2025/10/03 - 2025/10/04
419位(同エリア508件中)
那壬丙さん
鳴子に来たら絶対行ってみたいと思っていた宿
その思いを長らく心の中で温めすぎてしまいました
久々にネット上で見たその宿は老朽化が更に進み、以前はあったWEBサイトはアクセスできなくなっており、今年の前半ごろに取り扱われたと思われる記事でも「電話してもつながらないかも」なんて書かれていた…
この状態だと来年はどうなるかわからないかも、いや、今現在すらも…
そんな焦りが生じて慌てて今回の東北旅を決めた
宿に電話したら幸いつながって予約できた
そしてついに訪れる事が叶いました!
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鳴子温泉駅に到着
鳴子温泉駅は到着すると温泉の硫黄のような香りが漂ってくる
いいねぇ。この匂い
温泉にキターーーって感じする
鳴子温泉というとなぜか一番に思い出してしまうのは子供の頃に遊んだゲームの桃太郎電鉄
貧乏神に憑りつかれて借金を抱え込み、悲哀に満ちたBGMと共に鳴子温泉の物件を泣く泣く売り払ったという記憶が蘇る
その頃は鳴子温泉がどんな温泉なのかも知らなくて、ただただゲームに登場するくらい有名で大きな温泉街なんだろうなぁと思っていた -
駅前にも足湯が2つある
電車やバスの本数が多くはないので待ち時間が長い時にこの足湯はありがたい -
お土産や食べ物のお店がいくつか並ぶ通り
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湯巡り回廊「手湯」
中はどんな風になっているのかと入ってみた -
足湯ならぬ珍しい手湯があったけれど、これが一つあるくらいで他に温泉がある訳ではなかった
湯巡り回廊というくらいだから色んな泉質の湯があるのかとばかり思ってましたw -
鳴子温泉 共同浴場「滝の湯」
300円で鳴子の良質なお湯に浸かれます -
共同浴場の裏には源泉から引いてきた湯が貯めてある
こういうのって雨が降ったらどうするんだろう -
共同浴場隣には温泉神社
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滝の湯前のベンチに親子猫さんが座ってた
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鳴子はこけしの産地
色んな所で見かけるよ -
鳴子名物の栗団子を買いに和菓子のお店「深瀬」へ
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鳴子名物 栗団子
栗の入った団子にみたらし団子のようなドロリとした醤油のタレがかかってる
みたらし団子と比べるとちょっと醤油が薄味かな? -
同じお店で売られていたこのケーキに目を奪われてつい買ってしまった
食べてみるとベリーの甘酸っぱさがたまらない美味なケーキで思わず追加購入してしまったw -
鳴子温泉からJRで一駅行った鳴子御殿湯駅の駅舎にはこんな張り紙が
駅舎に鳥や蛇も入ってくるんだw
そりゃー周辺に熊だって出たりしますわな -
駅舎の中は天井が高くていい感じ
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切符の販売機もなく、切符を売ってくれる駅員も帰りの時にはいなかった半無人駅みたいな感じの小さな駅です
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駅から少し歩いてついに憧れの宿に到着!
東鳴子温泉 高友旅館 -
旅館正面
ついに来たァァァーーー -
ロビーに入ってフロントでチェックイン
本日の宿泊客は私一人なので立ち寄り湯のお客が来る時間帯が過ぎたら混浴風呂も男湯も女湯も全て独り占めの入り放題との事!
