の住宅地域へ。
このあたりも高台移転地域で新しい住宅が並んでいます。 -
バス停で反対側のバスを待つ方。
こういう方の利便性は本当にBRTならでは、さらには多分震災前の気仙沼線列車運行本数よりも多いBRTバス運行によるメリットでしょう。
最近退任された南三陸町長が「通りを歩く人が防災服姿や工事用ヘルメットを被った人でなくエプロン姿の女性を見たときに復興を感じた」とこの14年間を回顧していましたが、実際に携わる方々にとってはまさにそういう実感だったのでしょう。 -
住宅地のはずれからクネクネと曲がって、
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やっと専用軌道に入りました。
いやぁ、思ったよりも狭いですね、バスちょうど一台分です。
BRTを名乗るには要件のなかで「専用軌道を通る」というのがあるそうで、全区間が普通の公道部分運行だとBRTと言えないようです。
新潟で運行していたBRTも消滅した新潟交通電車線をなぞるように計画され市内道路にはBRT占用レーンも設ける予定でしたが頓挫。 BRTを返上し「萬代橋ライン」と名称変更されています。 -
トンネルの中もこんな感じ。
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途中の駅で反対方向バスとすれ違います。
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駅以外のすれ違いポイントもこんな感じ。
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こういうポイントでは信号機が設置されており赤信号が青になったら侵入可。
このポイントに入ったことを示す「検知中」の表示も見えます。 -
鉄橋も渡ります。
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踏切もあります。
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歌津あたりのトンネル。
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大谷海岸手前で再び45号線に戻り
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道の駅「大谷海岸」に寄ります。
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再び海岸沿いの専用軌道に入ります。
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気仙沼市街に近ずくと内陸部へ入っていきます。
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線路(軌道)脇には復興作業で活躍したであろう建設用重機が集められています。
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気仙沼駅手前では大きく右にカーブを切り、左からくる大船渡線の線路といっしょになります。
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気仙沼駅到着。
駅構内は旧気仙沼線用ホームを使った造りで、大船渡線列車のホームと並んでBRT用ホームが作られています。 -
柳津から¥1170。
他のJR線から通しで切符を買えるようですが、乗り継いだ場合も料金体系は合計距離ではなく列車区間+BRT区間の合計料金となるようです。
柳津から気仙沼まで1時間50分(前谷地からなら2時間20分)、多分全国で一番長いBRT路線と思います。 ちなみにバス車両は普通の都市バスでトイレ設備は無し、また途中のトイレ休憩もありませんので通して御乗車の場合はご注意ください。 -
BRT ホーム
駅舎側(左)が1番線、向かい側に2番線 -
さらにホーム反対側の3番線は大船渡線のホームとなってますね。
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駅舎内です。
ちょうど、一ノ関からの大船渡線列車が少し前に到着したのと、折り返しの一ノ関行きがその後に発車するので、何人かのお客さんがいます。 -
駅舎の外へ出てみます。
この駅舎自体は海面から20m近くあり、震災時も津波に被害にあっていません。 -
駅前の国道から
シンボル的な灯台がロータリー入り口に立っています。 -
駅前の国道にはバス停があります。
ミヤコーバス(宮城交通)と一関からの岩手県交通のバスです。
内湾地区に行くにはこれに乗ればよいのでしょうが、時刻表を見ると便利そうでもありません。 -
次の大船渡線BRT発車まで40分と中途半端な待ち時間ですね。
駅前の観光案内書を訪ねます。 -
残念ながら無人。
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レンタサイクルも使えれば助かりそうですがロックされています。
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ロータリー脇に一軒だけ飲食店がありました。
ただ残り30分では・・・ -
そのおとなりも覗いてみましたが・・
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若干の地元産品があるだけ。
その奥は老人施設でした。 -
駅の売店をうろうろしましょう
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気仙沼のキャラクター「ホヤぼーや」。
かなりコジツケ的で、マイナーな存在? -
ふかひれスープ
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駅売店(New Days)ですが売り場の一部は百均商品です。
地元の方にとってもこのほうが便利でありがたいのでしょう。 -
待合室で待つ間に、アイスコーヒーをいただきます
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「△△発大船渡線列車はXX分から改札開始します」というアナウンスは
あるものの、自動改札機なのでほとんど関係なし?
