2025/10/14 - 2025/10/21
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xindeさん
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初めてのギリシャ旅行、7泊8日のグループツアーに参加しました。ギリシャ本土で2泊、クルーズ船上で3泊、機中泊2回の計7泊。どちらかと言えばクルーズ船によるエーゲ海の島巡りに重点がある旅になります。往復のフライトはトルコ航空によるイスタンブール経由で。天候は日本同様過ごしやすい季節でした。ただ真夏と違ってギリシャらしい”抜けるような青空”は少なかったです。
5日目午後、パトモス島に向かいます。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 船 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
-
旅行5日目昼前、トルコ・クシャダスでの散策を終え、船に戻る。
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部屋に戻るとベッドの上にタオルで作った象が置いてありました。
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この写真は昨年のエジプト旅行・ナイル川クルーズでのもの。
こういったタオルで動物を作ったりするのは、クルーズ船での”お約束”なのでしょうか。 -
船はクシャダスから乗船するひとを乗せて午後1時に出航。クシャダスから乗ったひとたちは11時半に避難訓練を受けたようです。
我々はバフェ・レストランで昼食をとったあと、船内をぶらぶら。
最上階、12階の展望デッキにて。デッキチェアが並んでいますが、涼しいせいか、あまりひとを見かけません。 -
プールサイド。
近くにスナックを出すカウンターがあり、軽食が無料ですが、なぜか飲み物は有料。 -
8階、9階にはそれぞれちょっとしたステージがあり、生演奏をやっている。そこのラウンジでお茶、お酒が飲める。(但し有料)
また8階のラウンジは下船する際の集合場所、順番待ちの場所ともなっております。乗降口は3階ですが、その付近には大勢が集合するスペースがない。 -
カジノ。
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午後3時、キューバ人ダンサーによる”ズンバ”指導。
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家人がズンバをやっているあいだ、私はジムで小一時間エクササイズ。
トレッドミルの前面は大きな窓になっており、やりながら見ていましたが、だいたいどこかに島影がみえます。ギリシャ・エーゲ海には3千もの島があり、そのうち人が住むのは200くらいだそうです。(ちなみにAIによると日本の島の数は1万4千超、人が住むのは420くらい) -
午後5時半、パトモス島沖に停泊。ここからテンダーボート(通船)に乗り換えて上陸します。
桟橋の水深が浅くて大型船が着けられないとか、桟橋のキャパが足りなくて、着けるスペースがない、とかの場合、小型の連絡船で上陸するわけです。 -
テンダーボート内。
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テンダーボートから下船、上陸。
パトモス島は小さな島ですが、『ヨハネの黙示録』の著者、聖ヨハネがキリストからの黙示録の啓示を受けたという洞窟と”聖ヨハネ修道院”が世界遺産となっております。 -
桟橋から見上げる山の上に見えるのが”聖ヨハネ修道院”。タクシーをとばせば行けないことはないですが、時間的に二つ回ることは難しいので、”黙示録の洞窟”まで歩いていくことに。山の中腹で片道20分ほど。
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パトモスの繁華街、”スカラ”と呼ばれる町ですが、5分も歩くと商店もレストランもなくなってしまう。ミコノス島がにぎやかなのとは好対照です。
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小さな教会ですが、ちゃんとした名前があるようです。”アギオス・イオアニス・プロドモロス教会”。
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教会か礼拝堂。名前はわからない。
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しばらくすると車が通れない道、きつい登り坂。車が通れる道は別にありますが、遠回り。
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6時15分、”聖ヨハネの黙示録の洞窟”に到着。
観光客でごったがえしている。大部分が我々のクルーズ船”セレスティアル・ディスカバリー号”の乗客。 -
洞窟内部はせまいので、順番に入るのに10分かもうちょっと並ぶ。
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入場料は現金で3ユーロ(500円ちょっと)。ちなみに船手配のオプションツアーはバスで修道院と洞窟、ふたつを観光バスで回ってひとり92ユーロ(約1万5千円)。わずかな時間で駆け足で回るにしては、この料金は高すぎるのでは?
