東海～北陸の旅（2日目その2）熊川宿、明通寺、小浜西組、田烏棚田、三方五湖を巡る

2025/10/12 - 2025/10/12

東海～北陸の旅（2日目その2）、福井県小浜市周辺を訪ね、熊川宿、明通寺、小浜西組、田烏棚田、三方五湖を巡りました。

エリア 福井

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

滋賀県を経由して福井県に入り、先ず熊川宿（重要伝統的建造物群保存地区）に立ち寄りました。ここは若狭湾で採れた魚を京都に運ぶ鯖街道の宿場町です。

道の駅「若狭熊川宿」に隣接していますが、こちら側に来る人は少ないです。

妻入りと平入りが混在しています。

鬼瓦が変わっています。立浪型鳥衾と言い、若狭地方特有の鬼瓦で、火事よけの意味を持つようです。

商家

土蔵

平入りの商家

水路が流れています。

妻入りの民家

街道はこんな感じで、人出は少ないです。
車を停めた道の駅に戻ることにします。

次に明通寺に立ち寄りました。拝観料500円。
明通寺は坂上田村麻呂が蝦夷征伐で死んだ蝦夷の人達の魂を弔うために創建したと伝えられています。

本堂（国宝）。鎌倉時代の建造です。
本堂に立っている方が説明してくださいました。

深沙大将立像（国重要文化財）（平安時代）
※明通寺のウェブサイトから転写させて頂きました。

本尊薬師如来坐像（国重要文化財）（平安時代）
間近ておまいりすることができました。
※明通寺のウェブサイトから転写させて頂きました。

降三世明王立像（国重要文化財）（平安時代）
※明通寺のウェブサイトから転写させて頂きました。
この他に十二神将立像がありました。

三重塔（国宝）。鎌倉時代の建造です。

三重塔の中は極彩色の柱とその中に背中合わせの仏像が
鎮座しています。塔の表側と裏側から拝観します。

本堂を上から望みます。

三重塔を振り返ります。

説明板

棡木。棡木から先ほどの仏像を彫ったと言われています。

庫裏

次に小浜西組（重要伝統的建造物群保存地区）に立ち寄りました。ちょうど町中フェアを開催しており、駐車場は満杯、お目当て三丁町はお祭り状態でした。蓬嶋楼に入りました。

ここは明治期に建てられた料亭です。
土日祝のみ公開しています（無料）。

粋な造りの床の間

ガラス戸から

昭和期的な料亭の建物が望めます。

座敷の窓から三丁町の建物が見えました。お祭り状態の通りの賑わいが隠されて良い感じです。

三味線や太鼓など芸姑さんが使っていたと思われる当時の品々。

廊下のガラス戸越しに見る中庭。風流です。

三丁町の通りから蓬嶋楼を後にします

車を停めさせて頂いた高成寺に戻ってきました。

立派な山門です。
高成寺は室町時代に足利尊氏が全国に建てた安国寺の一つと言われています。

最奥にある瑞雲院

説明板

庫裏も歴史を感じさせます。

次に田烏の棚田に立ち寄りました。国道162号沿いにあり、車を停め、歩道から眺めることができます。

若狭湾と棚田。まさに絶景です。

最後に三方五湖に立ち寄りました。

頂上の五湖テラスに行ける第1、第2駐車場（有料）を通り過ぎ、第3駐車場に来ました。

ここからは五湖側はあまり見えませんが、若狭湾側は見えました。

その先の展望所から若狭湾を望む。この辺で
若狭を後にし、九谷陶芸村を経由して今日の宿泊地の富山県高岡市に向います。