BRT のお客さんも改札はフリーパスです。 -
気仙沼駅のホームにはピカチューはじめポケモンキャラクターが飾られていますが、どういう関係なんでしょう?
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発車10分前頃に乗り場へ行くとすでに多くのお客さん。
ここまで乗ってきた気仙沼BRTの柳津発よりも、一関方面から大船渡線列車に乗ってきてBRTに乗り換えるお客さんのほうが多いのでしょう。 -
(旧)大船渡線軌道を用いたBRT軌道に沿って出発。
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隣は元の大船渡線線路ですが・・
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100mほどで車止め、ここまでです。
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このトンネルも大船渡線時代のもの
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気仙沼を出て5分ほどで鹿折唐桑駅。
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この先もBRT軌道は続いているようですが、国道へ出てしまいます。
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再び国道(旧)45号線
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と、思ったらすぐに右折してなんと高速道路(三陸道)に入ってしまいました。
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高台の三陸道から下に鹿折地区が見えます。
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そして霧立トンネル。
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三陸道全通前は、この霧立トンネルは一般国道45号線の一部として使われていました。 震災後に復興用のダンプが走り回っていたころトンネルの中は砂塵でこのように視界が限られていたことも。
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そして唐桑小原木ICで降りて再び国道へ。
どうやら、三陸道の全通に伴って旧国道45号線の一部となっていた霧立トンネルは三陸道のトンネルと化し(もともとの計画通り)、旧国道45号線は大きく唐桑半島を大回りするルートとなってしまったため、BRT経路は三陸道経由となってしまったようです。
この結果(だけではないでしょうけど)、大船渡BRT線には気仙沼-上鹿折、陸前高田-陸前矢作、という短い枝線が派生的に設けられ運行されているようです。 -
これまでレンタカーの運転席から何度か見てきたこの景色も今日はバスの中からです。
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このまま気仙川を渡るのかと思いましたら、いきなり左折して高台のなかへ。
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陸前今泉、など高台移転地域の住宅街を経由していきます。
なお、この地域は「高台」ですがもともと山であった地区を削って陸前高田市街のかさ上げ用土砂として採取したあたりですね。
この高台から気仙川を渡って巨大なコンベアが土砂運搬用に設置されていました。 -
再び国道に戻り気仙川を渡ります。
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そして陸前高田で下車。
時間の都合もあり大船渡/盛までの全線乗車はあきらめました。 -
陸前高田駅
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立派な駅舎があり、みどりの窓口まで。
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いきなり「石川朗希」ののぼりがお出迎え。
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駅の隣には慰霊施設がもうけられています。
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気仙沼方面へ折り返すバスは40分後ですが、お蕎麦くらい食べられる? と藪屋さんを覗いてみます。
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この日は外まで並んでいるようでもなかったので、すぐに入れる?