うぉぉぉ~♪嬉しい♪
(≧▽≦) -
宿のおじさんが客室まで案内してくれた
本日は食事なしアメニティーなしの素泊まり湯治部屋宿泊です -
ウキウキしながら部屋に入った途端に私のテンションは一気にだだ下がりした
宿がかなり老朽化しているのは承知の上だしボロい事は私はあまり気にならない
畳が波打ってるのだって気にしない
でも不潔とか寝具が湿気ってたり臭いとか痒いとかはダメである
あと虫がわらわら発生してるとかも厳しい
とりあえず虫は発生していないし、寝具もまあ湿気ってたりはしなそうだ
でも部屋に入った途端にきついカビの匂いが漂いまくってるのだ… -
部屋に冷蔵庫もあると聞いて喜んでたけど冷蔵庫はほとんど冷気もなく内部も結構な状態になってたので使う事はなさそうだ
電気代がもったいないからいっそ電源を入れておかない方が良いのではないかと思った
掃き出し窓の外は鬱蒼と茂る雑草と木々
網戸がないので換気に窓を開けようものならそれこそ色んな生き物が入ってきそうだ -
部屋にはキッチンもついているけどあちこち蜘蛛の巣が張ってる
最後に使用されたのはいつなんだろう(;^ω^) -
食器棚に食器も完備されてるんだけどね~
お釜まであるのはすごいと思った -
部屋中のきついカビ臭の原因はたぶん壁のコレ…
これじゃあ温泉で体に良い効果があると同時に部屋の空気中に飛び散った黒カビの胞子を吸い込んで病気になってしまいそう… -
せっかく鳴子の和菓子屋で追加購入してきたケーキもカビの匂いに包まれながら食すのではイマイチ楽しめない…
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部屋のカビ臭に耐えかねて一旦外に出た
外の空気ってこんなにおいしかったんだ!と深呼吸したくなるw
宿を予約する時、夕食はこの焼き肉屋さんで食べようと思っていた
なかなか評判の良いお店らしい
でも近くで熊が出たというニュースもあり、日が暮れてから近くでも一人で外出するのはやめておくようにと北海道民に本気で止められたので鳴子で夕食用のお弁当を購入して焼肉屋さんは断念した
でもあの部屋での食事は…つらいよ~… -
宿の周辺には焼き肉屋とこの薬局兼スーパーがあるくらい
さあ、日が暮れる前に意を決して宿へ戻ろう… -
宿は4種類の泉質の湯が楽しめるはずだったけれどその内の一つの内風呂は故障中で使用禁止になってる
なので今現在は実質3種の泉質の湯が楽しめる宿である -
大浴場の手前の湯上がりロビー
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10円玉2枚投入すると電動で動いていたであろうレトロなお子様用乗り物
今はお子様が乗る事もなくここで置物と化している -
ロープが張られて侵入禁止になっている通路
虎の剥製(?)のような物が見える
窓枠がレトロでいい雰囲気 -
宿の中は老朽化のせいなのか通れなくなっている通路が4か所くらいあった
それらの通路がちゃんと機能していた頃のこの宿は今以上に迷宮みたいだったんだろうなぁ -
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女湯のラムネ風呂入口
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脱衣場
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ラムネ風呂
この旅館の湯はどれも黒っぽい湯の色で石油のような油臭がする
そして黒くて大きな湯の華が浮遊している
ラムネ風呂の湯は少しツルっとする感じがあって、名称の通り炭酸が含まれているのか気泡が浮いてくる -
男湯のひょうたん風呂へ
夜間消灯後はほとんどの通路が薄暗い緑色の非常灯の明かりしかなく、ちょっぴりホラーなムードになるが、ここの通路は薄暗いんじゃなく真っ暗闇になっていた
暗闇で電気のスイッチを探すのも厳しく夜間の入浴を断念した -
ひょうたん風呂
ここの湯は他より少しぬるめで長時間入りやすかった
ここも黒い油臭のする湯でツルっとする感じがある -
この宿はすごい迷路旅館
階段を登ったり下ったり入り組んだ作り
部屋数も結構あるようなのに宿泊客が自分一人という贅沢 -
入り組んだ通路の先にある家族風呂入口
日中でも階段はこの暗さ -
入りやすいぬるめの湯でした
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部屋に戻ってから食事前にカビの臭いをなんとかしたいと考えてピコーン!と思いついた
部屋のドアを廊下側へ開け放ち扇風機で部屋の空気を外へ向けて最強の風量で送り出してみよう!
しばらくそうしていたら部屋の臭いが半減して少し過ごしやすくなった!
寝る時の布団は出入口近くに敷く&起きている間は部屋のドアは開けっ放し&扇風機フル稼働&換気の効く出入口周辺に居座る
以上の事で部屋に居る事が耐えられるようになった!
☆私の回避スキルが1アップした!☆
夕食は鳴子のお弁当屋さん「おばちゃんキッチン工房」で買ったトンカツ弁当
安くておいしかった♪ -
日帰り入浴者も来なくなった夜間
いよいよこの宿イチバンの混浴湯「黒湯」へ!
