グランクラスで行く新潟、月岡温泉華鳳に泊まる

2025/10/05 - 2025/10/06

10名程のグループで新潟への1泊親睦旅行。
往復は東京から上越新幹線グランクラス利用。
宿泊は2025年プロが選ぶ旅館で日本一になった「白玉の湯　華鳳」。素晴らしい立派な建物と庭園、無料ドリンクラウンジ等のうれしいサービス、硫黄の臭いがする温泉と大きな浴場、美味しい食事、とても良い旅館で満足した。
観光は北方文化博物館とヤスダヨーグルト工場見学。

エリア 新潟

グランクラス利用者は東京駅八重洲口にあるJR東日本のビューゴールドラウンジが使える。
八重洲口の改札口を一旦出るので、東京都区内発のチケットを持って改札口を出るとチケットが使えなくなるので注意が必要だ。

ビューゴールドラウンジ 乗り物

グランクラスのチケットを受付に見せてラウンジに入室。
東京駅で新幹線に乗る際は駅に座れる椅子も少なくて、早く駅に到着した場合は困っていたが、混んでいる東京駅にあって空いていて快適な空間だ。

ビューゴールドラウンジ 乗り物

係員が席に案内してくれて、飲み物の注文を聞いて席に持ってきてくれる。
トイレはラウンジ内に備えてある。

ビューゴールドラウンジ 乗り物

私はカフェラテ、家内はお茶をもらう。クッキーをつけてくれる。
小さなお水のペットボトルももらえた。
航空会社のラウンジはセルフだが、係員が持って来てくれて、とてもサービスが良い。

ビューゴールドラウンジ 乗り物

上越新幹線とき、グランクラスは12号車、一番先頭にある。グリーン車は中央の便利な位置にあるのが通常だが、JR東日本のグランクラスとグリーン車はホームの端にあるので、ホームを延々歩くことになる。

東京駅 駅

グランクラスの車内のデッキにある、グランクラスのマーク。

グランクラスの車内。2+1列の配置。
荷物は飛行機の物入れのよう。
大きなスーツケース用に、デッキにも小さい荷物置き場があった。

椅子はレクサス等の高級車の椅子を製作しているトヨタ系列会社製。座席後ろにある背面は固定されていてリクライニングしても後ろの席に影響はない。
リクライニングしても固定背面までのリクライニングだ。
といっても、グリーン車以上にリクライニングする。
前後のシートピッチが有り余る為できる術だ。

前席背面下に、赤い布ケースに入ったスリッパがあった。

飛行機のビジネスクラス等にあるスリッパだ。
シートポケットにはJR東日本の冊子が入っている。

前席背面には上着をかけるフックがある。

電動シートのスイッチ。
レッグレストを上げると、水平にはならないが、とても楽だ。フットレストはない。

座席横ひじ掛けにカクテルテーブルがある。
また、食事等に使えるテーブルもひじ掛けに装備されている。

隣席との間にはシェードがあり隣の家内の顔が見えない作り、プライバシーが確保されている。

通路の反対側の1列シート。
2人席は、通路側の人がリクライニングしていると、窓側からトイレへの行き来が窮屈なので、1人利用の場合は1列席が良いだろう。

シートをリクライニングすると、視線はこんな感じになる。

新潟に到着し、貸し切りバスに乗車。鍋茶屋通りの丸伊で昼食を食べて、北方文化博物館に行った。

北方文化博物館 美術館・博物館

新潟一の豪農、伊藤家の母屋。
1750年に分家した伊藤家が商売と質屋で財を成し新潟一の豪農になり、1946年の農地解放まで200年豪農として続いた。
明治時代の建築。使用人が60人もいたという。
東北や越後は一部の豪農や豪商が存在する封建社会だった。進駐軍GHQは旧日本の封建社会の象徴的なこの建物を取り壊そうとしたが、伊藤家の主人と進駐軍中尉が米国の同じ大学卒業生ということから文化的な意義を認めて取り壊しを免れ、博物館して残すことになった屋敷。