と思いましたが、 -
店内にはお待ちの方が多く、とても30分くらいでは間に合いそうにありません。
しかし、食券方式になってしまいましたね。
お蕎麦屋さんらしさとしては寂しさを感じます。 -
仮店舗時代の藪屋さん
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食事は次に寄る一本松でと、残った時間は博物館を駆け足で覗きます。
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入り口にデーンと構える。
ロダン、考える人。
この像は名古屋市立博物館所蔵のものですが、同館がリニューアルのため長期閉館となることから貸与されているそう。 -
柳原義達作、岩頭の女
もともと陸前高田文化センターに設置されていたもので、大震災の津波で台座から外れて流出。 その後自衛隊が瓦礫のなかから見つけ修復されたそうです。 -
別室での特別展
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今回は陸前高田周辺の野生の生き物に関してでした。
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この博物館には屋上展望台が設置されています。
西方向にはアバッセ商業施設、その先に市役所。 -
北方向(大船渡方向)
嵩上げ造成された高台には新たな分譲地が広がっています。 -
南方向(気仙沼方向)
同様に嵩上げ造成された高台には住宅が立ち並んでいますね。 -
そして東方向
嵩上げされた高台の下は旧市街地あたり。
米沢商会のビルは保存とのことですが、ポツンと建ったままです。 -
東日本大震災の津波が陸前高田を襲ったその後、津波は太平洋の反対側に位置するアメリカ西海岸にも達したそうです。 さらにその2年後、一隻のボートがカリフォルニア州クレセント市に流れつきました。 ボートは高田高校の海洋システム科で使われていたものが流出したものです。 この縁で陸前高田市/高田高校-クレセント市/クレセント高校の姉妹提携が結ばれました。 このボートの名前「かもめ」にちなんだ多くの事業がはじまっているとか。
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陸前高田駅(バス停)に戻ってきました。
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BRT路線図案内です。
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少し遅れてやってきたBRTバスは満員。
そこそこの人数は降りましたが、陸前高田からも多く乗り込んでこのとおり。
まあ今回は次のバス停「奇跡の一本松」までですから5分と掛かりません。
こういう光景を見るとBRTの利便性と利用率がわかります。 -
奇跡の一本松バス停は復興祈念公園の前です。
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祈念公園案内図
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防潮堤と復興祈念公園工事中の様子(2017)
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団体バスの駐車も多いですね
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ここの防潮堤と植えられた木々とを水盤に映して眺める景色は最高のもので、いくつか造られた祈念公園的な施設の中ででも唯一抜群に傑出したものと思います。
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施設は水盤を挟んで「道の駅」と「津波伝承館」からなります。
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お昼をだいぶ過ぎているので、まずは道の駅で昼食。
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今日は自分で運転するでもありませんのでアルコールも大丈夫
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ということで岩手産クラフトビールです。
ベアレン N- クラシック。
定番のラガースタイルです。 -
そして「たかたのごはん」から たかた丼 です。
以前もう一軒のお店でいただいた海鮮丼はお値段の割に内容はがっかりでしたので、今回はこちらを試します。
地元産牡蠣、イクラ、雌株、の3種盛り。 -
食事を終え、芝生の公園へ出ます。
最近植えられたのか、この苗木が大きくなるのは何年後? -
国道わきにあるポンプ施設。
津波をまともに受けたであろうけれども建物は生き延びてます。 -
久しぶりに奇跡の一本松へ
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やなせたかし氏によるタイル画
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ユースホステルの無残な姿は変わりません。
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この一角の植栽は
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天皇陛下のお手植えです。
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高田の松原 顕彰の碑
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防潮堤に上がります。
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祈念施設からは一切海が見えませんが、こうして防潮堤に上がると広田湾は一望です。
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防潮堤を越え海岸へ
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植林された松も大きくなりました。
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緊急時に避難を促すスピーカーも設置されています
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今は全く長閑な海岸に見えますが、あの惨事は想像もできません
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団体の方には語り部がついて当時の様子を話します。
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献花台は旧市街方向に向かっていますね。
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まだ次のBRTバスまで時間がありますので伝承館を覗きます
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祈念公園入口です
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その向かい側は、以前に「一本松茶屋」のあった場所です。
今は更地となっており「貸地」の看板も -
その以前の風景
「一本松茶屋」として何軒かのお店がありましたね。 -
そしてその周囲は巨大なベルトコンベアが設置され嵩上げ用の土砂を山から運んでいました。
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さて、停留所(いや、奇跡の一本松駅)から再びBRTに乗って気仙沼にもどります。
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この便は比較的空いています
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気仙中学跡
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広田湾がきれいに見えます
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途中の漁港