この通路も消灯後は真っ暗闇で初めてスマホの懐中電灯の機能を使って電灯のスイッチを探した
天井が剥がれかかっていて、ここも老朽化が激しそうです -
黒湯入り口前
なんともレトロで懐かしい雰囲気
小さな子供の頃、いつかどこかでこんな所を目にした事があるような気がする -
黒湯は宿の名物温泉
すごく温まるらしい -
憧れの黒湯♪
黒湯の湯は宿の他の湯とは違って油臭に加えて硫黄臭もする
湯の色も黒に少し濁った緑がかった色が混ざっている
少し時間を置いて入るとまた色が少し変わっていたりもする
色の変化に気付けるのは宿泊するからこそですな♪ -
黒湯の隣にはプール風呂
少し前はプール風呂が使えなくなっているという話も耳にしたけど使えるようになったんだろうか
ただ、入っているのは温泉でなく冷たい水みたいだ
冷たすぎて入れなかったー -
黒湯の木の壁がここ数年様子を見なかった間にバキバキに割れていた
これを見て「早く訪れなきゃ!」という危機感を持った
いろんな所が修理待ったなしで大丈夫だろうか
閉業なんて事にならぬよう、これからも是非がんばって頂きたい
湯は本当によく温まったし気持ちよかった
暑くなって湯を出ては名残惜しくなり何度も入りなおした
名物温泉なだけあってとても良い湯でした -
この宿をネット検索しようとすると候補に「高友旅館 怖い」とか「高友旅館 汚い」という言葉だけが上がってきた
(;'∀')
ホテル予約サイトで以前予約を取り扱っていた頃の客の評価はほぼ星1~2つで「二度と行きません」など散々なものだった
それでも宿の人の対応は決して悪くはなかったし、何と言ってもこの温泉のお湯はとっても良かった! -
黒や白のこんな湯の華がお湯の中を浮遊してます
誰かが「湯の中にゴミが浮いていたり大きな足の皮が浮いてて汚い」的な事を書いていたけど、それはもしかしたら湯の華の事じゃないのかなぁ
湯は24時間かけ流しで特別汚いようには思わなかったです -
湯の表面には油膜のようなものが張っていたりするけどこれも温泉成分だと思う
ある意味とても濃厚な湯なのではないかと思うのでした -
最初、宿の部屋に入った時は「これから一晩この部屋でどうやって過ごそう?」って少々絶望的な気分になったけれど問題が少し解決されてイイ湯に浸かったら翌朝には宿を発つのに少し後ろ髪引かれる気分に変わってましたw
カビ臭い部屋は次も泊まりたくないけど他の部屋だったらまた泊まってみたいかも?なんて思ってしまう自分がいたw
宿をチェックアウトして緑の景色を眺めつつ駅へ向かいます -
道で見かけた花
葉や茎らしき物がほとんどなく大きなピンクの花だけがいきなり地面から生えてるみたいで綺麗で面白い花ですね~何ていう花なんだろう -
JR鳴子御殿湯駅前で栗団子を製造・販売している「なるまん」さん
栗団子やお饅頭が売られていたのでお土産に購入
栗の入ったお饅頭がめっちゃ美味で持って帰ったら家族に大好評でした♪
ここから仙台駅へ向かいます
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2025/10/11 07:35:28
- 高友館
- 那壬丙さん 初めまして
鳴子温泉に行かれたのですね。
驚愕の旅館、高友館の現在の様子をリポートくださりありがとうございます。
事実は小説より奇なり、といいますが、なんと私が高校一年生の時、友と二人で泊まった旅館だったのです。70年近く昔のことです。
どのような建物だったか記憶にありませんが、畑の見える二階の部屋に泊まったのは覚えています。お酒を飲もうという友に反対して、サイダーか何かで我慢したのはなぜか覚えております。
「なぜ東鳴子温泉なんかを選んだのですか?もっと賑やかな鳴子温泉がありますよ。」などと女中さんに言われました。
「なぜ?」などと言われても、16歳の少年が関東地方からみちのくの果てに出かけるのは冒険と言う以外にありません。当時通信手段といえば、パソコンもスマホもない時代、飛脚だけが頼りの時代、交通手段も陸蒸気だけでした。こんな中で、蝦夷原住民の襲撃に怯えながら鳴子温泉にたどり着いただけで偉業です。東だ西だと選択の余地などなかったのです。
おかげで青春時代が蘇りました。ありがとうございました。
pedaru
- 那壬丙さん からの返信 2025/10/11 18:48:54
- Re: 高友館
- pedaruさん、はじめまして w
なんと!70年前の高友旅館をお知りの方が現れるとは!
その頃の旅館はきっともっときれいで宿は宿泊客で賑わっていたんでしょうね~
pedaruさんの話で女中さんもいたそうなので当時は宿のスタッフも何人もいたんでしょうね~
その当時の宿を見てみたかったですよ!(≧▽≦)
pedaruさんが泊まったのは2階の部屋でしたか~
あの宿は何か所も階段があって棟が分かれているのでどこの2階かわかりませんが、私が宿泊したキッチンが付いた湯治部屋の棟は2階建てで「52年館」と書かれていたので1952年にできた棟なのかも?と思いました(昭和52年の可能性もありますが)
その推測が正しければ
2025-1952=73
…で、なんと73年前という事になりますねぇ
もしかしたら当時pedaruさんが宿泊していた可能性もありそうです
高校一年生で友達と温泉旅行とはやりますね☆
そして旅行の解放感でお酒を飲もうと言う友人の誘惑に負けずサイダーで我慢するpedaruさんの真面目さが伺い知れます
(*´艸`*)ウフフ
高友旅館のあの状態を見るといつまで営業していられるかな?と感じてしまうので営業している内に是非pedaruさんも一度訪れて青春時代に思いをはせてみて下さい♪
磯野 那壬丙
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