パリ美術館とナポリ遺跡そしてバスク地方グルメ旅2025 part6 サンセバスティアン

2025/09/13 - 2025/09/24

旅程

9/13(土) 10:20発 東京HND <JL045便> 17:55着 フランスCDG
　　　　　=パリ 5泊=
★9/18(木)
12:11発 Gare Montparnasse <TGV INOUI 8541> 16:47着 Hendaye
　　　　Hendaye～Amara DonostiaはEUSKOTREN
　　　　=San Sebastian 2泊=
9/20(土)
7:12発 Hendaye <TGV INOUI 8530> 11:49着 Gare Montparnasse
Gare Montparnasse <TAXI> CDG T2F
16:00発 CDG <AF1378便> 18:15着 ナポリNAP
　　　　=ナポリ 3泊=
9/23(火)
20:25発 CDG <JL046便> 17:20(+1d)着 HND
以上、10泊11日の旅程

エリア サンセバスチャン(スペイン)

時差ぼけの影響なのか朝3時に目が覚めたのでストライキの情報を血眼になって検索してみる。
しかし余り情報は無さそう。悪あがきはよそう、なる様にしかならない。
気を取り直して朝食を仕込みにホテル近くにある7時開店のブーランジェリーBagguetへ。

ホテルから徒歩6分くらい。
この店はメゾンカイザーの系列店ぽい。

ネット情報によると総菜パンやバゲットサンドなどもある様だがこの日はストの影響でシェフが来られないので調理が必要な商品は出来ないとこのと。ここにストの影響が・・・
とは言え、クロワッサンやハード系のパンが結構の種類あったので買い込む。

妻が店主と思わしき女性店員に店内の撮影許可を請うとあれも撮れ、これも撮れと。
そしてその店員は「焼きたてのバゲットは美しい・・・」とつぶやいてた。
バゲットにそそぐ情熱は日本の職人(例えば寿司職人)に通ずるものを感じた次第。

パッサージュは行かなかったな～

ホテルに戻って朝食。
クロワッサン美味しい、バゲット美味しい。バゲット3本くらい日本に持って帰りたいな～

さてサンセバスチャンへはGare Montparnasse12:11発のTGV INOUI 8541で移動する。
スペイン国境のHendayeに16:47着予定。
ストライキの混乱を予想し10時ちょっと前にcheckoutしTAXIを待つ。
20年前にパリに滞在した際にホテル経由でTAXIを予約したら30分経っても来なかった記憶がフラッシュバックし構えていた。
しかし驚くことに予約時間の5分前に来た。
フランスも変わったな～、オリンピックのおかげ？
Montparnasse駅へは目立った渋滞もなく15分で到着。
38ユーロなり。

今回の旅は1週間用の大きなスーツケースと機内にも持ち込める3泊用のスーツケースなので3泊用のスーツケースに必要なものを入れ替えて大きなスーツケースは駅のロッカーに預けた。
場所は駅2階Hall1,2と呼ばれているコンコースの右翼の奥、マクドナルド横の通路を行ったところにロッカーがある。

まずは入り口でスーツケースのX線検査を通し人間もセキュリティゲートを通る必要がある。
ここをパスしたら空いているロッカーにスーツケースを入れて備え付けの端末にてデポジット9.5ユーロを支払うとQRコードがプリントされた引換券が出てきてドアがロックされる仕組み。
簡単だった。
これで身軽になった。
画像は実際に利用したLサイズのロッカー。

この時点で10:30。電車は12:11。電光掲示板ではまだプラットフォームは決まっていない様子。
しばし待合所とカフェで時間をつぶす。
機関銃を持った兵士が5名列をなしてパトロール。2名は小柄な女性。
トイレは有料でロッカーの方にあるので試してみる。
入り口に機械があるのでVISAタッチで「ピッ」とやって1ユーロ課金される仕組み。
トイレに180円ですか。。。大して綺麗じゃないのに。
日本ってサービスを含めタダなものが多いのを実感。
フランス同様に色々なサービスに課金すればGDPを相当押し上げるんだろうな。
レストランの水もフランスは有料だからね。

暫く電光掲示板の見えるcafeに陣取っていると我々の列車はプラットフォーム7と表示された。
手前が1号車で我々の車両は13号車なのでだいぶ先の方。わらわらと乗り込む。

2階1er Classの向かい合わせの席121,122。USB、電源完備。
時間通りに構内放送なくぬるーっと動き出す。
ということでストライキによる駅の混乱もなく無事出発して安堵した次第。
こっから4.5時間の列車旅。TGVは新幹線より速いそうなので楽しみ。