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こういった小さな河川にも防潮堤が設けられています。
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気仙沼鹿折地区
このあたりは集合住宅が多く建てられています。 -
再び旧大船渡線軌道を使った専用道へ
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終点の気仙沼駅まで行ってしまうと内湾地区へは相当に離れてしまいますので、一つ手前の「内湾入り口(八日町)」で降りてみます。
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地図も何も見ずに降りてしまいましたが・・
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両側をトンネルに挟まれた途中にある停留所です。
震災前の大船渡線の時代にはここに駅は無かったはずです。 -
軌道の反対側には山へ続く獣道のような道が見えます。
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急な階段を下りていくと案内図があり、ここがだいたいどのあたりかわかりました。
とっさに降りた割にはドンピシャ的な場所でした。 -
階段の行きつく先は・・
市役所の裏手へつながっていました。 -
南町の商店街へ
復興したお店で営む時計屋さん -
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震災直後(3か月後)のこのあたりです。
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このお茶屋さんもかわりません
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裏山には津波時の避難用に階段が設けられています
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紫神社
津波の際には付近の方々はこの階段をのぼり境内に避難しました。 -
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案内板が新設されています
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気仙沼を代表する造り酒屋
両国さん -
と、男山さん
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以前の大島へのフェリー発着所も、大島への橋がかかったいまは湾内観光船の発着所となっています。
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震災直後(3か月後)のフェリー岸壁
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震災2年後の同じ場所です。
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PIER7
港を囲む防潮堤の上に通期の施設や飲食店が入る複合施設です。 -
内湾からは歩いて気仙沼駅に向かいます。
途中のお菓子屋さん -
オリジナルの和菓子ですが、
駅のお土産に登場するような「名物」でなくとも素朴感があります。 -
武山米店さん
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その一角のおこわショップですが、
「本日完売」と人気ぶりです。 -
途中、ドラゴンパークとよくわからない施設が。
大船渡線にはドラゴンレールと愛称もありますが、気仙沼/大船渡とドラゴンはどういう関係でしょう? -
そしてここは
御会所(代官所)のあった場所のようです。 -
駅前には昔ながらの旅館が2件
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ここだけ切り取ると昭和そのものの景色です。
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駅前通り、と言ってもこれだけ?
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新米ではありませんが首都圏では考えられないお値段です。
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さて、気仙沼駅からは列車の大船渡線で一ノ関に向かいます。
しかし、時刻表を見ると運行本数は1日8本とわずかですね。 -
気仙沼駅のホームは、このBRT用ホームの反対側に
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列車ホームのある構造です。
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16時53分発、一ノ関行き。
これを逃したら最終の19時02分までありません。
下校時間の女子高生御用達。 -
途中駅はほとんどが無人駅、
しかも気仙沼から一直線に一ノ関に向かうのではなく、千厩から大きく北へ迂回するようなルートになっていますので、余計に時間がかかります。 -
すっかり陽の落ちた一ノ関駅に到着しました。
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ここでもピカチュウのお出迎え。
なお、イチノセキは市の書き方は「一関」ですが駅名は「一ノ関」です。 -
東北本線用電車は紫のストライプですね。
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駅前のホテルへチェックイン
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いつもの雰囲気のお部屋です。
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夕食がてらちょっと出かけます。
駅付近の飲食店街ですがひっそり。 -
こんなところにマイクロブリュワリーがありました。
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で、ウロついたお目当てはここです。
ジャズファンの聖地ともいえる「一関ベイシー」。
本当はお店が開いていればよいのですが、コロナ以来はオーナーさんが「充電中」ということで長期休業中。 この春に渡辺貞夫さんのコンサートで2日間だけオープンだったようですがチケットは瞬間完売だったとか。 -
駅前へ戻り食事処を探します。
標識は過去の水害ですね。 -
駅前といっても灯りのついているのはほんの数店。
それも焼肉、とか -
ホルモンとか、ばかりです。
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ふらっとカラオケに入り
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歌いながらの夕食となりました。
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翌朝一番で帰京します。
一ノ関駅の反対側ですが、新幹線駅と思えず寂しいですね。 -
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このあたりからは新幹線駅然としてきますが・・
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KIOSKには東北名産土産品
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どうもお酒の品ぞろえはよくないようです。
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朝一番の「はやぶさ」ですが、後ろ半分はE8 型こまち車両です。
一時騒動となった連結部分 -
「こまち」車両は車体幅が狭いため、停車時にはホームとの隙間を埋めるステップが出てきます。
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一ノ関で乗ったときはガラガラでしたが、仙台からどっと乗ってきて満席でした。
やはりフル規格車両と違い、横も縦も窮屈ですね。
東京駅には9時前に到着でした。
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