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”大天使聖ミカエルの悪魔退治”。右下に黒い悪魔がいる。
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聖ヨハネ修道院の創設者、聖クリストドゥロス。
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”黙示録の洞窟”そのものは撮影禁止。洞窟内部は祭壇にように装飾されれていた。
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午後7時、洞窟を出て夕闇迫るスカラの町を見下ろす。港に戻ってテンダーボートを待つ。さほど待たずに乗れました。
この日、テンダーボートの最終便は21時。 -
午後8時前、8階アラカルト・レストランで夕食。
生ビールでスタート。 -
前夜、スープがおいしかったので、今回も前菜にサラダなどを選ばず、また2種のスープを取ってシェアしました。
コンソメ。やはりおいしいです。 -
野菜のポタージュ。
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メインも2種。前夜のメイン3品はちょっと重かった。
白身魚のポアレ。 -
ラム肉をのせたショートパスタ。
飲み物は赤ワイン。 -
バクラバなどギリシャ式のスウィーツ。甘いです。右は”カダイフ”というトルコ式のスウィーツだろう。糸のように細い麺のようなもので包まれている。
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コンポートとカスタードクリーム。
ご馳走様でした。 -
毎晩劇場で行われるショー。
この日の演目は”グリーク・トレジャーズ(ギリシャの宝)”という歌と踊りのショー。 -
アクロバティックなダンスもありました。
5日目終了。 -
6日目、朝7時、バフェ・レストランでの朝食。
船はすでにクレタ島・イラクリオンの港に着いております。
この日は午前中にクレタ島、夕方サントリーニ島にそれぞれ上陸予定。 -
我々の船と並んで停泊している船。これはクルーズ船ではなく、乗客と車を載せるフェリー。
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午前8時過ぎ、クレタ島・イラクリオンの港で下船。
本クルーズでは上陸するたびに、”入島税”みたいなものが取られます。ミコノスとサントリーニが各12ユーロ、パトモスとクレタが各3ユーロでした。下船せず、船に留まればチャージされない。これは下船する毎にボーディングカードを読み込むことで捕捉されており、最終的にクレジットカードから引き落とされる。 -
ターミナルビル前にて。
クレタ島はエーゲ海最大の島。紀元前2000~1400年頃、ここに”ミノア文明”が花開いた。青銅器時代の文明です。
クレタ島での見どころは主にふたつ。ひとつは考古学博物館のあるイラクリオンの町そのもの。もうひとつはイラクリオンから30分ほど離れたクノッソスにある”ミノア宮殿”遺跡。後者には船手配のオプションツアーがあり、すでに早朝に出発しております。我々は町歩きと考古学博物館のほうを選びました。
クノッソス・ミノア宮殿遺跡は復元方法に問題があるとかで、長らく世界遺産になっていませんでしたが、今年ようやく世界遺産登録されたそうです。 -
港から突き出した岬の先端に要塞があります。ヴェネチア共和国が支配したときに作った要塞。港にはびっしりとヨットが係留されている。お金持ちのリゾート、という雰囲気。
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要塞には行かず、町の中心部、旧市街に向かって歩きだす。
ヴェネチアが築いた城壁跡が旧市街のあちこちに残っています。 -
たまたまガイドさんに率いられたアメリカ人の団体がいたので、そのあとについていくことに。旧市街の中心部までこれで迷うことはない。ラッキー!
旧市街の中心街。ゆるやかな登り坂になっている。港町はどこもそうですが、坂が多い。 -
聖ティトゥス大聖堂。ビザンチン様式、だそうです。
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元はヴィネチア貴族の社交場として建てられた壮麗な建物で”ロッジア”と呼ばれる。現在は市役所になっている。
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”聖マルコ寺院”。今は美術館になっているそうです。
アメリカ人グループの先頭を行くのがアメリカ人(たぶん)ガイドさん。 -
”ヴェニゼル広場”の”モロジニの噴水”。これもヴェネチア人が作ったもの。ライオンの口から水が噴き出るそうだが、今日はお休み?
このあたりが旧市街の中心でしょうか。ここでアメリカ人団体は解散、フリータイムとなったため、以後は我々が自力で行き先を探す。
”聖ミナス大聖堂”に行きたいが... -
道行くひとに「カテドラルはどこか?」と尋ねたりして...路地の先に高い鐘楼。あれかな?
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これかな? 正解!
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”聖ミナス大聖堂”のファサード。
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中に入ってみました。祭壇とドーム。
この日は日曜。午前中なのにミサをやっていない。これからやる? -
大聖堂から考古学博物館を探して歩く。
奇妙な壁画が描かれたアパート。 -
考古学博物館隣接の”エレフテリアス広場”にある”無名戦士像”。
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同じくエレフテリアス広場にある銅像。だれですか?
エレフテリアス・ヴェニゼロスというひとで、20世紀前半に長くギリシャの首相を務め、ギリシャのみならず当時のヨーロッパを代表する政治家のひとりだったそうです。広場の名は彼に由来する。 -
午前9時半、イラクリオン考古学博物館。
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展示室内部。入場料は12ユーロ。
アテネにある考古学博物館(翌日参観予定)はギリシャ全土からの出土品を集めているが、例外はここクレタ島で、ミノア文明の栄えたクレタ島の出土品はここに収められている。 -
基本的に年代順に(古いものから)展示されております。
逸品の中からいくつかピックアップして...
① 素朴な人形。 -
② 牛など。テラコッタ(赤土の素焼き)?
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③ 壺。
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④ 銅のインゴット(地金)。これを加工して様々な製品にする。
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⑤ 絵画もあります。
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⑥ 雄牛。”リュトン”と呼ばれる酒器だそうだが、どこから酒を入れて、どこから注ぐのか、わからない。
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⑦ 雌ライオン。これもリュトンだそうです。リュトンは普段使いではなく、”献酒”、神に捧げる酒を入れるもの。それにしてもよくできている。
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⑧ 刀剣。青銅で柄は金箔。
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⑨ 埴輪みたい。胸があるので、女王?
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⑩ 鷲。もうひとつ、ハヤブサの像と対になっている。ミノア文明のものではなく、紀元前5世紀”アルカイック期”のものだそうです。
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⑪ 壺。この頃になると、我々にもなじみのあるギリシャの壺に似ている。
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⑫ 騎馬戦士たちのレリーフ。
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⑬ このへんになると、すっかり洗練されている。ローマ時代のもの。
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クノッソス・ミノア宮殿の復元模型。1900年からイギリスの考古学者アーサー・エヴァンズによって発掘され、復元が試みられた。宮殿には1200もの部屋があったと。ギリシャに伝わる”ミノタウロスの迷宮”=ラビリンスの神話はここから生まれたのではないかと言われる。
紀元前1400年頃、ミノア文明が滅亡した理由について、サントリーニ島の大噴火による地震と津波の被災によるとの説がある。 -
午前10時半、考古学博物館を出たところ。左手、港に停泊する我々のクルーズ船が見える。
最終乗船時間は11時30分。(迷わなければ)ここから20分くらいで帰れるでしょう。
以下、続く。
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