早速、お腹すいたので持参したバゲットをたべる。
その前に食堂車両でサラダとカフェオレ、チップスを買い込む9.5ユーロ。

牧歌的な車窓を観ながらのランチは格別。
頭の中では例の曲が反芻される。

折しも社内の掲示板には現在の速度317km/hが表示されていた。
自分が把握した限りではこの317km/hが最高速だった。
それもパリ～ボルドー間でそれ以外の区間は200km/h以下での走行だった。
パリ～アンダイエ間は800kmで4.5hかかるということは途中駅に停まることを無視しても平均時速178km/hとなりそんなに高速移動という感じはしませんな。違う路線はもっと速いのかしらんという興味がわく。
一方で新幹線のぞみで東京～新大阪で500kmを2.5hなので200km/hとなり新幹線に軍配。

Bordeaux Saint-Jean駅で5分ほど停車。
おそらくここで連結を解除して別目的地の列車と分離したかと。

この駅以降の車窓にはブドウ畑が広がっていた。
川を見るたびにジロンド川か？と思った次第。
あとで調べたらジロンド川はガロンヌ川とドルトーニュ川を支流とした下流(河口)のことを指すことが判明。
なので車窓から見えた川はガロンヌ川ということらしい。
ワイン好きの御仁はお分かりかと思うが私は右岸が好き?

その後、DAX、Biarritz、St Jean de Luz Ciboureに停車しHendayaには定刻に到着。
St Jean de Luz Ciboureは世界遺産の教会があることを後で知る。

さて、HendayeからはEUSKOTRENという電車でサンセバスティアンまで移動。
自販機にトライしたが意味わからないので窓口に移動。

窓口で切符2.9ユーロ×2枚を購入するが現金のみだと。
50ユーロ札出したら不満げにため息。こればっかりは仕方ない。

気を取り直して羽田モノレールサイズのコンパクトな車両に乗り込む。
観光客と地元客で混みあう。
37分後にDonostia AMARA(San Sebastian)で下車。

で、徒歩で9分のホテルZenit Convento San Martinに到着。
Conventoということで昔は修道院だったのかしらん。

ロビーの感じでもその様子が伺えます。
折しも明日からサンセバスティアン国際映画祭が開催されるそうでアンジェリーナジョリーが滞在中とかチェックイン時にスタッフが教えてくれた。スペイン人俳優知っているか？と聞かれたのでアントニオ・バンデラスの話をしたら喜んでいた。

部屋は509号室。
モダンな明るい部屋。

多機能トイレはありません。

広いテラスがついていた。
ところでサンセバスティアンを訪れた目的はバル巡り。
以前、TVで石原さとみが訪れていたり、頂グルメという番組で取り上げられたりして来たくなった次第。世界的にはそこそこ有名だが日本ではまだマイナーかな。
ただ日本人に馴染みのあるバスクチーズケーキはここに発祥の店(バル)があるとか。
で、早速バルの集まる旧市街に繰り出す。

ビーチ沿いを歩いていくと思った以上に常夏で我々の服装が場違いな感じは否めない。

10分ほどで旧市街に到着。
まずはSIRIMIRIとうバルに突撃。
屋外のテーブルは活気にあふれている。
よくシステムが分からすに席が空いていたので着席。

ところが着席テーブルとバルのメニューは違っていて目的のピンチョスは着席テーブルでは注文できないとのことで立ち用テーブルに移動。

立ち用テーブルには予約の札が置いてあって□〇ツアー、○○時△名みたいなことが記入されていた。
そういえば色々情報収集しているときに「日本人ガイドバル巡りピンチョス6品ドリンク3杯付き」みたいなツアーがあったな。これか～。
で、名物チャコリという微発砲白ワインとピンチョスを数種類食らう。
チャコリ、美味い(煉獄風)
ピンチョス、美味い(煉獄風)
カニのマヨネーズ和え美味かったなー
生ハムもさすが本場だけあって美味かったなー
こういう所は長居無用なのでワイン飲みほして次のバルに移動する。

途中、美しい教会があった。

次はCASA ALCALDEに。
店内に生ハムの枝がぶら下がっている。
ここも活気がある。
ここでもチャコリを飲む。

あれこれ目移りして全て食べたくなる。

妻のセレクトでコロッケやらホタテやら串焼きを食らう。
みんな美味い。
チャコリはSIRIMIRIの方が好み。
いや～楽しい。
揚げ餃子風のピンチョスがあったがこれは予約客用だそう。
大陸からの団体向けかな？

そんでバスクチーズケーキ発祥の店La Vinaへ。
外からは分からないが中はえらく混んでいて、えらいこっちゃ。

ここはケーキ屋か？というくらいに
バスクチーズケーキがスタンバっていた。

店内の奥に進むのもままならないのでバスクチーズケーキの持ち帰り用の行列に並んで購入しホテルに戻る。
3店で合計33ユーロ(6,000円)くらいだった。
この後に異変が。
妻がお腹を壊したそうな。持参したビオフェルミン飲んで様子を見る。
そんなんでチーズケーキはお預け＆6日目終了。