北方文化博物館 美術館・博物館

大広間から見る庭園の木は1本だけ紅葉していた。

北方文化博物館 美術館・博物館

30mの長さの1本の杉の梁。

北方文化博物館 美術館・博物館

母屋２階に上がる階段。

北方文化博物館 美術館・博物館

集古館。米の蔵だった建物は、伊藤家のコレクションの展示館となっていた。

北方文化博物館 美術館・博物館

陶器、像等が並べられている。
中国の唐時代の物、李氏朝鮮時代の白磁等があった。
しかし、今年の春は韓国利川の陶磁博物館、GWは台北の故宮博物館でじっくり見てきたので、残念ながら全く物足りなかった。

北方文化博物館 美術館・博物館

バスに乗って月岡温泉、華鳳に到着。
ものすごく大きな建物で圧倒される。
入り口フロント奥にラウンジがあり、セルフサービスで無料でビールやワイン、日本酒、ソフトドリンクが飲めて、ケーキや温泉饅頭等が置いてある。
夜22時まで利用できるのがすごい。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

エレベーターに行く途中に立派な金屏風があった。
吹き抜けの各階壁にも大きな絵がかかっている。壺等の美術品も多い。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

6階の部屋に到着。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

広縁先に越後の田んぼが見える。
マッサージチェアもある。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

写真のカウチは見た目程あまり楽ではない。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

広い床の間。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

お水2本がサービス。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

内線電話、小物入れが置かれた台。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

小物入れには、爪切り、ホッチキス、バンドエイドが入っていた。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

入り口側に小部屋があり、クロゼットと浴衣等が置かれた物入れがあった。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

洗面所

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

大浴場に行くので、あまり使うことは無いと思うが、お風呂もある。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

家内と、とりあえずラウンジに行った。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

大きな窓から日本庭園が見える。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

ケーキや、旅館オリジナルの温泉饅頭がラウンジに置かれており、全て無料だ。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

ソフトドリンクやコーヒーのコーナー。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

ワイン、日本酒、ビールのコーナー。もちろん無料だ。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

日本庭園を見渡せる。
ビールを飲んでから大浴場に行った。
露天風呂がいくつもあり、大きな浴場だった。卵のような臭いがする硫黄温泉だった。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

10名ほどのグループで、宴会場が並ぶ１階の個室で夕食。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

書ききれないほどのご馳走
お刺身、すき焼き鍋、煮物、焼き物等

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

各自に鮑のお刺身がつく。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

煮物

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

デザート。
5～6人でラウンジに行き、ビールやワインで1時間程度談笑して部屋に戻った。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

朝起きて大浴場に行く。
男女入れ換えは無い。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

お風呂後は庭を見て寛ぐ。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

庭に出てみた。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

池の奥に赤い橋と滝が見える。立派な庭園。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

庭に臨む離れの建物。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

風呂上がりラウンジ前にも美術品が並ぶ。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

エレベーターホールから見た月岡温泉。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

7時半頃、朝食会場に行く。
朝食はバイキングだ。
和食コーナー、洋食コーナー、デザートコーナーがある。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

主に和食コーナーから、焼き鮭、焼き鯖、厚焼き卵、天ぷら、煮物、明太子等を持って来た。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

海鮮丼コーナーがあって、いくら、イカ刺し、サーモンをご飯に載せて来た。やはりこの食事ならビールだろうと、ビールを頼み家内と乾杯。
朝から風呂上がりのビールは最高。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

晴れて来た。部屋に戻り越後の田んぼを眺めて寛ぐ。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

バスが迎えに来た。
年配の女将がにこやかに見送ってくれる。

白玉の湯 華鳳 宿・ホテル

ヤスダヨーグルトに寄って工場見学。

飲むヨーグルトの製造を見学。
帰りに1本もらったが、飲みやすく美味しかった。

新潟駅にバスで行き、魚沼釜蔵という店で昼食。

帰りもグランクラス。12号車は一番先頭。

グランクラスの扉。

2列と1列のゆったりした座席。

グランクラス車内

早速スリッパに履き替えて寛ぐ。

2時間で東京に到着。
グランクラスの乗り心地は楽で快適。
上越新幹線は食事のサービスはないが、金額によっては今後検討しても良いと思った。